JP2560936Y2 - 電話中継端子板用保安器モジュ−ル - Google Patents

電話中継端子板用保安器モジュ−ル

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JP2560936Y2
JP2560936Y2 JP5727391U JP5727391U JP2560936Y2 JP 2560936 Y2 JP2560936 Y2 JP 2560936Y2 JP 5727391 U JP5727391 U JP 5727391U JP 5727391 U JP5727391 U JP 5727391U JP 2560936 Y2 JP2560936 Y2 JP 2560936Y2
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JP
Japan
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relay terminal
telephone relay
plate
protector module
connection
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JP5727391U
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康祐 日置
秀明 高橋
弘 岩瀬
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Kyoei High Opt Co Ltd
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Kyoei High Opt Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電話中継端子板に適用
される保安器モジュ−ルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電話通信回線に落雷等による誘導
あるいは混蝕等によって侵入してくる過電圧、過電流が
通信用機器(電話交換器)に流れ込むことによる危険を
防止するために、電話中継端子板に保安器(過電圧、過
電流防護素子)を接続することが実施されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし乍ら、従来のこ
の種保安器は、電話中継端子板に接続するための、それ
専用の接続機構(接点)をいちいち設けてなるため、両
者の構成が複雑であり、コストも高い問題があり、解決
すべき課題となっている。
【0004】本考案は、上記従来の技術の有するこのよ
うな問題点に鑑みてなされたものである。すなわち、既
知の電話中継端子板では、片側あるいは一部のUスリッ
ト端子が使用されない場合もある。そこで、これを有効
利用することに着目して案出されたもので、既在の電話
中継端子板に、必要に応じて必要な部位(端子)に容易
に接続できて、過電圧、過電流による危険を防止できる
ようにした電話中継端子板用保安器モジュ−ルを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の電話中継端子板用保安器モジュ−ルは、二
個一対の所要数の接続片と、該各接続片に共通なア−ス
板を耐熱性合成樹脂を用いてインサ−ト成形により一体
化すると共に、この合成樹脂製基板に過電圧、過電流防
護素子を上記各接続片とア−ス板に接続させて設け、且
つ上記各接続片に電話中継端子板のUスリット端子に差
し込み接続する差し込み片を突設したことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】電話中継端子板の片側(その一部も含む)のU
スリット端子に接続片の差し込み片を差し込むことによ
り本案保安器モジュ−ルは電話中継端子板の側部に取付
けられる。ア−ス板を取付パネル(金属製)に接続し、
該取付パネルをア−スする。上記ア−ス板と取付パネル
は、リ−ド線端部の各ラグ端子をア−ス板、取付パネル
にねじ止めしてリ−ド線で接続するか、または、ア−ス
板と取付パネルを直接ねじ止めして接続する。さらに
は、ア−ス板に金属弾性材料によりバネ性を有する接続
用脚片を一体に形成し、該接続用脚片を付与したバネ力
で取付パネルに押し付けることで接続する。上記ア−ス
板の合成樹脂製基板両端から延出されている部分は、平
面略コ字状としたバネ性を有する挾持部に形成され、該
挾持部に電話中継端子板の両側部を挾着することで、本
案保安器モジュ−ルは電話中継端子板に抱持される。
【0007】而して、通信回線に誘導あるいは混蝕等に
よって過電圧、過電流が侵入すると電話中継端子板のU
スリット端子に接続された過電圧、過電流防護素子、ア
−ス板、ア−スされている取付パネルに流れ、通信用機
器(電話交換器)を大地と同じ0電位にして安定させる
と共に、過電圧、過電流による危険を防止する。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。図1の(A)は本考案の保安器モジュ−ル
と電話中継端子板を一部切欠した斜視図を示し、図1の
(B)は電話中継端子板に保安器モジュ−ルを接続した
状態の側面図を示している。本案保安器モジュ−ル1
は、図1(A)、(B)ないし図3に示したように、電
話中継端子板2のUスリット端子3・・・の電線挾持用
のスリット3aに差し込み接続される、二個一対の所要
複数個の接続片4・・・と、該各接続片4・・・に共通
な帯状としたア−ス板5を耐熱性合成樹脂を用いてイン
サ−ト成形により一体化させ、各接続片4とア−ス板5
に過電圧、過電流防護素子6(半導体素子)を各接続し
て構成されている。
【0009】上記各接続片4・・・は、図4の(A)に
示したように、金属製の基板4aと、該基板4aの上半
部一側を直角に曲成した差し込み片4bとで一体に形成
され、その基板4aと差し込み片4bの基部が図3に明
示した如く耐熱性合成樹脂製の基板7に埋設保持され、
該基板7の内側面から各差し込み片4bの先端部がUス
リット端子3の電線挾持用のスリット3aに差し込み可
能に突設されている。すなわち、上記各接続片4・・・
は、電話中継端子板2に削設の各電線挿入用切込8・・
・の略中央に位置して露出させてある各Uスリット端子
3・・・の電線挾持用のスリット3aに対応するよう一
定間隔をおいて上記基板7に一体化させてある。また、
各接続片4・・・の差し込み片4bの板厚は、上記Uス
リット端子3・・・の電線挾持用のスリット3aの幅よ
りもやや厚く設定してある。
【0010】上記基板7の外側面には成形時に二個一対
の接続用凹穴9、10が所要複数対形成させてある。す
なわち、上記接続用凹穴9、10は、その底部に各接続
片4・・・の基板4aの一部と、ア−ス板5の一部が露
出するよう図示例では上下配置に所定の間隔をおいて凹
設され、その間には絶縁用突部11が設けられている。
一方、上記した過電圧、過電流防護素子6は図5に明示
した如く、合成樹脂で覆われた本体6aの両端から裏側
へ金属製の端子6b、6cを折曲して構成されている。
【0011】而して、上記過電圧、過電流防護素子6
は、その本体6a裏面を上記絶縁用突部11上に重ね合
わせることで、両端子6b、6cを接続用凹穴9、10
に挿入し、接続片4の基板4aとア−ス板5上に突き合
わせ、この状態を保持して図3に示したように、上記基
板4aと端子6b、ア−ス板5と端子6cを、各接続用
穴9、10内においてハンダ付けa、bして接続片4、
過電圧、過電流防護素子6、ア−ス板5は互いに接続さ
れる。
【0012】上記ア−ス板5の両端は合成樹脂製基板7
の長さ方向の両端から延出され、この延出端は平面略コ
字状のバネ性が与えられた挾持部5a、5aに形成さ
れ、該両挾持部5a、5aに、上記電話中継端子板2の
長さ方向の両側部を挾持させることで、当該電話中継端
子板2に対して保安器モジュ−ル1は図1の(B)に示
したように抱持される。
【0013】上記各接続片4・・・は、図4の(A)に
示した以外に同図(B)に示したようにUスリット端子
4c付きとすることも可能である。上記したUスリット
端子4c付き接続片4を使用すれば、当該保安器モジュ
−ル1を電話中継端子板2に接続したまゝ、必要に応じ
て必要なUスリット端子4cに通信回線用の電線を接続
することができる。
【0014】上記ア−ス板5は、ア−スされる金属製の
取付パネル12と接続されるもので、その接続手段とし
ては、図1の(A)及び図6の(A)、(B)並びに図
7の(A)、(B)に示した如きものがある。すなわ
ち、図1の(A)に示す接続手段は、リ−ド線13の端
部に付設のラグ端子13a、13bを、ア−ス板5の延
出端に穿設したねじ孔5b及び取付パネル12に穿設し
たねじ孔12aに各ねじ14、15止めして接続する。
図6の(A)、(B)に示す接続手段は、ア−ス板5の
下縁から側面略L字状の接続用脚片5cを一体に延設
し、該接続用脚片5cと取付パネル12をねじ15とめ
して接続する。図7の(A)、(B)に示す接続手段
は、ア−ス板5を金属弾性材料で形成して、その下縁に
正面略逆V字形状の弾性接続用脚片5dを一体に延設
し、該弾性接続用脚片5dを、そのバネ力で取付パネル
12に押し付けて接続する。かゝる接続手段によれば、
取付パネル12に対してア−ス板5の脱着、移動が容易
になる。
【0015】なお、図示の実施例は、上記した接続片4
を、電話中継端子板2のUスリット端子3と対応する配
置で同一数設けた場合であるが、上述したように、接続
片4は二個一対を最小単位とするから、二個一対の接続
片4・・・を必要に応じて必要な数だけ必要な部位に設
けることもできる。
【0016】
【考案の効果】本考案に係る電話中継端子板用保安器モ
ジュ−ルは上記のように構成されているので、Uスリッ
ト端子が複数列に亘って埋設保持されている電話中継端
子板において、片側、またはその一部等が使用されない
場合にこれを利用して接続することができると共に、接
続片を上記Uスリット端子のスリットに差し込むだけで
接続できるので脱着が容易であり、また、接続片を二個
一対として必要に応じて必要な部位に必要な数だけ配設
することで、使用目的に合わせて使用することができ
る。さらに、電話中継端子板及び保安器モジュ−ルに接
続するための接点をいちいち別個に設けるものではない
から、両者を構造的に簡略化でき、また、接続片とア−
ス板を耐熱性合成樹脂にてインサ−ト成形により一体化
した後、当該合成樹脂製基板に凹設の接続用凹穴におい
て、各接続片及びア−ス板と過電圧、過電流防護素子を
ハンダ付けにより支障なく、かつ容易に接続できるか
ら、保安器モジュ−ルの生産性、経済性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)本考案に係る電話中継端子板用
保安器モジュ−ルの実施例と電話中継端子板を一部切欠
して示した斜視図と、同保安器モジュ−ルを電話中継端
子板に接続した状態を一部切欠して示した側面図であ
る。
【図2】(A)、(B)保安器モジュ−ルの実施例を一
部切欠して示した平面図と正面図である。
【図3】図2(B)のA−A線矢視断面図である。
【図4】(A)、(B)同保安器モジュ−ルの接続片の
実施例を各示した斜視図である。
【図5】同保安器モジュ−ルに使用される過電圧、過電
流防護素子を示した斜視図である。
【図6】(A)、(B)同保安器モジュ−ルのア−ス板
と取付パネルの接続手段を示した正面図と側面図であ
る。
【図7】(A)、(B)同保安器モジュ−ルのア−ス板
と取付パネルの他の接続手段を示した正面図と側面図で
ある。
【符号の説明】
1 保安器モジュ−ル 2 電話中継端子板 3 Uスリット端子 4 接続片 5 ア−ス板 6 過電圧、過電流防護素子 6b、6c 端子 7 合成樹脂製基板 9、10 接続用凹穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高橋 秀明 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)考案者 岩瀬 弘 東京都江東区木場1丁目5番1号 協栄 線材株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−60461(JP,U) 実開 昭56−165372(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二個一対の所要数の接続片と、該各接続
    片に共通なア−ス板を耐熱性合成樹脂を用いてインサ−
    ト成形により一体化すると共に、この合成樹脂製基板に
    過電圧、過電流防護素子を上記各接続片とア−ス板に接
    続させて設け、且つ上記各接続片に電話中継端子板のU
    スリット端子に差し込み接続する差し込み片を突設した
    ことを特徴とする電話中継端子板用保安器モジュ−ル。
JP5727391U 1991-06-26 1991-06-26 電話中継端子板用保安器モジュ−ル Expired - Lifetime JP2560936Y2 (ja)

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