JP2561851Y2 - 自動車用ドア - Google Patents

自動車用ドア

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JP2561851Y2
JP2561851Y2 JP3602293U JP3602293U JP2561851Y2 JP 2561851 Y2 JP2561851 Y2 JP 2561851Y2 JP 3602293 U JP3602293 U JP 3602293U JP 3602293 U JP3602293 U JP 3602293U JP 2561851 Y2 JP2561851 Y2 JP 2561851Y2
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直樹 花木
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用ドアに係り、
さらに詳しくは、アウトサイドハンドルの開閉操作やド
ア錠の施錠および解錠操作に基づいて、ドアのロック機
構を制御する機能を備えた自動車用ドアに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動車用ドアは、インナ
ーパネルの外側に、アウトサイドハンドルとキーシリン
ダとを備えたハンドル基体を装着した後、そのインナー
パネルの外側に、アウターパネルを結合する構成となっ
ている。アウターパネルには、予め、ハンドル基体と対
向する位置に貫通孔が形成されており、インナーパネル
とアウターパネルとの結合時に、その貫通孔を通して、
インナーパネル側のハンドル基体のアウトサイドハンド
ルとキーシリンダがアウターパネルの外面側に露出す
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
自動車用ドアは、インナーパネルとアウターパネルとの
結合時に、前者側のハンドル基体と後者側の貫通孔との
間に隙間が生じないように、それら両者を正確に位置合
わせする必要がある。そのため、インナーパネルに対す
るハンドル基体の装着位置精度や両パネルの結合時の位
置決め精度を充分に高めなければならず、結果的に組立
て作業性が劣ることになるという問題があった。
【0004】本考案の目的は、アウターパネル上におけ
るアウトサイドハンドルやキーシリンダの位置決め精度
の向上、および組立て作業性の向上を図ることができる
自動車用ドアを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の自動車用ドアの
第1形態は、ドアのアウターパネルに装着されたアウト
ドアハンドルと、前記アウターパネルの内側に装着され
て前記アウトドアハンドルの開閉操作に基づいて回動す
る第1回動体と、前記ドアの内部に位置するフレームに
回動自在に装着された第2回動体と、前記第2回動体の
回動に基づいて動作するドアのロック機構と、両端部が
前記第1,第2回動体のそれぞれに相対回転不能かつ揺
動自在に連結されると共に少なくとも一端部はそれが連
結される前記第1または第2回動体の軸線方向に移動自
在とされたシャフトとを備えたことを特徴とする。
【0006】本考案の自動車用ドアの第2形態は、ドア
のアウターパネルに装着されたキーシリンダと、前記ア
ウターパネルの内側に装着されて前記キーシリンダの施
錠および解錠操作に基づいて回動する第1回動体と、前
記ドアの内部に位置するフレームに回動自在に装着され
た第2回動体と、前記第2回動体の回動に基づいて動作
するドアのロック機構と、両端部が前記第1,第2回動
体のそれぞれに相対回転不能かつ揺動自在に連結される
と共に少なくとも一端部はそれが連結される前記第1ま
たは第2回動体の軸線方向に移動自在とされたシャフト
とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案の自動車用ドアは、アウトドアハンドル
やキーシリンダをアウターパネルに装着し、それらとド
アのロック機構との間の操作力の伝達系中に第1回動
体,シャフトおよび第2回動体を介在させたことによ
り、アウターパネル以外のインナーパネル等にアウトド
アハンドルやキーシリンダを装着する従来のものに比し
て、アウターパネルにアウトドアハンドルやキーシリン
ダを直接的に装着する分、そのアウターパネル上におけ
るそれらの位置決め精度の向上、および組立て作業性の
向上を実現すると共に、第1,第2回動体の対向位置の
ずれに拘らず、シャフトによってアウトドアハンドルや
キーシリンダの操作力をスムーズに伝達する。
【0008】また、第1,第2回動体の一方に対して、
シャフトをその軸線方向にほぼ沿う方向から嵌合可能と
することにより、それらの嵌合をアウターパネルの組付
けと同時に行って、組立て作業性のより一層の向上を実
現する。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0010】図1は本実施例の自動車用ドアの全体の斜
視図、図2はその分解斜視図である。
【0011】本実施例の自動車用ドアは、図2に示すよ
うに、アウターモジュールA,センターモジュールB,
トリム1から構成されている。さらに、アウターモジュ
ールAは、アウターパネル2,アウトサイドハンドル機
構3,操作力変換機構4および第1連結機構5によって
構成され、センターモジュールBは、インナーパネル
6,制御モジュールC,ロック機構7,ガラス昇降機構
8によって構成されている。そこで、以下においては、
それらの機構毎の構成について説明する。
【0012】「アウターパネル」 アウターパネル2は、車体の外側に位置するようにイン
ナーパネル6に固着されるものであり、その定位置に
は、そのアウターパネルの外表面側から後述するアウト
サイドハンドル機構3の基体11が取付くための取付け
部2Aが形成されている。
【0013】「アウトサイドハンドル機構3」 アウトサイドハンドル機構3は、図2に示すように、基
体11に、ハンドル12とキーシリンダ13とを備えた
構成となっている。ハンドル12は、図3に示すよう
に、基体11の裏面部に水平方向のピン12Aを中心と
して揺動可能に支持されており、スプリング12Bの付
勢力に抗して手前の矢印A1 方向に引き操作(開操作)
されることにより、ハンドル12と共にレバー12Cが
矢印A1 方向に回動する。ハンドル12の引き操作を解
除することにより、ハンドル12はレバー12Cと共に
矢印A2 方向に回動復帰する。キーシリンダ13は、施
錠されることによってシリンダ部13Aが図3中の矢印
1 方向へ回動し、解錠されることによってそれが矢印
2 方向へ回動する。
【0014】基体11は、図3に示すように、後述する
操作力変換機構4のベースプレート14を貫通するねじ
15,15によって、アウターパネル2の取付け部2A
の表面側に取付けられている。
【0015】「操作力変換機構4」 操作力変換機構4は、図3に示すように、アウターパネ
ル2の取付け部2Aの裏面側に取付けられるベースプレ
ート14を備え、そのベースプレート14の定位置のそ
れぞれには、第1従動レバー16、2つの第1回動体1
7,18が矢印C1 ,C2 方向、D1 ,D2 方向、E
1 ,E2 方向に回動自在に軸支されている。第1従動レ
バー16は、その中間部がベースプレート4に軸支さ
れ、その一端部16Aが前記ハンドル12のレバー12
Cの下方に位置し、その他端部が第1ロッド19を介し
て一方の第1回動体17の端部に連結されている。した
がって、ハンドル12が矢印A1 方向に開操作されるこ
とにより、レバー12Cが第1従動レバー16を押して
それを矢印C1 方向に回動させ、それに連動して第1回
動体17が矢印D1 方向に回動することになる。
【0016】第2回動体18の端部には、その回転方向
に沿って延在する所定長さの円弧状のガイド孔18Aが
形成されており、そのガイド孔18A内に摺動自在にガ
イドされたスライダ20には、第2ロッド21の一端部
が連結されている。第2ロッド21の他端部は第2従動
レバー22の一端部に連結され、さらに、その第2従動
レバー22の他端部は、前記キーシリンダ13のシリン
ダ部13Aの後端に相対回転不能に嵌合された上、ナッ
ト23によって固着されている。したがって、キーシリ
ンダ13の施錠時には、シリンダ13Aと共に第2従動
レバー22が矢印B1 方向に回動し、スライダ20がガ
イド孔18Aの長手方向の一端部に当接した後、第2回
動体18が矢印E1 方向に所定量だけ回動する。逆に、
キーシリンダ13の解錠時には、シリンダ13Aと共に
第2従動レバー22が矢印B2 方向に回動し、スライダ
20がガイド孔18Aに長手方向の他端部に当接した
後、第1回動体18が矢印E2 方向に所定量だけ回動す
る。
【0017】「第1連結機構5」 第1連結機構5は、前記2つの第1回動体17,18の
それぞれの回転中心部に計2つ装着されている。以下、
一方の第1回動体17側の第1連結機構5を代表して説
明する。
【0018】第1回動体17の回転中心部には、その回
転軸線O1 (図3または図5参照)の方向に延在する筒
状の第1ハウジング25が固設されており、その第1ハ
ウジング25の内部には、図4に示すように断面六角形
の第1連結孔25Aが形成されている。連結孔25A内
には、断面六角形のプレート26が相対回転不能に嵌合
されており、図5(b)および(c)に示すように、そ
のプレート26の揺動および同図中左右方向のスライド
が許容されている。ハウジング25の頭部には、プレー
ト26を抜け止めするカバー27が嵌着され、さらに、
連結孔25Aの底部とプレート26との間には圧縮スプ
リング(弾性体)28が介装されている。
【0019】プレート26の中央のボス部26A(図5
参照)には、図4に示すように平面四角形の貫通孔26
Bが形成され、さらに、ボス部26Aの図5中右側にお
ける貫通孔26Bの内周縁には、断面円形かつ図5中の
右方に向うにしたがって漸次大径となるテーパー面部2
6Cが形成されている。また、ボス部26Aは、カバー
27の中央の孔27Aから外部に露出されている。
【0020】「インナーパネル6」 インナーパネル6は、それ単体でドアとしての剛性を確
保するものであり、図2に示すように、ドアヒンジ6
A,6Aが固設されていると共に、後述する制御モジュ
ールCのインサイドハンドル機構38を車内側に露出さ
せるための孔6B(図2参照)が形成されている。
【0021】「制御モジュールC」 制御モジュールCは、図2に示すようにインナーパネル
6の外面側に取付けられるフレーム31を備え、そのフ
レーム31には、図6に示すノブレバー32の中間部が
図8中の軸線O2 を中心として矢印F1 ,F2 方向に回
動自在に軸支されていると共に、アウトサイドレバー3
3,インサイドレバー34,リリースレバ35のそれぞ
れの中間部が図8中の軸線O3 を中心として矢印G1
2 方向に相対回転自在かつ同軸的に軸支されている。
そこで、まず、それらのレバー32,33,34,35
のそれぞれの構成について説明する。
【0022】(ノブレバー32) ノブレバー32の第1の連結部32Aにはフレーム31
に配備されたアクチュエータ36に連結され、第2の連
結部32Bにはノブワイヤー37の一端が連結され、さ
らにノブワイヤー37の他端は、フレーム31に配備さ
れたインサイドハンドル機構38のインサイドノブ38
A(図8参照)に連結されている。ノブレバー32は、
図8に示すようにアクチュエータ36のON動作により
矢印F2方向に回動され、またインサイドノブ38Aが
ドアロックをすべくON操作されることにより矢印F1
方向に回動され、逆に、インサイドノブ38Aがドアロ
ックを解除すべくOFF操作されることにより矢印F2
方向に回動される。ノブレバー32の第3連結部32C
には円弧状のガイド孔32Dが形成されている。また、
アクチュエータ36には、ノブレバー32の回動位置を
検出するためのノブスイッチ36A(図12参照)が内
蔵されている。ノブスイッチ36Aについては後述す
る。
【0023】(アウトサイドレバー33) アウトサイドレバー33は平面略L字状とされており、
その一端部33Aには平面略三角形のガイド孔33Bが
形成されている。ガイド孔33Bの三辺に相当する第
1,第2,第3のガイド壁部33C,33D,33Eの
内、第1,第2のガイド壁部33C,33Dのなす角部
分にはピン係止孔33Fが形成されている。また、アウ
トサイドレバー33は、その他端部33Gとフレーム3
1との間に張設されたスプリング39(図6参照)によ
って図8中の矢印G2 の回動方向に付勢されている。
【0024】上記アウトサイドレバー33,ノブレバー
32(共に第2回動体)の回転中心部には、前述した第
1連結機構5,5と連結可能な第2連結機構41,41
が装着されている。そこで、アウトサイドレバー33側
の第2連結機構41を代表して説明する。
【0025】その第2連結機構41は、図4および図5
に示すように、アウトサイドレバー33の回転中心部に
固設されてその回転軸線O3 方向に延在する筒状の第2
ハウジング42を備えており、その内部には断面六角形
の第2連結孔42Aが形成されている。連結孔42A内
には、断面六角形のプレート43が相対回転不能に嵌合
されており、図5(b)および(c)に示すように、そ
のプレート43の揺動および同図中左右方向のスライド
が許容されている。ハウジング42の頭部には、プレー
ト43を抜け止めするカバー44が嵌着され、また連結
孔42Aの底部とプレート43との間には圧縮スプリン
グ(弾性体)45が介装されている。さらに、プレート
43の中央部にはシャフト46の基端部が固着され、そ
の先端部には、断面四角形のテーパー面部46A,断面
四角形のストレートの角柱部46Bおよび断面円形のテ
ーパー面部46Cが順次形成されている。
【0026】このように、アウトサイドレバー33,ノ
ブレバー32の回転中心部に装着された第2連結機構4
1,41のシャフト46,46は、アウターモジュール
AとセンターモジュールBとの結合時に、前述した第1
回転体17,18に装着された第1連結機構5,5のプ
レート26,26と連結される。
【0027】すなわち、互いに対向する対の第1,第2
連結機構5,41は、図5(b)に示すように、互いに
接近することによってシャフト46の先端部がプレート
26の貫通孔26B内に嵌入し、共に断面四角形のシャ
フト46の角柱部46Bと貫通孔26Bとが相対回転不
能に嵌合すると共に、テーパー面部46C,26C同士
が面接触する。このようにして、第1,第2連結機構
5,41が連結状態となる。なお、第1,第2連結機構
5,41がずれて対向した場合には、モジュールA,B
の結合時に、シャフト46の先端のテーパー面部46A
がプレート26のテーパー面部26Cに当ってガイドさ
れ、そしてプレート26,43、およびシャフト46が
自動的に傾動して、図5(c)に示すような同様の連結
状態となる。したがって、第1,第2連結機構5,41
は、それらの対向位置のずれに拘わらず連結状態となっ
て、第1回転体17,18の回動力、つまりアウトサイ
ドハンドル12,ドア錠13のそれぞれの操作力をアウ
トサイドレバー33,ノブレバー32に伝達することに
なる。このことは、アウターモジュールAとセンターモ
ジュールBとの結合時の位置ずれを許容し、アウターパ
ネル2に対するハンドル基体11の位置決め精度、つま
りアウターパネル2に対するアウトサイドハンドル12
およびドア錠13の位置決め精度を向上させ、かつハン
ドル基体11の組付け作業性、およびモジュールA,B
の結合作業性を向上させることになる。
【0028】(インサイドレバー34) インサイドレバー34は、前述したように、その中間部
が図8中の軸線O3 を中心として矢印G1 ,G2 方向に
回動自在に軸支されており、その一端部34Aは、図6
に示すようにインサイドワイヤー51を介して前述した
インサイドハンドル機構38に備えられたインサイドハ
ンドル38B(図8参照)に連結されている。また、イ
ンサイドレバー34の他端部34B(図8参照)は、前
述したアウトサイドレバー33の他端部33Gに突設さ
れたストッパー部33Hと対向している。そして。イン
サイドレバー34は、図8に示すように、インサイドハ
ンドル38Bによってドアが開,閉操作されたときに矢
印G1 ,G2 方向に回動される。
【0029】(リリースレバー35) リリースレバー35は平面略L字状に形成されており、
その中間部は前述したように図8中に軸線O3 を中心と
して矢印G1 ,G2 方向に回動自在に軸支されている。
リリースレバー35の一端部35Aには円弧状のガイド
孔35Bが形成され、また、その他端部35Cには図6
に示すようにロック解除用ワイヤ52の一端が連結さ
れ、そのワイヤ52の他端は図10に示すように後述す
るロック機構6の解除レバー61に連結されている。さ
らに、リリースレバー35は、その他端部35Cとフレ
ーム31との間に張設されたスプリング53(図6参
照)によって図8中の矢印G2 方向に付勢されている。
そして、リリースレバー35は、スプリング53の力に
抗して矢印G1 方向に回動したときに、図8に示すよう
に後述する解除レバー61をロックの解除方向に回動さ
せる。
【0030】ガイド孔35Bには、図9に示すように連
結ピン53の一端部がワッシャ54,54によってスラ
イド自在に嵌合支持され、その他端部はノブレバー32
およびアウトサイドレバー33のガイド孔32Dおよび
33B内に移動自在に嵌合されている。
【0031】ところで、ノブレバー32矢印F1 ,F2
方向の回動範囲は、それぞれリリースレバー35および
フレーム31に設けられたストッパー部35D,31A
(図6参照)によって規制され、インサイドレバー34
の矢印G2 方向の回動範囲は、フレーム31に設けられ
たストッパー部31B(図6参照)によって規制されて
いる。
【0032】フレーム31には、図6に示すように、ア
ウトサイドレバー33の回動位置を検出するためのハン
ドルスイッチ55,後述するクロージャー機構部70を
クロージャー駆動ワイヤー56を介して駆動するための
クロージャー用アクチュエータ57、およびコントロー
ラ58が配備されている。アクチュエータ57には、後
述する中立スイッチ57A(図12参照)が内蔵されて
いる。コントローラ58については後述する。
【0033】「ロック機構7」 ロック機構7は、図2に示すようにインナーパネル6に
装着されており、ロック機構部60とクロージャー機構
部70とによって構成されている。それらの機構部6
0,70は、ドアとしての剛性が確保されているインナ
ーパネル6に装着されることにより、ドアのロック強度
が充分に確保されている。そこで、それらの機構部6
0,70の構成を分けて説明する。
【0034】(ロック機構部60) ロック機構部60には、図11に示すように、車体ピラ
ー側のストライカー62と係合可能なラッチ63が矢印
1 ,K2 方向に回動自在に備えられている。そして、
このラッチ63が同図に示すようにストライカー62と
完全に係合するフルラッチの状態となったときに、ロッ
キングプレート64が同図中実線で示すように矢印L2
方向に回動してラッチ63を矢印K1 方向に回動不能に
ロックすることにより、ドアがフルラッチ状態にロック
される。ラッチ63には、それを矢印K1 方向に付勢す
るスプリング65Aが備えられ、またロッキングプレー
ト64には、それを矢印L2 方向に付勢するスプリング
65Bが備えられている。
【0035】ロッキングプレート64は、前述した図1
0の解除レバー61が矢印M1 方向のロック解除位置に
まで回動したときに、それに連動して、図11中2点鎖
線で示すようにスプリング65Bの力に抗して矢印L1
方向に回動するようになっている。
【0036】(クロージャー機構部70) クロージャー機構部70には、図11に示すように、矢
印N1 ,N2 方向に回動自在のプレート71が備えられ
ており、このプレート71と前述したラッチ63との間
にはリンク72が連結されている。図10において73
は、前述したクロージャー駆動ワイヤ56に連結される
回動可能なレバーであり、スプリング74によって矢印
2 方向に付勢されている。このレバー73は、クロー
ジャー駆動用のアクチュエータ57(図6参照)のON
動作によって矢印P1 方向に回動され、その回動によ
り、レバー75を介してプレート71が図11中の矢印
1方向に回動されるようになっている。また、図11
において76は、プレート71のカム部71Aと対向す
るロックスイッチであり、ラッチ63と連動関係にある
プレート71が所定の回動範囲内にあるときにスイッチ
ONとなる。その回動範囲は、ラッチ63が図20に示
すようにストライカ62と半結合状態(以下、「ハーフ
ラッチの状態」という)となる回動位置から、図11に
示すようなフルラッチの状態の後、さらに若干矢印K2
方向に回動する位置までの間の回動範囲に相当する。図
13に、ロックスイッチ76のスイッチ動作のタイミン
グを示す。また、図21は、ストライカ62を解除した
ときの状態を示す。
【0037】「ガラス昇降機構8」 ガラス昇降機構8は、図2に示すように、インナーパネ
ル6の外面側に固着される3本のガイドレール80,8
0,80に沿ってガラス81を昇降させる構成となって
いる。
【0038】「コントローラ58」 コントローラ58のメイン制御部58A(図12参照)
には、前述したハンドルスイッチ55,ロックスイッチ
76,中立スイッチ57A,ノブスイッチ36Aおよび
ドアスイッチ85が接続されている。ドアスイッチ85
は、インナーパネル6が取付く車体のピラー(図示せ
ず)に装着されており、図13に示すように、ドアがハ
ーフラッチされる位置(以下、「ハーフラッチ位置」と
いう)とフルラッチされる位置(以下、「フルラッチ位
置」という)との間の位置から開かれることによってス
イッチONとなる。また、モータ制御部58Bには前述
したアクチュエータ36,57が接続され、また電圧変
換部58Cには図示しない車載バッテリーが接続されて
いる。コントローラ58の機能は動作と共に後述する。
【0039】次に、ドアの使用状態毎の動作について説
明する。
【0040】「インサイドノブ38AがON(ロック)
状態のときの動作」 インサイドノブ38AがON状態のときは、図14に示
すように、ノブレバー32が矢印F1 方向に回動される
と共に、ノブレバー32とストッパー部35Dとの当接
によりリリースレバー35が矢印G2 方向に回動され、
さらにロック機構部60のロック解除レバー61がスト
ライカー62のロックを許容する位置、つまりロッキン
グプレート64のロック動作方向(図11中の矢印L2
方向)の回動を許容する位置まで回動される。
【0041】この状態においては、連結ピン53がアウ
トサイドレバー33のガイド孔33B内に位置し、その
レバー33の回動は許容される。したがって、図15
(a)に示すようなアウトサイドハンドル12の開操作
によるアウトサイドレバー33の矢印G1 方向の回動が
許容されると共に、同図(b)に示すようなインサイド
ハンドル38Bの開操作によるインサイドレバー34お
よびアウトサイドレバー33の矢印G1 方向の回動も許
容され、ノブレバー32およびリリースレバー35の回
動状態は全く変化しない。これらの結果、ドアがロック
されているときは、アウトサイドハンドル12およびイ
ンサイドハンドル38Bの開操作によって、それらが空
振することになる。
【0042】「インサイドノブ38AがOFF(ロック
解除)状態のときの動作」 インサイドノブ38AがOFF状態のときは、図16に
示すように、ノブレバー32が矢印F2 方向に回動し
て、連結ピン53がアウトサイドレバー33のピン係止
孔33F内に係止され、アウトサイドレバー33とイン
サイドレバー34とが連結ピン53によって連結されて
矢印G1 ,G2 方向に回動可能となる。
【0043】したがって、この状態においては、図17
(a)に示すようなアウトサイドハンドル12の開操
作、および図17(b)に示すようなインサイドハンド
ル38Bの開操作によって、ロック解除レバー61がロ
ック解除の位置、つまりロッキングプレート64をロッ
ク解除方向(図11中の矢印L1 方向)へ回動させる位
置まで回動されることになる。つまり、ハンドル12,
38Bの開操作によってドアのロックが解除されること
になる。
【0044】「アクチュエータ36によるロック解除動
作」 図18に示すように、ドアのロック状態においてアウト
サイドハンドル12が開操作され、かつ同図中2点鎖線
のようにアクチュエータ36がON動作したときは、図
19(a)に示すように、アクチュエータ36によって
ノブレバー32が矢印F1 方向に回動され、リリースレ
バー35が矢印G1 方向に回動しつつ、連結ピン53が
ガイド孔33のガイド壁部33Dの傾斜に沿って移動す
る。そして、最終的には、図19(b)に示すように、
連結ピン53がピン係止孔33F内に係合し、インサイ
ドノブ38AがOFF状態となり、ロック解除レバー6
1がロック解除の位置まで回動される。
【0045】したがって、ドアのロック状態において、
アウトサイドハンドル12が開操作されかつアクチュエ
ータ36がON動作することによって、ドアのロックが
解除されることになる。アクチュエータ36の動作タイ
ミングは、次に説明するように、ドアを閉じるときの動
作に関連してコントローラ58により制御される。
【0046】「ドアを閉じるときの動作」 開かれていたドアが閉じられるときには、コントローラ
58が図22のフローチャートにしたがって次のように
アクチュエータ36,57を制御する。以下、インサイ
ドノブ38AがOFF操作されているときの動作と、そ
れがON操作されているときの動作とに分けて説明す
る。
【0047】(インサイドノブ38AがOFFのときの
閉じ動作) まず、アクチュエータ36に内蔵されたノブスイッチ3
6Aが「ON」か否かを判定する(ステップS1)。イ
ンサイドノブ38AがOFF操作されているときは、図
16に示すようにノブレバー32が矢印F2 方向に回動
し、それに連動するアクチュエータ36(図8参照)内
のノブスイッチ36Aが「OFF」となって、そのノブ
スイッチ36Aからのノブ信号(図12参照)がLレベ
ルとなっているため、ステップS2に進む。
【0048】ステップS2では、図12に示すロックス
イッチ76からのロックのハーフ信号(図13(a)参
照)がHレベルとなったか否か、つまりドアがハーフラ
ッチ位置まで閉じられてロックスイッチ76が「ON」
となったか否かを判定し、それが「NO」のときはステ
ップS1に戻る。それが「YES」のときは、コントロ
ーラ80内のタイマー(図示せず)を起動させ(ステッ
プS3)、その後、クロージャー駆動用のアクチュエー
タ57をON動作させて、クロージャーを起動させる
(ステップS4)。
【0049】その後、図12に示すハンドルスイッチ5
5が「ON」とならずに、そのスイッチ55からの反転
信号(図12参照)がHレベルにならなかったことを条
件として、つまりアウトサイドレバー33が図16中の
矢印G1 方向に回動されなかったことを条件として、ス
テップS5からステップS6に進む。ステップS6で
は、ロックスイッチ76とドアスイッチ85から信号レ
ベルをそれぞれ反転して入力するANDゲート58D
(図12参照)の出力信号(フル信号)がHレベルとな
ったか否か、つまりドアがフルラッチ位置となったか否
かを判定する。それが「NO」のときはステップS7に
進み、先のステップS3にて起動されたタイマがタイム
アップするまではステップS7からステップS5に戻
る。
【0050】ステップS6の判定結果が「YES」のと
きは、アクチュエータ57を中立位置方向に逆動作させ
てクロージャーを中立起動させる(ステップS8)。そ
のアクチュエータ57の逆動作は、図12に示すアクチ
ュエータ57内の中立スイッチ57Aが「ON」となっ
て、そのスイッチ57Aからの中立信号(図12参照)
がHレベルとなるまで続行し、それが「ON」となった
ときにアクチュエータ57を停めてクロージャーを停止
させる(ステップS10)。その後、後述するアクチュ
エータ36のON動作がセットされているか否かを判定
する(ステップS11)。ここでは、ON動作信号がセ
ットされていないため動作を終了する。
【0051】一方、クロージャーが起動してからドアが
フルラッチ位置に至るまでの間に、タイマーがタイムア
ップしたときは、ステップS7からステップS12に進
み、アクチュエータ36をON動作させてからステップ
S8に進む。タイマー時間は予め設定しておく。また、
クロージャーが起動してからドアがフルラッチ位置に至
るまでの間に、ハンドルスイッチ55が「ON」となっ
たときは、ステップS5からステップS12に進み、ア
クチュエータ36をON動作させてからステップS7に
進む。したがって、例えば、クロージャーが起動してか
らドアがフルラッチ位置に至るまでの間に、アウトドア
ハンドル12またはインサイドハンドル38Bを開操作
して、その操作を続行した場合には、ドアを開くことが
できる。
【0052】(インサイドノブ38AがONのときの閉
じ動作) インサイドノブ38AがON操作されたときは、ノブス
イッチ36Aが「ON」となるため、ステップS1から
ステップS14に進み、ノブスイッチ36Aが「ON」
となった後にハンドルスイッチ55がONとなったか否
か、つまりアウトドアハンドル12またはインサイドハ
ンドル38Bが開操作されたか否かを判定する。ハンド
ルスイッチ55がONとならなかった場合には、アクチ
ュエータ36のON動作指令信号をセットし(ステップ
S15)、そしてステップS2に進む。以降は、前述し
た動作と同様である。ただし、ステップS11からステ
ップS16に進み、アクチュエータ36をON動作させ
てから動作を終了することになる。したがって、ドアの
閉じるときにアウトドアハンドル12(または、インサ
イドハンドル38B)を開操作しなければアクチュエー
タ36がON動作し、インサイドノブ38AがOFF位
置に戻されて、ドアのロックが解除されることになる
(セルフキャンセル)。
【0053】一方、ドアを閉じるときにアウトドアハン
ドル12(または、インサイドハンドル38B)が1度
でも開操作されれば、ステップS14からステップS2
に進む。そして、クロージャーが起動してからドアがフ
ルラッチ位置に至るまでの間にアウトドアハンドル12
が開操作されなければ、アクチュエータ36をON動作
させずにドアをロックすることになる(キーレスロッ
ク)。このようなキーレスロック機能を果すために、コ
ントローラ58内には、キーレスロック制御部が構成さ
れている。なお、クロージャーが起動してからドアがフ
ルラッチ位置に至るまでの間に、アウトドアハンドル1
2(または、インサイドハンドル38B)が開操作され
たり、タイマーがタイムアップした場合には、ステップ
S13またはステップS12にてアクチュエータ36が
ON動作し、インサイドノブ38AがOFF位置に戻さ
れて、ドアのロックが実行されない。したがって、アク
チュエータ36は、インサイドノブ38Aを強制的にO
FF位置まで復帰させる復帰手段として機能することに
なり、また、このようにキーレスロックの解除機能を果
すために、コントローラ58内には、キーレスロックの
解除部が構成されている。また、上記のようにキーレス
ロックが解除される場合において、アウトサイドハンド
ル12(または、インサイドハンドル38B)が開操作
されたままであれば、前述した図18、図19(a),
(b)のように、アクチュエータ36のON動作により
ロック解除レバー61がロック解除位置まで回転され
て、ドアが開かれることになる。
【0054】ところで、図12中のANDゲート58E
には、ドアスイッチ85からの信号(図13(b)参
照)と、ロックスイッチ76からのハーフ信号(図13
(a)参照)のレベル反転信号が入力され、その出力信
号は、ドアが開かれたことを検出するドアの開信号とし
てメイン制御部58Aに入力される。
【0055】(その他) ところで、本実施例では、ドア全体が図2に示すように
複数の部分にモジュール化されているため、組立て作業
性に優れている。
【0056】特に、センターモジュールBに対するアウ
ターモジュールAの組付け方向と、図4に示す第1連結
機構41のシャフト46と第1連結機構5のプレート2
6との嵌合方向が同じであるため、それらの組付け作業
性が良い。また、制御モジュールCは、それ自体の調整
後にインナーパネル6に装着することができ、またロッ
ク機構7は、制御モジュールCと分離されているため、
クロージャー機構部70の追加等の構成の変更が容易で
ある。
【0057】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の自動車用
ドアは、アウトドアハンドルやキーシリンダをアウター
パネルに装着し、それらとドアのロック機構との間の操
作力の伝達系中に第1回動体,シャフトおよび第2回動
体を介在させた構成であるから、アウターパネル以外の
インナーパネル等にアウトドアハンドルやキーシリンダ
を装着する従来のものに比して、アウターパネルにアウ
トドアハンドルやキーシリンダを直接的に装着する分、
そのアウターパネル上におけるそれらの位置決め精度の
向上、および組立て作業性の向上を実現すると共に、第
1,第2回動体の対向位置のずれに拘らず、シャフトに
よってアウトドアハンドルやキーシリンダの操作力をス
ムーズに伝達することができる。
【0058】また、第1,第2回動体の一方に対して、
シャフトをその軸線方向にほぼ沿う方向から嵌合可能と
することにより、それらの嵌合をアウターパネルの組付
け時と同時に行って、組立て作業性をより一層向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すドア全体の斜視図であ
る。
【図2】図1に示すドアの分解斜視図である。
【図3】図2に示すアウターモジュールの要部の分解斜
視図である。
【図4】図1に示す第1,第2連結機構の分解斜視図で
ある。
【図5】図4に示す第1,第2連結機構の連結機能を説
明するための断面図である。
【図6】図2に示す制御モジュールCの平面図である。
【図7】図2に示す制御モジュールCの斜視図である。
【図8】図6に示す制御モジュールCの要部の拡大平面
図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】図2に示すロック機構の平面図である。
【図11】図10のXI矢視図である。
【図12】図6に示すコントローラの配線図である。
【図13】図12に示すロックスイッチおよびドアスイ
ッチの動作タイミングの説明図である。
【図14】図8に示す機構部の平面図であって、インサ
イドノブがON状態のときの説明図である。
【図15】図8に示す機構部の平面図であって、インサ
イドノブがON状態のときからの動作の説明図である。
【図16】図8に示す機構部の平面図であって、インサ
イドノブがOFF状態のときの説明図である。
【図17】図8に示す機構部の平面図であって、インサ
イドノブがOFF状態のときからの動作の説明図であ
る。
【図18】図8に示す機構部の平面図であって、アクチ
ュエータの動作前の状態の説明図である。
【図19】図8に示す機構部の平面図であって、アクチ
ュエータの動作時の説明図である。
【図20】図11に示すロック機構のハーフロック動作
時の説明図である。
【図21】図11に示すロック機構のロック解除時の説
明図である。
【図22】図12に示すコントローラの動作を説明する
ためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 トリム 2 アウターパネル 6 インナーパネル 7 ロック機構 12 アウトサイドハンドル 13 キーシリンダ 17,18 第1回動体 25 第1ハウジング 25A 第1連結孔 26 プレート 27 カバー 28 圧縮スプリング(弾性体) 31 フレーム 32 ノブレバー(第2回動体) 33 アウトサイドレバー(第2回動体) 36 アクチュエータ(復帰手段) 42 第2ハウジング 42A 第2連結孔 43 プレート 44 カバー 45 圧縮スプリング(弾性体) 58 コントローラ 60 ロック機構部 62 ストライカー 63 ラッチ 70 クロージャー機構部 A アウターモジュール B センターモジュール C 制御モジュール

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアのアウターパネルに装着されたアウ
    トドアハンドルと、 前記アウターパネルの内側に装着されて前記アウトドア
    ハンドルの開閉操作に基づいて回動する第1回動体と、 前記ドアの内部に位置するフレームに回動自在に装着さ
    れた第2回動体と、 前記第2回動体の回動に基づいて動作するドアのロック
    機構と、 両端部が前記第1,第2回動体のそれぞれに相対回転不
    能かつ揺動自在に連結されると共に少なくとも一端部は
    それが連結される前記第1または第2回動体の軸線方向
    に移動自在とされたシャフトとを備えたことを特徴とす
    る自動車用ドア。
  2. 【請求項2】 ドアのアウターパネルに装着されたキー
    シリンダと、 前記アウターパネルの内側に装着されて前記キーシリン
    ダの施錠および解錠操作に基づいて回動する第1回動体
    と、 前記ドアの内部に位置するフレームに回動自在に装着さ
    れた第2回動体と、 前記第2回動体の回動に基づいて動作するドアのロック
    機構と、 両端部が前記第1,第2回動体のそれぞれに相対回転不
    能かつ揺動自在に連結されると共に少なくとも一端部は
    それが連結される前記第1または第2回動体の軸線方向
    に移動自在とされたシャフトとを備えたことを特徴とす
    る自動車用ドア。
  3. 【請求項3】 前記シャフトの一端部は、それが連結さ
    れる前記第1または第2回動体に対して当該シャフトの
    軸線方向にほぼ沿う方向から嵌合可能とされていること
    を特徴とする請求項1または2に記載の自動車用ドア。
  4. 【請求項4】 前記第1,第2回動体のそれぞれは、断
    面非円形の第1,第2連結孔が形成された第1,第2ハ
    ウジングと、前記第1,第2連結孔内に相対回転不能か
    つ該第1,第2連結孔の軸線方向に沿ってスライドおよ
    び揺動自在に嵌合する断面非円形の第1,第2プレート
    と、前記第1,第2連結孔内に備えられて前記第1,第
    2プレートのスライドおよび揺動によって弾性変形され
    る弾性体とを備え、 前記シャフトは、その一端部が前記第1,第2プレート
    の一方に固定支持されかつ他端部が前記第1,第2プレ
    ートの他方に嵌合可能とされていることを特徴とする請
    求項1または2に記載の自動車用ドア。
  5. 【請求項5】 前記ロック機構はドアの内側に位置する
    インナーパネルに装着され、 前記フレームは前記インナーパネルに装着されることを
    特徴とする請求項1または2または3または4に記載の
    自動車用ドア。
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