JP2560720Y2 - ウエブ製品製造機 - Google Patents

ウエブ製品製造機

Info

Publication number
JP2560720Y2
JP2560720Y2 JP1991013434U JP1343491U JP2560720Y2 JP 2560720 Y2 JP2560720 Y2 JP 2560720Y2 JP 1991013434 U JP1991013434 U JP 1991013434U JP 1343491 U JP1343491 U JP 1343491U JP 2560720 Y2 JP2560720 Y2 JP 2560720Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knife
polishing
web
grindstone
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991013434U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04109895U (ja
Inventor
照夫 佐々木
Original Assignee
株式会社石津製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社石津製作所 filed Critical 株式会社石津製作所
Priority to JP1991013434U priority Critical patent/JP2560720Y2/ja
Publication of JPH04109895U publication Critical patent/JPH04109895U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2560720Y2 publication Critical patent/JP2560720Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、特にサーモプラスチッ
クのような熱熔融性のある化学繊維製の帯状ウエブから
ウエブ製品を製造するのに適したウエブ製品製造機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図6には、1枚の方形状単葉を折畳んで
なる折畳みティッシュを示しているが、このような折畳
みティッシュは、従来から図4及び図5に示すような製
造機によって製造される。この図4及び図5に示す従来
の折畳みティッシュ製造機は、例えば紙幅が170〜1
80mm程度の連続ウエブをロール状に巻回してなるウエ
ブロールAをウエブ巻き解き装置1によって順次連続し
て巻き解き、その巻き解いた連続ウエブBの両側縁を縁
折り装置2によって折畳み、その縁折り済みの連続ウエ
ブCを一対のフィードロール3間を通過させた後、ウエ
ブ折畳み装置4によってジグザグに折畳み、その折畳み
ウエブDの中間部をウエブ切断装置5で2分割して、図
6に示すような折畳みウエブ製品(折畳みティッシュ)
Eを連続して製造し得るようになっている。
【0003】ウエブ切断装置5は、上下2つのホイール
52,53に巻き掛けされた環状のバンドナイフ54を
モータ51によって循環走行せしめ、ウエブ折畳み装置
4部分から送り出されてくる折畳みウエブDがバンドナ
イフ54の走行部分を通過するときに該折畳みウエブD
を左右に2分割するようになっている。又、バンドナイ
フ54は、その刃先54aを定期的にナイフ研磨装置6
(砥石60,60)で研磨する必要があるが、その場
合、バンドナイフ54を走行させながらその刃先部分に
左右から砥石60,60を押し当てることによって行な
われる。
【0004】ところで、砥石60でバンドナイフ54の
刃先54aを研磨するときには、バンドナイフ54及び
砥石60から発生する研磨粉の一部が砥石60の研磨面
に焼付いてしだいに砥石60の研磨面が目詰りするよう
になるが、このように砥石研磨面の目詰りが進行する
と、バンドナイフの刃先54aに対する研磨作用が低下
するとともに、研磨時により大きな摩擦熱が発生して、
バンドナイフの刃先に熱歪みが発生したり、あるいはバ
ンドナイフ54が異常に高温状態まで加熱されて、該バ
ンドナイフ54の熱で切断されるウエブに悪影響を及ぼ
すという問題が生じる。特に、熱溶融性のあるサーモプ
ラスチック単独原料(一例としてナイロン66やポリプ
ロピレンなどがある)あるいはセルロース繊維中にサー
モプラスチック繊維をを混入させてなる混合原料で製造
したウエブを使用した場合には、ウエブ切断時に、ウエ
ブ中の切断部分にあるサーモプラスチックが高温状態の
バンドナイフ54に接触し、そのナイフ接触部分のサー
モプラスチックが熱溶融して、切断されたウエブ製品E
の切断縁Ea(図6参照)に多数の微小な溶融塊ができ
たり(商品価値が低下し、不良品として処分せざるを得
ない)あるいはバンドナイフに溶融プラスチックが付着
してウエブの切断が不能となる。
【0005】このように、砥石研磨面に目詰りが生じた
ときには、従来では、作業員がブラシなどの砥石研磨具
を直接砥石60の研磨面に押し当てて、該砥石研磨面の
目詰りを除去していた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、図4及び図
5に示す従来のウエブ製品製造機では、ナイフ研磨時に
おける砥石研磨面への目詰り防止手段は何ら備えていな
いために、比較的短期間で砥石研磨面に研磨粉が焼付い
てしまい、作業員による目詰り除去作業を頻繁に行なう
必要があるとともに、その目詰り除去作業時(研磨具押
し当て時)に砥石研磨面から剥離させた粉塵が作業員の
近くで浮遊するようになり、粉塵吸引などの衛生面での
問題もあった。又、砥石研磨面に研磨粉が焼付いたまま
でナイフ研磨作業が行なわれると、上記したようにバン
ドナイフの刃先に熱歪みが発生したり、バンドナイフが
異常に高温状態まで加熱されて、特にサーモプラスチッ
クを混入したウエブを切断する場合には、その切断され
るウエブに悪影響を及ぼすようになる。
【0007】尚、このような砥石研磨面の目詰りに関す
る問題は、円盤刃物を使用したウエブ製品製造機におけ
るナイフ研磨装置にも共通して発生するものである。
【0008】本考案は、上記した従来のウエブ製品製造
機の問題点に鑑み、ナイフ研磨時に発生する研磨粉が砥
石の研磨面に焼付きにくくできるようにし、それによっ
てナイフ刃先の研磨時に該ナイフが異常高温まで加熱さ
れないようにすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、連続して供給
されるウエブを、連続走行するナイフを備えたウエブ切
断装置によって順次連続的に切断してウエブ製品を製造
するようにしたウエブ製品製造機において、ナイフの刃
先に接触して該ナイフ刃先を研磨する砥石を有し且つ該
砥石をナイフ刃先に対して接触・離間させる進退装置を
有するナイフ研磨装置と、ノズルから砥石の研磨面に向
けて圧縮空気を吹き付けてナイフ刃先研磨時に発生する
研磨粉を吹きとばす研磨粉除去装置とを備え、ナイフ研
磨装置と研磨粉除去装置とは、単一のナイフに対してそ
れぞれ2箇所に設置するとともに、各ナイフ研磨装置
は、各側の進退装置を交互に作動させて、各側の砥石を
ナイフ刃先に対して交互に接触させるようにしたことを
特徴としている。
【0010】
【作用】本考案のウエブ製品製造機によれば、連続供給
されるウエブを、循環走行するナイフで順次連続的に切
断してウエブ製品を製造し得るようになっている。
【0011】又、ナイフの刃先はナイフ研磨装置で研磨
する必要があるが、ナイフ研磨装置の砥石が連続走行中
のナイフの刃先に接触したときに、該ナイフ及び砥石か
ら研磨粉が発生する。尚、ナイフ刃先は、常に鋭利に研
磨しておくことが望ましく、そのためにはナイフ刃先に
対して砥石の接触時間を長くする(換言すれば砥石がナ
イフから離間している時間を短くする)ことが必要とな
る。ところが、ナイフ刃先に対して砥石の接触時間を長
くする(砥石の離間時間を短くする)と、砥石の研磨面
に摩擦熱が蓄積されるようになり、その蓄積された熱が
異常高温になるとその高熱によって砥石研磨面に研磨粉
が焼付き易くなる。
【0012】ところで、本考案では、1つのナイフに対
して、ナイフ研磨装置を2箇所に設置するとともに研磨
粉除去装置も2箇所に設けている。又、各側のナイフ研
磨装置は、その各側の砥石を進退装置で交互にナイフ刃
先に接触せさるようにしている。このようにすると、一
方のナイフ研磨装置の砥石がナイフに接触している間
は、他方のナイフ研磨装置の砥石がナイフから離間して
おり、ナイフ接触側の砥石でナイフ刃先を研磨する一方
で離間側の砥石はその離間してる間に冷却されるように
なる。従って、このように各側の砥石を交互に接触させ
ることで、該各側の砥石でナイフ刃先をほぼ連続して研
磨し得るとともに、各側の砥石研磨面にそれぞれ高温の
摩擦熱が蓄積されなくなる。
【0013】又、ナイフ研磨時には、研磨粉除去装置の
ノズルから、砥石の研磨面に向けて圧縮空気が吹き付け
られ、その圧縮空気によって上記研磨粉が吹き飛ばされ
るようになっている。従って、ナイフ研磨時に発生する
研磨粉が砥石の研磨面に付着しにくくなり、上記したよ
うに砥石研磨面に高温の摩擦熱が蓄積されないことと相
俟って、該砥石研磨面に研磨粉による焼付きが長期に亘
って生じにくくなる。さらに、研磨粉除去装置のノズル
から吹き出される圧縮空気は、砥石及びナイフ研磨部分
を冷却する作用もある。
【0014】このように、砥石研磨面に研磨粉による焼
付きが長期に亘って生じなくなると、ナイフ研磨時に発
生する摩擦熱も少なくなり、ナイフ刃先をほぼ連続状態
で研磨する場合でも、ナイフがさほど高温状態まで加熱
されることがなくなる。
【0015】
【考案の効果】本考案のウエブ製品製造機では、次のよ
うな効果がある。
【0016】(1) 1つのナイフに対してナイフ研磨装置
及び研磨粉除去装置をそれぞれ2箇所に設置し、さらに
各側のナイフ研磨装置の砥石をナイフ刃先に対して交互
に接触させるようにしているので、ナイフ刃先をほぼ連
続して研磨でき、該ナイフ刃先を常に鋭利な状態に維持
させることができる。又、このように、ナイフ刃先をほ
ぼ連続研磨するようにしたものでも、各側の砥石がナイ
フから離間している時間帯に砥石研磨面が冷却されるの
で、該砥石研磨面に摩擦熱が蓄積されなくなって、砥石
研磨面に研磨粉が焼付きにくくなり、砥石の研磨機能が
長期に亘って低下しにくくなる。尚、砥石研磨面がきれ
いな状態であれば、ナイフ刃先を研磨する場合の摩擦熱
はさほど高温にならない。
【0017】(2) ナイフ研磨時において、ナイフ及び砥
石から発生する研磨粉を、研磨粉除去装置のノズルから
吹き付けられる圧縮空気で吹き飛ばすことができるよう
になっているので、砥石の研磨面に研磨粉が付着しにく
くなり、上記したように砥石研磨面に高温の摩擦熱が蓄
積されないことと相俟って、より一層、砥石研磨面に焼
付きが発生しにくくなる。従って、砥石研磨面の目詰り
除去作業を不要にできるかあるいはその作業間隔を大幅
に長くすることができる。
【0018】(3) ノズルから吹き出される圧縮空気は、
砥石を冷却し且つナイフ研磨時において砥石とナイフ間
で発生する熱を冷却する作用があるため、ナイフがさほ
ど高温状態まで加熱されることがなくなり、ナイフでウ
エブを切断するときに、ウエブに対してナイフの熱によ
る悪影響が生じにくくなる。例えば、使用されるウエブ
として、熱溶融性のあるサーモプラスチックを混入した
ものであっても、ナイフがさほど高温にならないため
に、ウエブ切断時においてナイフの熱によってサーモプ
ラスチックに悪影響(サーモプラスチックの溶融)を及
ぼすことがない。
【0019】
【実施例】図1〜図3を参照して本考案の実施例を説明
すると、この実施例のウエブ製品製造機は、図6に示す
ような折畳みティッシュを製造するためのもので、図4
に示す従来のウエブ製品製造機のものに、バンドナイフ
54を冷却するためのナイフ冷却装置7と、バンドナイ
フ54の刃先を研磨する砥石60,60が研磨粉で目詰
りするのを防止するための研磨粉除去装置8を備えて構
成されている。
【0020】即ち、この実施例のウエブ製品製造機は、
従来技術の項でも説明したように、図4において、所定
幅の連続ウエブを巻回してなるウエブロールAからウエ
ブ巻き解き装置1によって順次連続ウエブBを巻き解
き、その連続ウエブBの両側縁部をそれぞれ縁折り装置
2で折畳み、その縁折り済の連続ウエブCをフィードロ
ール3を介してウエブ折畳み装置4によって順次ジグザ
グに折畳み、そのジグザグに折畳んだ連続ウエブDの中
間部を環状のバンドナイフ54を有するウエブ切断装置
5で切断(2分割)して、図6に示すように小さく折畳
んだウエブ製品(折畳みティッシュ)Eを連続して製造
し得るようになっている。
【0021】ウエブ切断装置5は、従来技術の項でも説
明したように上下2つのホイール52,53にバンドナ
イフ54を巻き掛け、その一方のホイール53をモータ
51で回転させることによってバンドナイフ54を循環
駆動させるようになっている。尚、符号55は、バンド
ナイフ54が後方に逃げるのを防止するためのバックア
ップローラで、このバックアップローラ55(合計3箇
所ある)は、バンドナイフ54における刃先54aとは
反対側の端面に当てがわれている。
【0022】ナイフ研磨装置6は、図1に示すようにバ
ンドナイフ54における下向き走行部分と上向き走行部
分の2箇所に設置されている。この各ナイフ研磨装置
6,6は、固定台61と、該固定台61上において図3
に示すようにバンドナイフ54のナイフ幅方向に進退可
能に設けられたスライド台62と、該スライド台62を
進退操作するシリンダ63と、スライド台62上におけ
るバンドナイフ54を左右から挟む位置に設けた一対の
砥石取付部材64,64と、該各砥石取付部材64,6
4の軸65先端部に取付けられた一対の砥石60,60
とを備えている。尚、上記シリンダ63は、実用新案登
録請求の範囲中の進退装置に相当する。
【0023】各砥石取付部材64,64は、スライド台
62に対して所定角度範囲内で左右に首振り可能に固定
されており、砥石60のバンドナイフ54に対する接触
角度を調整し得るようになっている。又、砥石取付部材
64には、砥石出没量を調整するための調整ボルト66
が設けられている。砥石取付軸65は回転自在となって
おり、砥石60がバンドナイフ54の刃先54aに接触
したときに該砥石60が回動し得るようにしている。固
定台61には、スライド台62の後退操作時に、砥石6
0がバンドナイフ54の刃先54aに接触する位置で該
スライド台62を停止させるためのストッパーボルト6
7が設けられている。
【0024】そして、この各ナイフ研磨装置6,6は、
非研磨時には、シリンダ63が伸長していて、図3にお
いてスライド台62を鎖線62′で示す前進位置に位置
せしめ(各砥石が鎖線60′の位置にあってバンドナイ
フから離間している)、研磨時には、シリンダ63を縮
小させることによりスライド台62を実線図示位置に位
置せしめ、各砥石60,60をバンドナイフ54の左右
からそれぞれ刃先54aに接触させて研磨するようにな
っている。
【0025】又、この各側のナイフ研磨装置6,6は、
各側のシリンダ63,63を交互に作動させることによ
って、各側の砥石60,60をナイフ刃先54aに対し
て交互に接触させるようにしている。このようにする
と、ナイフ刃先54aに対して、何れかの側の砥石60
が接触する一方で何れか他方の砥石60が離間するよう
になる。従って、ナイフ刃先54aがほぼ連続状態で研
磨されるので、該ナイフ刃先54aを常時鋭利な状態に
維持でき、しかも各側の砥石60,60のバンドナイフ
54に対する非接触時間間隔が長くなって該砥石60を
自然冷却させる時間を長くとれ、砥石研磨面に高温の摩
擦熱が蓄積されなくなる。尚、この各ナイフ研磨装置
6,6の作動間隔(シリンダ63,63の作動間隔)は
タイマー設定されている。
【0026】このウエブ製品製造機には、砥石60の研
磨面が研磨粉で目詰りするのを防止するための研磨粉除
去装置8を備えている。この研磨粉除去装置8は、各側
のナイフ研磨装置6,6に対応させて2箇所に設置され
ている。そして、この各研磨粉除去装置8,8は、各側
のナイフ研磨装置6,6における各砥石60,60の研
磨面に向けて圧縮空気を吹き付けるノズル81,81を
有しており、砥石60によるナイフ刃先54aの研磨時
に、それと同期して各ノズル81,81から圧縮空気を
砥石60,60の研磨面に吹き付けて研磨粉を吹き飛ば
すように作用する。このように研磨時に発生する研磨粉
を研磨粉除去装置8で吹き飛ばすようにすると、砥石6
0の研磨面に研磨粉が付着しなくなり(あるいは付着す
る研磨粉の量が極端に少なくなり)、上記したように砥
石研磨面に高温の摩擦熱が蓄積されないことと相俟っ
て、長期に亘って砥石60の研磨面に研磨粉が焼付きに
くくなる。又、砥石研磨面に向けて圧縮空気を吹き付け
ることにより、砥石60を冷却することができる。
【0027】このウエブ製品製造機では、連続運転して
いるとウエブ切断時に発生する摩擦熱がバンドナイフ5
4に蓄積されるようになる。このバンドナイフ54に蓄
積される熱は、該バンドナイフ54が循環走行している
ことにより、ある程度までは自然放出されるが、切断作
用が連続して行なわれているので、バンドナイフ54は
かなりの高温状態のままで運転される。特に、バンドナ
イフ54の刃先54aをナイフ研磨装置6の砥石60,
60で研磨するときには、切断時の摩擦熱に加えて一層
大きな摩擦熱が発生する。
【0028】ところで、本願実施例のウエブ製品製造機
においては、図1及び図2に示すようにバンドナイフ5
4の走行面に向けて冷却流体を吹き付け得るようにした
ナイフ冷却装置7を備えている。このナイフ冷却装置7
は、この実施例では、バンドナイフ54の走行部の左右
両側にそれぞれノズル71,71を配置し、該各ノズル
71,71から冷却流体をバンドナイフの走行面に吹き
付けることによって該バンドナイフ54を冷却し得るよ
うにしている。又、上記冷却流体としてシリコンミスト
を採用すれば、ナイフ冷却作用とともに切断時における
バンドナイフ54の摩擦抵抗を減少せしめることがで
き、より一層のナイフ加熱防止効果が得られる。
【0029】このように、バンドナイフ54に対して冷
却流体を吹き付けると、バンドナイフによるウエブ切断
時及びバンドナイフ研磨時においても、該バンドナイフ
54に摩擦熱が過度に蓄積されることがなく、サーモプ
ラスチック入りのウエブを使用した場合であっても製造
されるウエブ製品E(図6)の切断縁Eaはきれいにな
る。又、運転時には、バンドナイフ54をナイフ冷却装
置7で冷却し得るので、サーモプラスチック入りウエブ
を使用した場合でも運転スピードを低くする必要がな
い。
【0030】又、ナイフ研磨装置6によるナイフ研磨時
には、砥石60,60がバンドナイフ54の刃先54a
に接触して、バンドナイフ54に対する摩擦熱が大きく
なるが、その研磨作用中にナイフ冷却装置7が連続作動
するようにしているので、この場合(ナイフ研磨時)に
もバンドナイフ54がウエブ(特にサーモプラスチック
入りウエブ)に対して悪影響を及ぼすほど、温度が高く
なることがない。
【0031】さらに、このウエブ製品製造機では、砥石
60に研磨粉が付着するのを防止するための研磨粉除去
装置8を備えているので、砥石60の研磨面が長期に亘
って目詰りしにくくなり、それによってナイフ研磨時に
おいて砥石とバンドナイフ間に発生する摩擦熱を低くす
ることができるとともに、手作業によって行なわれる砥
石研磨面の目詰り除去作業を不要にしたりあるいはその
作業間隔を長くすることができる。又、この研磨粉除去
装置8による圧縮空気吹き付けにより、砥石60が冷却
されるようになり、ナイフ研磨時においてバンドナイフ
54に対する熱影響が小さくなる。
【0032】尚、この実施例のウエブ製品製造機では、
バンドナイフ54を使用したウエブ切断装置5を採用し
ているが、他の実施例では、バンドナイフにかえて円盤
刃物式のウエブ切断装置を採用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかるウエブ製品製造機の概
略側面図(図4のX−X矢視相当図)である。
【図2】図1のウエブ製品製造機の一部斜視図である。
【図3】図1のY−Y矢視拡大図である。
【図4】従来のウエブ製品製造機の概略平面図である。
【図5】図4の一部斜視図である。
【図6】図4のウエブ製品製造機で製造されたウエブ製
品の斜視図である。
【符号の説明】
4はウエブ折畳み装置、5はウエブ切断装置、6はナイ
フ研磨装置、7はナイフ冷却装置、8は研磨粉除去装
置、54はバンドナイフ、54aはナイフ刃先、60は
砥石、63は進退装置(シリンダ)、81はノズルであ
る。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続して供給されるウエブを、連続走行
    するナイフ(54)を備えたウエブ切断装置(5)によ
    って順次連続的に切断してウエブ製品を製造するように
    したウエブ製品製造機であって、 前記ナイフ(54)の刃先(54a)に接触して該ナイ
    フ刃先(54a)を研磨する砥石(60)を有し且つ該
    砥石(60)をナイフ刃先(54a)に対して接触・離
    間させる進退装置(63)を有するナイフ研磨装置
    (6)と、ノズル(81)から前記砥石(60)の研磨
    面に向けて圧縮空気を吹き付けてナイフ刃先研磨時に発
    生する研磨粉を吹きとばす研磨粉除去装置(8)とを備
    え、前記ナイフ研磨装置(6)と前記研磨粉除去装置(8)
    とは、単一のナイフ(54)に対してそれぞれ2箇所に
    設置するとともに、 前記各ナイフ研磨装置(6,6)は、各側の進退装置
    (63,63)を交互に作動させて、各側の砥石(6
    0,60)をナイフ刃先(54a)に対して交互に接触
    させるようにした、 ことを特徴とするウエブ製品製造機。
JP1991013434U 1991-03-11 1991-03-11 ウエブ製品製造機 Expired - Lifetime JP2560720Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991013434U JP2560720Y2 (ja) 1991-03-11 1991-03-11 ウエブ製品製造機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991013434U JP2560720Y2 (ja) 1991-03-11 1991-03-11 ウエブ製品製造機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04109895U JPH04109895U (ja) 1992-09-24
JP2560720Y2 true JP2560720Y2 (ja) 1998-01-26

Family

ID=31901452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991013434U Expired - Lifetime JP2560720Y2 (ja) 1991-03-11 1991-03-11 ウエブ製品製造機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2560720Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4590583B2 (ja) * 2003-12-26 2010-12-01 株式会社日本キャリア工業 ブロック肉スライサー

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63147297U (ja) * 1987-03-18 1988-09-28
JPH0645356Y2 (ja) * 1987-04-15 1994-11-24 日本フル−ト株式会社 シート状体の熱溶着および切断装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04109895U (ja) 1992-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU699881B2 (en) Backing plates for abrasive disks
US6368199B1 (en) Backing plates for abrasive disks
US6007415A (en) Sanding disks
JP2560720Y2 (ja) ウエブ製品製造機
JP3297458B2 (ja) ラミネートウィンドウ製造方法及び過剰プラスチック内部層材料除去装置
JPH04109894U (ja) ウエブ製品製造機
US5727992A (en) Method and apparatus for sharpening the surface of a grindstone for a pulp grinder
WO2010004601A1 (en) Abrasive member like abrasive sheet, strip, roll or belt for surface finishing or surface preparation of manufactured articles.
CN112936391A (zh) 一种口罩机及无纺布处理装置
US5807167A (en) Foam pad resurfacer
JP2001179687A (ja) 紙切断機におけるスリッタ刃の紙粉低減方法及び紙粉低減機能を有する紙切断機
JPH0435875A (ja) 回転砥石ロールと、それを使用するサンディングマシン
KR102597003B1 (ko) 석재 복합 패널 연마 시스템
JP7468053B2 (ja) 切断装置
JPH0346265B2 (ja)
JPH0240474B2 (ja)
JPH0426213Y2 (ja)
JPH09164408A (ja) オンラインロール研削装置
JPS5938991Y2 (ja) 砥石ドレツシング装置
JPH01258224A (ja) 磁気記録媒体の研磨クリーニング方法
KR20230064130A (ko) 핀치롤 연마 장치
JPS6312912Y2 (ja)
JP2501462Y2 (ja) サ―マルプリントヘッドの表面研磨装置
WO1981000980A1 (en) Abrasive belt cleaner
US20020031982A1 (en) Device for rotational cutting of band-shaped material

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term