JP2559348B2 - 光ディスクのトラックピッチ判別装置 - Google Patents
光ディスクのトラックピッチ判別装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクのトラック
ピッチを判別する装置であり、詳しくはピットがトラッ
ク状に記録された光ディスクの2つのトラックピッチを
判別する装置に関する。
ピッチを判別する装置であり、詳しくはピットがトラッ
ク状に記録された光ディスクの2つのトラックピッチを
判別する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオ信号を記録したLD(レーザ・デ
ィスク)や音声信号を記録したCD(コンパクトディス
ク)が普及し、更に高密度記録の光ディスクの要望が高
まっている。光ディスクの記録密度を高くする手段とし
て、レーザ光源の波長の短縮がある。上記LD及びCD
を再生するプレーヤには波長780nmの半導体レーザ
が用いられているが、近年より短い波長の半導体レーザ
が開発、実用化されるに至っている。例えばハイビジョ
ンのMUSEディスクは670nmの波長の半導体レー
ザを用いたディスクの規格が検討されている。ビデオデ
ィスクについて考えると、従来のLDの直径30cmは
MUSEディスクについてもそのまま適用が考えられて
いる。
ィスク)や音声信号を記録したCD(コンパクトディス
ク)が普及し、更に高密度記録の光ディスクの要望が高
まっている。光ディスクの記録密度を高くする手段とし
て、レーザ光源の波長の短縮がある。上記LD及びCD
を再生するプレーヤには波長780nmの半導体レーザ
が用いられているが、近年より短い波長の半導体レーザ
が開発、実用化されるに至っている。例えばハイビジョ
ンのMUSEディスクは670nmの波長の半導体レー
ザを用いたディスクの規格が検討されている。ビデオデ
ィスクについて考えると、従来のLDの直径30cmは
MUSEディスクについてもそのまま適用が考えられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の様に、光ディス
クの再生光ビーム波長が異なるため記録ピットのトラッ
クピッチは異なるが、外径寸法、厚み及び材質等レーベ
ルが異なる外は外観上同じ光ディスクが共存する事にな
る。その結果、MUSEディスクプレーヤでLDを再生
しようとしたり、逆にLDプレーヤでMUSEディスク
を再生しようとしたりする誤りが生ずる。またLDとM
USEディスク両方が再生可能なコンパチブルプレーヤ
の出現も考えられる。この様な時に、光ディスクのトラ
ックピッチを判別し、誤って装着された異なったトラッ
クピッチの光ディスクを再生開始前に排出したり、特に
MUSEディスクの場合、線速度一定で記録したCLV
ディスクと角速度一定で記録したCAVディスクでは、
記録ピットの大きさの制約からCAVディスクはCLV
ディスクより外周部に寄せた記録開始位置となり、CL
V,CAVディスク間の判別をしたり、再生開始迄の間
に装着光ディスクに適した再生動作にスムーズに入れる
様にしておく必要がある。
クの再生光ビーム波長が異なるため記録ピットのトラッ
クピッチは異なるが、外径寸法、厚み及び材質等レーベ
ルが異なる外は外観上同じ光ディスクが共存する事にな
る。その結果、MUSEディスクプレーヤでLDを再生
しようとしたり、逆にLDプレーヤでMUSEディスク
を再生しようとしたりする誤りが生ずる。またLDとM
USEディスク両方が再生可能なコンパチブルプレーヤ
の出現も考えられる。この様な時に、光ディスクのトラ
ックピッチを判別し、誤って装着された異なったトラッ
クピッチの光ディスクを再生開始前に排出したり、特に
MUSEディスクの場合、線速度一定で記録したCLV
ディスクと角速度一定で記録したCAVディスクでは、
記録ピットの大きさの制約からCAVディスクはCLV
ディスクより外周部に寄せた記録開始位置となり、CL
V,CAVディスク間の判別をしたり、再生開始迄の間
に装着光ディスクに適した再生動作にスムーズに入れる
様にしておく必要がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、ピットがトラック状に記録された光ディスクに照射
光を照射するレーザ手段と、上記照射光の上記記録トラ
ックピッチの回折作用による反射回折光を受光し、対応
した電気信号を出力する受光手段とを有する光ディスク
のトラックピッチ判別装置において、上記光ディスクが
第1の記録トラックピッチの時、第1の−1次回折角の
回折光を受光する第1の受光手段と、上記光ディスクが
第2の記録トラックピッチの時、第2の−1次回折角の
回折光を受光する第2の受光手段で構成し、上記光ディ
スクの面の垂直軸に対する上記光ビームの照射角が、上
記第1の1次回折角と第2の回折角の和の略々1/4で
ある事を特徴とする光ディスクのトラックピッチ判別装
置を供給する。
に、ピットがトラック状に記録された光ディスクに照射
光を照射するレーザ手段と、上記照射光の上記記録トラ
ックピッチの回折作用による反射回折光を受光し、対応
した電気信号を出力する受光手段とを有する光ディスク
のトラックピッチ判別装置において、上記光ディスクが
第1の記録トラックピッチの時、第1の−1次回折角の
回折光を受光する第1の受光手段と、上記光ディスクが
第2の記録トラックピッチの時、第2の−1次回折角の
回折光を受光する第2の受光手段で構成し、上記光ディ
スクの面の垂直軸に対する上記光ビームの照射角が、上
記第1の1次回折角と第2の回折角の和の略々1/4で
ある事を特徴とする光ディスクのトラックピッチ判別装
置を供給する。
【0005】
【作用】ピットがトラック状に記録された光ディスク面
にレーザ光を照射すると、回折格子となるトラックピッ
チP,光の波長λ,光ディスク面の垂直軸に対する光照
射角度θ0 ,1次回折光の0次回折光(反射光)に対す
る回折角θpとの間には、 P=λ/Cos θ0 ×Sin θp の関係がある。上記記録トラックが回折格子の作用をし
て反射回折光が得られる。上記光ディスクに照射する照
射光の照射角度θ0を変えると、0次回折光(反射光)
は上記光ディスク照射点で上記光ディスク面に垂直な軸
に対し、照射角θ0の対照位置に反射角θ0 現れ、上記
1次回折光は0次回折光との間の回折角θpを保ち続け
る。
にレーザ光を照射すると、回折格子となるトラックピッ
チP,光の波長λ,光ディスク面の垂直軸に対する光照
射角度θ0 ,1次回折光の0次回折光(反射光)に対す
る回折角θpとの間には、 P=λ/Cos θ0 ×Sin θp の関係がある。上記記録トラックが回折格子の作用をし
て反射回折光が得られる。上記光ディスクに照射する照
射光の照射角度θ0を変えると、0次回折光(反射光)
は上記光ディスク照射点で上記光ディスク面に垂直な軸
に対し、照射角θ0の対照位置に反射角θ0 現れ、上記
1次回折光は0次回折光との間の回折角θpを保ち続け
る。
【0006】上記により、記録トラックピッチの異なる
2つの光ディスクに、同一波長の照射光を選んだ一定の
照射角度で照射する事により、それぞれ異なる回折角度
の2つの1次回折光の間に、上記光ビームを置く事がで
きる。即ち、半導体レーザの両側の所定の位置に受光素
子を置き、所定の角度で光ディスクに上記半導体レーザ
の照射光を照射する事で、2つの異なった記録トラック
ピッチの光ディスクを判別できる。半導体レーザを2つ
の受光素子の間に置いた構成で小型に一体化でき、半導
体レーザの光ディスクへの照射角度を調整するだけで、
光ディスクの記録トラックピッチの判別装置が構成でき
る。
2つの光ディスクに、同一波長の照射光を選んだ一定の
照射角度で照射する事により、それぞれ異なる回折角度
の2つの1次回折光の間に、上記光ビームを置く事がで
きる。即ち、半導体レーザの両側の所定の位置に受光素
子を置き、所定の角度で光ディスクに上記半導体レーザ
の照射光を照射する事で、2つの異なった記録トラック
ピッチの光ディスクを判別できる。半導体レーザを2つ
の受光素子の間に置いた構成で小型に一体化でき、半導
体レーザの光ディスクへの照射角度を調整するだけで、
光ディスクの記録トラックピッチの判別装置が構成でき
る。
【0007】
【実施例】図1は本発明の光ディスクの記録トラックピ
ッチ判別装置を光ディスクプレーヤに用いた実施例の構
成を示す図である。図において、光ディスク1は両面再
生可能な光ディスクで、スピンドルモータ2により回転
が可能な静止状態で装着されている。トラックピッチ判
別装置3は半導体レーザ4の照射光8を光ディスク1の
ピットが記録されている照射点13で、ディスク面に垂
直な垂直軸7に対しθ0 の角度で照射する様に傾けられ
ている。照射光8は垂直軸7の対照位置に反射光(0次
回折光)9を生ずる。光ディスク1が第1のトラックピ
ッチの時、反射光9から第1の回折角θp1で第1の±1
次回折光10,10′を生じ、光ディスク1が第2のト
ラックピッチの時、反射光9から第2の1次回折角θp2
で第2の±1次回折光11,11′を生ずるので、それ
ぞれ±2つの回折光の照射光側回折光を受光する第1受
光素子5及び第2受光素子6をトラックピッチ判別装置
3に設ける。
ッチ判別装置を光ディスクプレーヤに用いた実施例の構
成を示す図である。図において、光ディスク1は両面再
生可能な光ディスクで、スピンドルモータ2により回転
が可能な静止状態で装着されている。トラックピッチ判
別装置3は半導体レーザ4の照射光8を光ディスク1の
ピットが記録されている照射点13で、ディスク面に垂
直な垂直軸7に対しθ0 の角度で照射する様に傾けられ
ている。照射光8は垂直軸7の対照位置に反射光(0次
回折光)9を生ずる。光ディスク1が第1のトラックピ
ッチの時、反射光9から第1の回折角θp1で第1の±1
次回折光10,10′を生じ、光ディスク1が第2のト
ラックピッチの時、反射光9から第2の1次回折角θp2
で第2の±1次回折光11,11′を生ずるので、それ
ぞれ±2つの回折光の照射光側回折光を受光する第1受
光素子5及び第2受光素子6をトラックピッチ判別装置
3に設ける。
【0008】図2はトラックピッチ判別装置3の構成を
示した図で、第1受光素子5と第2受光素子6の間に半
導体レーザ4を略々直線上に設けている。図3は照射光
の波長λ=780nmの時の光ディスクのトラックピッ
チPに対し、照射光の照射角θ0 を17゜,18゜,19
゜及び20゜と変え照射光8を基準にした−1次回折角
の関係を上記関係式より算出し示したものである。例え
ば照射角θ0 =20゜とすると、トラックピッチ1.1
nmのMUSEディスクでは、反射光9に対し回折角θ
p1=49゜の−1次回折光10を生じ、照射光8とは角
度θx1=9゜であり、トラックピッチ1.6 nmのLD
では、反射光9に対し回折角θp2=31.3゜で、照射
光8の内側に角度 θx2=8.7゜で第2の−1次回折光
11を生ずる。第1及び第2の−1次回折光10及び1
1の中間に照射光8を置く為には、照射角θ0=20.
9゜程度になる事が分かる。
示した図で、第1受光素子5と第2受光素子6の間に半
導体レーザ4を略々直線上に設けている。図3は照射光
の波長λ=780nmの時の光ディスクのトラックピッ
チPに対し、照射光の照射角θ0 を17゜,18゜,19
゜及び20゜と変え照射光8を基準にした−1次回折角
の関係を上記関係式より算出し示したものである。例え
ば照射角θ0 =20゜とすると、トラックピッチ1.1
nmのMUSEディスクでは、反射光9に対し回折角θ
p1=49゜の−1次回折光10を生じ、照射光8とは角
度θx1=9゜であり、トラックピッチ1.6 nmのLD
では、反射光9に対し回折角θp2=31.3゜で、照射
光8の内側に角度 θx2=8.7゜で第2の−1次回折光
11を生ずる。第1及び第2の−1次回折光10及び1
1の中間に照射光8を置く為には、照射角θ0=20.
9゜程度になる事が分かる。
【0009】即ち、第1及び第2の−1次回折光を受光
する位置に第1受光素子5及び第2受光素子6をそれぞ
れ設け、その中間に半導体レーザ4を設けたトラックピ
ッチ判別装置3を照射光8の照射角θ0=19.8゜で照
射する事により、トラックピッチ1.1 μmのMUSE
ディスクでは第1受光素子5から検出電圧を得、トラッ
クピッチ1.6 μmのLDでは第2受光素子6から検出
電圧を得る事ができる。これらの検出電圧を制御回路1
2に加え必要な制御を行える。実際のトラックピッチは
それぞれ許容範囲があるので、上記受光素子はそれぞれ
受光できる範囲の大きさが必要である。また半導体レー
ザ4は必ずしも2つの受光素子5及び6の中間にある必
要はなく、いずれか一方に片寄っていても良い。第1及
び第2受光素子5及び6の受光面は互いに平行であって
も、回折光の受光面の垂直に対する傾き角度が小さいの
で実用上問題ない。
する位置に第1受光素子5及び第2受光素子6をそれぞ
れ設け、その中間に半導体レーザ4を設けたトラックピ
ッチ判別装置3を照射光8の照射角θ0=19.8゜で照
射する事により、トラックピッチ1.1 μmのMUSE
ディスクでは第1受光素子5から検出電圧を得、トラッ
クピッチ1.6 μmのLDでは第2受光素子6から検出
電圧を得る事ができる。これらの検出電圧を制御回路1
2に加え必要な制御を行える。実際のトラックピッチは
それぞれ許容範囲があるので、上記受光素子はそれぞれ
受光できる範囲の大きさが必要である。また半導体レー
ザ4は必ずしも2つの受光素子5及び6の中間にある必
要はなく、いずれか一方に片寄っていても良い。第1及
び第2受光素子5及び6の受光面は互いに平行であって
も、回折光の受光面の垂直に対する傾き角度が小さいの
で実用上問題ない。
【0010】トラックピッチ判別装置3の使用例を図1
を用いて説明する。MUSE CAVディスクは線速度
と光ビームスポット径の関係から、最内周ピット記録半
径は約73mmであり、半径約70mm以内にはピット
は記録されていないが反射膜があるので単なる鏡面とな
る。MUSE CLVディスクはLDと同様に最内周ピ
ット記録半径は53.5 mmである。従って光ディスク
1への照射光8の照射点13を半径 53.5mm〜70
mmの範囲にする事により、MUSE CAVディスク
では、この間にはピットが記録されていなく回折光が得
られないが、MUSE CLVディスクでは、ピットが
記録されているので回折光がえられ、両者の判別ができ
る。トラックピッチ判別装置3は、第1及び第2受光素
子5及び6が光ディスク1の半径方向に間隔を取って並
べられ、その中間に波長780nmの半導体レーザ4が
取り付けられた構造になっている。
を用いて説明する。MUSE CAVディスクは線速度
と光ビームスポット径の関係から、最内周ピット記録半
径は約73mmであり、半径約70mm以内にはピット
は記録されていないが反射膜があるので単なる鏡面とな
る。MUSE CLVディスクはLDと同様に最内周ピ
ット記録半径は53.5 mmである。従って光ディスク
1への照射光8の照射点13を半径 53.5mm〜70
mmの範囲にする事により、MUSE CAVディスク
では、この間にはピットが記録されていなく回折光が得
られないが、MUSE CLVディスクでは、ピットが
記録されているので回折光がえられ、両者の判別ができ
る。トラックピッチ判別装置3は、第1及び第2受光素
子5及び6が光ディスク1の半径方向に間隔を取って並
べられ、その中間に波長780nmの半導体レーザ4が
取り付けられた構造になっている。
【0011】2つの受光素子5及び6と半導体レーザ4
は、予め計算された位置に配置されていて、光ディスク
1への照射角θ0 が所定の値に調整されると、それぞれ
の光ディスクのトラックピッチに対応した受光素子5又
は6に検出電圧を得る。光ディスク1としてMUSE
CLVディスクを装着し、半導体レーザ4より照射光8
を照射し、トラックピッチ判別装置3を光ディスク1の
半径方向内側に向け傾斜させ、角度調整し受光素子5に
検出電圧が得られる様にする。光ディスク1がLDであ
れば受光素子6に検出電圧を得る。受光素子5及び6の
検出電圧は制御回路12に加えられる。光ディスクプレ
ーヤにMUSE CAVディスクが装着されると、受光
素子5及び6いずれにも検出電圧が得られないので、制
御回路12は別に得られたディスク装着完了信号(図示
せず)によりCAVディスクと判断し、光ヘッド14を
光ディスク半径73mmのMUSE CAVディスク再
生開始位置へ移動させる信号を出力する。
は、予め計算された位置に配置されていて、光ディスク
1への照射角θ0 が所定の値に調整されると、それぞれ
の光ディスクのトラックピッチに対応した受光素子5又
は6に検出電圧を得る。光ディスク1としてMUSE
CLVディスクを装着し、半導体レーザ4より照射光8
を照射し、トラックピッチ判別装置3を光ディスク1の
半径方向内側に向け傾斜させ、角度調整し受光素子5に
検出電圧が得られる様にする。光ディスク1がLDであ
れば受光素子6に検出電圧を得る。受光素子5及び6の
検出電圧は制御回路12に加えられる。光ディスクプレ
ーヤにMUSE CAVディスクが装着されると、受光
素子5及び6いずれにも検出電圧が得られないので、制
御回路12は別に得られたディスク装着完了信号(図示
せず)によりCAVディスクと判断し、光ヘッド14を
光ディスク半径73mmのMUSE CAVディスク再
生開始位置へ移動させる信号を出力する。
【0012】MUSE CLVディスクが装着されると
受光素子5からの検出電圧が得られるので、制御回路1
2は光ヘッド14を光ディスク半径 53.5mmのMU
SECLVディスク再生開始位置へ移動する信号を出力
する。誤ってLDディスクが装着されると受光素子6の
検出電圧が得られるので、制御回路12は光ディスク1
の排出指令を装着装置15に与える。トラックピッチ判
別装置3を、MUSEディスク及びLDの再生可能な、
コンパチブルプレーヤに用いた場合について説明する。
トラックピッチ判別装置3の設置位置及び光ビームの照
射角θ0 の関係は、上記MUSEディスクプレーヤと同
じである。MUSE CAVディスクとMUSE CL
Vディスクに対する光ヘッド14の対応は同じである
が、MUSEディスク(CAV及びCLV)とLDの違
いで、それぞれ対応する光ヘッドと信号処理回路の切り
換えが行われる。
受光素子5からの検出電圧が得られるので、制御回路1
2は光ヘッド14を光ディスク半径 53.5mmのMU
SECLVディスク再生開始位置へ移動する信号を出力
する。誤ってLDディスクが装着されると受光素子6の
検出電圧が得られるので、制御回路12は光ディスク1
の排出指令を装着装置15に与える。トラックピッチ判
別装置3を、MUSEディスク及びLDの再生可能な、
コンパチブルプレーヤに用いた場合について説明する。
トラックピッチ判別装置3の設置位置及び光ビームの照
射角θ0 の関係は、上記MUSEディスクプレーヤと同
じである。MUSE CAVディスクとMUSE CL
Vディスクに対する光ヘッド14の対応は同じである
が、MUSEディスク(CAV及びCLV)とLDの違
いで、それぞれ対応する光ヘッドと信号処理回路の切り
換えが行われる。
【0013】またLDの場合には光ヘッド14は、MU
SE CLVディスクと同じ半径53.5mm の位置に
移動する。次に図4に示すトラックピッチ判別装置3を
光ヘッドに一体的に取り付けた光ヘッド14′について
説明する。図4は光ヘッド14′を上面から見た図で、
光ディスク1の記録ピットを読み取るのレーザ光16の
光ディスク1の半径方向に、2つの受光素子5及び6と
半導体レーザ4が配置されている。図5は実際の動作状
態でのトラックピッチ判別装置3の照射光8と光ヘッド
14′のレーザ光16の関係を示したものである。照射
光8はレーザ光16の光軸に対し所定の照射角θ0 で照
射されている。この照射角θ0 はディスクプレーヤに組
み込む前に、トラックピッチ判別装置3と光ヘッド14
を一体化した状態で調整できる利点がある。又ディスク
プレーヤに組み込んだ動作時は、光ヘッドを光ディスク
の最内周に移動した時、トラックピッチ判別装置3の照
射光8の照射点13が所定の位置、例えば上記説明の光
ディスク半径70mm以内であれば、光ディスクのトラ
ックピッチ判別動作を行う事ができる。
SE CLVディスクと同じ半径53.5mm の位置に
移動する。次に図4に示すトラックピッチ判別装置3を
光ヘッドに一体的に取り付けた光ヘッド14′について
説明する。図4は光ヘッド14′を上面から見た図で、
光ディスク1の記録ピットを読み取るのレーザ光16の
光ディスク1の半径方向に、2つの受光素子5及び6と
半導体レーザ4が配置されている。図5は実際の動作状
態でのトラックピッチ判別装置3の照射光8と光ヘッド
14′のレーザ光16の関係を示したものである。照射
光8はレーザ光16の光軸に対し所定の照射角θ0 で照
射されている。この照射角θ0 はディスクプレーヤに組
み込む前に、トラックピッチ判別装置3と光ヘッド14
を一体化した状態で調整できる利点がある。又ディスク
プレーヤに組み込んだ動作時は、光ヘッドを光ディスク
の最内周に移動した時、トラックピッチ判別装置3の照
射光8の照射点13が所定の位置、例えば上記説明の光
ディスク半径70mm以内であれば、光ディスクのトラ
ックピッチ判別動作を行う事ができる。
【0014】
【発明の効果】上記実施例の如く、2つの受光素子を所
定の間隔で、又その間に半導体レーザを配設し、光ディ
スクの垂直軸に対し0゜でない所定の傾き角度で照射す
る事により、小型で照射角度調整の簡単な光ディスクの
トラックピッチ判別装置を構成できる。
定の間隔で、又その間に半導体レーザを配設し、光ディ
スクの垂直軸に対し0゜でない所定の傾き角度で照射す
る事により、小型で照射角度調整の簡単な光ディスクの
トラックピッチ判別装置を構成できる。
【図1】本発明の光ディスクのトラックピッチ判別装置
の動作原理を説明する図。
の動作原理を説明する図。
【図2】本発明の光ディスクのトラックピッチ判別装置
の構成を示す図。
の構成を示す図。
【図3】波長λ=780nmの光ビームを光ディスクへ
照射し、その照射角を変えた時の光ディスクのトラック
ピッチに対する光ディスクからの反射1次回折光の照射
光に対する角度を示した図。
照射し、その照射角を変えた時の光ディスクのトラック
ピッチに対する光ディスクからの反射1次回折光の照射
光に対する角度を示した図。
【図4】本発明の一実施例で、光ディスクのトラックピ
ッチ判別装置を一体的に取り付けた光ヘッドの上面図
ッチ判別装置を一体的に取り付けた光ヘッドの上面図
【図5】図4のトラックピッチ判別装置を一体的に取り
付けた光ヘッドの動作を説明する図
付けた光ヘッドの動作を説明する図
1 光ディスク 2 スピンドルモータ 3 トラックピッチ判別装置 4 半導体レーザ 5 第1受光素子 6 第2受光素子 7 垂直軸 8 照射光 9 反射光(0次回折光) 10 第1の−1次回折光 10′ 第1の+1次回折光 11 第2の−1次回折光 11′ 第2の+1次回折光 12 制御回路 13 照射点 14 光ヘッド 14′ 光ヘッド 15 光ディスク装着装置 16 レーザ光 θ0 照射角及び反射角 θp1 第1の1次回折角 θp2 第2の1次回折角 θx1 第1の−1次回折光と照射光の成す角 θx2 第2の−1次回折光と照射光の成す角
Claims (3)
- 【請求項1】 ピットがトラック状に記録された光ディ
スクに光を照射するレーザ手段と、上記照射光の上記記
録トラックの回折作用による反射回折光を受光し、対応
した電気信号を出力する受光手段とを有する光ディスク
のトラックピッチ判別装置において、上記光ディスクが
第1の記録トラックピッチの時、第1の−1次回折角の
回折光を受光する第1の受光手段と、第2の記録トラッ
クピッチの時、第2の−1次回折角の回折光を受光する
第2の受光手段であり、上記照射光の上記光ディスクの
面の垂直軸に対する照射角が、上記第1の回折角と第2
の回折角の和の略々1/4である事を特徴とする光ディ
スクのトラックピッチ判別装置。 - 【請求項2】 上記レーザ手段は、上記第1及び第2受
光手段の略々同一直線上にある事を特徴とする請求項1
記載の光ディスクのトラックピッチ判別装置。 - 【請求項3】 上記照射光は、上記光ディスクの上記記
録ピットを再生する光ヘッドの上記ピットトラックの制
御軸上にあって、上記照射光の上記光ヘッドの上記再生
光ビームの光軸に対する照射角が、上記第1の回折角と
第2の回折角の和の略々1/4である事を特徴とする、
上記光ヘッドに一体化された請求項1記載の光ディスク
のトラックピッチ判別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4285118A JP2559348B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 光ディスクのトラックピッチ判別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4285118A JP2559348B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 光ディスクのトラックピッチ判別装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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