JP2562646Y2 - 引出しのストッパー装置 - Google Patents
引出しのストッパー装置Info
- Publication number
- JP2562646Y2 JP2562646Y2 JP1992065038U JP6503892U JP2562646Y2 JP 2562646 Y2 JP2562646 Y2 JP 2562646Y2 JP 1992065038 U JP1992065038 U JP 1992065038U JP 6503892 U JP6503892 U JP 6503892U JP 2562646 Y2 JP2562646 Y2 JP 2562646Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drawer
- plate
- rail member
- side plate
- slider
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、引出しのストッパー装
置に係わり、更に詳しくは引出しを押し込み格納した際
にその後端を当止するストッパー装置に関する。
置に係わり、更に詳しくは引出しを押し込み格納した際
にその後端を当止するストッパー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木製の机又はキャビネット等にお
いては、引出しは、両側板、後板及び底板からなる胴
部、特に両側板の前端面に突設したダボを、前板に形成
した止穴に嵌入するとともに、接着剤にて固着して製造
している。そして、机又はキャビネット等の本体側板に
取付けたレール部材を引出し側板の案内溝にスライド可
能に挿入してなる構造等の案内手段にて前後引き出し可
能に支持し、押し込み格納する際に、胴部より寸法を大
きく設定した前板の該胴部から側方に突出した部分を本
体側板の前端面に当止していた。ここで、前板の寸法を
胴部より大きくすることは、デザイン上において本体側
板の前端面を隠す意味で重要であり、常套手段として採
用されている。
いては、引出しは、両側板、後板及び底板からなる胴
部、特に両側板の前端面に突設したダボを、前板に形成
した止穴に嵌入するとともに、接着剤にて固着して製造
している。そして、机又はキャビネット等の本体側板に
取付けたレール部材を引出し側板の案内溝にスライド可
能に挿入してなる構造等の案内手段にて前後引き出し可
能に支持し、押し込み格納する際に、胴部より寸法を大
きく設定した前板の該胴部から側方に突出した部分を本
体側板の前端面に当止していた。ここで、前板の寸法を
胴部より大きくすることは、デザイン上において本体側
板の前端面を隠す意味で重要であり、常套手段として採
用されている。
【0003】しかし、引出しを勢いよく強く押し込む
と、前板の突出部分が本体側板の前端面に激しく衝突
し、胴部と前板との接合が外れるといった問題を有して
いた。また、引出しを勢いよく押し込まなくても、度重
なる引出し前板と本体側板の前端面との繰り返し衝突に
よって同様に前板が外れる恐れがある。
と、前板の突出部分が本体側板の前端面に激しく衝突
し、胴部と前板との接合が外れるといった問題を有して
いた。また、引出しを勢いよく押し込まなくても、度重
なる引出し前板と本体側板の前端面との繰り返し衝突に
よって同様に前板が外れる恐れがある。
【0004】尚、引出し前板と本体側板の前端面との衝
突による衝撃を和らげるために、従来は前板の突出部背
面に緩衝部材を取付けて、一応の対策を講じていたが、
完全ではなかった。
突による衝撃を和らげるために、従来は前板の突出部背
面に緩衝部材を取付けて、一応の対策を講じていたが、
完全ではなかった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、前板の寸法を胴部よ
り大きく設定しても、引出しを押し込み格納する際に、
前板が机又はキャビネット等の本体側板の前端面や他の
いかなる本体部位にも当接しないようにして、即ち前板
に押し込み格納時の衝撃が作用しないようにして、前板
と胴部との接合が外れないようになした引出しのストッ
パー装置を提供する点にある。
鑑み、解決しようとするところは、前板の寸法を胴部よ
り大きく設定しても、引出しを押し込み格納する際に、
前板が机又はキャビネット等の本体側板の前端面や他の
いかなる本体部位にも当接しないようにして、即ち前板
に押し込み格納時の衝撃が作用しないようにして、前板
と胴部との接合が外れないようになした引出しのストッ
パー装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の課題解
決のために、両側板の前端にダボを介して前板を固定し
且つ両側板の外側面の全長に案内溝を形成した引出し
を、机又はキャビネット等の本体側板に奥行方向に固定
したレール部材に前記案内溝を遊挿して支持し、前記本
体側板の少なくとも一方であって、引出し前板が本体側
板等のいかなる部位にも当接することなく押し込み格納
した際の引出しの後端を当止する位置にストッパーピン
を突設するとともに、前記レール部材の前部に引き出し
た際の引出しの側板後部に取付けたスライダーを当止す
る段部を形成してなる引出しのストッパー装置を構成し
た。
決のために、両側板の前端にダボを介して前板を固定し
且つ両側板の外側面の全長に案内溝を形成した引出し
を、机又はキャビネット等の本体側板に奥行方向に固定
したレール部材に前記案内溝を遊挿して支持し、前記本
体側板の少なくとも一方であって、引出し前板が本体側
板等のいかなる部位にも当接することなく押し込み格納
した際の引出しの後端を当止する位置にストッパーピン
を突設するとともに、前記レール部材の前部に引き出し
た際の引出しの側板後部に取付けたスライダーを当止す
る段部を形成してなる引出しのストッパー装置を構成し
た。
【0007】また、本考案の引出しのストッパー装置
は、前記レール部材の前部上面に上方へ突出した摺動部
を形成するとともに、該摺動部の後端には段部を形成
し、前記引出し側板の案内溝内の後部上側にレール部材
上を摺動するスライダーを取付け、引出しを引き出した
際に前記スライダーをレール部材の段部に当止して鋼製
した。
は、前記レール部材の前部上面に上方へ突出した摺動部
を形成するとともに、該摺動部の後端には段部を形成
し、前記引出し側板の案内溝内の後部上側にレール部材
上を摺動するスライダーを取付け、引出しを引き出した
際に前記スライダーをレール部材の段部に当止して鋼製
した。
【0008】
【作用】以上の如き内容からなる本考案の引出しのスト
ッパー装置は、机又はキャビネット等の本体側板の奥行
方向に固定したレール部材に、引出しの側板全長に形成
した案内溝を遊嵌して該引出しを押し込み格納及び引き
出し可能に支持し、そして引出しを机又はキャビネット
等の本体内に押し込み格納した際に、引出し前板が本体
側板の前端面等に当接する前に、引出し後端を本体側板
に突設したストッパーピンに当止することにより、両側
板の前端にダボを介して固定した前板に押し込み格納時
の衝撃が作用しないようになし、また引き出した際に引
出しの側板後部に取付けたスライダーがレール部材の前
部に形成した段部に当止するようになしたものである。
ッパー装置は、机又はキャビネット等の本体側板の奥行
方向に固定したレール部材に、引出しの側板全長に形成
した案内溝を遊嵌して該引出しを押し込み格納及び引き
出し可能に支持し、そして引出しを机又はキャビネット
等の本体内に押し込み格納した際に、引出し前板が本体
側板の前端面等に当接する前に、引出し後端を本体側板
に突設したストッパーピンに当止することにより、両側
板の前端にダボを介して固定した前板に押し込み格納時
の衝撃が作用しないようになし、また引き出した際に引
出しの側板後部に取付けたスライダーがレール部材の前
部に形成した段部に当止するようになしたものである。
【0009】また、前記レール部材の前部上面に上方へ
突出した摺動部を形成するとともに、該摺動部の後端に
は段部を形成し、前記引出し側板の案内溝内の後部上側
にレール部材上を摺動するスライダーを取付けた場合、
前記摺動部が案内溝の上縁を摺動保持し、スライダーが
レール部材の上面に摺動載置されて、引出しの前後移動
をスムーズに支持するとともに、引き出した際にスライ
ダーが摺動部の後端に形成された段部で確実に当止され
るのである。
突出した摺動部を形成するとともに、該摺動部の後端に
は段部を形成し、前記引出し側板の案内溝内の後部上側
にレール部材上を摺動するスライダーを取付けた場合、
前記摺動部が案内溝の上縁を摺動保持し、スライダーが
レール部材の上面に摺動載置されて、引出しの前後移動
をスムーズに支持するとともに、引き出した際にスライ
ダーが摺動部の後端に形成された段部で確実に当止され
るのである。
【0010】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
考案の詳細を説明する。図1及び図2は本考案の代表的
実施例の要部を示し、図中1は木製の引出し、2は机又
はキャビネット等の本体側板、3はストッパーピンをそ
れぞれ示している。
考案の詳細を説明する。図1及び図2は本考案の代表的
実施例の要部を示し、図中1は木製の引出し、2は机又
はキャビネット等の本体側板、3はストッパーピンをそ
れぞれ示している。
【0011】引出し1は、両側板4,4の後端間に後板
5を固定するとともに、両側板4,4と後板5の下部間
に底板6を取付けて、胴部7を形成し、該胴部7の前端
にそれよりも寸法を大きく設定した前板8を固定して構
成したものである。胴部7と前板8との固定は、両側板
4,4の前端にダボ9,9を突設し、該ダボ9,9を前
板8の背面に形成した止穴10,10に嵌入するととも
に、接着剤にて固着している。また、両側板4,4の外
側面の上下中間部であって全長にわたって案内溝11を
形成するとともに、該案内溝11内の後部上側にスライ
ダー12を取付けている。
5を固定するとともに、両側板4,4と後板5の下部間
に底板6を取付けて、胴部7を形成し、該胴部7の前端
にそれよりも寸法を大きく設定した前板8を固定して構
成したものである。胴部7と前板8との固定は、両側板
4,4の前端にダボ9,9を突設し、該ダボ9,9を前
板8の背面に形成した止穴10,10に嵌入するととも
に、接着剤にて固着している。また、両側板4,4の外
側面の上下中間部であって全長にわたって案内溝11を
形成するとともに、該案内溝11内の後部上側にスライ
ダー12を取付けている。
【0012】本体側板2は、左右に一対配して引出し1
を収容する空間を形成し、該空間に面する側面にレール
部材13を奥行方向に固定している。このレール部材1
3は、前記案内溝11に遊挿し得る上下幅を有する長尺
部材であり、前部上面に上方へ突出した摺動部14を形
成するとともに、該摺動部14の後端には段部15を形
成し、前記スライダー12を当止できるようにしてい
る。即ち、前記レール部材13,13に、引出し1の案
内溝11,11をスライド可能に挿入し、摺動部14で
案内溝11の上縁を載支するとともに、スライダー12
がレール部材13の上面に載置して本体側板2に引出し
1を支持している。そして、引出し1を引き出した際
に、スライダー12が前方に移動して前記段部15に当
止することで、前方へのストッパーとなしている。この
際、引出し1の重心が摺動部14より前方に位置した際
には、引出し1の後部が持ち上がるが、レール部材13
の下面に案内溝11の下縁が摺接するので、引出し1は
略水平状態を維持される。
を収容する空間を形成し、該空間に面する側面にレール
部材13を奥行方向に固定している。このレール部材1
3は、前記案内溝11に遊挿し得る上下幅を有する長尺
部材であり、前部上面に上方へ突出した摺動部14を形
成するとともに、該摺動部14の後端には段部15を形
成し、前記スライダー12を当止できるようにしてい
る。即ち、前記レール部材13,13に、引出し1の案
内溝11,11をスライド可能に挿入し、摺動部14で
案内溝11の上縁を載支するとともに、スライダー12
がレール部材13の上面に載置して本体側板2に引出し
1を支持している。そして、引出し1を引き出した際
に、スライダー12が前方に移動して前記段部15に当
止することで、前方へのストッパーとなしている。この
際、引出し1の重心が摺動部14より前方に位置した際
には、引出し1の後部が持ち上がるが、レール部材13
の下面に案内溝11の下縁が摺接するので、引出し1は
略水平状態を維持される。
【0013】そして、図1に示すように、引出し1を押
し込み格納した際に、引出し1の前板8の胴部7より側
方へ突出した部分が本体側板2の前端面16に当接しな
い状態で、引出し1の後端17が本体側板2に突設した
ストッパーピン3に当止するように設定している。実際
には、引出し1の前板8背面と本体側板2の前端面16
との間隙は1mm程度に設定している。このストッパー
ピン3の位置は、引出し1の後端17の下部に対応する
ように設定し、引出し1の後部がその重量よって下方に
若干変位しても確実に当止するようにしている。尚、前
記ストッパーピン3は、引出し1の両側に位置する本体
側板2,2の少なくとも一方に突設すれば足りる。
し込み格納した際に、引出し1の前板8の胴部7より側
方へ突出した部分が本体側板2の前端面16に当接しな
い状態で、引出し1の後端17が本体側板2に突設した
ストッパーピン3に当止するように設定している。実際
には、引出し1の前板8背面と本体側板2の前端面16
との間隙は1mm程度に設定している。このストッパー
ピン3の位置は、引出し1の後端17の下部に対応する
ように設定し、引出し1の後部がその重量よって下方に
若干変位しても確実に当止するようにしている。尚、前
記ストッパーピン3は、引出し1の両側に位置する本体
側板2,2の少なくとも一方に突設すれば足りる。
【0014】更に具体的な実施例を図3〜図7に基づい
て説明する。本実施例では、木製の机、特に学習机Aに
本考案を適用したものを示している。ここで、学習机A
は、天板18の両側に脚板19,19を立設するととも
に、両脚板19,19間に中仕切板20を立設し、正面
視において右側の脚板19と中仕切板20との間を袖引
出しの収容空間となし、左側の脚板19と中仕切板20
との間を足入れ空間となしている。ここで、前記ストッ
パーピン3を突設する前述の本体側板2は、中仕切板2
0に対応するが、両脚板19,19を本体側板2として
もよいことは勿論である。
て説明する。本実施例では、木製の机、特に学習机Aに
本考案を適用したものを示している。ここで、学習机A
は、天板18の両側に脚板19,19を立設するととも
に、両脚板19,19間に中仕切板20を立設し、正面
視において右側の脚板19と中仕切板20との間を袖引
出しの収容空間となし、左側の脚板19と中仕切板20
との間を足入れ空間となしている。ここで、前記ストッ
パーピン3を突設する前述の本体側板2は、中仕切板2
0に対応するが、両脚板19,19を本体側板2として
もよいことは勿論である。
【0015】前述の袖引出しの収容空間には、上下方向
に四段の引出しが設けられており、本考案は上方の三段
の袖引出しに適用し、上から順に1a,1b,1cと表
示している。また、本考案は足入れ空間の上部に設けた
センター引出し1dにも適用している。各引出しの構造
は、前記同様であるので、各引出しの同一構成には同一
符号の後にそれぞれa,b,c,dを付してその説明は
省略する。
に四段の引出しが設けられており、本考案は上方の三段
の袖引出しに適用し、上から順に1a,1b,1cと表
示している。また、本考案は足入れ空間の上部に設けた
センター引出し1dにも適用している。各引出しの構造
は、前記同様であるので、各引出しの同一構成には同一
符号の後にそれぞれa,b,c,dを付してその説明は
省略する。
【0016】図6は、袖引出し1b,1cに適用したも
のであり、中仕切板20(本体側板2)に取付穴21を
形成し、該取付穴21にストッパーピン3を嵌入して突
設したものである。
のであり、中仕切板20(本体側板2)に取付穴21を
形成し、該取付穴21にストッパーピン3を嵌入して突
設したものである。
【0017】図7は、袖引出し1aとセンター引出し1
dに適用したものであり、この袖引出し1aとセンター
引出し1dとは奥行寸法が同一であるので、一つのスト
ッパーピン3を共用している。即ち、中仕切板20(本
体側板2)に貫通孔22を形成し、該貫通孔22にやや
長めのストッパーピン3を貫通させ、中仕切板20の両
側にその両端部を突設したものである。
dに適用したものであり、この袖引出し1aとセンター
引出し1dとは奥行寸法が同一であるので、一つのスト
ッパーピン3を共用している。即ち、中仕切板20(本
体側板2)に貫通孔22を形成し、該貫通孔22にやや
長めのストッパーピン3を貫通させ、中仕切板20の両
側にその両端部を突設したものである。
【0018】本実施例では、袖引出し1a,1b,1c
の前板8の左側部分は、胴部7、即ち側板4より側方に
突出させて、中仕切板20の前端面16を覆うように設
定しているが、センター引出し1dの前板8は胴部7、
即ち両側板4,4の外側面と面一に設定している。本考
案は、このような袖引出しとセンター引出しの両者に適
用できることは勿論である。また、本考案は机に限ら
ず、キャビネットやその他の木製の家具にも適用でき
る。
の前板8の左側部分は、胴部7、即ち側板4より側方に
突出させて、中仕切板20の前端面16を覆うように設
定しているが、センター引出し1dの前板8は胴部7、
即ち両側板4,4の外側面と面一に設定している。本考
案は、このような袖引出しとセンター引出しの両者に適
用できることは勿論である。また、本考案は机に限ら
ず、キャビネットやその他の木製の家具にも適用でき
る。
【0019】
【考案の効果】以上にしてなる本考案の引出しのストッ
パー装置は、両側板の前端にダボを介して前板を固定し
且つ両側板の外側面の全長に案内溝を形成した引出し
を、机又はキャビネット等の本体側板に奥行方向に固定
したレール部材に前記案内溝を遊挿して支持し、前記本
体側板の少なくとも一方であって、引出し前板が本体側
板等のいかなる部位にも当接することなく押し込み格納
した際の引出しの後端を当止する位置にストッパーピン
を突設するとともに、前記レール部材の前部に引き出し
た際の引出しの側板後部に取付けたスライダーを当止す
る段部を形成してなるので、引出しを机又はキャビネッ
ト等の本体内に押し込み格納した際に、該引出しが両側
板の前端にダボを介して前板を固定した構造で、前板の
寸法を胴部より大きく設定しても、引出し前板が本体側
板の前端面等に当接する前に、引出し後端が本体側板に
突設したストッパーピンに当止するので、前板に押し込
み格納時の衝撃が作用せず、従って前板と胴部との接合
が外れる恐れが全く生じないのである。また、引出しを
引き出した際には、引出しの側板後部に取付けたスライ
ダーがレール部材の前部に形成した段部に当止するの
で、該スライダーがストッパーとなって引出しが不意に
前方へ抜けることがないのである。
パー装置は、両側板の前端にダボを介して前板を固定し
且つ両側板の外側面の全長に案内溝を形成した引出し
を、机又はキャビネット等の本体側板に奥行方向に固定
したレール部材に前記案内溝を遊挿して支持し、前記本
体側板の少なくとも一方であって、引出し前板が本体側
板等のいかなる部位にも当接することなく押し込み格納
した際の引出しの後端を当止する位置にストッパーピン
を突設するとともに、前記レール部材の前部に引き出し
た際の引出しの側板後部に取付けたスライダーを当止す
る段部を形成してなるので、引出しを机又はキャビネッ
ト等の本体内に押し込み格納した際に、該引出しが両側
板の前端にダボを介して前板を固定した構造で、前板の
寸法を胴部より大きく設定しても、引出し前板が本体側
板の前端面等に当接する前に、引出し後端が本体側板に
突設したストッパーピンに当止するので、前板に押し込
み格納時の衝撃が作用せず、従って前板と胴部との接合
が外れる恐れが全く生じないのである。また、引出しを
引き出した際には、引出しの側板後部に取付けたスライ
ダーがレール部材の前部に形成した段部に当止するの
で、該スライダーがストッパーとなって引出しが不意に
前方へ抜けることがないのである。
【0020】そして、前記レール部材の前部上面に上方
へ突出した摺動部を形成するとともに、該摺動部の後端
には段部を形成し、前記引出し側板の案内溝内の後部上
側にレール部材上を摺動するスライダーを取付けた場合
には、前記摺動部が案内溝の上縁を摺動保持し、スライ
ダーがレール部材の上面に摺動載置されて、引出しの前
後移動をスムーズに支持することができるとともに、前
記摺動部が常に案内溝 の上縁に摺接しているので、引き
出した際にスライダーが摺動部の後端に形成された段部
で確実に当止されて抜け止めがなされるのである。
へ突出した摺動部を形成するとともに、該摺動部の後端
には段部を形成し、前記引出し側板の案内溝内の後部上
側にレール部材上を摺動するスライダーを取付けた場合
には、前記摺動部が案内溝の上縁を摺動保持し、スライ
ダーがレール部材の上面に摺動載置されて、引出しの前
後移動をスムーズに支持することができるとともに、前
記摺動部が常に案内溝 の上縁に摺接しているので、引き
出した際にスライダーが摺動部の後端に形成された段部
で確実に当止されて抜け止めがなされるのである。
【図1】本考案の要部を示す部分側面図である。
【図2】同じく要部の分解斜視図である。
【図3】本考案の適用した代表的実施例を示す机の全体
斜視図である。
斜視図である。
【図4】一部断面で示した机の正面図である。
【図5】机の縦断側面図である。
【図6】引出しとストッパーピンとの関係の一例を示す
要部の横断平面図である。
要部の横断平面図である。
【図7】同じく引出しとストッパーピンとの関係の他例
を示す要部の横断平面図である。
を示す要部の横断平面図である。
1 引出し 2 本体側板 3 ストッパーピン 4 側板 5 後板 6 底板 7 胴部 8 前板 9 ダボ 10 止穴 11 案内溝 12 スライダー 13 レール部材 14 摺動部 15 段部 16 前端面 17 後端 18 天板 19 脚板 20 中仕切板 21 取付穴 22 貫通孔
Claims (2)
- 【請求項1】 両側板の前端にダボを介して前板を固定
し且つ両側板の外側面の全長に案内溝を形成した引出し
を、机又はキャビネット等の本体側板に奥行方向に固定
したレール部材に前記案内溝を遊挿して支持し、前記本
体側板の少なくとも一方であって、引出し前板が本体側
板等のいかなる部位にも当接することなく押し込み格納
した際の引出しの後端を当止する位置にストッパーピン
を突設するとともに、前記レール部材の前部に引き出し
た際の引出しの側板後部に取付けたスライダーを当止す
る段部を形成してなることを特徴とする引出しのストッ
パー装置。 - 【請求項2】 前記レール部材の前部上面に上方へ突出
した摺動部を形成するとともに、該摺動部の後端には段
部を形成し、前記引出し側板の案内溝内の後部上側にレ
ール部材上を摺動するスライダーを取付け、引出しを引
き出した際に前記スライダーをレール部材の段部に当止
してなる請求項1記載の引出しのストッパー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992065038U JP2562646Y2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 引出しのストッパー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992065038U JP2562646Y2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 引出しのストッパー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0619591U JPH0619591U (ja) | 1994-03-15 |
JP2562646Y2 true JP2562646Y2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=13275398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992065038U Expired - Fee Related JP2562646Y2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 引出しのストッパー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2562646Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0242198Y2 (ja) * | 1985-02-25 | 1990-11-09 | ||
JPH0529438U (ja) * | 1991-09-30 | 1993-04-20 | 株式会社岡村製作所 | 引き出し装置 |
-
1992
- 1992-08-24 JP JP1992065038U patent/JP2562646Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0619591U (ja) | 1994-03-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS59209311A (ja) | 引出し用引出し案内組立体 | |
JP2562646Y2 (ja) | 引出しのストッパー装置 | |
JP2001197950A (ja) | スライドレール装置および扉装置 | |
US2847266A (en) | Sliding door support and guide means | |
JP3836476B2 (ja) | 物品収納具および物品収納家具 | |
JP2542263Y2 (ja) | 引出し付き机 | |
JP2000279246A (ja) | 引出しの取付構造 | |
JP4220172B2 (ja) | キャビネット | |
JPH0545232Y2 (ja) | ||
JPS6017135Y2 (ja) | カウンタ−構造 | |
JPS6239725Y2 (ja) | ||
JPH07236531A (ja) | 引出し装置 | |
JP2797600B2 (ja) | 引出し装置 | |
JP2712328B2 (ja) | 引出し体付き収納キャビネット | |
JP2534192Y2 (ja) | 引出し付き本立 | |
JPS6024207Y2 (ja) | 家具用抽斗の案内構造 | |
JP2552755Y2 (ja) | 引出付き収納家具 | |
JPH0545233Y2 (ja) | ||
JPS6114539Y2 (ja) | ||
JP3043887U (ja) | 三面鏡 | |
JP2537077Y2 (ja) | 引出しを有する袖キャビネット | |
JP3105987U (ja) | 薄型キャビネット | |
JP2017169631A (ja) | 引出用スライドレールの取付構造 | |
JP2001346634A (ja) | ベッド用テーブル | |
JPH0390997U (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970930 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |