JP2559040Y2 - プレート式熱交換器 - Google Patents

プレート式熱交換器

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JP2559040Y2
JP2559040Y2 JP1991076724U JP7672491U JP2559040Y2 JP 2559040 Y2 JP2559040 Y2 JP 2559040Y2 JP 1991076724 U JP1991076724 U JP 1991076724U JP 7672491 U JP7672491 U JP 7672491U JP 2559040 Y2 JP2559040 Y2 JP 2559040Y2
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俊之 船越
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ビル空調等で使用さ
れ、多数枚の伝熱プレートを重合し、その伝熱プレート
間に流れる異種の熱交換媒体間で熱交換するプレート式
熱交換器に関し、特に、冷房時のプレート式熱交換器に
おける結露防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ビル空調用の冷房システムは、空調機械
室内に設置される冷凍機と、室内に設置される冷房機
と、冷凍機と冷房機との間に介在し、空調機械室内に設
置されるプレート式熱交換器とから構成される。冷凍機
とプレート式熱交換器との間で冷水である一次水が循環
し、プレート式熱交換器と冷房機との間で冷水である二
次水が循環する。
【0003】このようなプレート式熱交換器の熱交換器
本体部(10)の構造を具体的に説明すると、板状の固定
フレーム(14)と角柱状のサポート(18)とを相互に平
行にフロアに立設し、固定フレーム(14)とサポート
(18)の上部及び下部間に、上部及び下部ガイドバー
(12)(13)を水平かつ平行にそれぞれ横架する。その
上下部ガイドバー(12)(13)間の長手方向に沿って多
数枚の伝熱プレート(11)(11)…を、その外周上下縁
中心部に形成された係合溝(図示せず)を上下部ガイド
バー(12)(13)に係合された状態で重合する。一方、
上下部ガイドバー(12)(13)に摺動自在に可動フレー
ム(15)を装着して、固定フレーム(14)に対して平行
配置し、重合された伝熱プレート(11)(11)…を固定
フレーム(14)と可動フレーム(15)とで挟み込み、締
め付けボルト(16)(16)…により、多数枚の伝熱プレ
ート(11)(11)…を固定フレーム(14)と可動フレー
ム(15)との間で挟持して締め付け固定している。伝熱
プレート(11)の四隅部に、連通する流体流路孔(図示
せず)が穿設され、この流体流路孔を隣接する伝熱プレ
ート(11)ごとに交互に閉鎖するようなガスケット(図
示せず)を伝熱プレート(11)間に介在し、伝熱プレー
ト(11)間に一次水と二次水とが交互に流通する2系統
の流体流路が形成される。流体流路孔と連通するノズル
(17)が、例えば固定フレーム(14)の4箇所に取付け
られる。
【0004】上記手前側のノズル(17)に一次水の供給
及び排水パイプ(1a)(1b)が接続され、奥側のノズル
(17)に二次水の供給及び排水パイプ(2a)(2b)が接
続される。例えば、冷凍機から排出された7℃の一次水
が一次水供給パイプ(1a)から熱交換器本体部(10)の
第1の流体流路内に供給され、14℃の二次水が二次水供
給パイプ(2a)から熱交換器本体部(10)の第2の流体
流路内に供給されると、一次水と二次水は伝熱プレート
(11)を介して熱交換され、一次水は12℃まで上昇して
第1の流体流路から一次水排水パイプ(1b)へ排出さ
れ、二次水は9℃まで冷却されて第2の流体流路から二
次水排水パイプ(2b)へ排出される。一次水排水パイプ
(1b)へ排出された一次水は、冷凍機へ供給されて再び
7℃に冷却された後、熱交換器本体部(10)の流体流路
内に供給され、二次水排水パイプ(2b)へ排出された二
次水は、冷房機へ供給された後、熱交換器本体部(10)
の流体流路へ循環する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】流体流路内を流通する
一次水及び二次水の水温は、共にプレート式熱交換器を
設置している空調機械室の室温よりも相当低い。従っ
て、熱交換器本体部(10)の表面の温度と室温との差が
大きく、その表面の温度が露点温度以下になりやすい。
露点温度以下になると、その表面に結露が生じる。この
結露が成長すると、水滴となって、熱交換器本体部(1
0)の表面を流れ落ち、熱交換器本体部(10)を設置し
ている空調機械室のフロアが水浸しになる。すると、空
調機械室の環境が悪化するといった問題が生じる。
【0006】このような問題を解消するため、従来で
は、熱交換器本体部(10)の表面を流れ落ちた水滴を貯
留するドレンパン(3)を、重合された多数枚の伝熱プ
レート(11)(11)…の下方に配置している。しかし、
ドレンパン(3)を配置すると、ドレンパン(3)及び
ドレンパン(3)に貯留された水滴を排出する配管
(4)等の付帯設備が必要となり、それに伴って配管作
業が増加する等の不具合があった。
【0007】そこで、本考案は熱交換器本体部の表面に
水滴が生じないようにしたプレート式熱交換器を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、固定フレームとサポートとの間の上下に
横架された上下部ガイドバーに多数枚の伝熱プレートを
係合支持させ、上記サポート側に配置された可動フレー
ムと上記固定フレームとの間で上記多数枚の伝熱プレー
トを挟持緊締して組立構成されたプレート式熱交換器本
体部の周囲に、直方体の骨組みを配置し、この骨組みの
六面にパネルをビスによって螺着してプレート式熱交換
器の周囲に閉鎖領域を形成させ、上記骨組みを構成して
いる直方体の六面中の対向する二面を、プレート式熱交
換器本体部の伝熱プレートの積層方向に平行に配置し、
上記プレート式熱交換器本体部の各ノズルに接続される
パイプの開口部を1つのパネルに集約して形成したケー
ス内に上記プレート式熱交換器本体部を収納したことを
特徴とするプレート式熱交換器を提供する。
【0009】
【作用】熱交換器本体部がケース内に収納されることに
よって、熱交換器の周囲に閉鎖領域が形成される。この
閉鎖領域の温度は、内部に媒体が流通して冷やされる熱
交換器本体部によって下げられ、冷却された熱交換器本
体部表面の温度とケース内の温度との差が小さくなり、
熱交換器本体部表面が露点温度以下にならないため、そ
の表面に結露が生じなくなる。たとえ結露が生じても、
ケース内の空気に含まれている水分だけなので微々たる
量でしかない。
【0010】
【実施例】本考案に係る一実施例を図1を参照しながら
説明する。但し、従来と同一部分は同一符号を附して、
その説明を省略する。
【0011】本考案に係るプレート式熱交換器は、熱交
換器本体部(10)をケース(20)内に収納したものであ
る。ケース(20)は、例えば、直方体の骨組みであるア
ングル(図示せず)の六面に、パネル(21)をビス(2
2)によって螺着したもので、このケース(20)内に熱
交換器本体部(10)が収納され、熱交換器本体部(10)
の周囲に閉鎖領域を形成する。また、側面のパネル(2
1)に、ノズル(17)と接続されるパイプ(1a)(1b)
(2a)(2b)が貫通できるようにするための開口部(21
a)(21a)(21a)(21a)を穿設し、パイプ(1a)(1
b)(2a)(2b)と開口部(21a)(21a)(21a)(21
a)との隙間を断熱材(図示せず)等によって封鎖す
る。さらに、底面のパネル(21)には、固定フレーム
(14)とサポート(18)の足部を固定するベース板(2
3)を設けておく。このような底面のケース(20)をフ
ロアの所定位置に敷設し、固定フレーム(14)とサポー
ト(18)の足部をベース板(23)上に熱交換器本体部
(10)を設置する。そして、底面以外のパネル(21)を
ビス(22)によってケースの骨組みに螺着する。する
と、熱交換器本体部(10)がケース(20)内に収納さ
れ、熱交換器本体部(10)の周囲に閉鎖領域が形成され
る。
【0012】尚、パネル(21)の内面に断熱材を貼着
し、ケース(20)内の温度を空調機械室の室温から完全
に影響されないようにしておくこともできる。さらに、
ケース(20)内に乾燥剤を収納し、結露が水滴となっ
て、底部のパネル(21)に滴下することなく、吸湿する
ようにしておくこともできる。
【0013】熱交換器本体部(10)の構成は、従来と同
じであり、2系統の流体流路内に、空調機械室の室温よ
りも低い水温の冷水である一次水と二次水とを流通させ
る。熱交換器本体部(10)が一次水と二次水とによって
冷えると、熱交換器本体部(10)はケース(20)によっ
て空調機械室と断熱されて閉鎖領域が形成されているた
め、ケース(20)内の閉鎖領域内の温度も低下して、ケ
ース(20)内の温度と熱交換器本体部(10)の表面の温
度との差が小さくなる。従って、その表面の温度が露点
温度以下になることがなく、熱交換器本体部(10)の表
面に結露が生じない。もし、露点温度以下になったとし
ても、ケース(20)内に乾燥剤を収納することにより、
水分は乾燥剤に吸湿され、水滴となって熱交換器本体部
(10)の下方へ流れ落ちることがなくなる。
【0014】尚、以上は本考案に係る一実施例を説明し
たもので、本考案はこの実施例に限定することなく本考
案の要旨内において設計変更することができ、例えば、
パイプと接続するノズルが可動フレームに装着されてい
るときは、裏面側のパネルにパイプを貫通させる開口部
を穿設する。
【0015】
【考案の効果】本考案によれば、熱交換器本体部をケー
ス内に収納したことにより、熱交換器本体に直接保冷施
工せず、ビスによりパネルが取り外せる構造なのでメン
テナンス時の保冷材の取り除きや再保冷施工が不要であ
り、容易に分解再組立を行うことができ、かつ、熱交換
器本体部に結露が生じることがなくなる。従って、ドレ
ンパンやドレンパンに接続される配管等の付帯設備が不
要となり、配管作業等を解消する。また、熱交換器本体
部がケース内に収納されることによって、熱交換器本体
部が空調機械室の高温の空気と断熱されるため、省エネ
ルギー対策に寄与できる。さらに、熱交換器本体部がケ
ース内に収納されるため、外観上の美感が向上する。ま
た、省エネや外観上から暖房用熱交換器でも本案を用い
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るプレート式熱交換器の概略斜視
図。
【図2】従来のプレート式熱交換器の概略斜視図。
【符号の説明】
10 熱交換器本体部 20 ケース

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定フレームとサポートとの間の上下に
    横架された上下部ガイドバーに多数枚の伝熱プレートを
    係合支持させ、上記サポート側に配置された可動フレー
    ムと上記固定フレームとの間で上記多数枚の伝熱プレー
    トを挟持緊締して組立構成されたプレート式熱交換器本
    体部の周囲に、直方体の骨組みを配置し、この骨組みの
    六面にパネルをビスによって螺着してプレート式熱交換
    器の周囲に閉鎖領域を形成させ、上記骨組みを構成して
    いる直方体の六面中の対向する二面を、プレート式熱交
    換器本体部の伝熱プレートの積層方向に平行に配置し、
    上記プレート式熱交換器本体部の各ノズルに接続される
    パイプの開口部を1つのパネルに集約して形成したケー
    ス内に上記プレート式熱交換器本体部を収納したことを
    特徴とするプレート式熱交換器。
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JP6384029B2 (ja) * 2012-11-30 2018-09-05 株式会社デンソー 熱交換器構造体
JP6367601B2 (ja) * 2014-04-23 2018-08-01 京セラ株式会社 燃料電池装置

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