JP2562282Y2 - ゴルフ用打数加算器 - Google Patents
ゴルフ用打数加算器Info
- Publication number
- JP2562282Y2 JP2562282Y2 JP1993008168U JP816893U JP2562282Y2 JP 2562282 Y2 JP2562282 Y2 JP 2562282Y2 JP 1993008168 U JP1993008168 U JP 1993008168U JP 816893 U JP816893 U JP 816893U JP 2562282 Y2 JP2562282 Y2 JP 2562282Y2
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- JP
- Japan
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- adder
- arm
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ゴルフプレーヤーが
一打毎に打数を加算することができる携帯用の打数加算
器に関する。
一打毎に打数を加算することができる携帯用の打数加算
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴルフプレーヤー、殊に初心者の
ゴルフプレーヤーが各ホールで自分の打数を数え間違え
ることがないように、打数を一打ずつ加算して表示する
ことができる携帯用の打数加算器が周知である。例え
ば、この加算器を外見上腕時計のようにつくって文字盤
に列記した打数(数字)を表示窓へ臨ませ、その文字盤
は、一打毎に手で回動するようにした機構のものがあ
る。この加算器では、各ホールでプレーを終了したとき
に、文字盤を逆の方向へ回動して、その表示を0または
1の加算開始状態へ復帰させる。また、回動後の文字盤
を自動復帰させる機構も知られている。
ゴルフプレーヤーが各ホールで自分の打数を数え間違え
ることがないように、打数を一打ずつ加算して表示する
ことができる携帯用の打数加算器が周知である。例え
ば、この加算器を外見上腕時計のようにつくって文字盤
に列記した打数(数字)を表示窓へ臨ませ、その文字盤
は、一打毎に手で回動するようにした機構のものがあ
る。この加算器では、各ホールでプレーを終了したとき
に、文字盤を逆の方向へ回動して、その表示を0または
1の加算開始状態へ復帰させる。また、回動後の文字盤
を自動復帰させる機構も知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記機構の加算器で
は、加算するときに文字盤を回し過ぎて表示すべき打数
を間違えることがある。また、プレーを終了したときに
は、うっかりして文字盤を加算開始状態にまで戻さず、
途中の打数表示から加算を開始してしまうという問題も
ある。一方、文字盤を自動復帰させることができる加算
器は、機構が複雑になりがちで、部品および組立のコス
ト上昇を招きかねない。
は、加算するときに文字盤を回し過ぎて表示すべき打数
を間違えることがある。また、プレーを終了したときに
は、うっかりして文字盤を加算開始状態にまで戻さず、
途中の打数表示から加算を開始してしまうという問題も
ある。一方、文字盤を自動復帰させることができる加算
器は、機構が複雑になりがちで、部品および組立のコス
ト上昇を招きかねない。
【0004】そこで、この考案は、一回操作すると1打
を加算することができる加算器であって、回動した文字
盤が、加算開始状態に自動復帰することが可能であり、
しかもそのための構造が比較的簡単な加算器の提供を課
題にしている。
を加算することができる加算器であって、回動した文字
盤が、加算開始状態に自動復帰することが可能であり、
しかもそのための構造が比較的簡単な加算器の提供を課
題にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案が、前記課題を
解決するために手段とするところは、以下のとおりであ
る。
解決するために手段とするところは、以下のとおりであ
る。
【0006】この考案では、ゴルフプレーヤーの打数を
一打ずつ加算して表示することが可能な携帯用の打数加
算器を前提にしている。
一打ずつ加算して表示することが可能な携帯用の打数加
算器を前提にしている。
【0007】かかる前提において、この考案が特徴とす
るところは次のとおりである。
るところは次のとおりである。
【0008】前記加算器を、上面に打数表示窓を有する
ケースと、該ケース内部で回動可能に軸支されていて、
所要方向へ復帰方向への蓄勢を伴いながら回動する円形
文字盤と、該ケース外側から前記文字盤を前記所要方向
へ回動させるための操作部材と、蓄勢した前記文字盤の
前記所要方向とは反対の方向への復帰を可能にする復帰
操作手段とによって構成する。
ケースと、該ケース内部で回動可能に軸支されていて、
所要方向へ復帰方向への蓄勢を伴いながら回動する円形
文字盤と、該ケース外側から前記文字盤を前記所要方向
へ回動させるための操作部材と、蓄勢した前記文字盤の
前記所要方向とは反対の方向への復帰を可能にする復帰
操作手段とによって構成する。
【0009】前記文字盤には、その外周縁部の周り方向
に、前記表示窓に順次現れる前記打数表示のための数字
を前記所要方向とは反対の方向に向かって昇順に記すと
ともに、前記操作部材に対して係脱可能な第1および第
2係合手段を並列する。
に、前記表示窓に順次現れる前記打数表示のための数字
を前記所要方向とは反対の方向に向かって昇順に記すと
ともに、前記操作部材に対して係脱可能な第1および第
2係合手段を並列する。
【0010】前記操作部材をプラスチックによってうず
巻きばね状に形成し、該うず巻きばね状の内端部を前記
ケースの中央部において前記復帰操作手段に固定する一
方、その内端部の反対端部である自由端部を前記文字盤
の周り方向から前記第1係合手段へ係合可能に形成する
とともに、前記内端部から前記文字盤の径方向外方へ延
びるストッパー用アームを前記第2係合手段に係合させ
て蓄勢した前記文字盤の復帰を阻止し、前記内端部と自
由端部との間からは、前記文字盤の径方向に沿って前記
ケースの外にまで操作アームを延出させて、該操作アー
ムの前記所要方向への移動によって前記うず巻きばね状
の操作部材を弾性変形させながら前記自由端部を前記第
1係合手段に係合させて前記文字盤を所要方向へ回動さ
せる。
巻きばね状に形成し、該うず巻きばね状の内端部を前記
ケースの中央部において前記復帰操作手段に固定する一
方、その内端部の反対端部である自由端部を前記文字盤
の周り方向から前記第1係合手段へ係合可能に形成する
とともに、前記内端部から前記文字盤の径方向外方へ延
びるストッパー用アームを前記第2係合手段に係合させ
て蓄勢した前記文字盤の復帰を阻止し、前記内端部と自
由端部との間からは、前記文字盤の径方向に沿って前記
ケースの外にまで操作アームを延出させて、該操作アー
ムの前記所要方向への移動によって前記うず巻きばね状
の操作部材を弾性変形させながら前記自由端部を前記第
1係合手段に係合させて前記文字盤を所要方向へ回動さ
せる。
【0011】前記復帰操作手段には、前記ケースの底面
から上面へ向かう方向に付勢手段を作用させて、前記操
作部材の自由端部とストッパー用アームとを前記第1,
2係 合手段へ係合可能な状態に保ち、かつ、前記復帰操
作手段を前記付勢に抗して前記底面方向へ移動させる
と、前記自由端部とストッパー用アームとをそれらが係
合している前記第1,2係合手段から離脱させて蓄勢し
ている前記文字盤の自動的な復帰を可能にしてある。
から上面へ向かう方向に付勢手段を作用させて、前記操
作部材の自由端部とストッパー用アームとを前記第1,
2係 合手段へ係合可能な状態に保ち、かつ、前記復帰操
作手段を前記付勢に抗して前記底面方向へ移動させる
と、前記自由端部とストッパー用アームとをそれらが係
合している前記第1,2係合手段から離脱させて蓄勢し
ている前記文字盤の自動的な復帰を可能にしてある。
【0012】
【作用】このように構成した加算器においては、操作部
材を操作すると、該部材の自由端部が第1係合手段に係
合して、文字盤を回動し、打数を加算した次の数字を表
示することができる。
材を操作すると、該部材の自由端部が第1係合手段に係
合して、文字盤を回動し、打数を加算した次の数字を表
示することができる。
【0013】文字盤は、加算する方向へ回動すると、そ
れと同時に復帰する方向へ蓄勢することができるから、
復帰操作手段の操作によって、操作部材の第1,2係合
手段に対する係合を解くと、文字盤が自動的に、一気に
加算開始状態へ復帰する。
れと同時に復帰する方向へ蓄勢することができるから、
復帰操作手段の操作によって、操作部材の第1,2係合
手段に対する係合を解くと、文字盤が自動的に、一気に
加算開始状態へ復帰する。
【0014】
【実施例】この考案に係る打数加算器の詳細を、添付の
図面を参照して説明すると、以下のとおりである。
図面を参照して説明すると、以下のとおりである。
【0015】図1は、丸型腕時計に似た加算器1の平面
図であって、バンド50が仮想線で示してある。
図であって、バンド50が仮想線で示してある。
【0016】図2は、裏蓋部材3と操作部材5とを一部
破断して示す加算器1の裏面図である。
破断して示す加算器1の裏面図である。
【0017】図3は、図1のX1−X2−X3線矢視図で
ある。
ある。
【0018】これらの図で示すように、加算器1は、上
面部8を有する側部材2と側部材2の底面を形成する裏
蓋部材3とからなるケースと、側部材2の内側にあって
回動可能な円環状の文字盤4と、文字盤4を駆動するた
めの操作部材5と、上面部8から裏蓋部材3方向へ押圧
可能な押ボタン6とによって構成してある。
面部8を有する側部材2と側部材2の底面を形成する裏
蓋部材3とからなるケースと、側部材2の内側にあって
回動可能な円環状の文字盤4と、文字盤4を駆動するた
めの操作部材5と、上面部8から裏蓋部材3方向へ押圧
可能な押ボタン6とによって構成してある。
【0019】側部材2は、上面部8の周縁近くに打数を
表示するための窓10と、上面部8の中央に押ボタン6
を嵌入するための円形の凹部11と、一対のバンド穴5
1とを有する。側部材2に対しては、凹部11の内側壁
12に円環状の文字盤4が回動可能に嵌合し、凹部11
の底部13から裏蓋部材3へ向かって延びる円筒状のボ
ス14に螺着するビス15を介して裏蓋部材3を固定し
てある。
表示するための窓10と、上面部8の中央に押ボタン6
を嵌入するための円形の凹部11と、一対のバンド穴5
1とを有する。側部材2に対しては、凹部11の内側壁
12に円環状の文字盤4が回動可能に嵌合し、凹部11
の底部13から裏蓋部材3へ向かって延びる円筒状のボ
ス14に螺着するビス15を介して裏蓋部材3を固定し
てある。
【0020】文字盤4は、その中央の貫通孔18におい
て、凹部11の内側壁12に嵌合している。文字盤4
は、その上面の周縁部に、反時計方向(矢印Y方向)が
昇順となるように等間隔で記した0から15までの数字
を有する(図1参照)。各数字は、順次窓10に現れ
る。また、文字盤4の下面には、周縁に沿って鋸歯状の
第1係合部20と該係合部20に並行する鋸歯状の第2
係合部21とが配設され、これら第1,2係合部20,
21の内側に、うず巻きばね31が配設されている。第
1,2係合部20,21は、操作部材5と係合する。ば
ね31は、これを文字盤の上から見ると、反時計方向Y
とは反対の時計方向へ巻かれることで縮径して蓄勢する
ようにしてあり、外端部が文字盤4に、内端が凹部11
の側壁12に固定してある。文字盤4が時計方向へ順次
回動して打数が加算されていくと、蓄勢したばね31が
文字盤4を加算開始位置へ復帰させるように作用する。
文字盤4は、外周にストッパー用係止突起23を有し、
加算開始時からほぼ1回転し終ったときとに、側部材2
の内側に設けた被係止突起25に時計方向から当接して
停止する。また、加算開始前の文字盤4は、被係止突起
25に反時計方向から当接していて、加算方向に、すな
わち時計方向のみ回動可能である。このときの文字盤4
では、数字0が窓10に現れるようになっている。
て、凹部11の内側壁12に嵌合している。文字盤4
は、その上面の周縁部に、反時計方向(矢印Y方向)が
昇順となるように等間隔で記した0から15までの数字
を有する(図1参照)。各数字は、順次窓10に現れ
る。また、文字盤4の下面には、周縁に沿って鋸歯状の
第1係合部20と該係合部20に並行する鋸歯状の第2
係合部21とが配設され、これら第1,2係合部20,
21の内側に、うず巻きばね31が配設されている。第
1,2係合部20,21は、操作部材5と係合する。ば
ね31は、これを文字盤の上から見ると、反時計方向Y
とは反対の時計方向へ巻かれることで縮径して蓄勢する
ようにしてあり、外端部が文字盤4に、内端が凹部11
の側壁12に固定してある。文字盤4が時計方向へ順次
回動して打数が加算されていくと、蓄勢したばね31が
文字盤4を加算開始位置へ復帰させるように作用する。
文字盤4は、外周にストッパー用係止突起23を有し、
加算開始時からほぼ1回転し終ったときとに、側部材2
の内側に設けた被係止突起25に時計方向から当接して
停止する。また、加算開始前の文字盤4は、被係止突起
25に反時計方向から当接していて、加算方向に、すな
わち時計方向のみ回動可能である。このときの文字盤4
では、数字0が窓10に現れるようになっている。
【0021】図2,3が示すように、操作部材5は、加
算器1のほぼ中央に位置する固定部40と、固定部40
からうず巻き状の円弧を画いて延びるばね部30と、ば
ね部30の内端部30Aの近傍において固定部40から
文字盤4の径方向へ延びるストッパー用アーム32と、
内端部30Aの反対端部である自由端部30B近傍に お
いて、ばね部30から文字盤4の径方向に沿って側部材
2の外側にまで延びる操作アーム33とを有する。固定
部40は、凹部11の底部13に形成された貫通孔35
を通って裏蓋部材3方向へ延びている押しボタン6の脚
部に対してビス36を介して連結している。ばね部30
の自由端部30Bは、図2において操作アーム33を反
時計方向へ移動させると、その先端が文字盤4の第1係
合部20の係合面19に盤4の周り方向から圧接可能で
ある。ばね部30は、うず巻きばねとして作用するもの
で、図1において、操作アーム33に指を当て、これを
時計方向へ動かすと、縮径する方向へ弾性変形して操作
アーム33を反時計方向へ戻すように蓄勢するから、そ
こで指を離せば、操作アーム33は自動的に元の位置へ
復帰する。
算器1のほぼ中央に位置する固定部40と、固定部40
からうず巻き状の円弧を画いて延びるばね部30と、ば
ね部30の内端部30Aの近傍において固定部40から
文字盤4の径方向へ延びるストッパー用アーム32と、
内端部30Aの反対端部である自由端部30B近傍に お
いて、ばね部30から文字盤4の径方向に沿って側部材
2の外側にまで延びる操作アーム33とを有する。固定
部40は、凹部11の底部13に形成された貫通孔35
を通って裏蓋部材3方向へ延びている押しボタン6の脚
部に対してビス36を介して連結している。ばね部30
の自由端部30Bは、図2において操作アーム33を反
時計方向へ移動させると、その先端が文字盤4の第1係
合部20の係合面19に盤4の周り方向から圧接可能で
ある。ばね部30は、うず巻きばねとして作用するもの
で、図1において、操作アーム33に指を当て、これを
時計方向へ動かすと、縮径する方向へ弾性変形して操作
アーム33を反時計方向へ戻すように蓄勢するから、そ
こで指を離せば、操作アーム33は自動的に元の位置へ
復帰する。
【0022】図2に示したように、操作アーム5と係合
する文字盤4の第1,2係合部20,21は、鋸歯形状
を呈しており、周り方向へ列設した鋸歯の一つずつが係
合部を形成している。第1係合部20は、第2係合部2
1の内側に位置し、鋸歯の起伏が文字盤4の径方向にあ
る。第2係合部21は、文字盤4の外周に沿って形成さ
れていて、鋸歯の起伏が文字盤4の上下方向(厚み方
向)にある。両係合部20,21で連なる鋸歯は、長さ
がほぼ同じで互いに並行しており、歯数は文字盤4に記
した数字の個数と同じである。操作アーム33が、1回
時計方向へ移動すると、ばね部30の自由端部30Bが
第1係合部20の鋸歯の一つ(例えば、図2の20A)
の面19(例えば、19A)を周り方向から押圧して、
文字盤4を鋸歯の一つ分だけ時計方向へ動かし、窓10
には次の数字が現れる。 このように回動した文字盤4
は、ばね31の作用によって復帰する方向へ蓄勢される
が、第2係合部21の鋸歯の一つ(例えば、図2の21
A)の面22(例えば、22A)がストッパー用アーム
32へ反時計方向(図2では、時計方向)から圧接し、
反時計方向への回動が阻止される。図3で見たときに、
第1,2係合部20,21の鋸歯の面19と22とは、
文字盤4の径方向へ延び、かつ、上下方向にほぼ垂直な
面である。また、図3において、第1係合部20の鋸歯
は、第2係合部21の鋸歯よりも上方に形成されてい
て、第2係合部21に係合するストッパー用アーム32
は、第1係合部20に触れることがない。第2係合部2
1の鋸歯には、文字盤4の周り方向へ延びている緩やか
な傾斜面29(図2参照)があって、文字盤4が時計方
向へ回動すると、ストッパー用アーム32が弾性変形し
ながらその傾斜面29をたどって図3の下方へ移動し、
操作アーム33の1回分の操作が終わる直前に傾斜面2
9とその先につながっている垂直面22との交点に達す
る。続いて面22に沿って図3の上方へ移動して文字盤
4の復帰方向への回動を阻止する。側部材2には、その
側面に周り方向へ延びる切り欠き部分が形成されてい
て、そこから操作アーム33が延出している。操作アー
ム33の可動範囲は、その切り欠き部分の両端によって
規制されている。
する文字盤4の第1,2係合部20,21は、鋸歯形状
を呈しており、周り方向へ列設した鋸歯の一つずつが係
合部を形成している。第1係合部20は、第2係合部2
1の内側に位置し、鋸歯の起伏が文字盤4の径方向にあ
る。第2係合部21は、文字盤4の外周に沿って形成さ
れていて、鋸歯の起伏が文字盤4の上下方向(厚み方
向)にある。両係合部20,21で連なる鋸歯は、長さ
がほぼ同じで互いに並行しており、歯数は文字盤4に記
した数字の個数と同じである。操作アーム33が、1回
時計方向へ移動すると、ばね部30の自由端部30Bが
第1係合部20の鋸歯の一つ(例えば、図2の20A)
の面19(例えば、19A)を周り方向から押圧して、
文字盤4を鋸歯の一つ分だけ時計方向へ動かし、窓10
には次の数字が現れる。 このように回動した文字盤4
は、ばね31の作用によって復帰する方向へ蓄勢される
が、第2係合部21の鋸歯の一つ(例えば、図2の21
A)の面22(例えば、22A)がストッパー用アーム
32へ反時計方向(図2では、時計方向)から圧接し、
反時計方向への回動が阻止される。図3で見たときに、
第1,2係合部20,21の鋸歯の面19と22とは、
文字盤4の径方向へ延び、かつ、上下方向にほぼ垂直な
面である。また、図3において、第1係合部20の鋸歯
は、第2係合部21の鋸歯よりも上方に形成されてい
て、第2係合部21に係合するストッパー用アーム32
は、第1係合部20に触れることがない。第2係合部2
1の鋸歯には、文字盤4の周り方向へ延びている緩やか
な傾斜面29(図2参照)があって、文字盤4が時計方
向へ回動すると、ストッパー用アーム32が弾性変形し
ながらその傾斜面29をたどって図3の下方へ移動し、
操作アーム33の1回分の操作が終わる直前に傾斜面2
9とその先につながっている垂直面22との交点に達す
る。続いて面22に沿って図3の上方へ移動して文字盤
4の復帰方向への回動を阻止する。側部材2には、その
側面に周り方向へ延びる切り欠き部分が形成されてい
て、そこから操作アーム33が延出している。操作アー
ム33の可動範囲は、その切り欠き部分の両端によって
規制されている。
【0023】図3に示すように、押ボタン6と、凹部1
1の底部13との間には付勢ばね37が介在し、押しボ
タン6が、裏蓋部材3から側部材2の上面8へ向かう方
向へ付勢されている。この付勢に抗して押ボタン6を押
すと、これに連結している操作部材5が裏蓋3方向へ下
降する。その下降によって、ばね部30の自由端部30
Bとストッパー用アーム32とが、それぞれ第1,2係
合部20,21と係合することがないような位置にまで
下降して、蓄勢したばね31の作用下にある文字盤4が
元の加算開始位置にまで瞬時に復帰する。
1の底部13との間には付勢ばね37が介在し、押しボ
タン6が、裏蓋部材3から側部材2の上面8へ向かう方
向へ付勢されている。この付勢に抗して押ボタン6を押
すと、これに連結している操作部材5が裏蓋3方向へ下
降する。その下降によって、ばね部30の自由端部30
Bとストッパー用アーム32とが、それぞれ第1,2係
合部20,21と係合することがないような位置にまで
下降して、蓄勢したばね31の作用下にある文字盤4が
元の加算開始位置にまで瞬時に復帰する。
【0024】このように構成した加算器1は、まず押ボ
タン6を押して打数表示を0にしてから各ホールでのプ
レーを開始する。プレー中は、一打毎に操作アーム33
を時計方向へ1回移動させて表示の数字を一つずつ加算
する。各ホール毎に、プレイを終了したならばトータル
打数を確認し、再び押ボタン6を押して打数表示を0に
戻し、次のホールのプレーを開始する。
タン6を押して打数表示を0にしてから各ホールでのプ
レーを開始する。プレー中は、一打毎に操作アーム33
を時計方向へ1回移動させて表示の数字を一つずつ加算
する。各ホール毎に、プレイを終了したならばトータル
打数を確認し、再び押ボタン6を押して打数表示を0に
戻し、次のホールのプレーを開始する。
【0025】加算器1は、側部材2、蓋部材3、文字盤
4、操作部材5、および押ボタン6を熱可塑性プラスチ
ックの射出成形によってつくることができる。ばね31
や付勢ばね37、ビス15,36は金属によってつくる
ことが好ましい。
4、操作部材5、および押ボタン6を熱可塑性プラスチ
ックの射出成形によってつくることができる。ばね31
や付勢ばね37、ビス15,36は金属によってつくる
ことが好ましい。
【0026】
【考案の効果】この考案に係る加算器では、文字盤を回
動させる操作部材が、操作アームと、 操作後のアームを
自動復帰させるばね部と、文字盤を蓄勢方向へ回動させ
るばね部の自由端部と、蓄勢した文字盤の復帰を阻止す
るストッパーとを兼ね備えているプラスチックの一体成
形品であるから、部品点数が比較的少なくなって、部品
の調達コストと組立コストとの低減が可能になる。ま
た、このように部品点数の少ない加算器では、部品点数
の多いそれに比べて、故障することが少なくなる。
動させる操作部材が、操作アームと、 操作後のアームを
自動復帰させるばね部と、文字盤を蓄勢方向へ回動させ
るばね部の自由端部と、蓄勢した文字盤の復帰を阻止す
るストッパーとを兼ね備えているプラスチックの一体成
形品であるから、部品点数が比較的少なくなって、部品
の調達コストと組立コストとの低減が可能になる。ま
た、このように部品点数の少ない加算器では、部品点数
の多いそれに比べて、故障することが少なくなる。
【図1】加算器の平面図。
【図2】裏蓋と操作部材とを破断した加算器の裏面図。
【図3】図1のX1−X2−X3矢視図。
1 加算器 2,3 ケース 4 文字盤 5 操作部材 6 復帰操作手段 8 上面 10 表示窓 20 第1係合手段 21 第2係合手段 30B 自由端部 31 蓄勢手段 32 ストッパー用アーム 33 操作アーム 37 付勢手段 40 内端部
Claims (1)
- 【請求項1】ゴルフプレーヤーの打数を1打ずつ加算し
て表示することが可能な携帯用の打数加算器であって、 前記加算器を、上面に打数表示窓を有するケースと、該
ケース内部で回動可能に軸支されていて、所要方向へそ
れとは反対の復帰方向への蓄勢を伴いながら回動する円
形文字盤と、該ケース外側から前記文字盤を前記所要方
向へ回動させるための操作部材と、蓄勢した前記文字盤
の前記所要方向とは反対の方向への復帰を可能にする復
帰操作手段とによって構成し、 前記文字盤には、その外周縁部の周り方向に、前記表示
窓に順次現れる前記打数表示のための数字を前記所要方
向とは反対の方向に向かって昇順に記すとともに、前記
操作部材に対して係脱可能な第1および第2係合手段を
並列し、 前記操作部材をプラスチックによってうず巻きばね状に
形成し、該うず巻きばね状の内端部を前記ケースの中央
部において前記復帰操作手段に固定する一方、その内端
部の反対端部である自由端部を前記文字盤の周り方向か
ら前記第1係合手段へ係合可能に形成するとともに、前
記内端部から前記文字盤の径方向外方へ延びるストッパ
ー用アームを前記第2係合手段に係合させて蓄勢した前
記文字盤の復帰を阻止し、前記内端部と自由端部との間
からは、前記文字盤の径方向に沿って前記ケースの外に
まで操作アームを延出させて、該操作アームの前記所要
方向への移動によって前記うず巻きばね状の操作部材を
弾性変形させながら前記自由端部を前記第1係合手段に
係合させて前記文字盤を所要方向へ回動させ、 前記復帰操作手段には、前記ケースの底面から上面へ向
かう方向に付勢手段を作用させて、前記操作部材の自由
端部とストッパー用アームとを前記第1,2係合手段へ
係合可能な状態に保ち、かつ、前記復帰操作手段を前記
付勢に抗して前記底面方向へ移動させると、前記自由端
部とストッパー用アームとをそれらが係合している前記
第1,2係合手段から離脱させて蓄勢している前記文字
盤の自動的な復帰を可能にしてあることを特徴とする前
記加算器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993008168U JP2562282Y2 (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | ゴルフ用打数加算器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993008168U JP2562282Y2 (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | ゴルフ用打数加算器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0666746U JPH0666746U (ja) | 1994-09-20 |
JP2562282Y2 true JP2562282Y2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=18528402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993008168U Expired - Fee Related JP2562282Y2 (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | ゴルフ用打数加算器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2562282Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
PT1099459E (pt) * | 1999-11-03 | 2005-04-29 | Rj Watches Sa | Contador de golfe mecanico |
-
1993
- 1993-03-02 JP JP1993008168U patent/JP2562282Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0666746U (ja) | 1994-09-20 |
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