JP2562369Y2 - 容器弁における封板破開装置 - Google Patents

容器弁における封板破開装置

Info

Publication number
JP2562369Y2
JP2562369Y2 JP1992015856U JP1585692U JP2562369Y2 JP 2562369 Y2 JP2562369 Y2 JP 2562369Y2 JP 1992015856 U JP1992015856 U JP 1992015856U JP 1585692 U JP1585692 U JP 1585692U JP 2562369 Y2 JP2562369 Y2 JP 2562369Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing plate
cutter
container valve
container
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992015856U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0563559U (ja
Inventor
雄三 森
信夫 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koatsu Co Ltd
Original Assignee
Koatsu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koatsu Co Ltd filed Critical Koatsu Co Ltd
Priority to JP1992015856U priority Critical patent/JP2562369Y2/ja
Publication of JPH0563559U publication Critical patent/JPH0563559U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2562369Y2 publication Critical patent/JP2562369Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本考案は、容器に充填された消火
薬剤などの流体を、使用時に急速放射するための、容器
弁における封板破開放装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の容器弁の封板破開装置を示す図1
0および消火設備全体の例を示す図9を参照して、ピス
トン5に固着されたカッター3は、弁体4内を揺動する
当該ピストン5により、ばね6の力に抗して下方へ移動
するよう構成されていて、矢印Xから外部の起動ガスが
加えられたとき下方へ移動して封板2を破開する。封板
2に開口が生じることにより容器弁は開放状態となり、
容器13内の流体はサイホン14、カッター3、ピスト
ン5、出口金具7、配管11、エルボ17A、配管11
の内部空間を通って、配管11の先端にティー17B、
プラグ18を介して取付けられ消火対象区画15内に開
口する放射ノズル16へ至り、消火対象区画15内に放
射される。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】上記の公知の容器弁の
封板破開装置においては、封板2が破開されたときは、
次のような問題点があった。封板2が破開したときの状
態を示す図11を参照して、ピストン5が下方へ移動し
たとき、封板2は、カッター3により切り取られた破断
片2Aと弁体4側に固定された残片2Bとに分断され、
分離した方の封板の破断片2Aは支えるものがないた
め、サイホン14側から押出された流体とともに上方へ
押上げられて、配管11から先の方へ移動して行く。配
管11の先端に取付けられた放射ノズル16の開口径は
配管11の口径よりもずっと小さいため、必ず、容器弁
から放射ノズル16までの途中の配管部に留まることと
なる。これは、例えば、配管11に接続されたエルボ1
7A、ティー17B、プラグ18などの配管継手の内部
の凹所にはまりこんで、流体の自由な流動性の高いもの
はともかく、特に微粉末の消火薬剤のような流路抵抗が
大きい流体の場合は、ほんの僅かなきっかけで封板2の
破断片2Aが通路内に立ち塞がってしまい、流れを著し
く阻害し、消火に失敗する結果となっていた。 【0004】 【課題を解決するための手段】本考案は、液体又は微粉
末を高圧ガスで加圧し、又は高圧のガスを加圧圧縮して
充填した容器の口部に取付けた容器弁の通路の途中で封
板で閉塞し、先端に刃先部を有する中空筒状体で構成し
た中空カッターの軸線方向移動で、前記封板を破開し
て、容器弁を開放するようにした容器弁における封板破
開装置において、前記中空のカッターについて、刃先部
が形成されている先端部にカッター軸線方向の切欠部を
形成して、カッター平面視でカッター先端の一部に刃先
部の存在しない部分を構成し、該切欠部のカッター軸線
方向長さを、カッターの刃先部の封板との接当後の移動
長よりも大とたことを特徴とする。し、中空のカッター
の軸線方向移動による前記封板の破開に際し、切欠部の
存在により、封板の一部に、カッターによる破開作用が
生じないことで、破断片が封板より離脱しないことを特
徴とする、容器弁における封板破開装置。』 【0005】 【実施例】以下、図1乃至図8を参照して本考案を実施
例にもとづいて詳細に説明する。図1を参照して、1は
ソケットでその下部外面にテーパねじ1Aを形成し、か
つ、内部にサイホン14を圧入・接着その他の適切な方
法で固着し、図9に示すように消火薬剤などの流体を充
填した容器13の口部にねじ込む。ソケット1の中心に
は穴を貫通させて流体の通路とし、かつ上部に凹面の座
を加工して薄い封板20をはめこんだ後、当該封板座の
内側に施したねじにより弁体4をねじこむ。弁体4にも
中心に段付きの穴を貫通させ、ばね6、ピストン5、カ
ッター30をそれぞれ弁体4の穴の内面を揺動可能なよ
うに取り込む。カッター30は、ピストン5に圧入・接
着その他適当な方法により固着する。弁体4の上部には
内面にねじを施し、これに出口金具7を、ガスケット8
を介在させて捩じ込む。なお、ピストン5はその外周
の、弁体4と出口金具7との間で揺動する個所にそれぞ
れ溝を形成してOリング9Aおよび9Bをはめこみ、揺
動部と非揺動部の気密性を確保できるようにする。出口
金具7も中心に穴を貫通させて、最上部にテーパねじを
施し、これに同じくテーパねじ付きの配管11を接続し
て消火対象区画15に開口する放射ノズル16へ至るよ
うにする。また、出口金具7の側部にボスを出してねじ
7Aを形成し、ここに押えナット19を利用して起動用
ガス圧導入管10を接続する。さらに出口金具7には、
起動用ガス圧導入側Xより、ピストン5上面部Yに達す
る連絡孔Hを形成する。 【0006】カッター30は、中空の円筒形で、先頭を
刃状にとがらせて封板20を破開するように便利なよう
な構造とし、かつ、図2に示す側面図のごとく、その一
部に切欠きにより切欠部31を形成する。本考案の容器
弁の封板破開装置は以上の構成からなり、X部から起動
用ガスを送り込むと、ピストン5の上面のY部に起動用
ガスの圧力がかかり、その力によりピストン5は、ばね
6に抗して下方へ押し下げられる。ピストン5が下方へ
押し下げられるにつれ、カッター30の刃先により図4
のaに示すように、封板20には切れ目22が入り破開
して行くが、切欠部31のため一部分が完全には切り取
られずに残り連結部2Cが破断片20Aと残片20Bと
の間で形成される。該連続部20Cは幅が狭いので、容
器13内の圧力により、図4のbに示すごとく、矢印Z
方向の圧力を受けて矢印α方向に容易に曲げられ、破断
片20Aは連続部20Cを介して残片20Bで支持され
ている。その結果、封板の破断片はサイホン14、ピス
トン5、配管11等に入ることが無く、容器13内の流
体はサイホン14、ピストン5、配管11のそれぞれ内
部を通って放射ノズル16から消火対象区画15内へ、
何等の阻害もなく円滑に放射される。 【0007】図5に示す本願第2実施例においては、カ
ッター30の先端の刃先部32を、移動方向に直角の破
開角度を持つ構造とするもので、カッター破開ストロー
クを極少とするものである。図6に示す本願第3実施例
においては、カッター30の先端は2個所で鋭くとがら
せて鋭利な2個所の刃先部32を形成した構造とするも
ので、封板破開に要する力を最小としたものであり、第
2,第3実施例においても、第1実施例と同様に一部に
切欠部31を形成して、第1実施例と同様の効果をもた
せてある。図7は、弁体の構造の異なる場合について
の、カッター30の形状を示す実施例で、図8はその動
作時の状態を示すものであり、弁体4には、流体通過用
スペースとなる弁室Eを形成し、カッター30には筒部
に流体の通路となる複数の穴33が形成されている。 【0008】 【考案の効果】本考案は、封板を破開するためのカッタ
ーを中空で一部に切欠部を形成したので、封板の破開に
際し接続部を介して破断片は残部に連続して支持されて
いることで、破断片が配管等に入り流体(消火薬剤)に
対する流路抵抗となって消火薬剤の放出に支障となるこ
とがなく、常に確実に消火薬剤を放出して消火活動を確
実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案の第1実施例を示す容器弁における封板
破開装置の縦断面図 【図2】カッターの正面図 【図3】封板の破開状態を示す容器弁の封板破開装置の
縦断面図 【図4】破開した封板を示し、a図は平面図、b図は縦
断面図 【図5】カッターの第2実施例を示し、a図は正面図、
b図は縦断面図 【図6】カッターの第3実施例を示し、a図は正面図、
b図は縦断面図 【図7】弁体の構造を異にする容器弁における封板破開
装置の縦断面図 【図8】同じく、封板の破開状態を示す図3同様の縦断
面図 【図9】消火設備全体の大要を示す略図 【図10】公知の容器弁の封板破開装置の縦断面図 【図11】封板の破開状態で示す公知の容器弁の封板破
開装置の縦断面図 【符号の説明】 20 封板、 20A 破断片、 20B 残片、 2
0C 連続部、30 カッター、 31 切欠部、 3
2 刃先部

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 液体又は微粉末を高圧ガスで加圧し、又は高圧のガスを
    加圧圧縮して充填した容器の口部に取付けた容器弁の通
    路の途中で封板で閉塞し、先端に刃先部を有する中空筒
    状体で構成した中空カッターの軸線方向移動で、前記封
    板を破開して、容器弁を開放するようにした容器弁にお
    ける封板破開装置において、前記中空のカッターについて、 刃先部が形成されている先端部にカッター軸線方向の切
    欠部を形成して、カッター平面視でカッター先端の一部
    に刃先部の存在しない部分を構成し、 該切欠部のカッター軸線方向長さを、カッターの刃先部
    の封板との接当後の移動長よりも大とし、 中空のカッターの軸線方向移動による前記封板の破開に
    際し、切欠部の存在により、封板の一部に、カッターに
    よる破開作用が生じないことで、 破断片が封板より離脱しない ことを特徴とする、容器弁
    における封板破開装置。
JP1992015856U 1992-02-07 1992-02-07 容器弁における封板破開装置 Expired - Lifetime JP2562369Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992015856U JP2562369Y2 (ja) 1992-02-07 1992-02-07 容器弁における封板破開装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992015856U JP2562369Y2 (ja) 1992-02-07 1992-02-07 容器弁における封板破開装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0563559U JPH0563559U (ja) 1993-08-24
JP2562369Y2 true JP2562369Y2 (ja) 1998-02-10

Family

ID=11900449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992015856U Expired - Lifetime JP2562369Y2 (ja) 1992-02-07 1992-02-07 容器弁における封板破開装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2562369Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI113155B (fi) * 2002-01-17 2004-03-15 Marioff Corp Oy Venttiilielin

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH057661Y2 (ja) * 1986-09-16 1993-02-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0563559U (ja) 1993-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2311938C2 (ru) Клапан
JP4272531B2 (ja) バルブ要素
US4364406A (en) Method and device for establishing a flow connection with a pipe
US5636768A (en) Manually operated trigger type dispenser
BRPI0503795A (pt) dispensador de bomba manual, cabeça de êmbolo e bico de descarga
US3303968A (en) Tool for piercing aerosol containers
JPH0641291B2 (ja) 充填ノズル装置および充填方法
US2208490A (en) Fire extinguisher
US7303024B2 (en) Actuator for fire extinguisher
CA2846661C (en) Valve mechanism with frangible plug
JP2562369Y2 (ja) 容器弁における封板破開装置
RU2004124938A (ru) Клапанный элемент
US2391583A (en) Valve device
EP0889758B1 (fr) Dispositif de distribution d'une dose unique de produit fluide
JP6080453B2 (ja) 消火ガス噴射器
US1150536A (en) Agglutinator.
EP0753694B1 (fr) Vanne pyrotechnique à commande électrique
FR2626649A1 (fr) Declencheur thermique d'ouverture de vanne, pourvu d'une double securite
CN210044739U (zh) 一种具有击穿功能的灭火器
EP1249258A1 (fr) Extincteur destiné à la formation de personnel à la lutte contre le feu.
KR820000535Y1 (ko) 소화기의 가스봄베 마개장치
KR200145151Y1 (ko) 소화용 소화약제용기밸브체의 밸브개폐구조
GB2085567A (en) Fluid closure and discharge devices
CN110876843B (zh) 一种具备超快导气刺针的灭火器瓶
RU2069578C1 (ru) Запорно-пусковая головка для переносного огнетушителя

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term