JP2559382Y2 - 水性塗料用レギュレータ - Google Patents
水性塗料用レギュレータInfo
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- JP2559382Y2 JP2559382Y2 JP1993030792U JP3079293U JP2559382Y2 JP 2559382 Y2 JP2559382 Y2 JP 2559382Y2 JP 1993030792 U JP1993030792 U JP 1993030792U JP 3079293 U JP3079293 U JP 3079293U JP 2559382 Y2 JP2559382 Y2 JP 2559382Y2
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- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B12/00—Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area
- B05B12/08—Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area responsive to condition of liquid or other fluent material to be discharged, of ambient medium or of target ; responsive to condition of spray devices or of supply means, e.g. pipes, pumps or their drive means
- B05B12/085—Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area responsive to condition of liquid or other fluent material to be discharged, of ambient medium or of target ; responsive to condition of spray devices or of supply means, e.g. pipes, pumps or their drive means responsive to flow or pressure of liquid or other fluent material to be discharged
- B05B12/087—Flow or presssure regulators, i.e. non-electric unitary devices comprising a sensing element, e.g. a piston or a membrane, and a controlling element, e.g. a valve
- B05B12/088—Flow or presssure regulators, i.e. non-electric unitary devices comprising a sensing element, e.g. a piston or a membrane, and a controlling element, e.g. a valve the sensing element being a flexible member, e.g. membrane, diaphragm, bellows
-
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K25/00—Details relating to contact between valve members and seat
- F16K25/005—Particular materials for seats or closure elements
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- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05D—SYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
- G05D16/00—Control of fluid pressure
- G05D16/04—Control of fluid pressure without auxiliary power
- G05D16/06—Control of fluid pressure without auxiliary power the sensing element being a flexible membrane, yielding to pressure, e.g. diaphragm, bellows, capsule
- G05D16/063—Control of fluid pressure without auxiliary power the sensing element being a flexible membrane, yielding to pressure, e.g. diaphragm, bellows, capsule the sensing element being a membrane
- G05D16/0644—Control of fluid pressure without auxiliary power the sensing element being a flexible membrane, yielding to pressure, e.g. diaphragm, bellows, capsule the sensing element being a membrane the membrane acting directly on the obturator
- G05D16/0663—Control of fluid pressure without auxiliary power the sensing element being a flexible membrane, yielding to pressure, e.g. diaphragm, bellows, capsule the sensing element being a membrane the membrane acting directly on the obturator using a spring-loaded membrane with a spring-loaded slideable obturator
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は塗装ラインで用いられる
水性塗料用レギュレータ、特に、ケーシングに、塗料収
容室と、その塗料収容室に対し制御弁を介して連通また
は遮断される流入口と、前記塗料収容室に連通する流出
口とをそれぞれ設け、前記制御弁は前記ケーシングに設
けられた弁座と、前記塗料収容室内の塗料圧が設定値よ
りも高いとき前記弁座に着座し、一方、低いとき前記弁
座から離間する弁体とを有する水性塗料用レギュレータ
の改良に関する。
水性塗料用レギュレータ、特に、ケーシングに、塗料収
容室と、その塗料収容室に対し制御弁を介して連通また
は遮断される流入口と、前記塗料収容室に連通する流出
口とをそれぞれ設け、前記制御弁は前記ケーシングに設
けられた弁座と、前記塗料収容室内の塗料圧が設定値よ
りも高いとき前記弁座に着座し、一方、低いとき前記弁
座から離間する弁体とを有する水性塗料用レギュレータ
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種レギュレータにおいては、塗装ガ
ン等の塗装機器への塗料供給圧を一定に保つため、弁体
が弁座に対し着座および離間を頻繁に繰返すため、弁体
および弁座の耐久性が低い場合には弁体および/または
弁座が短時間のうちに破損してシール性が損われ、制御
弁は調圧機能を失うことになる。この調圧機能は弁体お
よび/または弁座への塗料かすの堆積によっても低下す
る。
ン等の塗装機器への塗料供給圧を一定に保つため、弁体
が弁座に対し着座および離間を頻繁に繰返すため、弁体
および弁座の耐久性が低い場合には弁体および/または
弁座が短時間のうちに破損してシール性が損われ、制御
弁は調圧機能を失うことになる。この調圧機能は弁体お
よび/または弁座への塗料かすの堆積によっても低下す
る。
【0003】そこで、前記不具合を解消し得るレギュレ
ータとして、弁座を超硬合金、例えばG3型超合金より
構成し、また弁体をセラミックス、例えば部分安定化ジ
ルコニア(PSZ)より構成したものが開発されている
(実開平4−27274号公報参照)。
ータとして、弁座を超硬合金、例えばG3型超合金より
構成し、また弁体をセラミックス、例えば部分安定化ジ
ルコニア(PSZ)より構成したものが開発されている
(実開平4−27274号公報参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記従来のレギュレー
タによれば、弁座および弁体の耐久性が高く、またそれ
らに対する塗料かすの堆積もないため、調圧機能保持時
間を飛躍的に延ばすことができるが、G3型超硬合金お
よびPSZは特殊材料であることから非常に高価であ
る。そこで部品価格低減上、安価で、且つ前記のような
特性を持つ材料よりなる弁座および弁体を備えたレギュ
レータの開発が望まれていた。
タによれば、弁座および弁体の耐久性が高く、またそれ
らに対する塗料かすの堆積もないため、調圧機能保持時
間を飛躍的に延ばすことができるが、G3型超硬合金お
よびPSZは特殊材料であることから非常に高価であ
る。そこで部品価格低減上、安価で、且つ前記のような
特性を持つ材料よりなる弁座および弁体を備えたレギュ
レータの開発が望まれていた。
【0005】本考案は、このような現状に鑑みて開発さ
れたものであって、弁座の弁体着座部および弁体を比較
的安価な材料より構成し、しかも性能は従来の場合と同
等である前記レギュレータを提供することを目的とす
る。
れたものであって、弁座の弁体着座部および弁体を比較
的安価な材料より構成し、しかも性能は従来の場合と同
等である前記レギュレータを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係る水性塗料用
レギュレータは、前記弁座の弁体着座部を、光散乱法に
より測定された平均分子量Mwが300万≦Mw≦50
0万である超高分子量ポリエチレンより構成し、前記弁
体をステンレス鋼より構成したことを特徴とする。
レギュレータは、前記弁座の弁体着座部を、光散乱法に
より測定された平均分子量Mwが300万≦Mw≦50
0万である超高分子量ポリエチレンより構成し、前記弁
体をステンレス鋼より構成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】前記平均分子量Mwを有する超高分子量ポリエ
チレンは、その巨大分子量に起因して、優れた物理的強
度および化学的安定性を備え、特に耐摩耗性、自己潤滑
性、耐衝撃性、耐薬品性、撥水性に優れ、また塗料かす
に対して非付着能を発揮し、その上切削加工も容易であ
る。
チレンは、その巨大分子量に起因して、優れた物理的強
度および化学的安定性を備え、特に耐摩耗性、自己潤滑
性、耐衝撃性、耐薬品性、撥水性に優れ、また塗料かす
に対して非付着能を発揮し、その上切削加工も容易であ
る。
【0008】このような特性を有する超高分子量ポリエ
チレンより弁座の弁体着座部を構成し、これとステンレ
ス鋼より構成された弁体とを組合せると、それらは優れ
た耐久性を発揮すると共にそれらに対する塗料かすの堆
積が回避され、これによりレギュレータは長期に亘って
調圧機能を持続する。
チレンより弁座の弁体着座部を構成し、これとステンレ
ス鋼より構成された弁体とを組合せると、それらは優れ
た耐久性を発揮すると共にそれらに対する塗料かすの堆
積が回避され、これによりレギュレータは長期に亘って
調圧機能を持続する。
【0009】ただし、平均分子量MwがMw<300万
では超高分子量ポリエチレンの物理的強度および化学的
安定性が低下し、一方、Mw>500万では超高分子量
ポリエチレンの耐衝撃性が低下する。
では超高分子量ポリエチレンの物理的強度および化学的
安定性が低下し、一方、Mw>500万では超高分子量
ポリエチレンの耐衝撃性が低下する。
【0010】超高分子量ポリエチレンとしては、前記特
性上、平均分子量Mwが350万≦Mw≦450万であ
るものが好適である。
性上、平均分子量Mwが350万≦Mw≦450万であ
るものが好適である。
【0011】
【実施例】図1に示す水性塗料用レギュレータ1におい
て、ケーシング2は、一端に開口3を有するケーシング
本体4と、その開口3を覆ってケーシング本体4に取付
けられたキャップ5とよりなる。ケーシング本体4とキ
ャップ5によりダイヤフラム6の外周部が挟着され、そ
のダイヤフラム6によりケーシング2内はケーシング本
体4側の塗料収容室7とキャップ5側のばね収容室8と
に区画される。
て、ケーシング2は、一端に開口3を有するケーシング
本体4と、その開口3を覆ってケーシング本体4に取付
けられたキャップ5とよりなる。ケーシング本体4とキ
ャップ5によりダイヤフラム6の外周部が挟着され、そ
のダイヤフラム6によりケーシング2内はケーシング本
体4側の塗料収容室7とキャップ5側のばね収容室8と
に区画される。
【0012】ケーシング本体4に、塗料供給源に接続さ
れる流入口9と、塗装ガン等の塗装機器に接続される流
出口10とが設けられる。流入口9は、ダイヤフラム6
と対向する位置に在り、塗料収容室7に対し制御弁11
を介して連通または遮断され、一方、流出口10は塗料
収容室7に常時連通する。ケーシング本体4の流入口形
成部に中空のジョイント金具12が螺着され、その塗料
通路13は流入口9に連通する。
れる流入口9と、塗装ガン等の塗装機器に接続される流
出口10とが設けられる。流入口9は、ダイヤフラム6
と対向する位置に在り、塗料収容室7に対し制御弁11
を介して連通または遮断され、一方、流出口10は塗料
収容室7に常時連通する。ケーシング本体4の流入口形
成部に中空のジョイント金具12が螺着され、その塗料
通路13は流入口9に連通する。
【0013】制御弁11は、ケーシング本体4における
塗料収容室7および流入口9間の環状壁14に螺着され
た弁座15と、流入口9内に配設されて弁座15と対向
する球状弁体16と、ジョイント金具12の塗料通路1
3内に配設されて弁体16を弁座15に着座させる弁ば
ね17とを備えている。
塗料収容室7および流入口9間の環状壁14に螺着され
た弁座15と、流入口9内に配設されて弁座15と対向
する球状弁体16と、ジョイント金具12の塗料通路1
3内に配設されて弁体16を弁座15に着座させる弁ば
ね17とを備えている。
【0014】塗料収容室7内に作動ロッド18が配設さ
れており、その作動ロッド18の基端はダイヤフラム6
に取付けられ、また先端側は弁座15の弁孔19を貫通
して弁体16に常時当接する。
れており、その作動ロッド18の基端はダイヤフラム6
に取付けられ、また先端側は弁座15の弁孔19を貫通
して弁体16に常時当接する。
【0015】キャップ8に、作動ロッド18と同軸上に
位置するように、調圧つまみ20が螺合され、その先端
部はばね収容室8内に位置する。ばね収容室8内におい
て、調圧つまみ20の先端部が当接するリテーナ21と
ダイヤフラム6に取付けられたリテーナ22との間に調
圧ばね23が縮設されている。24はハウジング本体4
に螺着された圧力計である。
位置するように、調圧つまみ20が螺合され、その先端
部はばね収容室8内に位置する。ばね収容室8内におい
て、調圧つまみ20の先端部が当接するリテーナ21と
ダイヤフラム6に取付けられたリテーナ22との間に調
圧ばね23が縮設されている。24はハウジング本体4
に螺着された圧力計である。
【0016】図2に明示するように、弁座15は弁座本
体25と、それと一体化された中空筒26とより構成さ
れる。弁座本体25はボルト状に形成されており、流入
口9内に位置する六角頭部27と、その六角頭部27に
突設されて環状壁14に螺着されたねじ軸部28とより
なる。また弁座本体25は軸方向に延びる貫通孔29を
有し、その貫通孔29は塗料収容室7側の小径部30と
弁体16側の大径部31とよりなる。その大径部31に
中空筒26が圧入され、中空筒26の孔部32と小径部
30とにより弁孔19が形成される。したがって、中空
筒26の流入口9側の端部が弁体着座部33として機能
する。
体25と、それと一体化された中空筒26とより構成さ
れる。弁座本体25はボルト状に形成されており、流入
口9内に位置する六角頭部27と、その六角頭部27に
突設されて環状壁14に螺着されたねじ軸部28とより
なる。また弁座本体25は軸方向に延びる貫通孔29を
有し、その貫通孔29は塗料収容室7側の小径部30と
弁体16側の大径部31とよりなる。その大径部31に
中空筒26が圧入され、中空筒26の孔部32と小径部
30とにより弁孔19が形成される。したがって、中空
筒26の流入口9側の端部が弁体着座部33として機能
する。
【0017】弁座本体25はステンレス鋼、本実施例で
はJIS SUS316より構成される。また弁体16
もステンレス鋼より構成され、その鋼種としては、ステ
ンレス鋼において最も硬さの高いJIS SUS440
Cが選択される。
はJIS SUS316より構成される。また弁体16
もステンレス鋼より構成され、その鋼種としては、ステ
ンレス鋼において最も硬さの高いJIS SUS440
Cが選択される。
【0018】中空筒26は、超高分子量ポリエチレンよ
り構成され、その平均分子量Mwは、光散乱法による測
定値において300万≦Mw≦500万である。
り構成され、その平均分子量Mwは、光散乱法による測
定値において300万≦Mw≦500万である。
【0019】このような平均分子量Mwを有する超高分
子量ポリエチレンは、その巨大分子量に起因して、優れ
た物理的強度および化学的安定性を備え、特に耐摩耗
性、自己潤滑性、耐衝撃性、耐薬品性、撥水性に優れ、
また塗料かすに対して非付着能を発揮し、その上切削加
工も容易である。
子量ポリエチレンは、その巨大分子量に起因して、優れ
た物理的強度および化学的安定性を備え、特に耐摩耗
性、自己潤滑性、耐衝撃性、耐薬品性、撥水性に優れ、
また塗料かすに対して非付着能を発揮し、その上切削加
工も容易である。
【0020】本実施例においては、超高分子量ポリエチ
レンとして、市販の平均分子量MwがMw=400万で
あるSanin ニューライト(作新工業社製、商品
名)が用いられた。
レンとして、市販の平均分子量MwがMw=400万で
あるSanin ニューライト(作新工業社製、商品
名)が用いられた。
【0021】次に、レギュレータ1の作動について説明
する。
する。
【0022】塗装機器への塗料供給圧、したがって塗料
収容室7内の塗料圧の設定に当っては、調圧つまみ20
を回してその先端側をばね収容室8内に所定量進入さ
せ、調圧ばね23の弾発力によってダイヤフラム6を塗
料収容室7側へ撓ませる。これにより作動ロッド18が
前進して弁体16を押すので、弁体16が弁座15の弁
体着座部33から離間して弁孔19が開放される。
収容室7内の塗料圧の設定に当っては、調圧つまみ20
を回してその先端側をばね収容室8内に所定量進入さ
せ、調圧ばね23の弾発力によってダイヤフラム6を塗
料収容室7側へ撓ませる。これにより作動ロッド18が
前進して弁体16を押すので、弁体16が弁座15の弁
体着座部33から離間して弁孔19が開放される。
【0023】塗料供給源よりジョイント金具12の塗料
通路13を経て流入口9に供給された水性塗料は、弁孔
19から塗料収容室7に導入され、次いで流出口10か
ら塗装機器に向けて供給される。塗料収容室7内の塗料
圧が設定値、即ち調圧ばね23のセット荷重よりも低い
ときには前記のように弁体16が弁座15の弁体着座部
33から離間して弁孔19が開放状態に保持されるの
で、流入口9から流出口10への水性塗料の供給が続行
される。
通路13を経て流入口9に供給された水性塗料は、弁孔
19から塗料収容室7に導入され、次いで流出口10か
ら塗装機器に向けて供給される。塗料収容室7内の塗料
圧が設定値、即ち調圧ばね23のセット荷重よりも低い
ときには前記のように弁体16が弁座15の弁体着座部
33から離間して弁孔19が開放状態に保持されるの
で、流入口9から流出口10への水性塗料の供給が続行
される。
【0024】塗料収容室7内の塗料圧が高くなり、それ
が調圧ばね23のセット荷重を超えると、ダイヤフラム
6がばね収容室8側へ撓むので作動ロッド18が後退
し、これに伴い弁ばね17の弾発力で弁体16が弁座1
5の弁体着座部33に着座して弁孔19を閉鎖する。
が調圧ばね23のセット荷重を超えると、ダイヤフラム
6がばね収容室8側へ撓むので作動ロッド18が後退
し、これに伴い弁ばね17の弾発力で弁体16が弁座1
5の弁体着座部33に着座して弁孔19を閉鎖する。
【0025】塗装機器による水性塗料の消費により塗料
収容室7内の塗料圧が調圧ばね23のセット荷重よりも
低くなると、ダイヤフラム6が塗料収容室7側へ撓むの
で弁体16が弁座15の弁体着座部33から離間して弁
孔19が再び開放される。
収容室7内の塗料圧が調圧ばね23のセット荷重よりも
低くなると、ダイヤフラム6が塗料収容室7側へ撓むの
で弁体16が弁座15の弁体着座部33から離間して弁
孔19が再び開放される。
【0026】このように弁体16が弁座15の弁体着座
部33に対して着座および離間を頻繁に繰返すことによ
り、塗装機器への塗料供給圧が一定に保持される。
部33に対して着座および離間を頻繁に繰返すことによ
り、塗装機器への塗料供給圧が一定に保持される。
【0027】水性塗料として、アクリルエマルジョン系
水性塗料を用い、また流入口9における塗料流入圧を8
〜10kg/cm2 に設定し、さらに塗料収容室7における
設定塗料圧を3〜6kg/cm2 に規定し、さらにまた弁座
15の弁体着座部33および弁体16の材質を変えて、
前記同様にレギュレータ1を作動させ、弁体着座部33
および弁体16における塗料かすの堆積状況および調圧
機能保持時間を調べたところ、表1の結果を得た。
水性塗料を用い、また流入口9における塗料流入圧を8
〜10kg/cm2 に設定し、さらに塗料収容室7における
設定塗料圧を3〜6kg/cm2 に規定し、さらにまた弁座
15の弁体着座部33および弁体16の材質を変えて、
前記同様にレギュレータ1を作動させ、弁体着座部33
および弁体16における塗料かすの堆積状況および調圧
機能保持時間を調べたところ、表1の結果を得た。
【0028】
【表1】 表1から明らかなように、実施例においては、前記特性
を有する超高分子量ポリエチレンより弁座15の弁体着
座部33を構成し、これとステンレス鋼より構成された
弁体16とを組合わせたので、それらは優れた耐久性を
発揮すると共にそれらに対する塗料かすの堆積が回避さ
れ、これによりレギュレータ1は長期に亘って調圧機能
を持続し、その性能は従来例と同等である。しかも、実
施例はその弁体着座部33および弁体16の材質に起因
して従来例よりも安価である。比較例1は超高分子量ポ
リエチレンの平均分子量MwがMw<300万であり、
一方、比較例2は超高分子量ポリエチレンの平均分子量
MwがMw>500万であることに起因して実施例およ
び従来例に比べて性能が大幅に低下する。 表1から明らかなように、実施例においては、前記特性
を有する超高分子量ポリエチレンより弁座15の弁体着
座部33を構成し、これとステンレス鋼より構成された
弁体16とを組合わせたので、それらは優れた耐久性を
発揮すると共にそれらに対する塗料かすの堆積が回避さ
れ、これによりレギュレータ1は長期に亘って調圧機能
を持続し、その性能は従来例と同等である。しかも、実
施例はその弁体着座部33および弁体16の材質に起因
して従来例よりも安価である。比較例1は超高分子量ポ
リエチレンの平均分子量MwがMw<300万であり、
一方、比較例2は超高分子量ポリエチレンの平均分子量
MwがMw>500万であることに起因して実施例およ
び従来例に比べて性能が大幅に低下する。
を有する超高分子量ポリエチレンより弁座15の弁体着
座部33を構成し、これとステンレス鋼より構成された
弁体16とを組合わせたので、それらは優れた耐久性を
発揮すると共にそれらに対する塗料かすの堆積が回避さ
れ、これによりレギュレータ1は長期に亘って調圧機能
を持続し、その性能は従来例と同等である。しかも、実
施例はその弁体着座部33および弁体16の材質に起因
して従来例よりも安価である。比較例1は超高分子量ポ
リエチレンの平均分子量MwがMw<300万であり、
一方、比較例2は超高分子量ポリエチレンの平均分子量
MwがMw>500万であることに起因して実施例およ
び従来例に比べて性能が大幅に低下する。 表1から明らかなように、実施例においては、前記特性
を有する超高分子量ポリエチレンより弁座15の弁体着
座部33を構成し、これとステンレス鋼より構成された
弁体16とを組合わせたので、それらは優れた耐久性を
発揮すると共にそれらに対する塗料かすの堆積が回避さ
れ、これによりレギュレータ1は長期に亘って調圧機能
を持続し、その性能は従来例と同等である。しかも、実
施例はその弁体着座部33および弁体16の材質に起因
して従来例よりも安価である。比較例1は超高分子量ポ
リエチレンの平均分子量MwがMw<300万であり、
一方、比較例2は超高分子量ポリエチレンの平均分子量
MwがMw>500万であることに起因して実施例およ
び従来例に比べて性能が大幅に低下する。
【0029】
【考案の効果】本考案によれば、弁座の弁体着座部およ
び弁体を前記のように特定された材料より構成すること
によって、調圧機能を長期に亘って持続し得る安価な水
性塗料用レギュレータを提供することができる。
び弁体を前記のように特定された材料より構成すること
によって、調圧機能を長期に亘って持続し得る安価な水
性塗料用レギュレータを提供することができる。
【図1】レギュレータの一実施例を示す縦断正面図であ
る。
る。
【図2】弁座の拡大縦断正面図である。
1 レギュレータ 2 ケーシング 7 塗料収容室 9 流入口 10 流出口 11 制御弁 15 弁座 16 弁体 33 弁体着座部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 前川 博 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地の1 本田技研工業株式会社 埼玉製作所内 (72)考案者 水野 和男 東京都渋谷区渋谷3−8−10 日本ピ ー・シー・エス株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−209676(JP,A) 実開 平4−27274(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 ケーシング(2)に、塗料収容室(7)
と、その塗料収容室(7)に対し制御弁(11)を介し
て連通または遮断される流入口(9)と、前記塗料収容
室(7)に連通する流出口(10)とをそれぞれ設け、
前記制御弁(11)は前記ケーシング(2)に設けられ
た弁座(15)と、前記塗料収容室(7)内の塗料圧が
設定値よりも高いとき前記弁座(15)に着座し、一
方、低いとき前記弁座(15)から離間する弁体(1
6)とを有する水性塗料用レギュレータにおいて、前記
弁座(15)の弁体着座部(33)を、光散乱法により
測定された平均分子量Mwが300万≦Mw≦500万
である超高分子量ポリエチレンより構成し、前記弁体
(16)をステンレス鋼より構成したことを特徴とする
水性塗料用レギュレータ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993030792U JP2559382Y2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 水性塗料用レギュレータ |
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CN94106545A CN1048543C (zh) | 1993-06-08 | 1994-06-08 | 用于水基涂料的调节器 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1993030792U JP2559382Y2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 水性塗料用レギュレータ |
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JP2559382Y2 true JP2559382Y2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP1993030792U Expired - Lifetime JP2559382Y2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 水性塗料用レギュレータ |
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JP2000241282A (ja) * | 1999-02-22 | 2000-09-08 | Nihon Kensetsu Kogyo Co Ltd | 偏心計測用支持装置 |
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GB9411378D0 (en) | 1994-07-27 |
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GB2278906A (en) | 1994-12-14 |
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