JP2562025Y2 - ガスボンベ充填装置 - Google Patents

ガスボンベ充填装置

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JP2562025Y2
JP2562025Y2 JP2342992U JP2342992U JP2562025Y2 JP 2562025 Y2 JP2562025 Y2 JP 2562025Y2 JP 2342992 U JP2342992 U JP 2342992U JP 2342992 U JP2342992 U JP 2342992U JP 2562025 Y2 JP2562025 Y2 JP 2562025Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はガスボンベ充填装置に係
り、特にガスの種類を間違えること無く、ボンベに所望
のガスを充填することができるよう構成したガスボンベ
充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス等を容器に充填する装置とし
て、例えば、回転式液体充填装置がある。この回転式液
体充填装置は回転体の複数の載置台上に搬送ライン入口
より容器を載せ、回転体が所定距離だけ回転する間に、
容器の総重量が所定の重量に達するよう容器内にLPガ
ス等のガスを充填し、搬送ライン出口より容器を搬出す
る構成とされていた。
【0003】そして、上述の回転式液体充填装置におい
て、容器に充填しようとするガスの種類を換えようとし
た場合には、作業者が回転式液体充填装置へのガス供給
用の配管途中に設けられている弁を開閉制御することに
より行っていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述のように従来は、
容器に充填しようとするガスの種類の選択は、作業者に
任されていたので、作業者が弁の切り換えを間違えた
り、また、弁の切り換えを忘れてしまうことにより、容
器に充填しようとするガスとは違う種類のガスが容器に
充填されてしまうという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案の第一の構成は、内部にガスが積み込まれるガ
ス容器を搬送するガス容器搬送装置と、該ガス容器搬送
装置上に設けられた載置台と、該容器搬送装置の周囲に
付設され、載置台上のガス容器にガスを充填する充填ノ
ズルと、該充填ノズルに異なる種類のガスをそれぞれ供
給する複数のガス供給路と、該各ガス供給路毎に設けら
れ、開弁信号により開弁制御される開閉弁と、各容器毎
に設けられ、各容器毎にこれらの容器を区別するための
容器データが記憶された容器データ記憶媒体と、該容器
データ記憶媒体に記憶された容器データを読み取り、こ
の容器データに基づいて、当該容器に供給すべきガスの
種類を判別する供給液体判別手段と、該供給液体判別手
段による判別結果に基づいて、当該充填ノズルへ供給す
べきガスの種類に対応する開閉弁へ開弁信号を出力する
開閉弁制御手段と、から構成されている。
【0006】また、本考案の第二の構成は、内部にガス
が積み込まれるガス容器を搬送するガス容器搬送装置
と、該ガス容器搬送装置上に設けられた載置台と、該容
器搬送装置の周囲に付設され、載置台上のガス容器にガ
スを充填する充填ノズルと、該充填ノズルに複数の種類
のガスを供給する複数のガス供給路と、該各ガス供給路
毎に設けられ、開弁信号により開弁制御される開閉弁
と、該各ガス供給路毎に設けられた手動弁と、該手動弁
の開閉を検出する検出手段と、該ガス容器に充填すべき
ガスの種類を設定するためのガス種設定手段と、該各ガ
ス供給路毎のガスの種類が記憶された記憶手段と、該記
憶手段に記憶された各ガス供給路毎のガスの種類と該検
出手段の検出状態とから該充填ノズルに供給されるガス
の種類を判別するガス種判別手段と、該ガス種設定手段
により設定されたガスの種類とガス種判別手段により判
別されたガスの種類とが一致した場合に、開弁している
手動弁と同一のガス供給路に設けられた開閉弁を開弁へ
開弁信号を出力する開閉弁制御手段と、から構成されて
いる。
【0007】
【作用】本考案の第一の構成を適用したガスボンベ充填
装置は、作業者が、ガス容器搬送装置の載置台にガス容
器を載せ、充填ノズルをガス容器に接続し、供給液体判
別手段に容器データ記憶媒体の容器データを読み取らせ
ると、供給液体判別手段は当該ガス容器に充填すべきガ
スの種類を判別する。そして、開閉弁制御手段が供給液
体判別手段に基づいて当該充填ノズルに供給すべきガス
の種類に対応する開閉弁へ開弁信号を出力する。これに
より充填ノズルには当該ガス容器に充填すべき種類のガ
スが供給される。
【0008】また、本考案の第二の構成を適用したガス
ボンベ充填装置は、作業者が、各ガス供給路毎に設けら
れた手動弁を開弁し、ガス種設定手段により当該ガス容
器に充填すべきガスの種類を設定すると、、ガス種設定
手段により設定されたガスの種類とガス種判別手段によ
り判別されたガスの種類とが一致した場合にのみ、開閉
弁制御手段が開弁している手動弁と同一のガス供給路に
設けられた開閉弁へ開弁信号を出力することにより、開
弁信号が供給された開閉弁が開弁する。
【0009】
【第一実施例】本考案のガスボンベ充填装置を回転式液
体充填装置に適用した場合について図1及至図4を用い
て説明する。図1、図2に示す如く、回転式液体充填装
置は、容器挿入装置1のアーム1aによって搬入コンベ
ア2上から順次回転体の各載置台17に設けられた秤5
上に載せられた容器(ボンベ)3を、その容器3が回転
体4とともに、図中の矢印方向に所定の距離回転する間
に、容器3にセットされる充填ノズル7を通してガス供
給路6a,6b,6c からの液体を充填するようになってい
る。そして、液体充填後の容器3は搬出コンベア8との
対向位置にまで回転したときに、容器搬出装置9のアー
ム9aにより回転体4上の秤5から搬出コンベア8上に
順次移されるようになっている。このようにして、複数
の容器3に対する液体の充填が連続的に行われるように
なっている。また、この液体の充填は液体の充填にとも
なって変化する容器3の重量を連続的に検出するロード
セル等よりなる秤5により重量を計測し、予め秤5にセ
ットされた容器3の容器総重量に達したときに、充填ノ
ズル7への液体の供給路を自動的に閉じるようになって
いる。
【0010】10は搬出コンベア8に設けられた搬出自
動秤で、ロードセル等を用いており、液体充填されて回
転体より搬出された容器3の総重量を計測する。
【0011】図2は図1に示す回転式液体充填装置の第
一実施例の平面図である。第2図中、12は各容器3に
吊り下げられた記録カードであり、このカード22には
それを備えた容器3のデータが記憶されている。このカ
ード12のデータは、容器搬入装置1の近傍に備えられ
たカードリーダ13によって読み取られ、その読み取り
データは充填制御装置30に入力される。
【0012】すると、充填制御装置30は、その入力デ
ータに対応する容器3に充填すべきガスの種類を判別
し、ガスの種類毎に設けられたガス供給路6a,6b,6c
にそれぞれ設けられた開閉弁15a,15b,15c のうち
容器3に充填すべきガスの種類に対応する開閉弁を開弁
することにより、充填ノズル7から容器3へのガスの充
填を許可する。そして、充填制御装置30は、その入力
データに対応する容器3の容器総重量と、回転体4上の
容器3の検出重量とを比較して、その検出重量が容器総
重量に達したときに、開弁していた開閉弁を自動的に閉
じるようになっている。
【0013】ところで、カード12は例えばせん孔式の
カードであり、容器3のデータとして当該顧客容器3固
有の容器コードが記憶されている。また、充填制御装置
30は、その記録装置(本実施例では固定磁気ディス
ク)に前記容器コードに対応して当該容器総重量・容器
容量・風袋重量・容器番号・ガスの種類・次回耐圧期限
等の容器に関する情報を記憶している。そして、カード
12のデータがカードリーダ13に読み取られると、そ
の読み取られた容器コードに対応する容器総重量・ガス
の種類等の容器情報が充填制御装置30において自動検
索され、読み出されるようになっている。
【0014】秤5の検出信号は、回転体14の回転軸1
8の部分に備えられたスリップリング、または赤外線方
式等の伝送装置19を介して、回転体4の回転系外の充
填制御装置30に入力される。また、同様にして充填制
御装置30から、伝送装置19を介して回転体4の回転
系内の開閉弁15にその制御信号が伝送される。
【0015】更に、充填制御装置30の前記記憶装置に
は、前回の液体充填直後の容器3の実際の総重量が記憶
され、カードリーダ13に容器コードが読み取られる
と、充填制御装置30がその容器コードから自動検索し
て前回の液体充填直後の容器3の実際の総重量を読み出
すようになっている。なお、記憶装置に記憶される容器
3の実際の総重量は毎回書き換えられている。そして、
充填制御装置30は、記憶装置から読み出した前回にお
ける総重量から、今回の液体充填前において秤5が検出
する容器3の重量を減算して、液体の使用量を求め、そ
の結果をプリント等によって印字出力する機能を有して
いる。
【0016】図3に充填制御装置30の構成を示す。本
実施例では、メインとなるCPU31と、回転体4にお
ける載置台17の数に対応する1〜n組のCPU32を
有し、CPU32にはそれぞれ対応する開閉弁15a,1
5b,15c ・秤5・後述するチャッキング検出器33が
接続されている。チャッキング検出器33は、充填ノズ
ル7が対応する容器3にセットされた状態を検出するも
のであって、その検出信号は、液体の充填を開始する信
号として利用される。また、CPU31の記憶装置には
前述した容器13に関する情報が記憶されている。
【0017】また、CPU31にはCPU32と協働し
て予め設定された容器の総重量を読み込み、対応する秤
5のCPU32により秤5の検出重量とを比較させて、
その検出重量が容器総重量に達したときに開閉弁15a,
15b,15c のうち開弁している開閉弁を閉弁させるよ
うにした充填制御部31aと、CPU32より読み込ん
だ搬出口自動秤10によって検出された容器3の検出重
量と容器3について秤5により充填後重量検出終了時に
検出された検出重量とを比較し、秤5に対し比較差分に
応じた零調整信号を出力する自動補正部31bとを有す
る。また、CPU31には秤5による検出重量が搬出口
自動秤10の検出重量に対して所定以上の差があるとき
警報を発する警報装置34が接続されている。
【0018】次に上記構成の回転式液体充填装置の充填
動作にともなって充填制御装置30が行う処理につき、
図4乃至図6のフローチャートを参照して説明する。
【0019】図4に示されたCPU31とCPU32と
の協働による制御フローを用いて充填制御装置30が行
う処理を説明する。まず、作業者はガスを充填しようと
する容器3を搬入コンベア2により回転式充填機に搬入
させ、容器3を回転体4の載置台17に載置させる (ST
EP S1)。なお、カード12に記録された容器3の情報は
予めカードリーダ13より読み取らせておく。
【0020】容量搬入装置1のアーム1aの動作により
搬入コンベア2上の容器3を載置台17に移動させて載
置させる (STEP S2)。
【0021】次に充填機の充填ノズル7を容器3の注入
口に装着すると、チャッキング検出器33より信号を得
る (STEP S3)。また、載置台17に載置された容器3の
総重量を秤5により計測し、この検出し重量より容器3
の自重を含めた容器3内の被充填液体の残量を求める
(STEP S4)。
【0022】次にカード12に対応する容器3に充填す
べきガスの種類を判別し、ガスの種類毎に設けられたガ
ス供給路6a,6b,6c にそれぞれ設けられた開閉弁15
a,15b,15c のうち容器3に充填すべきガスの種類に
対応する開閉弁を開弁させ、充填ノズル7より容器3内
にガスが注入される (STEP S5)。そして、容器3にガス
が充填され、秤5により前述の読み取られたカードデー
タに基づく所定の重量に容器3の総重量が達したことが
検出されると、前述のSTEP S5 において開弁した開閉弁
を閉弁させて充填を終了させる。
【0023】このようにして、充填された容器3が回転
体4の回転とともに搬出口に至ると充填終了した容器3
の充填後重量Waが秤5により検出され、保持される。
更に、容器搬出装置9のアーム9aの動作により容器3
を載置台17より搬出コンベア8に移動させられ回転体
4より搬出される (STEP S6)。次に容器3が搬出口自動
秤10を通過するとともに、搬出口自動秤10により充
填完了した容器3の重量を計測し、搬出時重量Wbを検
出する (STEP S7)。そして、上述のSTEP S6 で検出した
充填後重量WaとSTEP S7 で検出した搬出時重量Wbの
差を求め、この差が秤5の調整許容範囲D1 以内である
か否かを確認する (STEP S8)。
【0024】STEP S8 において充填許容範囲D1 内でな
いと判断した場合には、上記差が秤5の調整許容範囲D
2 以内であるか否かを確認する(STEP S9) 。STEP S9 に
おいて充填許容範囲D2 内にあると判断した場合には、
秤5の零点を上述の充填後重量Waと搬出時重量Wbと
の差分だけ補正して零点を調整し(STEP S10)、また、充
填許容範囲D2 内ではないと判断した場合には、充填誤
差が大きいため、警報装置34より警報を発して作業者
に知らせる(STEP S11)。
【0025】なお、STEP S8 において調整許容範囲D1
内である場合には、秤5の零点調整或いは警報を発せず
にSTEP S1 に戻る。
【0026】次に、この制御についてCPU31とCP
U32とに分けて説明する。
【0027】図6のフローチャートはCPU32の動作
を示すものである。まず、CPU32は、にて載置台17
上に容器3が載置されたことを秤5の信号変化から確認
し、容器載せ信号をCPU31へ出力する(STEP S21,ST
EP S22) 。なお、STEP S21にて容器13の載置確認がさ
れない間は、後述するSTEP S36,STEP S37 により秤5の
零点の補正をするようになっている。CPU31はこの
容器載せ信号を受けて当該容器3の容器総重量データ・
ガスの種類を出力し、CPU32はこの容器3の容器総
重量データ・ガスの種類を読み込む(STEP S23,STEP S2
4) 。なお、載置された容器13とその容器総重量との
対応はCPU31により行われるが、この点は後述す
る。
【0028】次に、CPU32は、チャッキング検出器
33の信号を検出し(STEP S25,STEPS26) 、ガスの種類
毎に設けられたガス供給路6a,6b,6c にそれぞれ設け
られた開閉弁15a,15b,15c のうち、前述のSTEP S
24において読み込んだガスの種類に対応するガスが供給
されている供給路に設けられた開閉弁を開いて液体の充
填を開始する(STEP S27)。そして、この充填は、容器3
の重量が所定の容器総重量に達するまで行われる(STEP
S28 〜STEP S30) 。
【0029】次に、容器3の重量が上記容器総重量に達
すると、CPU32は、前述のSTEPS27において開弁さ
れた開閉弁を閉弁する(STEP S31)。それから、秤5の信
号即ち、Waを読み取って、それを次回充填時における
前回の液体充填後の容器3の実際の総重量として記憶す
るとともに、当該秤5の零点調整のためのデータとする
ために重量データWaをCPU31へ出力する(STEP S3
2,STEP S33) 。そして、STEP S34,STEP S35 にて、秤1
5の信号の変化から容器3の搬出を確認し、前述のSTEP
S21に戻り、STEP S21により次の容器3が載置されたの
が検出される間に戻り、STEP S36にてCPU31より零
点調整零点調整データが取り込まれた場合には、この零
点調整データに従って、STEP S37にて秤5の零点を補正
する。
【0030】図6のフローチャートは充填制御装置30
のCPU31の動作を表す。まず、CPU31は、カー
ド22を読み取り、それに対応する容器情報を記憶装置か
ら読み出す(STEP S42〜STEP S45)。そして、STEP S4
3,STEP S45 における判断が「NO」の場合は、警報装
置34警報を発する(STEP S46)。その場合は原因を調査
し対策を行う。
【0031】また、STEP S43,STEP S45 における判断が
「YES」の場合は、載置台27上に容器3が載置され
たことをCPU32のSTEP S22(図4参照)における容
器載せ信号から確認し(STEP S47,STEP S48) 、この容器
載せ信号を出力したCPU32に容器13の容器総重量
を設定する(STEP S49)。それから、CPU32より出力
される今回の液体充填後の秤5のデータとしての容器総
重量Waを読み込む(STEP S50,STEP S51) 。
【0032】そして、図4のフローチャートで前述した
STEP S8 〜STEP S11の処理を行い、搬出口自動秤10に
より検出した搬出時重量Wbと秤5により検出した充填
後重量Waとの差分だけ、秤5の零点を調整する(STEP
S52 〜STEP S56) 。
【0033】それから、CPU31は、予め記憶してお
いた前回の液体充填直後の容器3の実際の総重量からST
EP S52で読み込んだ容器3の重量Wbを減算し、そし
て、STEP S58にて、その減算結果を今回の液体使用量と
して、表示、出力する(STEP S57)。
【0034】上記第一実施例においては、カード12に
容器コードのみを記憶させ、この容器コードに対応する
容器総重量等の容器情報を充填制御装置30の記憶装置
に記憶させてこれを読み出すようにしたが、これに限ら
ず、容器情報のうち、容器総重量・容器容量・風袋重量
等の不変情報についてはカード12事態に記憶させるよ
うにしてもよい。また、記憶媒体としてはカードに限ら
ず、バーコードや磁気ストライプ等でもよい。
【0035】
【第二実施例】以下に、図7乃至図11を用いて本考案
の第二実施例を説明する。なお、以下の説明において前
述の第一実施例と同一の構成については同一番号を付
し、説明を省略する。
【0036】図7に示されるように本実施例においては
回転式液体充填装置の近傍にボンベ設定装置50が設け
られている。このボンベ設定装置50は、図8及び図9
に示されるように、作業者がガスを充填すべき容器に対
する各種情報を入力するための制御盤51を有し、この
制御盤51には、容器に充填すべきガスの種類を設定す
るためのガス種選択スイッチ52・当該ガスを充填すべ
き容器を選択するためのボンベ選択スイッチ53・当該
ガスを充填すべき容器の本数を入力するためのボンベ本
数設定スイッチ54・顧客毎に設けられた顧客カード
(図示せず)に記憶された顧客データを読み取るカード
リーダ55・実際に容器3にガスを供給する際に作業者
が操作する充填開始スイッチ56・ガス充填作業を終了
させる場合に作業者が操作する充填完了スイッチ57・
前述の第一実施例で説明した警報装置34が設けられて
いる。
【0037】また、ボンベ設定装置50はこの内部に主
制御装置50aと、回転体4における載置台17の数に
対応する1〜n組の副制御装置50bを有している。
【0038】上記副制御装置50bは、主制御装置50
a・チャッキング検出器33・秤5・開閉弁15と接続
されており、主制御装置50aから充填許可信号が供給
されている間に、チャッキング検出器33から検出信号
(容器3に充填ノズル7が接続されたことを示す信号)
が供給されると、電磁弁68a,68bに開弁信号を出
力するとともに、主制御装置50aから充填許可信号が
供給されている間に、チャッキング検出器33から検出
信号が供給される毎に、主制御装置50aにボンベ検出
信号を出力するようになっている。
【0039】また、主制御装置50aは、上述の1〜n
組の副制御装置50b・ガス種選択スイッチ52・ボン
ベ選択スイッチ53・ボンベ本数設定スイッチ54・カ
ードリーダ55・充填開始スイッチ56・充填完了スイ
ッチ57・警報装置34・電磁弁68a,68b・流量
パルス発信器65a,65b・ボール弁67a,67b
(電磁弁68a,68b・流量パルス発信器65a,6
5b・ボール弁67a,67bについては後述する)と
接続されている。更に、主制御装置50aは、回転式液
体充填装置が備えつけられているガス充填場の事務所
(図示せず)内に設けられた伝票発行機58と通信回線
により接続されている。なお、主制御装置50aの制御
構成は後述する。
【0040】また、本実施例における回転式液体充填装
置の各ガス供給路6は、図9に示されるように、その上
流側に設けられたブタンガス供給用のメイン配管60a
と、プロパンガス供給用のメイン配管60bと接続され
ている。そして、この各メイン配管60a,60bそれ
ぞれには、ストレーナ61a,61b、逆止弁62a,
62b、ストレートナ63a,63b、流量計64a,
64b、流量計64a,64bに接続され、各メイン配
管60a,60b内を流れるガスの流量に対応した流量
パルスをボンベ設定装置50へ供給する流量パルス発信
器65a,65b,測温抵抗体66a,66b、ボール
弁67a,67b、電磁弁68a,68bが介装されて
いる。
【0041】以上のように構成された本実施例の回転式
液体充填装置の主制御装置50aの制御構成を図10乃
至図11に示されたフローチャートを用いて説明する。
【0042】まず、作業者は、ガス充填予定の容器3を
配送しようとしている顧客に対応する顧客データが記憶
された顧客カード(図示せず)をカードリーダ55に読
み取らせる(STEP B1) 。すると、カードリーダ55から
主制御装置50aへ顧客データが供給され、主制御装置
50aはこれをRAMに記憶する(STEP B2) 。
【0043】次に、作業者が、メイン配管60a,60
bそれぞれに設けられたボール弁67a,67bのう
ち、所望の種類のガスを供給可能なメイン配管に設けら
れたボール弁を手動で開弁させる。すると、ボール弁か
ら主制御装置50aへ開弁信号が出力され(STEP B3) 、
この信号は開弁されたボール弁が閉弁されるまで出力さ
れ続ける。なお、前回のガス充填作業において、所望の
ボール弁が開弁されている場合には、ここでの、作業者
の作業は省略される。
【0044】次に、作業者は、ガス種選択スイッチ52
により容器に充填すべきガスの種類を設定し、ボンベ選
択スイッチ53により当該ガスを充填すべき容器を選択
し、ボンベ本数設定スイッチ54により当該ガスを充填
すべき容器の本数を入力し(STEP B4) 、その後、充填開
始スイッチ56を操作する(STEP B5) 。
【0045】すると、主制御装置50aは、主制御装置
50aへ開弁信号を出力しているボール弁を判別し、主
制御装置50aのROMに記憶されているボール弁とこ
れに対応するガスの種類とから充填ノズル7から供給さ
れるガスの種類を判別する(STEP B6) 。また、主制御装
置50aは、前述のSTEP B6 の処理とともに、前述のST
EP B4 において操作されたガス種選択スイッチ52の操
作状態から、当該容器3に供給すべきガスの種類を判別
する(STEP B7) 。
【0046】そして、主制御装置50aは、前述のSTEP
B6 において求めたガスの種類と、STEP B7 において求
めたガスの種類とが合致するか否かを判別する(STEP B
8) 。
【0047】そして、STEP B8 においてガスの種類が合
致しないと判断した場合には、警報装置34へ警報信号
を出力し(STEP B9) 、これにより、警報装置34が作動
し作業者にガスの種類が合致しないことを報知する。こ
の場合には、作業者は開弁すべきボール弁を選択し直す
か、又は、ガス種選択スイッチ52を操作し直し、再
び、充填開始スイッチ56を操作する(STEP B10)。これ
により、主制御装置50aは、再び充填開始スイッチ5
6を操作が操作されたことを検出し(STEP B11)、警報装
置34への警報信号の出力を停止し(STEP B12)、これに
より警報装置34の報知動作は停止する。そして、STEP
B12の処理を行った主制御装置50aは、再び前述のST
EP B6 の処理を実行する。
【0048】また、STEP B8 においてガスの種類が合致
すると判断した場合には、電磁弁68a,68bのう
ち、作業者により開弁されたボール弁が介装されている
メイン配管に備えられた電磁弁へ開弁信号を出力すると
ともに、各副制御装置50bそれぞれ全てに充填許可信
号を出力する(STEP B13)。これにより、開弁されたボー
ル弁が介装されているメイン配管に備えられた電磁弁が
開弁し、充填ノズル7から容器3へのガスの供給作業が
可能となる。更に、このとき、主制御装置50aは、こ
の内部に設けられた容器3の本数を計数する第一のカウ
ンタ(図示せず)、及び、流量パルス発信器から出力さ
れる流量パルスを計数する第二のカウンタ(図示せず)
の計数値を零リセットする(STEP B14)。
【0049】そして、作業者により、容器3に充填ノズ
ル7が接続され、開閉弁15が開弁されることにより、
当該容器3へ実際にガス充填が行われる。また、作業者
により、容器3に充填ノズル7が接続されると、チャッ
キング検出器33がこれを検出し、検出信号を副制御装
置50bを介して主制御装置50aへ出力する。する
と、主制御装置50aは、この検出信号が入力される毎
に、第一のカウンタのカウンタを一つずつカウントアッ
プする。また、充填ノズル7から容器3に実際にガスが
充填され始めると、流量パルス発信器から主制御装置5
0aへ流量パルスが出力され、主制御装置50aは、こ
の流量パルスを第二のカウンタで計数する(STEP B15)。
【0050】次に、主制御装置50aは、充填完了スイ
ッチ57から充填完了信号が供給されたか否かを判断し
(STEP B16)、充填完了信号が供給されていないと判断し
た場合には、第一のカウンタで計数されている容器3の
本数が、前述のSTEP B4 でボンベ本数設定スイッチ54
により設定されたボンベ本数に達したか否かを判断する
(STEP B17)。そして、STEP B17においてボンベ本数に達
していないと判断した場合には、前述のSTEP B15の処理
を行う。また、STEP B17においてボンベ本数に達したと
判断した場合には、警報装置34へボンベ充填終了信号
を出力し(STEPB18)、再び前述のSTEP B15の処理を行
う。これにより、警報装置34が作動し、作業者にガス
を充填した容器3の本数がボンベ本数設定スイッチ54
により設定したボンベ本数に達した事を報知する。
【0051】また、今回の各容器3へのガスの充填作業
を終了するために、作業者が充填完了スイッチ57を操
作すると、主制御装置50aには充填完了信号が供給さ
れ、これにより、主制御装置50aは充填作業が終了し
たと判断し(STEP B16)、主制御装置50aは、まず、副
制御装置50bへの充填許可信号の出力を停止する(STE
P B19)。これにより副制御装置50bは電磁弁への開弁
信号の出力を停止し、充填ノズル7から容器3へのガス
の充填は不可能となる。また、主制御装置50aは、ST
EP B19の処理に引き続き、STEP B18において警報装置3
4へ出力していたボンベ充填終了信号の出力を停止する
(STEP B20)。これにより、警報装置34の報知動作は停
止する。その後、主制御装置50aは、前述のSTEP B1
においてカードリーダ55より読み込んだ顧客データを
伝票発行機58に出力するとともに、前述の第一のカウ
ンタで計数された計数値を今回ガス充填された容器3の
本数として伝票発行機58に出力し、かつ、第二のカウ
ンタで計数された流量パルスの計数値を今回のガス充填
作業において充填されたガスの総量として伝票発行機5
8に出力する(STEP B20)。これにより、伝票発行機58
から、顧客名・ボンベ本数・充填量が印字された伝票が
発行される。
【0052】
【考案の効果】以上のように本考案の第一の構成を適用
したガスボンベ充填装置は、作業者が、ガス容器搬送装
置の載置台にガス容器を載せ、充填ノズルをガス容器に
接続し、供給液体判別手段に容器データ記憶媒体の容器
データを読み取らせると、供給液体判別手段は当該ガス
容器に充填すべきガスの種類を判別する。そして、開閉
弁制御手段が供給液体判別手段に基づいて当該充填ノズ
ルに供給すべきガスの種類に対応する開閉弁へ開弁信号
を出力する。これにより充填ノズルには当該ガス容器に
充填すべき種類のガスが供給されるので、作業者が、間
違った種類のガスをガス容器に詰め込んでしまうといっ
た事故が未然に防止できる。
【0053】また、本考案の第二の構成を適用したガス
ボンベ充填装置は、作業者が、各ガス供給路毎に設けら
れた手動弁を開弁し、ガス種設定手段により当該ガス容
器に充填すべきガスの種類を設定し、ガス容器搬送装置
の載置台にガス容器を載せ、充填ノズルをガス容器に接
続すると、開閉弁制御手段により、ガス種設定手段によ
り設定されたガスの種類とガス種判別手段により判別さ
れたガスの種類とが一致した場合にのみ、開弁している
手動弁と同一のガス供給路に設けられた開閉弁を開弁へ
開弁信号を出力することにより、開弁信号が供給された
開閉弁が開弁するように構成したので、作業者が、間違
った種類のガスをガス容器に詰め込んでしまうといった
事故が未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のガスボンベ充填装置を適用した第一実
施例の回転式充填装置の斜視図である。
【図2】本考案のガスボンベ充填装置を適用した第一実
施例の回転式充填装置の上面図である。
【図3】充填制御装置の概略構成図である。
【図4】第一実施例の充填制御装置の処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図5】図4のフローチャートに示される処理を詳細に
説明するためのフローチャートである。
【図6】図4のフローチャートに示される処理を詳細に
説明するためのフローチャートである。
【図7】本考案のガスボンベ充填装置を適用した第二実
施例の回転式充填装置の上面図である。
【図8】本考案のガスボンベ充填装置を適用した第二実
施例のメイン配管に設けられた各機器の構成図である。
【図9】充填制御装置の概略構成図である。
【図10】第二実施例の主制御装置の処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図11】第二実施例の主制御装置の処理を説明するた
めのフローチャートである。
【符号の説明】
3 容器 4 回転体 5 秤 6a,6b,6c ガス供給路 7 充填ノズル 12 カード 13 カードリーダ 15a,15b,15c 開閉弁 30 充填制御装置 50a 主制御装置 50b 副制御装置

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にガスが積み込まれるガス容器を搬
    送するガス容器搬送装置と、該ガス容器搬送装置上に設
    けられた載置台と、該容器搬送装置の周囲に付設され、
    載置台上のガス容器にガスを充填する充填ノズルと、該
    充填ノズルに異なる種類のガスをそれぞれ供給する複数
    のガス供給路と、該各ガス供給路毎に設けられ、開弁信
    号により開弁制御される開閉弁と、各容器毎に設けら
    れ、各容器毎にこれらの容器を区別するための容器デー
    タが記憶された容器データ記憶媒体と、該容器データ記
    憶媒体に記憶された容器データを読み取り、この容器デ
    ータに基づいて、当該容器に供給すべきガスの種類を判
    別する供給液体判別手段と、該供給液体判別手段による
    判別結果に基づいて、当該充填ノズルへ供給すべきガス
    の種類に対応する開閉弁へ開弁信号を出力する開閉弁制
    御手段と、からなるガスボンベ充填装置。
  2. 【請求項2】 内部にガスが積み込まれるガス容器を搬
    送するガス容器搬送装置と、該ガス容器搬送装置上に設
    けられた載置台と、該容器搬送装置の周囲に付設され、
    載置台上のガス容器にガスを充填する充填ノズルと、該
    充填ノズルに複数の種類のガスを供給する複数のガス供
    給路と、該各ガス供給路毎に設けられ、開弁信号により
    開弁制御される開閉弁と、該各ガス供給路毎に設けられ
    た手動弁と、該手動弁の開閉を検出する検出手段と、該
    ガス容器に充填すべきガスの種類を設定するためのガス
    種設定手段と、該各ガス供給路毎のガスの種類が記憶さ
    れた記憶手段と、該記憶手段に記憶された各ガス供給路
    毎のガスの種類と該検出手段の検出状態とから該充填ノ
    ズルに供給されるガスの種類を判別するガス種判別手段
    と、該ガス種設定手段により設定されたガスの種類とガ
    ス種判別手段により判別されたガスの種類とが一致した
    場合に、開弁している手動弁と同一のガス供給路に設け
    られた開閉弁を開弁へ開弁信号を出力する開閉弁制御手
    段と、からなるガスボンベ充填装置。
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