JP2561980B2 - 新規なテープ被覆 - Google Patents

新規なテープ被覆

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JP2561980B2 JP3158856A JP15885691A JP2561980B2 JP 2561980 B2 JP2561980 B2 JP 2561980B2 JP 3158856 A JP3158856 A JP 3158856A JP 15885691 A JP15885691 A JP 15885691A JP 2561980 B2 JP2561980 B2 JP 2561980B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は一般には管状物品の保護被覆に関
し、具体的には、パイプ、更に具体的には地下埋設のパ
イプの保護被覆に関する。
【0002】当該技術は衝撃、機械的浸透、貯蔵、押込
み、摩耗、土壌応力、陰極的破壊に対する抵抗性が色々
と異なるパイプライン保護被覆の技術で満たされてい
る。次の四つの範疇に入るパイプラインの保護被覆がパ
イプライン産業によって現在用いられている。それら
は: (1)コールタールエナメルとアスファルトマスチックス
を比較的厚い層(100ミル)に熱塗布し、普通はその外
側をガラス又はアスベストのシートで強化する。そのよ
うな被覆(コーティング)は米国では工場‐塗布の被覆物
の半分以上を代表すると報告されているが、それらの使
用によって呈示された危険性が此の範疇の人気が減少す
ることを予告している。更に、この製品は衝撃、機械的
浸透、摩耗に対する抵抗性が劣り、土壌応力条件に対す
る安定性が低く、僅かに押込み抵抗、パイプの撓み、陰
極的破壊、炭化水素溶剤に対する抵抗性に関してのみま
ずまずと見なされている。
【0003】(2)熱可塑性樹脂の押出し被覆(典型的に
は、40ミル)。実際には、ポリエチレンが事実上この
分野で独占されている。この技術はパイプの上に継ぎ目
なしチューブを押出しするか、又はパイプを包むように
フラットダイシート押出しをする方法を含む。大抵の場
合、ポリマーは最初に塗布したマスチック層(例えば、
ビチューメン)の上に適用される。これらの被覆は、熱
塗布したエナメルとコールタールの被覆の場合に上述し
たような性質に関しては改良された性質を示すが、炭化
水素溶剤に対する抵抗性に関する限りは例外である。
【0004】(3)融着被覆−熱可塑性樹脂粉末を熱いパ
イプに静電塗装すると樹脂粉末はパイプ上で“溶融"
し、金属と接着し、金属に融着する。僅か三つの基本材
料‥‥ポリエチレン、ビニル、及びエポキシの粉末が広
く用いられて来たが、米国で商業的に成功しているのは
後者のみである。化学的には、これらは一般にエポキシ
末端基を有するビス‐フェノールAポリマーである。
【0005】エポキシ樹脂を熱硬化型にするには熱硬化
が必要であり、普通には系内で触媒(例えば、アミン、
酸、ハロゲン化硼素など)を使用する。しばしば、液体
のエポキシ下塗剤(プライマー)が粉末被覆の前に用いら
れる。少なくとも許容できる程度の陰極的破壊に対する
抵抗性を与える為に、エポキシ樹脂の被覆層の厚さは、
典型的には12〜14ミルとされて来た。しかし、19
77年9月に英国で開催された第二回パイプの内部的及
び外部的保護に関する国際会議に提出されたM.D.シン
プソンの論文“エポキシ粉末被覆を用いた鋼管の外部的
保護"(寄稿SI)の中で、彼は“瀝青コールタールとポ
リエチレンは比較的厚く塗布する必要があるが、エポキ
シ粉末被覆は厚さ僅か3mmの被覆層で優れた保護を与え
る"と述べている。
【0006】見たところ、そして明らかに“3mm"は0.
3MM(12ミル)であるべきだが、それにも拘わらず、此
の値(即ち、0.3MM)でさえ比較的厚い被覆とそれに付
随する不利、例えば、脆弱性、柔軟性の欠如、パイプ‐
エポキシ界面における応力と言ったものを表わしてい
る。
【0007】衝撃、機械的浸透、押込み(凹み)、摩耗、
土壌応力、及び陰極的破壊に対する十分な抵抗力を持つ
ような満足のゆくエポキシ被覆を行なう為には、約12
〜14ミルの厚さを持つ被覆が必要であるとされて来た
が、これを作り出すには非常に費用が掛かる。
【0008】(4)テープ被覆システム(典型的には、2
0〜80ミルの厚さ) この方法は、ゴムをベースとした下塗り剤の被覆の回り
に当該技術で内包と呼ばれる防食(腐食防止)テープを螺
旋状に巻き付け、その後に第二のプラスチックの外包テ
ープを内包の場合と同じように巻き付けるものである。
【0009】内包と外包を含む此のテープ被覆システム
はその後多くの改良が加えられて来たが、それらは総て
本質的には緊密な結合を促進し、それによってパイプを
外部の崩壊力から絶縁すると言う主要な仕事を持ってい
る。
【0010】従って、或る種のテープには感圧接着剤又
はプライマーで活性化した接着剤の被覆層をその上に持
ったポリエチレン裏打ちからなる物もある。これらのパ
イプ被覆によって示された性質は押出しコートされたパ
イプ被覆のそれと類似している。
【0011】サムウアー他に対して発行され、本発明の
権利譲り受け人に譲渡された米国特許第4,213,48
6号明細書は内包のエポキシ層への結合を生じさせる為
の手段(この場合、その手段はホットメルト接着剤又は
感圧接着剤であるが)を備えたポリエチレンの外包を開
示している。
【0012】ハイエレマに対して発行され、本譲り受け
人に譲渡された米国特許第3,874,418号明細書は
次のように開示する:“パイプを被覆する方法並びにそ
れによって被覆されたパイプの製造方法において、該方
法は、パイプの外面上に腐食防止接着剤を塗布したプラ
スチックテープをその縁が重なるように漸進的に螺旋状
に巻き付け、被覆されたパイプ上に予め決められた幅の
重複部分が出来るようにフイルムを漸進的に巻き付ける
ことによって被覆されたパイプの全面をカバーし、そし
て被覆されたパイプの上にフイルムが巻かれる間に、フ
イルムの後縁の境界部分の表面とその前縁に沿って重複
した部分及びフイルムの前縁にすぐ隣接するテープ部分
の表面とが緊密に接触するように加圧下に熱溶融した接
着剤を導入し、分散するステップからなる前記方法。"
テープ被覆システムにおける更に一段と進歩した技術
が、サンカクタールに対して発行され本譲受人に譲渡さ
れた米国特許第4,806,400号明細書に開示されて
いるが、そこでは土壌から受ける応力をより少なくする
ことによって、より緊密な閉鎖を高める為にテープの反
対側の縁にテーパーを付けることからなる改良が示され
ている。
【0013】前述した総てのテープ被覆システムはパイ
プにとって好結果の保護被覆を与えるが、それらは依然
として別個の複数の層から成り立っている。従って、本
発明に課せられた仕事は、連続した継ぎ目無しの保護テ
ープ被覆システムに対して必要な手段を提供することに
よって崩壊的な外部力に対抗できるようなテープによる
現在のパイプ巻き技術を改良することに向けられてい
る。
【0014】本発明に従えば前述した仕事は、加熱し冷
却した時に完全に閉鎖された保護テープ被覆が形成され
るように、内包と外包の中に熱溶融性の物質を組み入れ
ることによってポリマーの外包をポリマーの内包テープ
被覆に熱融着させることによって簡単でスマートな方法
で解決される。
【0015】前に述べた如く、本発明は一般に管状の物
体の保護被覆に関し、具体的には地下埋設管の保護テー
プによる被覆に関する。
【0016】本発明の新規な被覆システムはポリマーの
内包とポリマーの外包からなる。ポリマーの内包は、A
層が実質的に厚さ約0.5〜10.0ミルの熱溶融性の物
質から構成されるものとして、A/B/C又はAB/Cの
順に積み重なつた層状構造を生ずる。好ましい熱溶融性
物質は、適用温度以下の融点のエチレン酢酸ビニル、エ
チルメチルアクリレート及び低密度ポリエチレンであ
り、その中でエチレン酢酸ビニルが特に好ましく用いら
れる。B層は実質的に耐衝撃性のポリオレフィン物質、
好ましくはポリエチレン、最も好ましくは低密度ポリエ
チレンと高密度ポリエチレンの混合物で厚さが約5.0
〜約30.0ミルの層から構成される。C層は実質的に
接着剤、好ましくは厚さが約2.0〜20.0ミルの熱硬
化性の接着剤から構成される。代表的な熱硬化性接着剤
は、例えば、ブチルゴム、天然ゴムとスチレン‐ブタジ
エン、ブチルゴムとスチレン‐ブタジエン、並びにKra
tonのような熱硬化性のゴム‐ベースの接着剤である。
さらなる実施態様では、内包は、厚さ約5〜約30ミル
の単一層からなり、前述の記述に対応してABブレンド
を有する。
【0017】新規な外包は前述の記述に対応してA/B/
A又はA/Bの層状構造からなり、A層の厚さは約0.
5〜約10.0ミル、B層の厚さは約5.0〜約30.0
ミル、そしてA層の厚さは約0.5〜約10.0ミルであ
る。さらなる実施態様では、外包は、厚さ約15〜約3
0ミルの単一層からなり、前述の記述に対応してABブ
レンドを有する。
【0018】そのような被覆構造の製造方法は当該技術
に周知のものであり、例えば、カレンダリング、押し出
し、同時押し出しのような良く知られたプロセスからな
るが、それらは本発明の構成要素ではない。特に注目す
べきは、内包と外包との双方は、特定の所望の様式を達
成する追加の成分を含有できる。このような追加の成分
の例には、経費を削減し、比重を増加させ及び/又は粘
度を上昇させるために、カーボンブラック、酸化亜鉛、
クレー、チョーク、ホワイチング、ケイ酸カルシウム、
硫酸バリウム等の充填剤;鉱油、ラノリン等の可塑剤及
び軟化剤;例えば、芳香族アミン酸化防止剤、置換フェ
ノール、ヒドロキノン(p−ジヒドロキシベンゼン)等
の酸化防止剤;硫黄、有機過酸化物等の硬化剤;促進
剤;金属イオン封鎖剤;殺細菌剤等の殺生物剤のような
ものがある。
【0019】新規な発明を包含するテープ被覆システム
の一般的な製造法は周知の工場テープ被覆法を含む。パ
イプを先ず大凡そ200°Fに予熱にし、次に当該技術
に周知の任意の慣用的方法、例えばショットブラスチン
グ又はグリットブラスチングのような方法によって、被
覆前の準備をすることができる。次に、スプレー又はブ
ラッシングのような周知の方法で下塗り剤をパイプに塗
布する。次に、パイプの外面上に該テープをテープの縁
が重なり合うように漸進的に螺旋状に巻き付けることに
よってパイプをA/B/C又はAB/Cの内包で被覆す
る。特に、内包を巻いて行く時は、層Cがパイプ表面に
接触し、一方A又はABブレンド層は外側に来るように
する。次に外包A/B/A、A/B又はABブレンド単一
層のテープを内包で被覆されたパイプの上に該A/B/
A、A/B又はABブレンド単一層テープを予め決めら
れた幅に重なり合うようにしながら漸進的に巻いて行
き、被覆パイプをカバーする。次に、被覆されたパイプ
に火炎を当てるか又はオーブンの中で加熱してテープ温
度が約225°Fから約325°Fまでの範囲になるよ
うにする。最後に、パイプを既知の任意の方法、例え
ば、水冷によって冷却する。本発明は、特に、パイプセ
グメントの小補修に応用性がある。しかし、この応用は
前述の一般的な方法を少し修正する必要がある。第一
に、外包をパイプに適用する前に架橋しなければならな
い。架橋は、例えば、化学的、放射線等の周知の方法の
いずれかにより行うことができる。第二に、内包及び/
又は外包を、好ましくは、ラップ中にパイプセグメント
を包み(螺旋状に巻き付けるのと対照的に、しかし、螺
旋状巻き付けを除外するものではない)、該ラップの長
手方向端部を重ねることにより適用する。
【0020】第三に、溶融すべき領域を、テープ被覆の
寸法の狂いを防止するために加熱する前に、耐熱性シー
トで保護してもよい。このシートは、下層の外包と内包
とがお互いにそしてパイプに対して溶け溶融するのに足
る時間の間トーチの熱及び炎に耐え得る組成物からな
る。適しているということが見いだされている材料は、
ポリアミドフィルム(即ち、“Kapton":Dupont社の商
標)及びアルミニウムホイールである。使用できるその
他の材料は、Kevlarファブリック、ガラス繊維ファブリ
ック、ガラス繊維ファブリックとアルミニウムホイール
とのラミネート、耐炎性綿等である。ガラス繊維ファブ
リックが特に好ましい。最後に、炎又はオーブンの熱を
被覆したパイプにかけ、テープの温度を約225゜F〜
約325゜Fにする。
【0021】この新規な方法によれば、外包は完全に内
包に融着し、それによって外部からの崩壊力に抗してパ
イプを完全に保護する均一で、連続な、完全に密閉され
た保護被覆を形成する。もっと具体的に言えば、エチレ
ンビニルアセテート成分層、即ち、層A又ABブレンド
中のA成分が熱溶融して内包と外包との間に緊密な結合
を創り出し、事実上一つの層からなる継ぎ目無しの被覆
層が得られる。この継ぎ目無しの被覆は、パイプが外力
を受けた時にパイプを腐食させる因子が入り込むかも知
れない入り口を創り出すような開口部(穴)が存在しない
と言う点で極めて有利である。要するに、本発明はパイ
プを常に完全な状態に保っておくような完全に閉鎖され
た内部的パイプ被覆の環境を与えるものである。
【0022】更に、本発明は、例えば、地下に埋めるま
えのパイプセグメントの露出した端部を連結するような
パイプセグメントを包むのに特に有用である。とりわ
け、パイプ製造中に、パイプを特定の長さに切断して輸
送可能にする。パイプ被覆は工場又は現場で行われる。
それが工場で行われる場合、端部は被覆しないで露出し
たままにしておく。従って、地下に埋める前に隣接する
パイプの端部を連結し被覆する必要がある。本発明は特
に有利な連結用被覆を提供する。
【0023】
【実施例】以下の実施例は本発明を具体的に例示する為
のものであって、本発明の新規な特徴を限定するもので
はない。
【0024】 実施例 I(内包) 成分 厚さ(ミル) A エチレン酢酸ビニル(軟化点159℃) 4 B 64%低密度ポリエチレン 11 32%高密度ポリエチレン 2.5%濃縮ブラック 1.0%酸化防止剤/低密度ポリエチレン(5:95) 注1:ASTM D−1525により測定
【0025】 実施例 II(外包) 成分 厚さ(ミル) A 96%エチレン酢酸ビニル(軟化点67℃) 3 4%濃縮ホワイト B 66〜96%高密度ポリエチレン 19 0〜30%低密度ポリエチレン 4%濃縮ホワイト A 96%エチレン酢酸ビニル 2.5ミル 4%濃縮ホワイト
【0026】前述の方法によって、そして実施例IとII
に従って調製した被覆を陰極破壊試験、衝撃試験、土壌
応力試験に掛けた。ポリエチレン裏打ちとその上に塗布
された感圧接着剤を有する外包と、前述の方法の中で調
製され、しかし加熱と冷却の両方のステップを省略した
ポリエチレンから構成される内包とからなる従来技術の
テープを対照として使用した。
【0027】下記のデータは新規な本発明の有利な特性
とその結果として新規な発明によって被覆されたパイプ
の寿命の長さと完全な状態を具体例で示す。
【0028】 表 I 陰極的破壊(30日後に測定) システム 温度 陰極的破壊 (°F) (平方インチ) 試験試料 140 2.44 対 照 140 6.00 試験試料 70 0.75 対 照 70 0.6〜0.75
【0029】 表 II 衝撃試験 (ASTM G‐14指導要綱に従って実行され測定された) 試験試料 60インチ/ポンド 対 照 45インチ/ポンド
【0030】 表 III 90°Fにおける土壌応力 (J.ケラーに対して発行され、本譲り受け人に譲渡された米国特許第4,483, 197号明細書の開示、参考としてここに引用) 試験試料 外包の背面剥がれ無し 対 照 外包背面に剥がれる
【0031】これらの試験結果は本発明の有利な特性
と、従って外部からの崩壊力に対する抵抗性を実証して
いる。具体的には、陰極的破壊は140°Fで50%以
上減少し、この事はパイプを高温の領域に埋設するよう
な時に特に有利である。衝撃試験の結果は対照より優れ
た性質を示しているが、しかし最も重要な土壌応力試験
は高度に有意的な改善を示し、90°Fで外包の背面剥
がれは認められない。土壌応力に対する抵抗性は、パイ
プライン被覆のテープの劣化、腐食が大抵の場合地下埋
設のパイプの上に加わる土壌応力が原因になっているか
ら極めて重要な意味を持っている。
【0032】実施例IIIは単一ブレンド層の外包の例
証である。
【0033】 実施例III 成分 A−エチレン酢酸ビニルコポリマー(軟化点59℃) 35 B−低密度ポリエチレンブレンド 59 濃縮ホワイト 5 酸化防止剤 1
【0034】以上を要約すると、両方のラップに熱溶融
性物質を組み入れることによってポリマーの内包にポリ
マーの外包が熱融着するようにすれば地下埋設のパイプ
の完全な状態と、従って使用寿命を有利に長くすること
ができる。
【0035】ここに記述した本発明の範囲から外れるこ
と無しに幾つかの変法が為し得る以上、本明細書の記述
の目的は前述の中に含まれる総ての事項が実施例も含め
て例示として示すものであって決して限定的な意味を持
つものではないと考えるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JHU C09J 7/02 JHU JJA JJA JLF JLF (72)発明者 ジョーダン・ディー・ケルナー アメリカ合衆国マサチューセッツ州 01778,ウェイランド,グローブ・スト リート 38 (72)発明者 ジェリー・エム・セラ アメリカ合衆国マサチューセッツ州 01824,ケルムズフォード,クリデスデ ール・ロード 11 (72)発明者 レナード・ディー・デコステ,ジュニア ー アメリカ合衆国マサチューセッツ州 02180,ストーンハム シー−8,フラ ンクリン・ストリート 159 (72)発明者 サミュエル・ジェイ・トーマス アメリカ合衆国マサチューセッツ州 01852,ローウェル,ルース・ストリー ト 23 (72)発明者 ロナルド・アール・マーチン アメリカ合衆国マサチューセッツ州 01824,ケルムズフォード,ハロルド・ ストリート 23 (56)参考文献 特開 昭54−93221(JP,A) 特開 昭57−148626(JP,A) 特開 昭50−111185(JP,A) 実開 昭51−162815(JP,U) 実開 昭51−162816(JP,U)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保護しようとする管状物品の表面をカバ
    ーする内包と該内包の上に位置する外包とからなる、管
    状物品を保護するのに適したテープ状ラップ被覆材料で
    あって、 該内包は、a)その内表面上に接着剤層とその外表面上
    に熱溶融性の物質よりなる層とを持つ耐衝撃性のポリオ
    レフィン層、又はb)耐衝撃性成分と熱溶融性成分との
    ブレンドからなる単一層にその内表面に接着剤層を持つ
    ものからなり、該外包は、c)その両面若しくはその内
    表面に熱溶融性の層を持つ耐衝撃性のポリオレフィン
    層、又はd)耐衝撃性成分と熱溶融性成分とのブレンド
    からなり、但し、前記耐衝撃性のポリオレフィン層a)
    からなる内包と前記耐衝撃性のポリオレフィン層c)か
    らなる外包とは同時に選択されることはなく、前記テー
    プ状被覆材料は加熱され、その後に冷却される時に該内
    包と該外包とが一緒に溶融することを特徴とする前記テ
    ープ状ラップ被覆材料。
  2. 【請求項2】 前記内包が前述したようなA/B/C又
    はAB/C層からなる請求項1記載のテープ状被覆材
    料。
  3. 【請求項3】 熱溶融成分がエチレン酢酸ビニルである
    請求項1記載のテープ状被覆材料。
  4. 【請求項4】 耐衝撃性のポリオレフィンがポリエチレ
    ンである請求項3記載のテープ状被覆材料。
  5. 【請求項5】 ポリエチレンが高密度及び低密度ポリエ
    チレンの混合物である請求項4記載のテープ状被覆材
    料。
  6. 【請求項6】 外包が前述したようなA/B/A若しく
    はA/B層又はABブレンド層からなる請求項1記載の
    テープ状被覆材料。
  7. 【請求項7】 ABブレンド層が架橋されている請求項
    6記載のテープ状被覆材料。
  8. 【請求項8】 総厚さが約10〜約200ミルである請
    求項1記載のテープ状被覆材料。
  9. 【請求項9】 (a)パイプを洗浄し; (b)該パイプにプライマーを塗布し; (c)請求項1記載のテープ状ラップ被覆材料で該パイ
    プを包み; (d)当該被覆材料が約225゜F〜約325゜Fの温
    度に達するように該パイプを加熱し;その後 (e)該パイプを冷却する各工程からなる、パイプを外
    部から保護する方法。
  10. 【請求項10】 前記パイプを包む前に、前記ABブレ
    ンド層を架橋する工程を更に含む請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 パイプを先ず予備加熱する請求項9記
    載の方法。
  12. 【請求項12】 包むことが先ず前記内包を端を重ねな
    がら螺旋状に巻き、次に前記内包層の上に前記外包層を
    端を重ねながら螺旋状に巻くことからなる請求項9記載
    の方法。
  13. 【請求項13】 包むことが先ず前記内包を端を重ねな
    がら螺旋状に巻き、次に前記外包シートを前記パイプの
    一部の表面の周りに包み、該外包シートの長手方向端部
    を重ね、そして加熱して該内包へ該外包を融着すること
    からなる請求項9記載の方法。
  14. 【請求項14】 包むことが先ず前記パイプの一部の表
    面の周りに前記内包シートを包み、該内包の長手方向端
    部を重ね、次に、前記外包シートを前記パイプの一部の
    表面の周りに包み、該外包シートの長手方向端部を重
    ね、そして加熱して該内包へ該外包を融着することから
    なる請求項9記載の方法。
  15. 【請求項15】 ABブレンド層を、前記パイプに該層
    を包む前に架橋する請求項9記載の方法。
  16. 【請求項16】 寸法の狂いを避けるために熱溶融前に
    耐熱性フイルムを外包に適用する請求項15記載の方
    法。
  17. 【請求項17】 耐熱性フイルムがガラス繊維から構成
    される請求項16記載の方法。
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