JP2562223B2 - スパイクピン駒を内蔵した自動車用タイヤ、及び、該自動車用タイヤのスパイクピン駒の起伏装置 - Google Patents

スパイクピン駒を内蔵した自動車用タイヤ、及び、該自動車用タイヤのスパイクピン駒の起伏装置

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 産業上の利用分野 本発明は、冬期間に於いて凍結路面、積雪路面、又は
無雪乾燥路面などを走行する自動車の安全走行を可能に
する起伏自在なスパイクピンを有するスパイクピン駒を
内蔵した自動車用タイヤと、この自動車用タイヤのスパ
イクピン駒のスパイクピンの起伏装置に関する。
従来の技術 従来、冬期間の積雪地帯では、凍結路面、積雪路面の
スリップなどによる衝突、その他の事故を防止するため
に、スパイク付きタイヤを利用したり、タイヤにチエー
ンを装着したりして、自動車を走行させている。
スパイク付きタイヤ及びチェーン装着タイヤは、所定
の期間を経なければ取替える事なくそのまま使用される
ので、その間に舗装路面や路面標識などを著しく摩耗さ
せ、損害や粉塵などを発生して公害の大きな要因となっ
ている。
発明が解決しようとする課題 この発明は上述の点に鑑みて成されたものであり、通
常の走行をする場合はスパイクピンをタイヤのトレッド
部より起立させずに普通タイヤとして走行することがで
き、運転手が路面の状況を判断してスパイクピンを起伏
させることにより、簡単にして容易にタイヤのトレッド
部よりスパイクピンを起立させ、又、直にスパイクピン
を伏臥させることができるように構成したタイヤにより
前述の課題を解決せんとするものである。
課題を解決するための手段 本願より以前に提出されたこの種の発明としては、特
開昭53−140706号、特開昭57−134304号などがあるが、
手段はスパイクの構造を変更したものと、スパイク取付
け角度の変更である。次に、特開昭63−90407号、特開
昭63−68408号、特開昭63−43804号などがあるが、構造
が複雑であるのと、スパイクピンをタイヤトレッド部よ
り起立と伏臥の作動をする機能がスプリングの弾性を利
用するか、油圧を用いるかによるものであって、これが
実施に際しては、路面の状態や、走行速度が常に変る条
件下では、活用し効果の発揮する可能性は疑わしいの
と、故障の発生も多く耐用年数も短かい欠点がある。
本願はこれを解決するために、スパイクピン駒を内蔵
したタイヤにして、 簡単に装着でき、使用中に容易に脱落しない構造に形
成された溝付タイヤの構成 スパイクピン駒が安定した状態で固定され起伏が容易
で効果を発揮する構成 運転中に容易に操作が可能で、安全で機能を発揮する
起立爪駒と伏臥駒の構成 の3点に重点を置きなされたものである。
すなわち、本発明は、自動車のタイヤトレッド部2に
開口してタイヤ1の周方向環状に形成されたスパイクピ
ン伏臥溝3と、前記タイヤ1のゴム層内において前記ス
パイクピン伏臥溝3に隣接してタイヤ1の周方向環状に
形成されたワイヤーロープ床溝8と、前記ワイヤーロー
プ床溝8に沿って適宜間隔で形成された角状のスパイク
ピン駒床5と、前記スパイクピン駒床5から前記タイヤ
トレッド部2に開口するとともに、車軸方向に延びて前
記スパイクピン伏臥溝3に繋がるスパイクピン起立溝4
と、前記スパイクピン駒床5に収納され、前記スパイク
ピン伏臥溝3における伏臥姿勢と前記スパイクピン起立
溝4から前記タイヤトレッド部2に突出する起立姿勢と
の間で起伏自在なスパイクピン11を具えた角状のスパイ
クピン駒10と、前記ワイヤーロープ床溝8に収納され、
前記スパイクピン駒10のワイヤーロープ通し孔12を貫通
して前記スパイクピン駒10を前記タイヤ1のゴム層内に
保持するワイヤーロープ3とを有してなる、スパイスピ
ン駒を内蔵した自動車用タイヤにより前記課題を解決す
るものである。
作用 スパイクピン駒は運転席に連結された操作連結桿によ
って操作される。そのため、車軸カバーに起伏装置が取
付けられている。この装置は、車軸に直角な平面内を作
動する操作具軸30と、前記操作具軸30に取付けられて前
記スパイクピン伏臥溝3に進入する爪先21を具えた起立
爪駒20と、前記操作具軸30に取付けられて前記スパイク
ピン伏臥溝3に進入するスカート部25を具えた伏臥駒24
とを有する。
操作連結桿を操作して起立爪駒20をタイヤ1に近付け
ると、爪先21がスパイクピン伏臥溝3に進入する。爪先
21には、伏臥姿勢のスパイクピン11を掬う伏臥姿勢スパ
イクピン変向面22を設けられている。タイヤ1を廻転さ
せると、伏臥姿勢スパイクピン変向面22によってスパン
イクピン11が掬い起される。さらに、起立爪駒20本体に
は伏臥姿勢スパイクピン変向面22によって掬われたスパ
イクピン11を起立姿勢に案内するスパイクピン起立案内
面23が設けられており、タイヤ1を廻転させるに従って
スパイクピン11は順次タイヤトレッド部2から突出す
る。スパイクピン駒10は角状であるので、起立した後は
その姿勢を保持する。
伏臥駒24本体には、起立姿勢のスパイクピン11を変向
する起立姿勢スパイクピン変向面26を設けられており、
また、スカート部25には起立姿勢スパイクピン変向面26
によって変向されたスパイクピン11を伏臥姿勢に案内す
るスパイクピン伏臥案内面27が設けられている。操作連
結桿を操作して伏臥駒24をタイヤ1に近付け、そのタイ
ヤ1を廻転させると、起立姿勢スパイクピン変向面26に
よってスパイクピン1が反転する。さらに、タイヤ1を
廻転させると、起立姿勢スパイクピン変向面26によって
反転させられたスパイクピン11はスパイクピン伏臥案内
面27によってスパイクピン伏臥溝3内に収納される。ス
パイクピン駒1は角状であるので、伏臥した後はその姿
勢を保持する。
実施例 以下、図面により1実施例を詳細に説明する。
第1図〜第3図に図示のされる如く、スパイクピン駒
10は鋼材を素材とし、四角立方形状にしてその一面に円
錐形状のスパイクピン11を有し、その両側にはワイヤー
ロープ通し孔12を貫通させている。また、ワイヤーロー
プ固定駒13は、その両側にはワイヤーロープ通し孔14を
貫通させている。第3図の如く、スパイクピン駒10はワ
イヤーロープ固定駒13と、適宜間隔をもたせて交互にワ
イヤーロープ15に回転可能に連結されている。
第36図〜第40図を参照して説明すると、ワイヤーロー
プ固定駒13はワイヤー継手駒16に受ける張力の負担を解
消するため、ワイヤーロープ15に固定されている。ワイ
ヤー継手駒16はワイヤーロープ13の末端部であるワイヤ
ー継ぎ目17に用いるもので、図示の如く2個に分れ接着
させて使用する。
第4図〜第8図は、ワイヤーロープ15に連結されたス
パイクピン駒10がタイヤ1に挿入された状態を示してい
る。
第4図、第6図及び第7図に示される如く、タイヤ1
には、タイヤトレッド部2に開口して、タイヤ1の周方
向環状にスパイクピン伏臥溝3が並列に形成されてい
る。そして、タイヤ1のゴム層内には、スパイクピン伏
臥溝3に隣接して、タイヤ1の周方向環状に断面円形の
ワイヤーロープ床溝8が形成されている。
次に、第5図、第6図及び第8図に示される如く、タ
イヤ1のゴム層内には、ワイヤーロープ床溝8に沿って
適宜間隔で交互に角状のスパイクピン駒床5と角状のワ
イヤーロープ固定駒床6が形成されている。そして、タ
イヤ1には、スパイクピン駒床5からタイヤトレッド部
2の表面に開口するとともに、車軸方向に延びてスパイ
クピン伏臥溝3に繋がるスパイクピン起立溝4が形成さ
れている。
第9図に示される如く、スパイクピン駒床5には、四
角立方形状のスパイクピン駒10が収納される。スパイク
ピン駒10は、スパイクピン伏臥溝3における伏臥姿勢と
スパイクピン起立溝4からタイヤトレッド部2に突出す
る起立姿勢との間で起伏自在なスパイクピン11を具えて
いる。また、第7図及び第8図に示される如く、ワイヤ
ーロープ固定駒床6には、四角立方形状のワイヤーロー
プ固定駒2が収納される。
ワイヤーロープ15は、スパイクピン駒10のワイヤーロ
ープ通し孔12及びワイヤーロープ固定駒13のワイヤーロ
ープ通し孔14を貫通しており、ワイヤーロープ挿入口7
を介してワイヤーロープ床溝8に収納される。
スパイクピン11を使用しない場合は、第9図の如くワ
イヤーロープ3を中心にしてスパイクピン駒10を左右に
反転させると、スパイクピン11は伏臥姿勢となる。スパ
イクピン11を使用する場合は、第10図の如くスパイクピ
ン11を反転させると、スパイクピン11は、スパイクピン
起立溝4からタイヤトレッド部2に突出する起立姿勢と
なる。
スパイクピン11は通常はスパイクピン伏臥溝3内にて
伏臥状とし、路面の状況により運転者が走行中にスパイ
クピン11を起立する操作を行なうことができることも本
発明の特徴の1つである。
スパイクピン11を起立させる状態は、第11図〜第19図
に図示の如く、特に第16図〜第19図に示される如く、両
端に分かれて三角状に成形された爪先21を設けた起立爪
駒20をタイヤトレッド部2のスパイクピン伏臥溝3に進
入させ、爪先21に形成された伏臥姿勢スパイクピン変向
面22に沿わせてスパイクピン11を掬うとともに、起立爪
駒20本体の起立案内面23によってスパイクピン11を案内
することにより、スパイクピン駒10を反転させ、スパイ
クピン11をスパイクピン伏臥溝3からスパイクピン起立
溝4に起立させる。
スパイクピン11を伏臥させるには平面視の前部が円錐
状にして、先が円形となった伏臥駒24を利用する。第20
図〜第29図に図示の如く、タイヤトレッド部2のスパイ
クピン起立溝4より突出しているスパイクピン11の間に
伏臥駒24を配置し、伏臥駒24本体の起立姿勢スパイクピ
ン変向面25に沿わせてスパイクピン11を倒伏させるとと
もに、伏臥駒24のスカート部25のスパイクピン伏臥案内
面27によってスパイクピン11を案内することにより、ス
パイクピン11をVスパイクピン伏臥溝3に反転させ、無
理なく第26図〜第29図の順にてスパイクピン11を伏臥さ
せる。
第30図〜第35図は、スパイクピン11を起伏させる装置
の構成を示し、この装置は、起立爪駒20と伏臥駒24をタ
イヤ1に向って前後動させる装置である。この装置は、
車軸に直角な平面内を作動する操作具軸30を有してな
る。起立爪駒20と伏臥駒24は、側板32を介して操作具軸
30に取付けられている。
操作具軸30は、操作具軸取付ガイド32により、第33図
〜第35図の如く、板スプリング34及び車軸カバー35に取
付けられている。36は固定ボルト軸、37は当て盤、38は
ナットである。側板32に連結された操作連結掉33は運転
席に連結されており、運転者の操作により操作具軸30は
前後動が可能な構造になっている。
この装置は、操作具軸30の側板32に取り付けられた起
立爪駒20と伏臥駒24を前後動させることにより、タイヤ
の廻転を利用してスパイクピン11を起伏させるものであ
る。
発明の効果 従来は冬期間に走行する自動車はチェーンを着脱した
り、又、スパイクタイヤも着け替えしなければならなか
ったが、この発明のタイヤは以上説明したように、スパ
イクピン11が不要な場合は、スパイクピン11をスパイク
ピン伏臥溝3内で伏臥姿勢とし、スパイクピン11が必要
な場合は、スパイクピン11をスパイクピン起立溝4から
タイヤトレッド部2に突出させて使用することができる
ので、タイヤの交換やチェーンの着脱手間を省くことが
できる。
また、請求項2の起伏装置を利用することにより、ス
パイクピン11の起立操作が簡単であり、故障なく積雪路
面にてスパイクの効果を完全に発揮させることができ、
乾燥路面を走行には簡単にスパイクピン11伏臥させるこ
とができるので、路面を損傷する事や、粉塵の発生を防
止する事が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はスパイクピン駒の斜視図、第2図はワイヤーロ
ープ固定駒の斜視図、第3図はワイヤーにスパイクピン
駒及びワイヤーロープ固定駒を連結した部分平面図、第
4図はタイヤトレッド部の平面図、第5図は第4図のA
−A′断面図、第6図は第4図のB−B′断面図、第7
図はタイヤにスパイクピン駒等を装着した状態の平面
図、第8図は第7図のC−C′断面図、第9図は第7図
のD−D′断面図、第10図はスパイクピンの起立状態を
示した断面図、第11図は起立爪駒の平面図、第12図は起
立爪駒の底面図、第13図は起立爪駒の正面図、第14図は
起立爪駒の背面図、第15図は起立爪駒の斜視図、第16図
はスパイクピンの起立を示したタイヤトレッド部の部分
平面図、第17図は第16図のE−E′断面図、第18図は第
16図のF−F′断面図、第19図は第16図のG−G′断面
図、第20図は伏臥駒の平面図、第21図は伏臥駒の底面
図、第22図は伏臥駒の正面図、第23図は伏臥駒の背面
図、第24図は第20図のH−H′断面図、第25図は伏臥駒
の斜視図、第26図はスパイクピンの伏臥を示したタイヤ
トレッド部の部分平面図、第27図は第26図のI−I′断
面図、第28図は第26図のJ−J′断面図、第29図は第26
図のK−K′断面図、第30図は起立爪駒及び伏臥駒を装
着した操作具軸の正面図、第31図は操作具軸取付ガイド
の平面図及び斜視図、第32図は操作具取付ガイドを組合
せた平面図、第33図は車輪カバーに操作具取付ガイドを
取付けた正面図、第34図は第33図の右側面図、第35図は
第33図の平面図、第36図はワイヤー継手駒の底面図、第
37図は第36図のR−R′断面図、第38図はワイヤー継手
駒の平面図、第39図はワイヤーロープをワイヤー継手駒
で連結した平面図、第40図はワイヤーロープをタイヤに
取付けた断面図である。 1……タイヤ、2……タイヤトレッド部 3……スパイクピン伏臥溝、4……スパイクピン起立溝 5……スパイクピン駒床、6……ワイヤーロープ固定駒
床 7……ワイヤーロープ挿入口、8……ワイヤーロープ床
溝 10……スパイクピン駒、11……スパイクピン 12……ワイヤーロープ通し孔、13……ワイヤーロープ固
定駒 14……ワイヤーロープ通し孔、15……ワイヤーロープ 16……ワイヤーロープ継手駒、17……ワイヤーロープ継
ぎ目 20……起立爪駒、21……爪先 22……伏臥姿勢スパイクピン変向面、23……スパイクピ
ン起立案内面 24……伏臥駒、25……スカート部 26……起立姿勢スパイクピン変向面、27……スパイクピ
ン伏臥案内面 30……操作具軸、31……側板 32……操作具軸取付ガイド、33……操作連結桿 34……板スプリング、35……車軸カバー 36……固定ボルト軸、37……当て盤 38……ナット

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のタイヤレッド部2に開口してタイ
    ヤ1の周方向環状に形成されたスパイクピン伏臥溝3
    と、 前記タイヤ1のゴム層内において前記スパイクピン伏臥
    溝3に隣接してタイヤ1の周方向環状に形成されたワイ
    ヤーロープ床溝8と、 前記ワイヤーロープ床溝8に沿って適宜間隔で形成され
    た角状のスパイクピン駒床5と、 前記スパイクピン駒床5から前記タイヤトレッド部2に
    開口するとともに、車軸方向に延びて前記スパイクピン
    伏臥溝3に繋がるスパイクピン起立溝4と、 前記スパイクピン駒床5に収納され、前記スパイクピン
    伏臥溝3における伏臥姿勢と前記スパイクピン起立溝4
    から前記タイヤトレッド部2に突出する起立姿勢との間
    で起伏自在なスパイクピン11を具えた角状のスパイクピ
    ン駒10と、 前記ワイヤーロープ床溝8に収納され、前記スパイクピ
    ン駒10のワイヤーロープ通し孔12を貫通して前記スパイ
    クピン駒10を前記タイヤ1のゴム層内に保持するワイヤ
    ーロープ3と、 を有してなる、スパイクピン駒を内蔵した自動車用タイ
    ヤ。
  2. 【請求項2】自動車のタイヤトレッド部2に開口してタ
    イヤ1の周方向環状に形成されたスパイクピン伏臥溝3
    と、前記タイヤ1のゴム層内において前記スパイクピン
    伏臥溝3に隣接してタイヤ1の周方向環状に形成された
    ワイヤーロープ床溝8と、前記ワイヤーロープ床溝8に
    沿って適宜間隔で形成された角状のスパイクピン駒床5
    と、前記スパイクピン駒床5から前記タイヤトレッド部
    2に開口するとともに、車軸方向に延びて前記スパイク
    ピン伏臥溝3に繋がるスパイクピン起立溝4と、前記ス
    パイクピン駒床5に収納され、前記スパイクピン伏臥溝
    3における伏臥姿勢と前記スパイクピン起立溝4から前
    記タイヤトレッド部2に突出する起立姿勢との間で起伏
    自在なスパイクピン11を具えた角状のスパイクピン駒10
    と、前記ワイヤーロープ床溝8に収納され、前記スパイ
    クピン駒10のワイヤーロープ通し孔12を貫通して前記ス
    パイクピン駒10を前記タイヤ1のゴム層内に保持するワ
    イヤーロープ3とを有してなる自動車用タイヤのスパイ
    クピン駒を起伏させる起伏装置であって、 該装置は、車軸に直角な平面内を作動する操作具軸30
    と、前記操作具軸30に取付けられて前記スパイクピン伏
    臥溝3に進入する爪先21を具えた起立爪駒20と、前記操
    作具軸30に取付けられて前記スパイクピン伏臥溝3に進
    入するスカート部25を具えた伏臥駒24とを有しており、 前記爪先21に伏臥姿勢のスパイクピン11を掬う伏臥姿勢
    スパイクピン変向面22を設けるとともに、前記起立爪駒
    20本体に前記伏臥姿勢スパイクピン変向面22によって掬
    われたスパイクピン11を起立姿勢に案内するスパイクピ
    ン起立案内面23を設け、 前記伏臥駒24本体に起立姿勢のスパイクピン11を変向す
    る起立姿勢スパイクピン変向面26を設けるとともに、前
    記スカート部25に前記起立姿勢スパイクピン変向面26に
    よって変向されたスパイクピン11を伏臥姿勢に案内する
    スパイクピン伏臥案内面27を設けたことを特徴とする、 自動車用タイヤスパイクピン駒を起伏させる起伏装置。
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