JP2560388Y2 - 情報入力装置の傾斜機構 - Google Patents

情報入力装置の傾斜機構

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、情報入力装置(キー
ボード)の傾斜機構に関し、より具体的には情報入力を
容易にするために情報入力装置の後方部を持ち上げる機
構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、情報入力装置の傾斜機構は、情報
入力装置の後部の底面等に、フット部材を回転可能に設
けておき、使用時には、フット部材を回転して立て、こ
れを脚として、情報入力装置の後部を持ち上げて、情報
入力装置を傾斜させていた。
【0003】従って情報入力装置をより大きく傾斜する
ためには、情報入力装置の後部をより高く持ち上げなけ
ればならないが、このためにはより長いフット部材を用
いなければならなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、フット
部材を長くしなければならないために、装置の薄型化
や、小型化を図る場合には、不利であるという問題点が
あった。
【0005】また、フット部材が長くなるために、フッ
ト部材を装置の底面に配置する場合が多く、傾斜機構や
情報入力装置のデザインの範囲が制約されるという問題
点があった。
【0006】そこで本考案の目的は、情報入力装置の薄
型化や小型化を図ることができ、またフット部材を装置
の側面等に配置することができ、従って傾斜機構や装置
のデザインの範囲を多種多様にすることが可能な、情報
入力装置の傾斜機構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の情報入力装置の傾斜機構は、情報入力装置
の後部の略延直面部と、これに対向するフット部材と
が、2つの位置においてそれぞれ、いずれか一方側に設
けられた固定軸と、その他方側に設けられた上記固定軸
を摺動する摺動部とが嵌合することにより、互いに係合
しており、使用時には、退避状態より、摺動部と固定軸
とを互いに摺動させながら、フット部材を、回転および
スライドにより情報入力装置の下側に大きく突出させ
て、情報入力装置の脚とし、これにより情報入力装置を
大きく傾斜するようにしている。
【0008】略延直面部は情報入力装置の両側部であ
り、両側部にそれぞれフット部材が対向しており、両側
部にはそれぞれ、第1の固定軸と、第1の固定軸の回り
に情報入力装置の底面方向に進むに従って徐々に第1の
固定軸より離れる方向へ進む第1のガイド部が設けてあ
り、かつ第1のガイド部には下方部に上方へ突出したノ
ッチ孔が接続してあり、フット部材には、第1の固定軸
と摺動可能に嵌合し、フット部材の長手方向へ延びる第
2のガイド部と、第1のガイド部と摺動可能に嵌合する
第2の固定軸とが設けてあり、かつ弾性片をフット部材
の側方に突設してあり、さらにフットカバーが、第1の
固定軸に回転可能に軸支されており、かつフットカバー
には、フット部材と共回りするように、フット部材をス
ライド可能に貫通する貫通部が設けてあり、かつ第2の
固定軸がノッチ孔近辺の第1のガイド部に位置するとき
に弾性片が当接する、弾性片受け部が設けてあり、使用
時には、退避状態より、第2の固定軸を第1のガイド部
に沿って摺動させ、弾性片が弾性片受け部に当接した後
もさらに第2の固定軸を摺動して、第2の固定軸をノッ
チ孔に嵌合して、これによりフット部材を立てた状態に
維持するようにしてもよい。
【0009】第2のガイド部が省略されており、これに
代えて、フットカバーに、フット部材が貫通部よりフッ
トカバーに対して相対的に一定の方向にスライド可能な
ようにフット部材の摺動をガイドする、ガイド部が設け
てあってもよい。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0011】図5に示すように、一対の傾斜機構1は情
報入力装置の後部の両側部2に設けてある。
【0012】一対の傾斜機構1はいずれも同一の構成で
あるため、以下、図5における右側の傾斜機構1につい
て説明する。
【0013】情報入力装置の後部の側部2は、延直面部
となっており、図2に示すように、円筒状の第1の固定
軸2aが、側部2の上下高さの中央位置よりやや下方位
置に、外方に向かって突設してある。第1の固定軸2a
の孔2bは装置の内側へ延びて側部2を貫通している。
次に第1のガイド部2cは、第1の固定軸2aの外周部
の側部2の上側角部2dに向かう位置に接して、その始
点部2eが設けてあり、以後、装置の底面方向へ進むに
従って第1の固定軸2aから徐々に離れる方向へ進む渦
巻き線状となり、そのまま側部2の下端縁を通り過ぎる
状態で、設けてある。第1のガイド部2cは、側部2の
肉厚より浅く、また後述する第2の固定軸の径と略同一
の幅を有する溝で形成してある。そして、図2(c)に
示すように、第1のガイド部2cの始点部2eの直後の
部分2gの溝の底面が盛り上がって、後述する第2の固
定軸の高さより小さくなっており、また、始点部2eで
は、第2の固定軸の径と略同一の径の孔が側部2を貫通
している。そして、第1の固定軸2aの略延直下方位置
のガイド溝2cの終点部には上向きのノッチ孔2hがガ
イド溝2cと連結して設けてあり、第2の固定軸は、ガ
イド溝2cに沿って摺動させた後、引き続きガイド溝2
cの内端面2iに沿って摺動させることにより、ノッチ
孔2hに嵌入させることができるようになっている。
【0014】次に、フット部材3は、図3に示すよう
に、偏平な棒状の形状をしており、また合成樹脂で作ら
れており、前端部3aは、図3(b)の上方へ延伸して
肉厚部となっている。そしてフット部材3の後部3b
は、第2のガイド部となっている。第2のガイド部3b
は線対称な二股部より構成され、二股部3bの内端3c
間の距離は第1の固定軸2aの外径と略同一となってお
り、第2のガイド部3bは第1の固定軸2aをその内端
3c間に挟んだ状態で、第1の固定軸2aに対して摺動
可能となっている。なお二股部3bの対称線pは、フッ
ト部材3の軸線qに対してやや偏心した位置となってい
る。そして第2の固定軸3dが、フット部材3の裏面の
二股部3bの根元部に、立設してある。第2の固定軸3
dの高さは、第1のガイド部2cの溝の深さと略同一と
なっている。そして、フット部材3と一体成形された一
対の弾性片3eが、フット部材3の両側部より、側方へ
突出している。
【0015】次にフットカバー5は、図4に示すよう
に、円筒部およびその端縁に形成された球形の一部から
なる屋根部により構成された蓋状の形をしている。そし
て、回動軸5aが、裏面側のフットカバー5の中心部よ
りやや偏心した位置に突設してあり、また回動軸5a
は、途中より二股部5bとなっており、二股部5bのそ
れぞれの先端部は、外側への折返し部5cとなってい
る。回動軸5aの径は第1の固定軸2aの内径と略同一
となっている。そして、フット部材の第2のガイド部3
bの外端間の距離と略同一の距離離れた一対のガイド部
5dが、それぞれフットカバー5の裏面側の回動軸5a
より等しく離れた位置に、互いに平行に、かつフット部
材3をその間に挟んで摺動させたときに、フット部材3
の軸線qがフットカバー5の径上に沿って移動するよう
にその向きを定めて、立設してある。そして、フット部
材3が摺動可能なようにフットカバー5の側面部に貫通
部5eが形成してある。貫通部5eの大きさはフット部
材3の断面積の大きさと略等しくなっている。一対のガ
イド軸5dの対称線Pと貫通部5eの中心部とフットカ
バー5の中心点とを結ぶ軸線Qとの偏心量は、フット部
材3の対称線pと軸線qとの偏心量と同一となってい
る。フット部材3は、第2のガイド部3bの外側が一対
のガイド部5dにガイドされて、貫通部5eよりフット
カバー5に対して相対的に一定の方向にスライド可能と
なっている。なお、一対のガイド部5dは、弾性片3e
の摺動域において、弾性片3eの摺動を阻止しないよう
に、フットカバー5の略中央部で終わり、それから先は
段差部5gとなっており、段差部5gには弾性片3eが
当接しながら摺動する。フット部材3は、その上面が貫
通部5eの上縁に当接し、弾性片3eが段差部5gに当
接することにより、フットカバー5に対して高さ方向の
位置決めが行われる。次に貫通部5e付近のフットカバ
ー5の円筒側面部5iは、フット部材3がフットカバー
5より延伸したときのフット部材の弾性片3eが当接す
る、弾性片受け部となっている。次にフットカバー5の
上面には、中央部より貫通部5eへ向かって延びる、フ
ット部材3の幅と略同一幅の水平部5hが形成してあ
り、水平部5hの高さはフット部材3をフットカバー5
に嵌合したときの厚肉部3aの高さと略同一となってい
る。水平部5hは、フット部材3と幅および高さを合わ
せることにより、傾斜機構1のデザインを向上させるた
めの装飾部である。
【0016】各要素はこのように構成されており、傾斜
機構を組み立てるには、フット部材3をフットカバー5
の中に収めた後、フットカバー5の回動軸5aを、二股
部5bをすぼめた形で、側部2の第1の固定軸2aの孔
2bに差し込む。すると、二股部の先端部の折り返し部
5cが、側部2の肉厚部を通り過ぎて装置の内側に出た
後、折り返し部5cが開いて、側部2の内面側に引っ掛
かってフットカバー5が第1の固定軸2aに係止され
る。これによりフットカバー5が側部2に対して位置決
めされ、またフット部材3が側部2とフットカバー5と
の間に挟まれて位置決めされる。
【0017】次に本考案の傾斜機構の作用を説明する。
退避時、すなわち傾斜機構1を使用しないときには、図
1(a)に示すように、第2の固定軸3dが第1のガイ
ド部の始点位置の孔2eの位置にある。このときに、第
2のガイド部3bは、第1の固定軸2aに対して、最も
奥部で嵌合しており、すなわち第1の固定軸2aとフッ
ト部材3の先端部3aとの間の距離が最も短くなってお
り、またフット部材3の先端部3aは、側部2の右上側
角部2dの位置にあるために、フット部材3は側部2の
面内に、逸脱しないで収められている。また、図4
(a)に示すように、フットカバー5の回動軸5aの中
心はフットカバー5の中心より左側かつ下側に偏心して
いるために、図1(a)の状態では、フットカバー5を
側部2の底面に対して最も上の位置まで持ち上げること
が可能となっている。第1のガイド部2cの始点部2e
の直後の部分2gの溝の底面が盛り上がっているため
に、第2の固定軸3dはこの部分2gをのり越えること
ができず、始点位置2eにロックされている。
【0018】次に傾斜機構1を使用するときにはフット
カバー5を所定の力で回転させる。すると、第2の固定
軸3dは溝の底面が盛り上がった部分2gをのり越え
て、図1(b)に示すように、第1のガイド部2cに沿
って移動すると同時に、フット部材の第2のガイド部3
bは第1の固定軸2aに対して回転しながら摺動する。
これにより、フット部材3の先端部3aは第1の固定軸
2aに対してより遠くの位置へ達することができる。ま
た第2の固定軸3dがノッチ孔2h付近に達すると、弾
性片3eが弾性片受け部5iに当接して、双方間の反発
力によりフット部材3の先端部3aが第1の固定軸2a
に対してより遠くの位置へ達するのに大きな抵抗が生
じ、フットカバー5およびフット部材3の回転に力を要
するようになる。
【0019】そして、この力に抗して、さらに回転を行
うと、同図(c)に示すように、第2の固定軸3dがノ
ッチ孔2hに到達し、弾性片3eと弾性片受け部5iと
の間の反発力により、フット部材3の先端部3aが第1
の固定軸2aに対してやや近付き、第2の固定軸3dは
ノッチ孔2hに嵌合する。このときフット部材3は装置
の底面に対して略直角となっており、フット部材3の先
端部3aは第1の固定軸2aに対して大きく延伸して、
装置の底面より大きく下方へ延びている。第2の固定軸
3dをノッチ孔2hに嵌合した状態から、嵌合していな
い状態へ戻す際には、弾性片3eと弾性片受け部5iと
の間の反発力に抗して、大きな力を加えなければならな
いために、第2の固定軸3dはノッチ孔2hの位置にロ
ックされる。
【0020】装置の左右の傾斜機構1を図1(c)の状
態にして装置を机の上等に置くと、図5に示すように、
装置を大きく傾斜させることができ、これにより、ユー
ザーは情報入力をより容易に行うことが可能となる。
【0021】傾斜機構1を収納するときには、左右の傾
斜機能1のフット部材3およびフットカバー5を上記と
は逆方向に回転して、図1(a)の状態にする。
【0022】本考案は、略延直部とフット部材との間の
2箇所の嵌合部のいずれにおいてもスライドを許容する
ものであるため、上記実施例に示すように、退避時に
は、フット部材3の後部を第1の固定軸2aに対して先
端部3aとは反対側に突出させ、その部分の空スペース
を有効利用し、またこれにより、フット部材3の先端部
3aが第1の固定軸2aに対して近くなり、小さな収納
スペースでフット部材を収納することが可能となり、情
報入力装置の薄型化,小型化を図ることが可能となる。
また、フット部材3は、フットカバー5を回転して、装
置の底面側へ突出させているときに、そのフットカバー
5より飛び出してくるように認識され、また収納時には
フットカバー5が上方へ持ち上がると同時に、フット部
材3がフットカバー5内に収納されていくように認識さ
れるために、傾斜機構1の美的感覚が極めて高くなる。
【0023】本実施例では、フット部材の第2のガイド
部3bは、内側より第1の固定軸2aにより支持され、
外側よりフットカバーのガイド部5dにより支持される
としたが、フット部材の第2のガイド部3bは、第1の
固定軸2aまたはフットカバーのガイド部5dのいずれ
か一方により支持されていればよい。例えば、本実施例
のフットカバー5を設ける場合には、第2のガイド部3
bはフットカバーのガイド部5dのみで支持させるよう
にしてもよい。またフットカバー5は設けなくてもよ
い。この場合には、第2のガイド部3bを後方へ延ば
し、この部分の二股の内側に弾性片を突設し、第2の固
定軸3dがノッチ孔2hの近辺に至ったときに、この弾
性片が第1の固定軸2aの外周面に当接するようにして
もよい。
【0024】また本考案は、情報入力装置の後部の略延
直面部と、フット部材とが、2つの位置においてそれぞ
れ、いずれか一方側に設けられた固定軸と、その他方側
に設けられた摺動部とが嵌合することにより、互いに係
合していればよく、例えば、略延直面部に第1のガイド
部と第2のガイド部とが設けられ、フット部材に第1の
固定軸と第2の固定軸とが設けられ、第1のガイド部と
第1の固定軸とを嵌合し、第2のガイド部と第2の固定
軸とを嵌合するようにしてもよい。
【0025】本考案は、デスクトップタイプのワープロ
やパソコン等のデイスプレイとは分離されたセパレート
タイプの情報入力装置や、図5に示すように、デイスプ
レイと一体型のラップトップやノート型のワープロやパ
ソコン等の情報入力装置等、種々の情報入力装置に適用
することができる。
【0026】
【考案の効果】本考案は以上のように構成されているた
め、情報入力装置の薄型化や小型化を図ることが可能と
なり、また傾斜機構を装置の側面等に配置することがで
きるために、装置及び傾斜機構のデザインの範囲を多種
多様にすることができる。
【0027】また本考案の傾斜機構は回転とスライドと
を組み合わせたものであるために、フット部材を立てた
ときや収納したときのロック機構をより容易に作ること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の傾斜機構を示す装置の側面より見た正
面断面図であり、同図(a)は退避状態の図、同図
(b)はフット部材を立てる直前の図、同図(c)はフ
ット部材を立てた状態の図である。
【図2】情報入力装置の後部の略延直面部(情報入力装
置の後部の側部)を示す図であり、同図(a)は正面
図、同図(b)は底面図、同図(c)は同図(a)のA
−A線断面図である。
【図3】同図(a)はフット部材の正面図、同図(b)
は同側面図である。
【図4】同図(a)はフットカバーの正面図、同図
(b)は同図(a)を右側より見た側面図、同図(c)
は同図(a)を下側より見た側面図である。
【図5】フット部材を立てたときの情報入力装置の全体
斜視図である。
【符号の説明】
1 傾斜機構 2 略延直面部(側部) 2a 第1の固定軸 2c 第1のガイド部 2h ノッチ孔 3 フット部材 3b 第2のガイド部 3d 第2の固定軸 3e 弾性片 5 フットカバー 5d ガイド部 5e 貫通部 5i 弾性片受け部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報入力装置の後部の略延直面部と、こ
    れに対向するフット部材とが、2つの位置においてそれ
    ぞれ、いずれか一方側に設けられた固定軸と、その他方
    側に設けられた上記固定軸を摺動する摺動部とが嵌合す
    ることにより、互いに係合しており、 使用時には、退避状態より、上記摺動部と上記固定軸と
    を互いに摺動させながら、上記フット部材を、回転およ
    びスライドにより上記情報入力装置の下側に大きく突出
    させて、上記情報入力装置の脚とし、これにより上記情
    報入力装置を大きく傾斜することを特徴とする情報入力
    装置の傾斜機構。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記略延直面部は上記情報入力装置の両側部であり、上
    記両側部にそれぞれフット部材が対向しており、 上記両側部にはそれぞれ、第1の固定軸と、上記第1の
    固定軸の回りに上記情報入力装置の底面方向に進むに従
    って徐々に第1の固定軸より離れる方向へ進む第1のガ
    イド部が設けてあり、かつ上記第1のガイド部には下方
    部に上方へ突出したノッチ孔が接続してあり、 上記フット部材には、上記第1の固定軸と摺動可能に嵌
    合し、上記フット部材の長手方向へ延びる第2のガイド
    部と、上記第1のガイド部と摺動可能に嵌合する第2の
    固定軸とが設けてあり、かつ弾性片を上記フット部材の
    側方に突設してあり、 さらにフットカバーが、上記第1の固定軸に回転可能に
    軸支されており、かつ上記フットカバーには、上記フッ
    ト部材と共回りするように、上記フット部材をスライド
    可能に貫通する貫通部が設けてあり、かつ上記第2の固
    定軸が上記ノッチ孔近辺の上記第1のガイド部に位置す
    るときに上記弾性片が当接する、弾性片受け部が設けて
    あり、 使用時には、退避状態より、上記第2の固定軸を上記第
    1のガイド部に沿って摺動させ、上記弾性片が上記弾性
    片受け部に当接した後もさらに上記第2の固定軸を摺動
    して、上記第2の固定軸を上記ノッチ孔に嵌合して、こ
    れにより上記フット部材を立てた状態に維持することを
    特徴とする情報入力装置の傾斜機構。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記第2のガイド部が省略されており、これに代えて、 上記フットカバーに、上記フット部材が上記貫通部より
    上記フットカバーに対して相対的に一定の方向にスライ
    ド可能なように上記フット部材の摺動をガイドする、ガ
    イド部が設けてあることを特徴とする情報入力装置の傾
    斜機構。
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