JP2560918Y2 - 携帯式消臭器 - Google Patents

携帯式消臭器

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JP2560918Y2
JP2560918Y2 JP630392U JP630392U JP2560918Y2 JP 2560918 Y2 JP2560918 Y2 JP 2560918Y2 JP 630392 U JP630392 U JP 630392U JP 630392 U JP630392 U JP 630392U JP 2560918 Y2 JP2560918 Y2 JP 2560918Y2
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bag
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deodorant
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liquid
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栄二 坂田
将一郎 渡部
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は携帯式消臭器に係り、詳
しくは、人工肛門に装着された袋体に、消臭液を所定時
間毎に供給して汚物の消臭を行うようにした携帯式消臭
器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大腸ガンの増加にともない人工肛
門の保有者が次第に増大する傾向にある。このような患
者の汚物は、一般に、人工肛門部に装着された袋体に回
収されるが、人体に装着した袋体から便臭が洩れるのを
完全に防止することはきわめて難しいものである。この
ため従来、袋体の内部に消臭剤を封入しておくことによ
り、袋体内の汚物を消臭することが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来手段では、人工肛門部から排出された汚物は消臭
剤上に落下するため、汚物の表層部から発散する便臭の
消臭作用はあまり期待できないものであった。
【0004】また汚物は、人工肛門部から定常的に微量
ずつ袋体に排出されるものであり、したがって消臭剤の
消臭作用はできるだけ長時間持続せねばならない。とこ
ろが上記従来手段では、袋体を人体に装着したままでの
消臭剤の補充は困難であるので、長時間の継続的な消臭
効果は期待できないという問題点があった。勿論、袋体
を人体から頻繁に取りはずして、袋体を取り替えたり、
袋体内に消臭剤を補充してもよいのであるが、袋体の人
体への着脱はきわめて面倒なだけでなく、この種袋体は
一般に粘着テープにより人体の皮膚面に接着されるた
め、袋体の着脱のために粘着テープの貼り替えを度々行
うと、皮膚が粘着テープに負けてかぶれてしまいやすい
という問題点を生じる。そこで本考案は、上記従来手段
の問題点を解消し、長時間の継続的且つ効果的な消臭作
用を得ることができる新規な消臭器を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために本考案は、消
臭器を、人体に携帯される本体部1と、人工肛門部に着
脱自在に装着される袋体2とから構成している。そし
て、この本体部1に設けられた容器12内の消臭液18
を、常閉型弁手段20を制御回路部14の制御により所
定時間毎に開放することにより、袋体2に供給するよう
にしている。
【0006】
【作用】上記構成によれば、袋体2には、所定時間毎に
容器12から消臭液18が補給されるので、袋体2を人
体に装着したままで、長時間継続的な消臭作用が得られ
る。しかも消臭液18は、人工肛門部から排出されて袋
体2の下部に溜った汚物の上からふりかけるように補給
できるので、表層部からの便臭の発散を効果的に抑える
ことができる。
【0007】
【実施例】次に図面を参照しながら本考案の実施例を説
明する。図6は人体に携帯した携帯式消臭器を示してい
る。この携帯式消臭器は、吊紐4により首部などに懸吊
して保持される本体部1と、人工肛門部に着脱自在に装
着される袋体2から成っており、この本体部1から袋体
2にチュープ3を通して消臭液を供給するようになって
いる。
【0008】図2,図3は本体部1の斜視図である。本
体部1は箱形であって、その上面の中央部には電源スイ
ッチであるスライド式スイッチボタン5が設けられてお
り、また上面の左右には間隔をおいて2個の係着部6が
開孔されており、この係着部6に上記吊紐4が係着され
ている。また本体部1の背面には、スポンジやゴムなど
のクッション用弾性体7が装着されている。また本体部
1の前面には、スライド式選択ボタン8が設けられてい
る。後述するようにこの選択ボタン8を操作することに
より、消臭液の補給インターバル(例えば30分、60
分、90分)を設定する。
【0009】図1は全体構造を示すものであって、本体
部1の両側部には電源部としての電池11と消臭液が貯
溜された容器12が収納されている。容器12は透視可
能な透明容器であって、本体部1の切欠部1aに着脱自
在に装着され、本体部1から部分的に露呈しており、内
部の消臭液の残量を外方から視認できる。また本体部1
の他側部には、電池11を出し入れするための電池蓋1
3が着脱自在に装着されている。この電池11として
は、一次電池、充電池などが使用できる。
【0010】この電池11と容器12は重量物であり、
したがって本体部1の両側部に電池11と容器12を配
置して重心バランスをとり、しかも係着部6を左右2個
設けることにより、吊紐4により首部などに懸吊した場
合の重心バランスをよくして、携行時に本体部1が不要
に傾かないようにしている。
【0011】図1において、電池11と容器12の間に
は、比較的軽量の制御回路部14が配設されており、ま
た容器12の下方には弁手段20が設けられている。ま
た袋体2は、粘着テープ16により接着するか、または
胴ベルト状の装具で袋体を位置ずれしないよう押し付け
ることにより人工肛門部に着脱自在に装着される。袋体
2の上部には継手体17が溶着手段などにより装着され
ており、この継手体17に上記チューブ3が接続されて
いる(図4も参照)。
【0012】図5は、上記制御回路部14に配線された
制御回路を含む制御機構を示している。上記弁手段20
は、容器12の吐出部12aに設けられた弁ケース21
と、この弁ケース21内に設けられた弁体としてのプラ
ンジャ22を備えており、弁ケース21に上記チューブ
3が接続されている。プランジャ22にはコイル23が
巻回されて電磁石となっている。24はプランジャを右
方に付勢するコイルばねであり、常時はそのばね力によ
り吐出部12aは閉じられる常閉型弁手段となってい
る。コイル23に通電すると、プランジャ22は左方へ
摺動し、その首細部22aが吐出部12aの直下にきて
供給路を開き(同図鎖線参照)、容器12内の消臭液1
8はチューブ3へ流下する。容器12は袋体2よりも上
方にあり、したがって消臭液18は重力により流下して
袋体2へ補給され、ポンプやモータなどの動力手段は不
要である。
【0013】容器12と袋体2との距離が近いとき、例
えば子供が使用するときは、液体重力で自然流下しない
場合も想定される。このときは、容器12自体に一般的
なゴム判状やジャバラ状の蓄圧機構を配し、吐出部12
aが開放されたとき上記圧力で袋体2内へ注入するよう
構成すれば良い。勿論、ギヤポンプやプランジャポンプ
を用いることもでき、このようなポンプでは、吐出制御
用のプランジャと兼用できる。
【0014】図5において、25はタイマ回路であり、
上記選択ボタン8で操作される3つのスイッチ部8a,
8b,8cが接続されている。上記コイル23は、報知
用ブザー26とともにこのタイマ回路25に接続されて
いる。このブザー26が報知することにより、使用者は
消臭液18が供給されたことを着衣の上から確認でき、
安心することができる。この報知用ブザー26では、周
囲の人に悟られるという不安がある場合には、ブザーに
代えバイブレータで肌に振動を与えることにより、使用
者本人だけが確認できるようにすれば良い。勿論特別に
ブザーを設けずとも、弁体としてのプランジャ22の開
閉摺動による振動が肌に伝わるようにすればより構成を
簡素化できる。
【0015】27はトランジスタであり、選択ボタン8
で設定された所定時間(上述のように30分、60分、
90分)毎に一定時間(例えば5秒間)導通し、プラン
ジャ22が作動して弁手段20は開放され、消臭液18
は袋体2へ補給される。その際、ブザー26が発音し、
消臭液18の補給中であることを報知する。容器12の
上面には弁部19が設けられている。この弁部19は、
消臭液18の流出とともに容器12内が負圧になると、
弁孔19aを開いて容器12内を大気圧にする。
【0016】この携帯式消臭器は上記のような構成より
成るので、選択ボタン8で設定した所定時間毎に、プラ
ンジャ22が作動して、容器12内の消臭液18が袋体
2に補給される。したがって袋体2を人工肛門部に装着
したままで、継続的な消臭作用を得ることができ、しか
も継手体17を袋体2の上部に設けておくことにより、
人工肛門から排出されて袋体2の下部に溜った汚物の上
からふりかけるように消臭液18を補給できる。またチ
ューブ3を継手体17から着脱することにより、簡単に
袋体2の取り替えを行うことができる。上記消臭液18
の補給タイミングは、選択ボタン8で使用者が設定して
も良いが、使用者の通常の生活習慣での食事時間及びそ
の食事間隔、排便傾向(排便時間、間隔)等のデータを
制御回路部14に搭載するマイコンで処理し、補給タイ
ミングを決定するようにしても良い。
【0017】なお、このような人工肛門部からは便に加
え、多量のガスが排出され、袋体を必要以上に膨張し装
着部からのはずれや漏れ事故が生じることがある。この
ためには継手体17を図7に示すような排気機能を備え
たものに変えれば良い。図7において、チューブ3の先
端は継手体17に嵌入装着されている。この継手体17
は、スポンジから成る主キャリア31と副キャリア32
及び両キャリア31,32の間の気水分離フィルタ33
が内装されており、袋体2をフランジ34と固定ピース
35とで挟着することにより取り付けられている。そし
てチューブ3の先端は主キャリア31の中で開放されて
おり、消臭液18はこの中に浸潤し、過剰分が袋体2内
に滴下し便上にふりそそがれる。ガスが袋体2内に充満
し圧力が高まると、この主キャリア31を通過し、その
際消臭液18と接触し消臭され、次いで気水分離フィル
タ33で消臭後のガスと消臭液とが分離されるよう通過
し、更に副キャリア32を通過し、この際に未消臭分を
消臭するよう作用する。このために副キャリア32には
チューブ3の側壁通孔36から消臭液が滲出するよう構
成されており、また不要に溢れ出るのを抑制するため、
通孔36は直径0.1〜0.4mm程度の微細状孔とし、
連通気泡形副キャリア32の気泡サイズも主キャリア3
1のサイズより小さくち密にしている。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、袋
体2には、所定時間毎に容器12から消臭液18が補給
されるので、袋体2を人体に装着したままで、長時間継
続的な消臭作用が得られ、また容器12への消臭液18
の補給も簡単に行える。しかも消臭液18は、人工肛門
部から排出されて袋体2の下部に溜った汚物の上からふ
りかけるように補給できるので、表層部からの便臭の発
散を効果的に抑えることができ、消臭作用の大きい簡易
な携帯式消臭器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯式消臭器の全体図
【図2】本体部の前面側の斜視図
【図3】本体部の背面側の斜視図
【図4】接続部の断面図
【図5】制御機構の説明図
【図6】人体に装着中の正面図
【図7】チューブと袋体の連結部の他の実施例の断面図
【符号の説明】
1 本体部 2 袋体 11 電源部 12 容器 14 制御回路部 18 消臭液

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体に携帯される本体部1と、人工肛門
    部に着脱自在に装着される袋体2とを備え、 前記本体部1が、消臭液18が貯溜され且つ前記袋体2
    にこの消臭液18を供給する容器12と、この容器12
    内の消臭液18を前記袋体2に供給する供給路を開閉す
    る常閉型弁手段20と、この弁手段20を所定時間毎に
    開放させるべく制御する制御回路部14と、この制御回
    路部14の電源部11とから成ることを特徴とする携帯
    式消臭器。
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