JP2559468Y2 - 可変抵抗器 - Google Patents

可変抵抗器

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JP2559468Y2
JP2559468Y2 JP3449191U JP3449191U JP2559468Y2 JP 2559468 Y2 JP2559468 Y2 JP 2559468Y2 JP 3449191 U JP3449191 U JP 3449191U JP 3449191 U JP3449191 U JP 3449191U JP 2559468 Y2 JP2559468 Y2 JP 2559468Y2
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JP
Japan
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conductive portion
resistance
conductive
brush
variable resistor
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JP3449191U
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順 佐藤
憲治 片岡
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は主にステレオ等の音響機
器の音量調整用に用いられる可変抵抗器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図2により説明する。同図
によると、11は表面に導電部11a,11c,抵抗部
11b,導電部12を有する抵抗体基板であり、13は
上記抵抗部11bと導電部11a,11c,12に摺接
する刷子であり、14a,14b,14cは各々導電部
11a,11c,12に固定されている端子であり、端
子14a,端子14c間に入力信号を印加することによ
り、刷子13の位置に応じて、端子14a,端子14b
間に分圧された出力信号として取り出すことができるも
のである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の可変抵抗器では、端子14a,14c間の全抵抗値
と、最大減衰時刷子13が導電部11a,12間を橋絡
した時の導電部11a,12間の抵抗分によって最大減
衰量が決まってしまい、上記全抵抗値が低い場合、十分
な減衰量が得られない、又このためチャンネル間の相互
偏差の保証領域が十分得られないという課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案はこのような従来
の可変抵抗器の課題を解決するために、抵抗路とこの抵
抗路に並置した上記抵抗路の両端にそれぞれ接続された
2つの導電部と、この導電部の一方の他端に設けた抵抗
部と、上記抵抗路および2つの導電部をそれぞれ摺接す
るそれぞれの刷子とで可変抵抗器を構成し、導電部の一
方の端部に設けた抵抗部の抵抗値が最大減衰時に全抵抗
値に加わるようにするものである。
【0005】
【作用】上記のように構成したので、本考案の可変抵抗
器は最大減衰付近で全抵抗値を上昇させ、十分な最大減
衰量を得ることのできるものである。
【0006】
【実施例】本考案の可変抵抗器の一実施例を図1により
説明する。同図によると、20は抵抗体基板であり、抵
抗路21と抵抗部25は同心状に配され、第2の導電部
23により直列に接続されている。また、抵抗路21の
他端には抵抗路21、第2の導電部23と同心状に配さ
れた第1の導電部22が接続されている。
【0007】24a,24b,24cはそれぞれ一端が
抵抗路21、第1の導電部22及び第2の導電部23と
抵抗部25に摺接する刷子部を有した外端子である。
【0008】なお、上記可変抵抗器は上記外端子24a
〜24cをケース(図示せず)に装着し、抵抗体基板2
0を回転させ外端子24b,24cに入力信号を印加す
ることにより、抵抗路21の位置に応じて、外端子24
a,24b間に分圧された出力信号として取り出すこと
ができるものである。
【0009】次に動作について説明すると、外端子24
a,24b,24cの刷子部が、抵抗部25と第2の
電部23の境の延長線Bよりも減衰量が少ない位置で抵
抗体基板20に接している場合(図でBより反時計回り
の位置)は、全抵抗値は外端子24bと24C間の抵抗
値つまり、ほぼ抵抗路21の抵抗値となり動作する。
【0010】ここで抵抗部25のB,C間の抵抗を45
kΩ、AB間を90kΩ、抵抗路21の全抵抗を10k
Ω、AC間を10Ω、AB間を100Ω、Aの位置での
端子24a,24c間の抵抗を0.1Ωとすれば、Bの
位置での減衰量xBは以下の(数1)により表わされ
る。
【0011】
【数1】
【0012】次にCの位置での減衰量xCは、外端子2
4bと24c間の抵抗が、10kΩ+45kΩ=55k
Ωとなるため、以下の(数2)により表わされる。
【0013】
【数2】
【0014】次にAの位置での減衰量つまり最大減衰量
Aは外端子24bと24c間の抵抗が、10kΩ+9
0kΩ=100kΩとなるため、以下の(数3)により
表わされる。
【0015】
【数3】
【0016】一方従来例の場合は図1の抵抗部25を
2の導電部23に置き換えたものと等価であり、この場
合、外端子24b,24c間の抵抗はいつも10kΩと
なり、Bの位置(端子14a,14b間の抵抗値が10
0Ωとなる刷子13の位置)での減衰量XBAは以下の
(数4)
【0017】
【数4】
【0018】となり、Cの位置(端子14a,14b間
の抵抗値が10Ωとなる刷子13の位置)での減衰量x
CAは以下の(数5)
【0019】
【数5】
【0020】となり、Aの位置(端子14a,14b間
の抵抗値が0.1Ωとなる刷子13の位置)での減衰量
つまり最大減衰量xAAは以下の(数6)
【0021】
【数6】
【0022】となり、従来技術と比べて20dB最大減衰
量が改善できる。一方従来の可変抵抗器のC点でのチャ
ンネル間の相互偏差yCAはAB間の抵抗差が仮に20%
とすると以下の(数7)により表わされる
【0023】
【数7】
【0024】となり、本考案の場合、C点でチャンネル
間の相互偏差yCは以下の(数8)により表わされ、
【0025】
【数8】
【0026】となり、チャンネル間の減衰量相互偏差の
保証領域の拡大が可能となる。なお、上記実施例におい
ては抵抗体基板20を回転させたが、外端子を外部導出
手段として設けた刷子を駆動しても良く、また、抵抗
路,導電部等を同心状ではなく、平行に設けてスライド
形の可変抵抗器としても良いものである。
【0027】
【考案の効果】本考案の可変抵抗器は上記実施例に述べ
たように、第1の導電部と、この第1の導電部に一端が
接続されて並置された抵抗路と、この抵抗路の他端に一
端が接続されて並置されると共に、上記第1の導電部と
抵抗路の接続部に隣接配置されるように他端に抵抗部を
設けた第2の導電部と、上記第1の導電部、抵抗路、お
よび第2の導電部のそれぞれに摺接しそれぞれに外部導
出手段を有する三つの刷子とで構成され、少なくとも、
第1の導電部と抵抗路に摺接する刷子が両者の接続部上
にある時、第2の導電部に摺接する刷子が抵抗部上にあ
るように構成したので、最大減衰付近で急激に全抵抗値
を上昇させ、十分な最大減衰量を得るとともに、チャン
ネル間の減衰量相互偏差の保証領域を拡大することがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の可変抵抗器の一実施例である回転形可
変抵抗器の主要構成を説明する説明図
【図2】従来の回転形可変抵抗器の主要構成を説明する
説明図
【符号の説明】
21 抵抗路 22 導電部 23 導電部 24a,b,c 外端子 25 抵抗部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の導電部と、この第1の導電部に
    端が接続されて並置された抵抗路と、この抵抗路の他端
    に一端が接続されて並置されると共に、上記第1の導電
    部と抵抗路の接続部に隣接配置されるように他端に抵抗
    部を設けた第2の導電部と、上記第1の導電部、抵抗
    路、および第2の導電部のそれぞれに摺接しそれぞれに
    外部導出手段を有する三つの刷子とで構成され、少なく
    とも、第1の導電部と抵抗路に摺接する刷子が両者の接
    続部上にある時、第2の導電部に摺接する刷子が抵抗部
    上にある可変抵抗器。
  2. 【請求項2】 第1の導電部と抵抗路および第2の導電
    部を同心状に形成した請求項1記載の可変抵抗器。
  3. 【請求項3】 外部導出手段として刷子に一体に外端子
    を設けると共に、第1の導電部と抵抗路および第2の導
    電部を形成した基板を回転させる請求項1または2記載
    の可変抵抗器。
JP3449191U 1991-05-16 1991-05-16 可変抵抗器 Expired - Lifetime JP2559468Y2 (ja)

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JPH04130402U JPH04130402U (ja) 1992-11-30
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