JP2560040Y2 - 物品搬送用トレイ - Google Patents
物品搬送用トレイInfo
- Publication number
- JP2560040Y2 JP2560040Y2 JP2945693U JP2945693U JP2560040Y2 JP 2560040 Y2 JP2560040 Y2 JP 2560040Y2 JP 2945693 U JP2945693 U JP 2945693U JP 2945693 U JP2945693 U JP 2945693U JP 2560040 Y2 JP2560040 Y2 JP 2560040Y2
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- Japan
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- tray
- plate
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、トレイ式仕分け機等
において用いられる物品搬送用トレイに関する。
において用いられる物品搬送用トレイに関する。
【０００２】
【従来の技術及びその課題】荷物の搬送、仕分けに用い
るチルトトレイ式仕分け機の物品搬送用トレイ（積載
部）として、従来、図３及び図４に示すようなものが用
いられている。これらの図に示す物品搬送用トレイ２
は、単一材料（ＦＲＰなど）で構成されている。また、
その形状は、物品搬送方向（矢印イ方向）と直交する、
物品取出時における物品移動方向（矢印ロ方向）の両側
部４，６が、平坦な中央部８から上方に傾斜して形成さ
れた構成とされている。このような物品搬送用トレイ２
は、その中央部８の上部に物品（荷物）が載置された状
態で物品を搬送する。そして、物品取出時（物品のシュ
ート時）においては、図５に示すように片側部４または
６を上昇させて物品搬送用トレイ２全体を傾斜させ、物
品ＡをスライドさせてシュートＳ側に移動せしめ、物品
Ａの取出しを行う。
るチルトトレイ式仕分け機の物品搬送用トレイ（積載
部）として、従来、図３及び図４に示すようなものが用
いられている。これらの図に示す物品搬送用トレイ２
は、単一材料（ＦＲＰなど）で構成されている。また、
その形状は、物品搬送方向（矢印イ方向）と直交する、
物品取出時における物品移動方向（矢印ロ方向）の両側
部４，６が、平坦な中央部８から上方に傾斜して形成さ
れた構成とされている。このような物品搬送用トレイ２
は、その中央部８の上部に物品（荷物）が載置された状
態で物品を搬送する。そして、物品取出時（物品のシュ
ート時）においては、図５に示すように片側部４または
６を上昇させて物品搬送用トレイ２全体を傾斜させ、物
品ＡをスライドさせてシュートＳ側に移動せしめ、物品
Ａの取出しを行う。
【０００３】ところが、上記のような従来の物品搬送用
トレイにおいては、物品取出時において図５に仮想線Ａ
1で示すように、高湿度等により物品が物品搬送用トレ
イ２の中央部にぴったりと付き（居座り）、物品を円滑
に取り出せないという欠点があった。また、長期の使用
によって物品に当接する物品搬送用トレイ２の中央部８
が消耗したときには、物品搬送用トレイ全体を交換しな
ければならず、不経済であるという課題もあった。本考
案は、上記の如き事情に鑑みてなされたものであり、物
品のシュート時における居座りを防止することができ、
また経済的な物品搬送用トレイを提供することを目的と
している。
トレイにおいては、物品取出時において図５に仮想線Ａ
1で示すように、高湿度等により物品が物品搬送用トレ
イ２の中央部にぴったりと付き（居座り）、物品を円滑
に取り出せないという欠点があった。また、長期の使用
によって物品に当接する物品搬送用トレイ２の中央部８
が消耗したときには、物品搬送用トレイ全体を交換しな
ければならず、不経済であるという課題もあった。本考
案は、上記の如き事情に鑑みてなされたものであり、物
品のシュート時における居座りを防止することができ、
また経済的な物品搬送用トレイを提供することを目的と
している。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は、物品取出時に
おける物品移動方向両側部が上方に傾斜して形成される
とともに、物品の載置される中央部が平坦に形成された
物品搬送用トレイにおいて、全体をベース材で形作り、
このベース材の前記中央部の上部に、ベース材より摩擦
係数の低い材料からなる板状部材を設けたものである。
おける物品移動方向両側部が上方に傾斜して形成される
とともに、物品の載置される中央部が平坦に形成された
物品搬送用トレイにおいて、全体をベース材で形作り、
このベース材の前記中央部の上部に、ベース材より摩擦
係数の低い材料からなる板状部材を設けたものである。
【０００５】
【作用】上記構成に係る物品搬送用トレイにおいては、
物品が物品搬送用トレイの中央部の板状部材に密着しに
くく、物品の取出時において物品は物品搬送用トレイ上
を円滑に移動する。また、物品搬送用トレイ全体がベー
ス材と板状部材とからなるため、使用により中央部に設
けられた板状部材が消耗（性能劣化）した場合には、こ
の板状部材のみを交換すればよい。
物品が物品搬送用トレイの中央部の板状部材に密着しに
くく、物品の取出時において物品は物品搬送用トレイ上
を円滑に移動する。また、物品搬送用トレイ全体がベー
ス材と板状部材とからなるため、使用により中央部に設
けられた板状部材が消耗（性能劣化）した場合には、こ
の板状部材のみを交換すればよい。
【０００６】
【実施例】以下、添付図面を参照して本考案の実施例を
説明する。図１及び図２は、本考案の一実施例に係る物
品搬送用トレイ（以下「トレイ」という。）を示すもの
である。これらの図に示すトレイ１０は、前述の従来の
トレイと異なり、２つの部材、即ちベース材１２と、板
状部材１４とから構成されている。ベース材１２は、前
記の、図３及び図４に示したトレイ２とほぼ同一の形状
をなし、物品取出時における物品移動方向（矢印ロ方
向）の両側部１６，１８が、平坦な中央部２０から上方
に傾斜して形成された構成とされている。このベース材
１２は、やや低摩擦な材料（ＦＲＰ等）から構成されて
いる。
説明する。図１及び図２は、本考案の一実施例に係る物
品搬送用トレイ（以下「トレイ」という。）を示すもの
である。これらの図に示すトレイ１０は、前述の従来の
トレイと異なり、２つの部材、即ちベース材１２と、板
状部材１４とから構成されている。ベース材１２は、前
記の、図３及び図４に示したトレイ２とほぼ同一の形状
をなし、物品取出時における物品移動方向（矢印ロ方
向）の両側部１６，１８が、平坦な中央部２０から上方
に傾斜して形成された構成とされている。このベース材
１２は、やや低摩擦な材料（ＦＲＰ等）から構成されて
いる。
【０００７】板状部材１４は、略矩形板状を呈し、ベー
ス材１２の中央部２０をほぼ覆う大きさとされている。
この板状部材１４は、ベース材１２より摩擦係数の小さ
な材質から構成されている。そして、この板状部材１４
は、ベース材１２の中央部２０に対してビス止め等によ
り固定されている。なお、この板状部材１４をベース材
１２に固定する方法は、ビス止め等には限られず、例え
ば、接着剤やクリップを用いたり、また、ベース部材１
２の上部に凹部を形成し、この凹部に板状部材１４を嵌
合するようにしてもよい。
ス材１２の中央部２０をほぼ覆う大きさとされている。
この板状部材１４は、ベース材１２より摩擦係数の小さ
な材質から構成されている。そして、この板状部材１４
は、ベース材１２の中央部２０に対してビス止め等によ
り固定されている。なお、この板状部材１４をベース材
１２に固定する方法は、ビス止め等には限られず、例え
ば、接着剤やクリップを用いたり、また、ベース部材１
２の上部に凹部を形成し、この凹部に板状部材１４を嵌
合するようにしてもよい。
【０００８】上記構成に係るトレイ１０は、従来のトレ
イと同様に、その中央部の板状部材１４上に物品を載置
して搬送し、物品取出時においては、図５に示すように
片側部１６または１８を上昇させてトレイ１０全体を傾
斜させ、物品ＡをスライドさせてシュートＳ側に移動せ
しめ、物品Ａの取り出しを行う。本実施例におけるトレ
イ１０においては、物品がトレイ中央部に設けられた板
状部材の摩擦係数が小さいため、物品が板状部材１４上
に密着しにくく、このため、物品の取出時において物品
はトレイ上を円滑に移動して取り出され、トレイ上に居
座ることがない。
イと同様に、その中央部の板状部材１４上に物品を載置
して搬送し、物品取出時においては、図５に示すように
片側部１６または１８を上昇させてトレイ１０全体を傾
斜させ、物品ＡをスライドさせてシュートＳ側に移動せ
しめ、物品Ａの取り出しを行う。本実施例におけるトレ
イ１０においては、物品がトレイ中央部に設けられた板
状部材の摩擦係数が小さいため、物品が板状部材１４上
に密着しにくく、このため、物品の取出時において物品
はトレイ上を円滑に移動して取り出され、トレイ上に居
座ることがない。
【０００９】また、使用によって中央部に設けられた板
状部材１４が消耗（性能劣化）した場合には、この板状
部材１４のみをベース材１２から取り外して交換すれば
よく、トレイ１０全体を交換する必要がないので経済的
である。また、トレイ１０を物品搬送方向（図上、矢印
（イ）方向）に搬送する場合、この搬送経路がカーブを
描く場合には、図６に矢印で示すように、物品Ａに遠心
力が作用するが、この遠心力によって物品Ａが側方に飛
び出そうとしても、物品Ａの下部が、摩擦係数の大きい
ベース材１２の片側部１６または１８に接触して大きな
摩擦力を受ける。このため、カーブで物品が飛び出すこ
とが防止される。
状部材１４が消耗（性能劣化）した場合には、この板状
部材１４のみをベース材１２から取り外して交換すれば
よく、トレイ１０全体を交換する必要がないので経済的
である。また、トレイ１０を物品搬送方向（図上、矢印
（イ）方向）に搬送する場合、この搬送経路がカーブを
描く場合には、図６に矢印で示すように、物品Ａに遠心
力が作用するが、この遠心力によって物品Ａが側方に飛
び出そうとしても、物品Ａの下部が、摩擦係数の大きい
ベース材１２の片側部１６または１８に接触して大きな
摩擦力を受ける。このため、カーブで物品が飛び出すこ
とが防止される。
【００１０】
【考案の効果】以上説明したように、この考案に係るト
レイにおいては、全体をベース材で形作り、このベース
材の前記中央部の上部に、ベース材より摩擦係数の低い
材料からなる板状部材を設けているので、物品は板状部
材に密着しにくく、物品の取出時において物品が居座る
ことがなく、物品を円滑に取り出すことができる。ま
た、使用により中央部に設けられた板状部材が消耗（性
能劣化）しても、この板状部材のみを交換すればよく、
トレイ全体を交換する必要がないので経済的である。
レイにおいては、全体をベース材で形作り、このベース
材の前記中央部の上部に、ベース材より摩擦係数の低い
材料からなる板状部材を設けているので、物品は板状部
材に密着しにくく、物品の取出時において物品が居座る
ことがなく、物品を円滑に取り出すことができる。ま
た、使用により中央部に設けられた板状部材が消耗（性
能劣化）しても、この板状部材のみを交換すればよく、
トレイ全体を交換する必要がないので経済的である。
【図１】本考案の一実施例に係るトレイを示す平面図で
ある。
ある。
【図２】図１のトレイの正面図である。
【図３】従来のトレイを示す平面図である。
【図４】図３のトレイの正面図である。
【図５】物品取出時の物品の動作を説明するための図で
ある。
ある。
【図６】物品搬送時の物品の動作を説明するための図で
ある。
ある。
１０ トレイ １２ ベース材 １４ 板状部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大城 章一郎 東京都江東区毛利１−19−10 石川島播 磨重工業株式会社 江東事務所内 (56)参考文献 実開 昭57−169715（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】物品取出時における物品移動方向両側部が
上方に傾斜して形成されるとともに、物品の載置される
中央部が平坦に形成された物品搬送用トレイにおいて、
全体をベース材で形作り、このベース材の前記中央部の
上部に、ベース材より摩擦係数の低い材料からなる板状
部材を設けたことを特徴とする物品搬送用トレイ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2945693U JP2560040Y2 (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 物品搬送用トレイ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2945693U JP2560040Y2 (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 物品搬送用トレイ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07945U JPH07945U (ja) | 1995-01-06 |
| JP2560040Y2 true JP2560040Y2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=12276611
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2945693U Expired - Fee Related JP2560040Y2 (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 物品搬送用トレイ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2560040Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-02 JP JP2945693U patent/JP2560040Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07945U (ja) | 1995-01-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970826 |
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