JP2560075Y2 - 遠心破砕機のロータの保護部材 - Google Patents

遠心破砕機のロータの保護部材

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JP2560075Y2
JP2560075Y2 JP8535591U JP8535591U JP2560075Y2 JP 2560075 Y2 JP2560075 Y2 JP 2560075Y2 JP 8535591 U JP8535591 U JP 8535591U JP 8535591 U JP8535591 U JP 8535591U JP 2560075 Y2 JP2560075 Y2 JP 2560075Y2
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JP
Japan
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rotor
plate
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annular
top plate
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JP8535591U
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JPH0528428U (ja
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敬士 岡澤
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Kotobuki Engineering and Manufacturing Co Ltd
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Kotobuki Engineering and Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鉱物等の原料を破砕す
るための遠心破砕機のロータの保護部材に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】鉱物等の原料を破砕する装置として、従
来から図2に示すような遠心破砕機が知られている。こ
の破砕機を簡単に説明すると、破砕機の外殻であるハウ
ジング1内に、水平方向に高速回転するロータ2を収納
し、このロータ2の軸心部より供給した破砕原料を、遠
心力にてロータ2周面に開設した放出口21より接線方
向に飛ばし、ロータ2の周囲の破砕室3内に形成した破
砕片からなるデッドベッド4に衝突させて破砕を行うも
のである。このような破砕構造においては、デッドベッ
ド4に衝突して破砕された破砕片のうち、跳ね返ってロ
ータ2に衝突するものがある。これを放置すると、ロー
タ2が磨耗し、寿命が短くなるため、ロータ2を破砕片
の跳ね返りから保護する必要がある。図2に示すよう
に、破砕室3は、上下に面対向させて水平方向に配置し
た天板31及び環状の底板32と、天板31及び底板3
2の周縁部を連結する側板33により包囲されている。
従来は、上述のロータ2の保護方法として、天板31の
デッドベッド4の傾斜面とロータ2との間に環状のロー
タ保護板34を垂下させ、このロータ保護板34によっ
て破砕片の跳ね返りを遮断し、ロータ2に衝突しないよ
う構成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のロータ保護板3
4は、単なる平板を用いているため、跳ね返り破砕片の
衝突により磨耗が激しく、交換を頻繁に行う必要があ
る。そのため、不経済であるとともに、交換時期を逸し
てしまうと、ロータ2に影響を及ぼすおそれがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
問題点を解決するためになされたもので、跳ね返り破砕
片によるロータ保護板の磨耗を防止でき、経済的にロー
タの保護を行うことができる遠心破砕機のロータの保護
部材を提供することを目的とする。即ち、本考案は、水
平方向に高速回転するロータの軸心部より供給した破砕
原料を、遠心力にてロータ周面に開設した放出口より接
線方向に飛ばし、ロータ周囲の破砕室内に形成した破砕
片からなるデッドベッドに衝突させて破砕する遠心破砕
機に装備するロータ保護部材において、前記破砕室は、
上下に面対向させて水平方向に配置した天板及び環状の
底板と、天板及び底板の周縁部を連結する側板により包
囲されており、前記天板のデッドベッドとロータとの間
に垂下させた環状板と、この環状板の下部の前記側板側
に設けた破砕片の堆積可能な棚部とよりなる、遠心破砕
機のロータの保護部材である。
【0005】
【実施例】以下、図1を参照しながら、本考案の一実施
例について説明する。遠心破砕機の破砕室3の構造は、
上述の従来技術で説明したのと同様に、上下に面対向さ
せて水平方向に配置した天板31及び環状の底板32
と、天板31及び底板32の周縁部を連結する側板33
により包囲されている。そして、底板32上には、破砕
片の堆積によるデッドベッド4が形成されている。本考
案の特徴は、天板31の破砕室3内に、ロータ保護部材
5を取り付けた点にある。このロータ保護部材5は、図
1に示すように、縦板を環状に形成したロータ保護板5
1と、その下端に外側に向けて水平方向に設けた環状の
棚板52と、上端に水平方向に設けた環状の取付板53
とにより、断面略コの字状に形成したものである。棚板
52の外周縁には、デッド支持部54を立ち上げ、棚板
52上に堆積したデッドベッド6が崩れにくいように構
成する。取付板53には、ボルト穴55を開設し、天板
31にボルト7により取り付けられるよう構成するが、
その他の取付け方法も採用できる。ロータ保護部材5の
取付け位置は、デッドベッド6とロータ2との間(例え
ば、底板32の内周縁の真上)に、ロータ保護板51を
垂下させた状態で取り付ける。
【0006】
【本考案の作用】ロータ2から飛び出した破砕原料8
は、底板32上のデッドベッド4に衝突して破砕され
る。破砕された破砕片は多方向に飛散し、そのうちの一
部はロータ保護部材5の棚板52上に堆積し、デッドベ
ッド6を形成する。そのため、ロータ保護板51はデッ
ドベッド6で保護され、その後に衝突する破砕片はデッ
ドベッド6に衝突し、ロータ保護板51に直接衝突する
ことが無くなる。従って、ロータ保護板51の磨耗を防
止することができるとともに、本来の目的であるロータ
2に破砕片が衝突するのを、遮断して防止することがで
きる。
【0007】
【本考案の効果】本考案は以上説明したようになるた
め、次のような効果を得ることができる。即ち、本考案
の遠心破砕機は、環状のロータ保護板に棚部を設け、デ
ッドベッドを形成できるよう構成した。そのため、跳ね
返り破砕片はこのデッドベッドに衝突し、ロータ保護板
に直接衝突することが無いため、ロータ保護板の磨耗を
防止することができる。従って、ロータ保護板の交換頻
度は従来よりも著しく減るため、経済的にロータの保護
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のロータ保護部材の説明図
【図2】 従来技術の説明図

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に高速回転するロータの軸心部
    より供給した破砕原料を、遠心力にてロータ周面に開設
    した放出口より接線方向に飛ばし、ロータ周囲の破砕室
    内に形成した破砕片からなるデッドベッドに衝突させて
    破砕する遠心破砕機に装備するロータ保護部材におい
    て、 前記破砕室は、上下に面対向させて水平方向に配置した
    天板及び環状の底板と、天板及び底板の周縁部を連結す
    る側板により包囲されており、 前記天板のデッドベッドとロータとの間に垂下させた環
    状板と、 この環状板の下部の前記側板側に設けた破砕片の堆積可
    能な棚部とよりなる、遠心破砕機のロータの保護部材。
JP8535591U 1991-09-25 1991-09-25 遠心破砕機のロータの保護部材 Expired - Lifetime JP2560075Y2 (ja)

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JPH0528428U JPH0528428U (ja) 1993-04-16
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