JPH0563559U - 容器弁における封板破開装置 - Google Patents
容器弁における封板破開装置Info
- Publication number
- JPH0563559U JPH0563559U JP1585692U JP1585692U JPH0563559U JP H0563559 U JPH0563559 U JP H0563559U JP 1585692 U JP1585692 U JP 1585692U JP 1585692 U JP1585692 U JP 1585692U JP H0563559 U JPH0563559 U JP H0563559U
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- Japan
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- sealing plate
- cutter
- container
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】封板の破開により生じるを破断片2Aが通路内
に立ち塞がって流路障害となるり、流体(微粉末の消火
薬剤)の流れを阻害して、消火に失敗することを防止す
ること。 【構成】封板20を破開するためのカッター30を、中
空構造とし、且つ、カッターの一部に切欠部31を形成
する。 【効果】破断片が配管等に入り流体(消火薬剤)に対す
る流路抵抗となって消火薬剤の放出に支障となることが
なく、常に確実に消火薬剤を放出して消火活動を確実に
行うことができる。
に立ち塞がって流路障害となるり、流体(微粉末の消火
薬剤)の流れを阻害して、消火に失敗することを防止す
ること。 【構成】封板20を破開するためのカッター30を、中
空構造とし、且つ、カッターの一部に切欠部31を形成
する。 【効果】破断片が配管等に入り流体(消火薬剤)に対す
る流路抵抗となって消火薬剤の放出に支障となることが
なく、常に確実に消火薬剤を放出して消火活動を確実に
行うことができる。
Description
【0001】
本考案は、容器に充填された消火薬剤などの流体を、使用時に急速放射するた めの、容器弁における封板破開放装置に関するものである。
【0002】
従来の容器弁の封板破開装置を示す図10および消火設備全体の例を示す図9 を参照して、ピストン5に固着されたカッター3は、弁体4内を揺動する当該ピ ストン5により、ばね6の力に抗して下方へ移動するよう構成されていて、矢印 Xから外部の起動ガスが加えられたとき下方へ移動して封板2を破開する。封板 2に開口が生じることにより容器弁は開放状態となり、容器13内の流体はサイ ホン14、カッター3、ピストン5、出口金具7、配管11、エルボ17A、配 管11の内部空間を通って、配管11の先端にティー17B、プラグ18を介し て取付けられ消火対象区画15内に開口する放射ノズル16へ至り、消火対象区 画15内に放射される。
【0003】
上記の公知の容器弁の封板破開装置においては、封板2が破開されたときは、 次のような問題点があった。 封板2が破開したときの状態を示す図11を参照して、ピストン5が下方へ移 動したとき、封板2は、カッター3により切り取られた破断片2Aと弁体4側に 固定された残片2Bとに分断され、分離した方の封板の破断片2Aは支えるもの がないため、サイホン14側から押出された流体とともに上方へ押上げられて、 配管11から先の方へ移動して行く。配管11の先端に取付けられた放射ノズル 16の開口径は配管11の口径よりもずっと小さいため、必ず、容器弁から放射 ノズル16までの途中の配管部に留まることとなる。これは、例えば、配管11 に接続されたエルボ17A、ティー17B、プラグ18などの配管継手の内部の 凹所にはまりこんで、流体の自由な流動性の高いものはともかく、特に微粉末の 消火薬剤のような流路抵抗が大きい流体の場合は、ほんの僅かなきっかけで封板 2の破断片2Aが通路内に立ち塞がってしまい、流れを著しく阻害し、消火に失 敗する結果となっていた。
【0004】
本考案は、消火薬剤などの流体を充填した容器に取付けた封板式の容器弁を開 放するための封板破開装置において、中空形のカッターの一部を切り欠いて切欠 部を形成した構造とする。
【0005】
以下、図1乃至図8を参照して本考案を実施例にもとづいて詳細に説明する。 図1を参照して、1はソケットでその下部外面にテーパねじ1Aを形成し、か つ、内部にサイホン14を圧入・接着その他の適切な方法で固着し、図9に示す ように消火薬剤などの流体を充填した容器13の口部にねじ込む。ソケット1の 中心には穴を貫通させて流体の通路とし、かつ上部に凹面の座を加工して薄い封 板20をはめこんだ後、当該封板座の内側に施したねじにより弁体4をねじこむ 。弁体4にも中心に段付きの穴を貫通させ、ばね6、ピストン5、カッター30 をそれぞれ弁体4の穴の内面を揺動可能なように取り込む。カッター30は、ピ ストン5に圧入・接着その他適当な方法により固着する。弁体4の上部には内面 にねじを施し、これに出口金具7を、ガスケット8を介在させて捩じ込む。なお 、ピストン5はその外周の、弁体4と出口金具7との間で揺動する個所にそれぞ れ溝を形成してOリング9Aおよび9Bをはめこみ、揺動部と非揺動部の気密性 を確保できるようにする。出口金具7も中心に穴を貫通させて、最上部にテーパ ねじを施し、これに同じくテーパねじ付きの配管11を接続して消火対象区画1 5に開口する放射ノズル16へ至るようにする。また、出口金具7の側部にボス を出してねじ7Aを形成し、ここに押えナット19を利用して起動用ガス圧導入 管10を接続する。さらに出口金具7には、起動用ガス圧導入側Xより、ピスト ン5上面部Yに達する連絡孔Hを形成する。
【0006】 カッター30は、中空の円筒形で、先頭を刃状にとがらせて封板20を破開す るように便利なような構造とし、かつ、図2に示す側面図のごとく、その一部に 切欠きにより切欠部31を形成する。 本考案の容器弁の封板破開装置は以上の構成からなり、X部から起動用ガスを 送り込むと、ピストン5の上面のY部に起動用ガスの圧力がかかり、その力によ りピストン5は、ばね6に抗して下方へ押し下げられる。ピストン5が下方へ押 し下げられるにつれ、カッター30の刃先により図4のaに示すように、封板2 0には切れ目22が入り破開して行くが、切欠部31のため一部分が完全には切 り取られずに残り連結部2Cが破断片20Aと残片20Bとの間で形成される。 該連続部20Cは幅が狭いので、容器13内の圧力により、図4のbに示すごと く、矢印Z方向の圧力を受けて矢印α方向に容易に曲げられ、破断片20Aは連 続部20Cを介して残片20Bで支持されている。その結果、封板の破断片はサ イホン14、ピストン5、配管11等に入ることが無く、容器13内の流体はサ イホン14、ピストン5、配管11のそれぞれ内部を通って放射ノズル16から 消火対象区画15内へ、何等の阻害もなく円滑に放射される。
【0007】 図5に示す本願第2実施例においては、カッター30の先端の刃先部32を、 移動方向に直角の破開角度を持つ構造とするもので、カッター破開ストロークを 極少とするものである。 図6に示す本願第3実施例においては、カッター30の先端は2個所で鋭くと がらせて鋭利な2個所の刃先部32を形成した構造とするもので、封板破開に要 する力を最小としたものであり、第2,第3実施例においても、第1実施例と同 様に一部に切欠部31を形成して、第1実施例と同様の効果をもたせてある。 図7は、弁体の構造の異なる場合についての、カッター30の形状を示す実施 例で、図8はその動作時の状態を示すものであり、弁体4には、流体通過用スペ ースとなる弁室Eを形成し、カッター30には筒部に流体の通路となる複数の穴 33が形成されている。
【0008】
【考案の効果】 本考案は、封板を破開するためのカッターを中空で一部に切欠部を形成したの で、封板の破開に際し接続部を介して破断片は残部に連続して支持されているこ とで、破断片が配管等に入り流体(消火薬剤)に対する流路抵抗となって消火薬 剤の放出に支障となることがなく、常に確実に消火薬剤を放出して消火活動を確 実に行うことができる。
【図1】本考案の第1実施例を示す容器弁における封板
破開装置の縦断面図
破開装置の縦断面図
【図2】カッターの正面図
【図3】封板の破開状態を示す容器弁の封板破開装置の
縦断面図
縦断面図
【図4】破開した封板を示し、a図は平面図、b図は縦
断面図
断面図
【図5】カッターの第2実施例を示し、a図は正面図、
b図は縦断面図
b図は縦断面図
【図6】カッターの第3実施例を示し、a図は正面図、
b図は縦断面図
b図は縦断面図
【図7】弁体の構造を異にする容器弁における封板破開
装置の縦断面図
装置の縦断面図
【図8】同じく、封板の破開状態を示す図3同様の縦断
面図
面図
【図9】消火設備全体の大要を示す略図
【図10】公知の容器弁の封板破開装置の縦断面図
【図11】封板の破開状態で示す公知の容器弁の封板破
開装置の縦断面図
開装置の縦断面図
20 封板、 20A 破断片、 20B 残片、 2
0C 連続部、30 カッター、 31 切欠部、 3
2 刃先部
0C 連続部、30 カッター、 31 切欠部、 3
2 刃先部
Claims (1)
- 【請求項1】液体又は微粉末を高圧のガスで加圧し、又
は高圧のガスを加圧圧縮して充填した容器の口部に取付
けた容器弁の通路の途中で封板で閉塞し、当該封板を中
空のカッターにより破開することにより容器弁を開放す
るようにした容器弁における封板破開装置において、当
該中空カッターの一部に切欠部を形成したことを特徴と
する、容器弁における封板破開装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992015856U JP2562369Y2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 容器弁における封板破開装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992015856U JP2562369Y2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 容器弁における封板破開装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0563559U true JPH0563559U (ja) | 1993-08-24 |
JP2562369Y2 JP2562369Y2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=11900449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992015856U Expired - Lifetime JP2562369Y2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 容器弁における封板破開装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2562369Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100974386B1 (ko) * | 2002-01-17 | 2010-08-05 | 마리오프 코퍼레이션 오이 | 밸브 요소 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6348289U (ja) * | 1986-09-16 | 1988-04-01 |
-
1992
- 1992-02-07 JP JP1992015856U patent/JP2562369Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6348289U (ja) * | 1986-09-16 | 1988-04-01 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100974386B1 (ko) * | 2002-01-17 | 2010-08-05 | 마리오프 코퍼레이션 오이 | 밸브 요소 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2562369Y2 (ja) | 1998-02-10 |
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