JP2561445Y2 - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置

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JP2561445Y2
JP2561445Y2 JP1991061725U JP6172591U JP2561445Y2 JP 2561445 Y2 JP2561445 Y2 JP 2561445Y2 JP 1991061725 U JP1991061725 U JP 1991061725U JP 6172591 U JP6172591 U JP 6172591U JP 2561445 Y2 JP2561445 Y2 JP 2561445Y2
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JP
Japan
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suction
casing
suction pipe
outer casing
impeller
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JP1991061725U
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JPH057992U (ja
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和明 宮▼崎▲
善之 白水
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shinmaywa Industries Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、固形物、泥土類の混在
する汚水・汚物等の被吸引物、例えばエアーの吸込み易
い溜まり水、底水および沈澱物等を吸排するためのポン
プ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建設現場等における湧水や溜まり
水の吸排処理に用いられる汚水・汚物吸排用ポンプ装置
として、例えば特開平2−199295号公報に開示さ
れたものがある。
【0003】図3にこの種のポンプ装置の断面図を示
す。同図に示すように、外ケーシング101の上部には
吸込口102および吐出口103が設けられている。さ
らに、外ケーシング101内にはモータケーシング10
4が収容されるとともに、モータケーシング104内に
はモータ105が収容されている。
【0004】モータ105の回転軸106はモータケー
シング104の底部を貫通して下方に突出状とされ、そ
の下端に羽根車107が取り付けられるとともに、羽根
車107の外周側には案内羽根108が配置されてい
る。また、外ケーシング101内において、吸込口10
2には吸込管109の一端が連結されるとともに、その
吸込管109の他端が羽根車107の下方に対向配置さ
れている。
【0005】このポンプ装置において、汚水・汚物等
(以下、単に「汚水」と称す)の吸排の処理を行う場
合、外ケーシング101内に所定量の呼び水を収容して
おき、その状態でモータ105を駆動させる。これによ
り、羽根車107が回転してその遠心力により羽根車1
07周辺部の呼び水が径方向外方、即ち側方に押し出さ
れて、羽根車107の下辺部が減圧される。
【0006】この減圧による吸引作用によってホース1
10の先端から汚水が吸い込まれ、吸込口102および
吸込管109を通って羽根車107の周辺部まで吸い込
まれる。さらに、その汚水は前記遠心力により羽根車1
07の側方に押し出されて案内羽根108間を通り、外
ケーシング101内に押し出される。この動作が連続的
に繰り返されて、外ケーシング101内が汚水で満たさ
れると、汚水が吐出口103から吐出されるよう構成さ
れていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この種
従来のポンプ装置においては、外ケーシング101とモ
ータケーシング104間のスペースを利用して吸込管1
09を配管する方式であるため、構造が複雑となり、ま
た外ケーシング101の外径寸法の大型化を招き、吸引
開始時における呼び水量も多く必要とされ、ここにポン
プ装置の重量がかさみ、持ち運び等の操作性も悪くなる
という欠点があった。
【0008】そこで本考案は、上記問題点に鑑み、小型
化、軽量化を図るとともに、構造の簡素化を図ったポン
プ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段は、吐出口が設けられた外ケーシング内に
内ケーシングが収容され、内ケーシング内に、回転駆動
される回転軸下端が内ケーシングの底部より突出状とし
て駆動手段が収容され、前記突出された回転軸下端に羽
根車が取付けられ、吸込管の一端開口部が羽根車の下方
に対向配置され、羽根車の回転による吸引作用により吸
込管の他端側から吸込まれた被吸引物を吸込管および外
ケーシング内を通じて吐出口より排出するポンプ装置に
おいて、前記吸込管を外ケーシングの外面側に一体的に
設け、前記吸込管内の吸込路途中と外ケーシング内とを
互いに連通させる連通孔が設けられた点にある。
【0010】
【0011】
【作用】本考案によれば、吸込管を外ケーシングの外面
側に設ける構造としているため、外ケーシングと内ケー
シングとの間に吸込管を配管するためのスペースを確保
する必要がなく、外ケーシングを小型化でき、軽量化が
達成できる。また吸込管を外ケーシングの外面側に一体
的に設けているため、ポンプ装置全体としても小型化が
達成できるとともに、構造が簡素化できる。
【0012】また、吸込管内の吸込路途中と外ケーシン
グ内とを互いに連通させる連通孔が設けられているた
め、吸込管内の呼び水を外ケーシング内に吸引した後、
吸込管を通じてエアーを吸引する際、外ケーシング内の
呼び水が連通孔を通じて吸込管の吸込路内に流入し、エ
アーと共に再度外ケーシング内に吸引されるため、エア
ー吸込性能が向上し、ポンプ装置の吸引性能が良好に確
保される。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
すると、図1および図2において、ポンプ装置1は、外
ケーシング2と、外ケーシング2内に周方向に適宜間隔
を有して収容された内ケーシング3とを備えてなり、外
ケーシング2は互いに液密状に連結された上部のケーシ
ング本体4と、中間部の軸受ケース5の外周壁部5a
と、下部の下ケーシング6とから構成されている。そし
て下ケーシング6の下面側外周部には周方向に離隔して
複数の脚部7が下向き突出状に設けられている。
【0014】内ケーシング3は互いに液密状に連結され
た上部のモータケーシング9と、中間部の軸受ケース5
の軸受壁部5bと、下部のシールブラケット10とから
構成されており、モータケーシング9内に駆動手段とし
てのモータ11が収容されている。なお、軸受ケース5
の外周壁部5aと軸受壁部5bとは周方向に所定間隔を
有して配置された複数の連結片5cで互いに連結されて
いる。モータ11の回転軸12はモータケーシング9お
よび軸受壁部5bに軸受13を介して上下方向の軸芯回
りに回転駆動自在に軸支されており、回転軸12の下端
は、軸受壁部5bおよびシールブラケット10を貫通し
て下方に突出状とされている。なお、軸受壁部5bとシ
ールブラケット10で構成される潤滑油室14内には適
宜潤滑油が充填されている。
【0015】内ケーシング3の底部、即ちシールブラケ
ット10から下方に突出された回転軸12下端には羽根
車15が取付けられており、羽根車15は上部の円盤状
基板15aと、基板15aの下面側に周方向に離隔して
突設され、それぞれ渦巻状に形成された複数の回転羽根
15bとから構成されている。
【0016】そして羽根車15は外ケーシング2の底
部、即ち下ケーシング6の底壁部6aと僅かな間隙を有
してその底壁部6aの上方側に配置されている。
【0017】また、羽根車15の外周側に位置して案内
羽根17が配設されており、案内羽根17はリング状の
基板17aと、基板17aの下面に渦巻方向が前記羽根
車15の渦巻方向と逆方向となるように突設された複数
の固定羽根17bとから構成されている。さらに基板1
7aはその外周縁部が複数の固定羽根17bの外周位置
よりも径方向外方側に突出状に構成されている。そして
案内羽根17の基板17aがシールブラケット10側に
ボルト18により締結されている。
【0018】前記ケーシング本体4の上壁部4a上面側
には外ケーシング2内と連通状とされたエルボ状の吐出
口20が設けられており、下ケーシング6の外面側には
吸込管21が一体的に設けられている。即ち、吸込管2
1は下ケーシング6の底壁部6aの下面側中心部から径
方向一側方に延設状とされ、さらに下ケーシング6の周
壁部6b外面に沿って上方に屈曲状に延設された略L字
管状に構成されている。そして羽根車15の中心下方に
対応する下ケーシング6の中心部に吸込管21と外ケー
シング2とを互いに連通させる開口部22が形成されて
おり、吸込管21の一端開口部22を構成している。ま
た、吸込管21の他端開口部23にはエルボよりなる吸
込口24が連結されている。
【0019】そして吸込管21内の吸込路25途中と外
ケーシング2内とを互いに連通させるべく、下ケーシン
グ6の底壁部6a外周部に小径の連通孔26が形成され
ている。
【0020】なお、図1において、28は電源供給用ケ
ーブル,29は持ち運び用ハンドルである。
【0021】本考案の実施例は以上のように構成されて
おり、汚水の吸排処理を行う場合には、外ケーシング2
内に呼び水を水面位置Hに相当する位置ぐらいまで収容
するとともに吐出口20および吸込口24にホース3
1,32を接続し、モータ11を駆動させる。
【0022】モータ11の駆動により、回転軸12が回
転駆動され、ここに羽根車15が回転し、その遠心力に
よって羽根車15の周辺部の呼び水が径方向外方、即
ち、側方に押し出されて羽根車15の下辺部が減圧され
る。この減圧による吸引作用によってホース32の先端
から汚水がホース32内に吸い込まれて、吸込口24、
吸込管21を順次通って羽根車15の周辺部まで吸い込
まれる。さらに、その汚水は前記遠心力により羽根車1
5の側方へ押し出されて案内羽根17の複数の固定羽根
17b間を通り、外ケーシング2内外周部に押し出され
る。また汚水とともに吸い込まれたエアーも案内羽根1
7の側方に押し出されることになるが、案内羽根17の
基板17aの外周縁部を固定羽根17bの外周位置より
も径方向外方側に突出させているため、汚水は基板17
aの外周縁部によって残留が促進され、一方、エアーは
何等影響を受けずに外ケーシング2と内ケーシング3と
の相互間に構成された排出流路33を通って上方に案内
される。このような動作が繰り返されて、外ケーシング
2内の排出流路33が汚水で満たされると、吐出口20
からホース31を通じて汚水が吐出される。
【0023】また、案内羽根17の径方向外方側に位置
した下ケーシング6の底壁部6aに連通孔26が形成さ
れているため、ポンプ装置1の駆動初期においては、吸
込管21内の呼び水が外ケーシング2内に吸引され、そ
の後、ホース32内のエアーやホース32を通じてエア
ーが吸込路25内に吸引されてきた際、外ケーシング2
内の呼び水が連通孔26を通じて吸込管21の吸込路2
5内に流入し、エアーと共に再度外ケーシング2内に吸
引される。
【0024】以上のように、本考案の実施例によれば、
吸込管21を外ケーシング2の外面側に設ける構造とし
たため、外ケーシング2と内ケーシング3との間に吸込
管21を配管するためのスペースを確保する必要がな
く、外ケーシング2の外径寸法をより小径に構成するこ
とができ、ここに外ケーシング2を小型化できるため、
ポンプ装置1全体として小型化および軽量化が達成でき
る。また吸込管21を外ケーシング2の外面側に一体的
に設ける構造としているため、ポンプ装置1全体として
小型化が達成できるだけでなく、部品点数も削減でき、
構造が簡素化できる。さらに、外ケーシング2の小型化
により吸引開始時に収容される呼び水量も少なくなり、
ここにポンプ装置1の使用時における重量も軽減でき、
持ち運び等の操作性も向上できる。
【0025】また、呼び水量が少なくなるにもかかわら
ず、前記連通孔26を通じての吸込路25内への呼び水
の流入作用によって呼び水が有効利用でき、エアー吸込
性能が大幅に向上し、ここにポンプ装置1の汚水に対す
る吸引性能が良好に確保できる。この際、連通孔26を
通じて吸込管21における吸込路25内へ呼び水が戻さ
れ、吸込路25を通じて再度外ケーシング2内に吸引さ
れる方式であり、吸込路25を呼び水の戻り路に兼用し
た構造であるため、呼び水の戻り路を別途、設ける場合
と比較して、構造の簡素化やそれに伴うコスト低減が図
れ、このことからもポンプ装置全体としての小型化およ
び軽量化が達成できる利点がある。
【0026】なお、上記実施例において、連通孔26を
下ケーシング6の底壁部6aに設けた構造を示している
が、図1に仮想線で示される如く、周壁部6b側に
る構造としてもよい。
【0027】
【考案の効果】以上のように、本考案のポンプ装置によ
れば、吸込管を外ケーシングの外面側に一体的に設けて
いるため、外ケーシングを小型化でき、ここにポンプ装
置全体として小型化および軽量化が図れるとともに、構
造の簡素化が図れる。
【0028】また、吸込管内の吸込路途中と外ケーシン
グ内とを互いに連通させる連通孔が設けられているた
め、呼び水を有効利用してエアー吸込性能を大幅に向上
させることができ、ポンプ装置の吸引性能が良好に確保
できる。この際、連通孔を通じて吸込管における吸込路
内へ呼び水が戻され、吸込路を通じて再度外ケーシング
内に吸引される方式であり、吸込路を呼び水の戻り路に
兼用した構造であるため、呼び水の戻り路を別途、設け
る場合と比較して、構造の簡素化やそれに伴うコスト低
減が図れ、このことからもポンプ装置全体としての小型
化および軽量化が達成できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】図1のII−II線断面矢視図である。
【図3】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ポンプ装置 2 外ケーシング 3 内ケーシング 11 モータ 12 回転軸 15 羽根車 20 吐出口 21 吸込管 22 開口部 25 吸込路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出口が設けられた外ケーシング内に内
    ケーシングが収容され、内ケーシング内に、回転駆動さ
    れる回転軸下端が内ケーシングの底部より突出状として
    駆動手段が収容され、前記突出された回転軸下端に羽根
    車が取付けられ、吸込管の一端開口部が羽根車の下方に
    対向配置され、羽根車の回転による吸引作用により吸込
    管の他端側から吸込まれた被吸引物を吸込管および外ケ
    ーシング内を通じて吐出口より排出するポンプ装置にお
    いて、 前記吸込管を外ケーシングの外面側に一体的に設け、前
    記吸込管内の吸込路途中と外ケーシング内とを互いに連
    通させる連通孔が設けられてなることを特徴とするポン
    プ装置。
JP1991061725U 1991-07-09 1991-07-09 ポンプ装置 Expired - Lifetime JP2561445Y2 (ja)

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JP1991061725U JP2561445Y2 (ja) 1991-07-09 1991-07-09 ポンプ装置

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JPH057992U JPH057992U (ja) 1993-02-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5824637B2 (ja) * 1976-09-30 1983-05-23 株式会社ワ−ルドケミカル 自吸式ポンプ
JP3013488U (ja) * 1994-08-31 1995-07-18 天馬株式会社 ごみ箱

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JPH057992U (ja) 1993-02-02

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