JP2561420Y2 - チェーンコンベヤ装置 - Google Patents

チェーンコンベヤ装置

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JP2561420Y2
JP2561420Y2 JP3381292U JP3381292U JP2561420Y2 JP 2561420 Y2 JP2561420 Y2 JP 2561420Y2 JP 3381292 U JP3381292 U JP 3381292U JP 3381292 U JP3381292 U JP 3381292U JP 2561420 Y2 JP2561420 Y2 JP 2561420Y2
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彰能 米谷
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、循環走行する搬送チェ
ーンの直線走行部に物品を載置して搬送するチェーンコ
ンベヤに関し、特に、物品を搬送チェーンの走行速度よ
り高い速度で搬送することが出来るとともに、搬送チェ
ーンを走行させたままで物品をストッパーに突き当てて
停止させることが出来るチェーンコンベヤに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、搬送用チェーンにローラを取付
け、該ローラ上に物品を載置し、搬送用チェーンを走行
させ物品をある作業ステーションから、次の作業ステー
ションへ搬送するようにした、いわゆるチェーンコンベ
ヤと称されるものが使用されている。図5に示したロー
ラチェーンコンベヤは、たとえば、特公昭58ー 46406号
公報に記載されているように、ピン21に緩合したチェ
ーンローラ22に、さらに大径の搬送ローラ23を緩合
し、搬送ローラ23に載置した物品の荷重によって、チ
ェーンローラ22をレール24上に圧接させ、チェーン
25の移動に伴ってチェーンローラ22を回転駆動さ
せ、チェーンローラ22との摩擦によって搬送ローラ2
3を回転して物品を搬送する。したがって、搬送ローラ
23上端での瞬間中心はチェーンローラ22とレール2
4と接点になるため、該瞬間中心から上端までの距離は
ピン21までの距離に比べて相当大きくなり、物品の搬
送速度をチェーン速度の何倍かにすることが可能とな
る。
【0003】この場合、物品の荷重によりチェーンロー
ラ22と搬送ローラ23に発生した摩擦で物品を移送す
る。そして、チェーン速度よりも大きな搬送速度を得る
ようにするとともに、物品を停止させた場合搬送ローラ
23とチェーンローラ22との間に滑りを生じて、物品
に対する搬送ローラ23の逆転的な空転作用によって物
品との間にはスリップを生ずることなく、チェーンの進
行を許容させる。
【0004】しかし、これらチェーンコンベヤにおいて
は、チェーンの走行速度に対して物品の搬送速度を高く
するのはローラ23を摩擦力で回転させるためである
が、ローラ22との径の差が大きくても摩擦により伝え
られるトルクには限界がある。むやみにローラ23の径
を大きくしてもスベリが生じて増速率は大きくならな
い。また搬送物を稼動中のチェーンコンベヤ上で停止さ
せた状態からストッパーを解除した場合、ローラ22と
ローラ23の摩擦力が不足すれば、所定の速度になるま
でに時間がかかる。一方、搬送ローラ23の直径の大き
さにも限度があり、搬送ローラ23の直径はチェーン連
結ピンの間隔より大きくすることが出来ず、チェーンの
走行速度に対する物品の搬送速度の増速率を両面から規
制している。したがってこの場合、物品の速度を増すに
はチェーンの走行速度を高くしなければならない。
【0005】
【本考案が解決しようとする課題】このように、従来の
チェーンコンベヤ装置には上記のごとき問題がある。本
考案が解決しようとする課題はこれら問題点であり、チ
ェーンの走行速度を変えることなく物品の搬送速度を更
に高くし、又、チェーン走行を止めることなく物品を所
定位置で一時停止可能とするチェーンコンベヤ装置を提
供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係るチェーンコ
ンベヤ装置は、チェーンを構成するリンクプレートの間
にサブプレートを配設し、スプロケット間に巻き掛け復
路側チェーンの直線走行部分のサブプレート上に、前記
チェーンの往路側チェーンのローラを載置して走行さ
せ、該往路側チェーンローラ上に物品を載置して搬送速
度を高めるようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】このように、構成されたチェーンコンベヤ装置
は、固定されたレール上を復路側チェーンのローラが転
動し、さらに該チェーンに配設されたサブプレート上に
往路側チェーンのローラを載置する。該サブプレートを
擬似レールとした往路側チェーンのローラは、復路側チ
ェーンと逆方向に走行する。このとき往路側チェーンの
ローラは復路側チェーンのローラより2倍の速さで回転
することになる。したがって、そのローラ上に載置した
物品を搬送チェーンの走行速度よりさらに高速度で搬送
することが出来る。すなわち、往路側チェーンのローラ
が静止レール上を転がり移動する場合であれば、従来通
りローラ上に載置する物品の搬送速度はチェーン速度の
2倍となるが、走行する擬似レール上を転がるローラ
は、該擬似レールの速度が加算されるために3倍の速度
にて搬送される。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1ないし図4は本考案に係るチェーンコンベヤ
装置の一実施例である。図1は、チェーンコンベヤ装置
の概要構造を示す正面図であり、メインスプロケット
1、2とサブスプロケット3、4とに掛け渡された無端
状のチェーン5とレールR、ガイド6、6とからその主
要部が構成されている。往路側となるチェーンAはメイ
ンスプロケット1、2に掛け渡され、サブスプロケット
3に巻き掛け、ガイド6、6により往路側チェーンAに
寄せられてレールR上を転動し、サブスプロケット4に
巻き掛け復路側チェーンBとなって循環走行する。そし
て該チェーン5に配設されたサブプレート12、すなわ
ち復路側チェーンBのサブプレート12上に往路側チェ
ーンAのローラ11が転動するように上記レールR及び
ガイド6、6にてチェーン幅方向にややズレルように規
制され、往路側チェーンAのローラ11上にパレットP
を載置して搬送する。
【0009】さらに具体的に説明すると、図2ないし図
4に示すごとく、チェーン5は相対向する2枚を1組と
した外リンクプレート7、7と、2枚を1組とした内リ
ンクプレート8、8と、これら各リンクプレート7、7
及び8、8を屈曲自由に連結するピン9及びブシユ10
と、該ブシユ10に軸支するローラ11、さらに連結ピ
ン9に緩合されたサブプレート12、12と外リンクプ
レート7aとから構成されている。
【0010】そして、チェーン5は前記メインスプロケ
ット1、2とサブスプロケット3、4に掛け渡され、駆
動手段(図示なし)により駆動される。通常この種のチ
ェーンコンベヤは一方向に駆動するのみであり、復路側
すなわち、スプロケットに巻き掛けられた下方側は何ら
仕事をしていない。しかし、本考案は復路側チェーンB
上に往路側チェーンAを載置し、駆動させるようにした
ものであり、具体的にはチェーン5のローラ11はガイ
ド6、6間のレールR上を転動する。このとき、チェー
ン5に構成されたサブプレート12、12もレールR1
上を摺動する。そして擬似レールとなった該サブプレー
ト12、12上を往路側チェーンAのローラ11が復路
側チェーンBとは逆方向に転動する。よって往路側チェ
ーンローラ11の転動速度は2倍となる。
【0011】擬似レールを目的とするサブプレート12
は、ローラ11を載置しても各々リンクプレート7、
7、8、8が干渉しないようなプレート巾となってい
る。又サブプレート12は合成樹脂あるいは摩擦係数の
低い材料を使用する方がよい。
【0012】従来のチェーンコンベヤのローラが固定さ
れたレール上を転動する場合、チェーンの移動とともに
ローラは回転し、そのローラ上にある物品はチェーンの
走行速度の2倍で搬送されることになるが、本考案は、
復路側チェーンBの直線走行部分でサブプレート12上
に往路側チェーンAのローラ11を載置して循環走行さ
せるので、復路側チェーンBと往路側チェーンAは逆方
向に走行することになる。したがって、往路側チェーン
Aと復路側チェーンBの速度差は2倍となる。そして、
往路側チェーンAのローラ11は、復路側チェーンBの
走行により強制的に回転させられローラ11上に載置し
た物品は、チェーンの走行速度より3倍の速さで搬送さ
れる。
【0013】
【考案の効果】本考案は以上のごとく構成したチェーン
コンベヤ装置であって、従来のチェーンコンベヤのよう
に倍速効果を高めるために大きなローラを使用すること
もなく、従来のチェーン部品にサブプレートを設けたチ
ェーンで倍速効果も高く、ましてコストを低くおさえら
れる利点がある。又、従来のコンベヤはローラの回転に
より局部的なレールの摩耗が生じ大きな騒音を発生して
いたが、本考案では擬似レールとなるサブプレートが常
にチェーンとともに動いていることから、均一な摩耗と
なり、局部的摩耗は起こらず円滑な物品の搬送が可能と
なる。又、ストッパー装置を取付けることで物品の停止
も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のチェーンコンベヤ装置の概要構造を示
す正面図。
【図2】本考案のチェーンコンベヤとパレット(物品)
との配置関係を示す平面図。
【図3】図2の側面図。
【図4】本考案のチェーンコンベヤの垂直断面図。
【図5】従来のローラチェーンコンベヤの軸方向の断面
図。
【符号の説明】
1 メインスプロケット 2 メインスプロケット 3 サブスプロケット 4 サブスプロケット 5 チェーン 6 ガイド 7 外リンクプレート 8 内リンクプレート 9 ピン 10 ブシュ 11 ローラ 12 サブプレート A 往路側チェーン B 復路側チェーン R レール R1 レール R2 レール P パレット(物品)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプロケット間に掛け渡された無端状の
    チェーンのローラ上に平板状の物品を載置して、該チェ
    ーンの走行、移動によってこれら物品を搬送するチェー
    ンコンベヤにおいて、チェーンを構成するリンクプレー
    ト間にサブプレートを設け、復路側チェーンをガイド及
    びレールにて規制するとともに、該チェーンの復路側サ
    ブプレート上面に往路側チェーンのローラを載置し、該
    復路側チェーンの動力を介して強制的に往路側チェーン
    のローラを回転させたことを特徴とするチェーンコンベ
    ヤ装置。
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