JP2562347Y2 - カッター具 - Google Patents

カッター具

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JP2562347Y2
JP2562347Y2 JP1898193U JP1898193U JP2562347Y2 JP 2562347 Y2 JP2562347 Y2 JP 2562347Y2 JP 1898193 U JP1898193 U JP 1898193U JP 1898193 U JP1898193 U JP 1898193U JP 2562347 Y2 JP2562347 Y2 JP 2562347Y2
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JP
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pipe
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JP1898193U
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JPH0675371U (ja
Inventor
正之 岡田
Original Assignee
北陽産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、被切断物を任意角度で
切断し得る位置決め支承体付のカッター具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、配線プロテクター用の塩化ビニ
ール製のパイプなどを切断する位置決め支承体(アタッ
チメント)付のパイプカッターの従来例としては次のよ
うなものが公知である。
【0003】(1) パイプカッターの切断部の可動刃体と
対向する位置にパイプを支承する支承体を設け、この支
承体の支承面に単にパイプのサイズ,切断角度を示す目
盛り(目安線)を刻設したもの。
【0004】(2) 単に、この支承体の支承面の先端部に
左右斜辺が夫々45度の三角形状の位置決め部を突設形
成して支承体の支承面にパイプのサイズ,切断角度を示
す目盛りを刻設したもの。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記従来例に
は夫々次のような欠点がある。
【0006】(1) 単に切断角度目盛を刻設したに過ぎな
いものは、この目盛は単なる目安線でしかなく、これに
沿ってパイプを当てがっても、パイプが支承体の支承面
に固定されないため、切断前・切断中にパイプが移動
し、正確に切断できない。
【0007】(2) パイプが支承体先端部に突設した三角
形状の位置決め部で固定されるが、パイプを90度の角
度で切断する場合、位置決め部とパイプの接触面が点あ
たりで非常に小さいため、安定性に欠け、また、45度
の角度で切断する場合も三角形状の位置決め部の一辺の
みの当たり、即ち、パイプは切断線に対して片側のみで
位置決めされるため、可動刃体がパイプを切断しようと
するとパイプが容易に逃げてしまい、正確に切断できな
い。
【0008】本考案は、このような欠点を解決したもの
で、パイプの切断面角度を任意に変更でき、且つパイプ
を安定性良く位置決め保持できる位置決め支承体付のカ
ッター具を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本考
案の要旨を説明する。
【0010】切断部1の可動刃体2と対向する位置に被
切断物3を支承する支承体4を設け、この支承体4の支
承面に被切断物3を所定角度に位置決め保持せしめる位
置決め部5を突設形成したカッター具において、前記支
承体4の先端側に取付体6を設け、この取付体6を回動
自在に調整固定する角度調整取付機構7を取付体6に設
け、この取付体6の基端側に前記位置決め部5を突設形
成し、この位置決め部5を前記可動刃体2の切断線の両
側左右に分割形成し、この左右の位置決め部5により支
承体4上の被切断物3を所定角度に位置決め保持せしめ
得るように構成したことを特徴とするカッター具に係る
ものである。
【0011】
【作用】位置決め部5が被切断物3を所望切断面角度と
なる位置に位置決めし得る向きに角度調整取付機構7に
より取付体6を支承体4に調整固定する。
【0012】支承体4の支承面に被切断物3を載置し、
調整固定した左右の位置決め部5に当接させて位置決め
保持せしめ、切断部1の切断刃体2で被切断物3を切断
する。
【0013】
【実施例】図示した実施例は、例えば配線プロテクター
用の塩化ビパイプなどを切断するパイプカッターに本考
案を適用したもので、以下に詳細を説明する。
【0014】本実施例は、カッター具の切断部1の可動
刃体2に対向する位置に被切断物3となるパイプ(以下
パイプと称す)を載置支承する支承体4をカッター本体
と着脱自在に設け、この支承体4の支承面の先端側に半
円板形の取付体6を重合状態に設け、この取付体6の基
端側にパイプ3を所定角度に位置決め保持せしめる位置
決め部5をこの取付体6の基端縁を上方に折り返し折曲
して突設形成し、この立設した位置決め部5を前記可動
刃体2の切断可動の邪魔とならないように中央部を切欠
して切断線を境に両側左右に分割形成し、この取付体6
を回動自在に調整固定する角度調整取付機構7を設けて
取付体6を支承体4に固定し、位置決め部5でパイプ3
を任意角度に位置決めて切断する構成としている。
【0015】取付体6について説明する。
【0016】本実施例は、半円板形状の取付体6本体の
中心部を、切断に際し可動刃体2を逃げ得る半径長で半
円形に切欠形成し、左右に分割形成される取付体6の基
端縁を垂直上方に折り返し折曲して位置決め部5として
いる。
【0017】また、この半円板形の取付体6の直径上の
中心より90度並びに左右の45度の角度に直線を仮設
し、この左右の45度の角度範囲にガイド長窓8を設け
ている。また、ガイド長窓8の前記90度並びに左右の
45度の仮設直線上の上下縁部となる六ヶ所に後述する
係止孔10に係止する係止固定ピン9を突設している。支
承体4について説明する。
【0018】本実施例では、長方形状の支承体4本体の
長手方向の中心部に支承体4の基端部よりこの支承体4
に嵌合する前記可動刃体2の長さ分だけ受溝11を形成し
てこの支承体4の基端部を左右に分割し、この分割した
基端縁を外方より内方へ対向状態に45度傾斜切欠形成
している。この支承体4の受溝11の延長直線上の所定位
置に螺子孔12を設け、この螺子孔12が前記取付体6のガ
イド長窓8に、この取付体6が支承体4に重合する際、
連通状態となるように構成し、また、この取付体6を支
承体4に重合する際、この取付体6の係止固定ピン9が
90度並びに左右の45度位置で嵌合係止し得る係止孔
10を支承体4の支承面六ヶ所に形成している。また、こ
の支承体4の支承面の先端側の左右二ヶ所に取付体6の
外周縁に当接して取付体6の安定性を高めるストッパー
13を設けている。
【0019】また、支承体4の支承面にパイプ3の切断
角度(90度・左右の45度)並びにパイプ3の各角度
での規格サイズを示す目盛り15(目安線)を刻設し、パ
イプを切断し易い構成としている。
【0020】角度調整取付機構7について説明する。
【0021】支承体4の係止孔10に取付体6の係止固定
ピン9を嵌合させ、連通状態となる螺子孔12とガイド長
窓8に締付ねじ14を挿通させて螺子孔12に螺着固定し、
この締付ねじ14の緩め・締め付けによって、取付体6の
固定,解放の手段とし、この支承体4の係止孔10に取付
体6を所望角度係止孔9で係止させて角度変更する構成
としている。
【0022】即ち、締付ねじ14を取付体6が回動自在と
なる位置まで緩め、この取付体6をスライド移動させて
所望切断角度の係止孔10に係止固定ピン9を嵌合させて
係止し、締付ねじ14を締め付けて取付体6を固定し、位
置決め部5にパイプ3を保持固定してこのパイプ3を切
断する構成である。
【0023】本実施例では、取付体6を係止固定ピン9
によって係止する構成としたことに加え取付体6の外周
縁に当接するストッパー13を支承体4の支承面に設けた
ことにより、取付体6が極めて高い安定度で固定される
こととなり、また、取付体6の位置決め部5を左右に分
割形成することによって、パイプ3がこの左右二点の位
置決め部5で支持固定され、パイプ3が非常に安定した
状態で保持されることとなり、確実且つ正確にパイプ3
を切断できることとなる。
【0024】本実施例では、通常良く使用される90度
並びに左右の45度の三通りの切断角度に角度変更可能
としたが、他の角度に変更できるように構成しても良
い。
【0025】
【考案の効果】本考案は上述のように構成したから、角
度調整取付機構によって、確実且つ容易に任意角度調整
でき、また、左右に独立した位置決め部が被切断物を切
断線を境にした左右二点で支持するため、被切断物が高
い安定度でもって保持されることとなり、被切断物を任
意角度で正確に切断できる秀れたカッター具となる。
【0026】また、上述のような効果が得られるにも拘
わらず従来品と部品数がそれほど増えないため、従来品
とほぼ同様のコストで製造できるなど量産性にも秀れた
カッター具となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の斜視図である。
【図2】本実施例の被切断物を可動刃体に対して直角に
位置決めした状態の要部の説明平面図である。
【図3】本実施例の被切断物を可動刃体に対して45度
に位置決めした状態の要部の説明平面図である。
【図4】本実施例の被切断物を可動刃体に対して直角に
位置決めした状態の要部の説明断面図である。
【符号の説明】
1 切断部 2 可動刃体 3 被切断物 4 支承体 5 位置決め部 6 取付体 7 角度調整取付機構

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断部の可動刃体と対向する位置に被切
    断物を支承する支承体を設け、この支承体の支承面に被
    切断物を所定角度に位置決め保持せしめる位置決め部を
    突設形成したカッター具において、前記支承体の先端側
    に取付体を設け、この取付体を回動自在に調整固定する
    角度調整取付機構を取付体に設け、この取付体の基端側
    に前記位置決め部を突設形成し、この位置決め部を前記
    可動刃体の切断線の両側左右に分割形成し、この左右の
    位置決め部により支承体上の被切断物を所定角度に位置
    決め保持せしめ得るように構成したことを特徴とするカ
    ッター具。
JP1898193U 1993-04-14 1993-04-14 カッター具 Expired - Lifetime JP2562347Y2 (ja)

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JP2021079273A (ja) * 2021-03-05 2021-05-27 アイリスオーヤマ株式会社 電気掃除機システム
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