JP2558989Y2 - ゴムホースの押出成形機 - Google Patents

ゴムホースの押出成形機

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JP2558989Y2
JP2558989Y2 JP1991063581U JP6358191U JP2558989Y2 JP 2558989 Y2 JP2558989 Y2 JP 2558989Y2 JP 1991063581 U JP1991063581 U JP 1991063581U JP 6358191 U JP6358191 U JP 6358191U JP 2558989 Y2 JP2558989 Y2 JP 2558989Y2
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JP
Japan
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rubber hose
spray
release agent
screw
spray gun
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JP1991063581U
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JPH0516280U (ja
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久夫 平野
敏行 服部
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Nichirin Co Ltd
Original Assignee
Nichirin Co Ltd
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はゴムホースの押出成形機
に関する。さらに詳しくは、ゴムホースの製造過程にお
いて、ホース成形用マンドレルを用いた加硫成形工程前
に、未加硫ゴムをチューブ状に押し出すと同時に内面に
離型剤を自動的に塗布しうるゴムホースの押出成形機に
関する。
【0002】
【従来の技術】近時、自動車のエンジンルームは各種制
御機器や燃料過給器などの増加に伴なって狭くなり、パ
ワーステアリング用ホースや燃料ホースなどのゴムホー
ス類を自在に配管することが困難になってきている。そ
のため、市場においてはエンジンルーム内の残余スペー
スの形状に合わせてあらかじめ曲管成形されたゴムホー
スが要求されている。
【0003】一般にゴムホースの曲管成形には、所定形
状に曲げられたマンドレルに未加硫あるいは半加硫(以
下、未加硫で代表させる)の、マンドレルの外形とほぼ
等しい内径のゴムホースを挿入して密に嵌合し、その状
態で加硫成形する方法がとられる。その際、曲がったマ
ンドレルに未加硫の柔らかいゴムホースをスムーズに挿
入し、また加硫成形後は容易に抜き取ることができるよ
うに、あらかじめ未加硫ゴムホースのマンドレル挿入側
端部の内面に離型剤を塗布している。
【0004】また、マンドレルが複雑に曲げられている
ばあいは、併せてマンドレルの外表面にも離型剤を塗布
しておく必要が生じることもある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の方法では、
押出成形後に別途ゴムホースの内面に離型剤を塗布する
工程を必要とし、ゴムホースの製造コストの上昇を招い
ていた。そして、一般に離型剤は、未加硫ゴムホースの
マンドレルへの挿入側端部の内面に塗布され、未加硫ゴ
ムホースがマンドレルへ挿入されていくに伴ってそのゴ
ムホース内面の全長にわたって伸ばされるようにされ
る。ところがその方法では塗布要領に個人差が生じ、ま
たゴムホース内面全長にわたって均一に離型剤を行きわ
たらせるのが困難であるため、どうしても過剰に塗布し
てしまうことになる。離型剤の量が多すぎると製品とな
ったゴムホースを使用する際、端部に取り付けた口金具
などが外れやすく、また内部流体の漏洩を生じやすいと
いう問題がある。
【0006】一方、離型剤の量が少なすぎるとマンドレ
ルに挿入しにくく、無理な力を加えて未加硫ゴムホース
を損傷してしまう。
【0007】本考案は叙上の問題を解消するためになさ
れたものであり、未加硫ゴムホースの押出成形と同時に
均一に離型剤を塗布することにより、ゴムホースの製造
コストを低減し、さらに離型剤過多および離型剤不足に
よるゴムホース製品の不具合を防止しうるゴムホースの
押出成形機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案のゴムホースの押
出成形機は、ゴムホースの製造において、未加硫ゴム
を、そのダイスとスピンドルとの間隙から押し出すこと
によりゴムホースを成形するストレートヘッド式押出成
形機であって、押し出されるゴムホース内面に離型剤を
噴霧するためのスプレーガンと、該スプレーガンに供給
される離型剤と圧縮空気との混合および供給量の調節を
行なうための離型剤調整器とを有しており、前記スプ
レーガンが、離型剤圧送タンクと、空気圧縮機とにそれ
ぞれ連結されるとともに、連続噴霧と間歇噴霧とを自在
になしうるようにされ、前記スピンドルには、先端に噴
霧口が設けられ、後端にねじが刻設されたノズルパイプ
と、前記該噴霧口と成形機のケーシングに取り付けられ
る前記スプレーガンの出口とを連通させる有底管とから
なる連通管が備えられており、前記ノズルパイプのねじ
が前記有底管の有底部に形成されるねじ孔に螺着されて
なることを特徴としている
【0009】
【0010】
【作用】本考案の押出成形機によれば、未加硫ゴムがホ
ース状に押し出されつつその内面に離型剤が適正に調節
されて噴霧される。したがって押出成形後は、ゴムホー
ス内面へ離型剤を塗布する工程が一切不要となる。さら
に均一に塗布されるため未加硫ゴムホースをマンドレル
へスムーズに着脱しうる。
【0011】
【実施例】つぎに添付の図面を参照しながら本考案の押
出成形機を説明する。
【0012】図1は本考案の押出成形機の一実施例にお
けるヘッド部分の断面図、図2は図1の押出成形機のス
ピンドルの要部断面図、図3は本考案の押出成形機の一
実施例を示す概略図、図4は図3におけるスプレーガン
を示す一部切欠正面図、図5は未加硫ゴムホースのマン
ドレルへの挿入を示す説明図である。
【0013】図1において、1は押出成形機であり、そ
のヘッド部分が示されている。2は押出スクリュー、3
はダイス、4はスピンドル、5はケーシングである。
【0014】ダイス3の内側にはスピンドル4が同軸状
に組み込まれ、押出口を形成するダイス3の端部開口
(以下、押出口という)6とスピンドル4の先端との円
環状の間隙から未加硫ゴムが押出スクリュー2によって
チューブ状に押し出される。
【0015】押し出された未加硫ゴムホースHは巻き取
られて所定のトレイに一旦載置され、そののち図5に示
されるようにマンドレル7に挿入されて加硫成形され
る。
【0016】前記スピンドル4には、その先端に噴霧口
8が形成され、噴霧口8とケーシング5のスプレーガン
接続金具9とは、L字状の連通管10により連通されてい
る。すなわち、ストレートヘッド式押出成形機では離型
剤の供給は、ケーシング5を貫通してダイス3の軸(押
出スクリュー2の軸)に対して略垂直に進み、ついで方
向転換をしてダイス3の軸に沿って噴霧口8に至るよう
にする必要があるのである。そして、前述のごとく未加
硫ゴムが押出口6から押し出されると同時に、自動的に
離型剤が圧縮空気と共に前記連通管10を通って噴霧口8
より噴霧される。その結果、離型剤の粒子が押し出され
た未加硫ゴムホースの内面に均一に付着するのである。
【0017】つぎに、スピンドル内に容易に組み込め
るように構成された前記連通管10の一実施例を図2を参
照しつつ説明する。
【0018】図2において、11はスピンドルの軸に沿
って組み込まれるノズルパイプであり、その一端がスピ
ンドル4の先端まで延びて噴霧口8を構成し、他端(後
端)近辺の外周にはねじ12が刻設されている。そしてノ
ズルパイプ11の噴霧口8から後端近辺まで有底空洞13が
穿設され、その底部近辺に外部と連通する横孔14が開け
られている。15は有底管であり、その底部近辺に前記ノ
ズルパイプ11を連結するためのねじ孔16が横方に貫通す
るように穿設されている。なお、ノズルパイプ11の前記
横孔14と有底管15の空洞17とが連通されるように位置決
めするためのナット18がノズルパイプ11のねじ12に螺合
されている。有底管15の開口端は前記スプレーガン接続
金具9に連結される。スピンドル4および連通管10をこ
のように構成することによって、ストレートヘッド式押
出成形機であっても容易に離型剤噴霧機構を組み込みう
るのである。
【0019】図3に示されるように、押出成形機1のケ
ーシング5に設けられた前記スプレーガン接続金具9に
はスプレーガン19が取り付けられている。スプレーガン
19には、ケーシング5の外部に配設された離型剤圧送タ
ンク(以下、単にタンクという)20と空気圧縮機(以
下、単に圧縮機という)21とからそれぞれ供給管22、23
が延設されている。そしてタンク20には、その内容物
(離型剤)を圧縮するために圧縮機21から通気管24が延
設されている。また、スプレーガン19に至る前記両供給
管22、23にはそれぞれタイマ(図示されていない)によ
って間歇的または連続的にも自在に開弁しうる電磁弁25
が組み込まれている。
【0020】かかる構成により、スプレーガン19には連
続的、あるいは間歇的に離型剤と圧縮空気とを供給する
ことができる。ただし、本考案においては間歇噴霧手段
をとくに電磁弁に限定することはなく、たとえば、圧縮
機21を間歇的に作動させたり、またはボールバルブのよ
うな1個の貫通孔を有するボールもしくはロータを供給
管22、23に組み込んで等速度回転させるようなものを採
用してもよい。
【0021】つぎに図4を参照しながらスプレーガン19
を説明する。
【0022】図中26は離型剤供給口、27は圧縮空気供給
口、28はスプレーノズルである。そして離型剤供給口26
からスプレーノズル28に至る通路29には、その通路面積
を増減させうる離型剤量調整器30が備えられている。
【0023】スプレーガン19をこのように構成している
ので離型剤量調整器30を調整することによりスプレー中
の離型剤の混合割合を調整しうる。本考案においては、
とくに叙上の調整手段をスプレーガン19に内蔵すること
に限定されることはなく、たとえば供給管(前記実施例
においては22)に設けてもよい。さらに、圧縮空気量は
圧縮機21側で調節されるものであるが、本考案において
はスプレーガン19に圧縮空気量調整器を内蔵してもよ
い。
【0024】叙上の構成によって本押出成形機1は未加
硫ゴムホースを押し出しつつゴムホース内側に離型剤を
噴霧させうるので、ゴムホース内面には薄く均一に離型
剤が塗布される。また、押出成形されるゴムホースのゴ
ムの種類やホース内径に応じてスプレー中の離型剤の混
合割合およびスプレー総量の調整も可能である。さらに
必要に応じて間歇的にスプレーすることもできる。
【0025】
【考案の効果】本考案の押出成形機によれば、未加硫ゴ
ムホースの押出成形後に離型剤を塗布する工程を必要と
せず、またマンドレルに未加硫ゴムホースをスムーズに
挿入でき、かつ加硫成形されたゴムホースを容易にマン
ドレルから抜き取ることができる。したがってゴムホー
スの製造コストを低減すると共に、マンドレルへの着脱
による損傷のないゴムホースをうることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の押出成形機の一実施例におけるヘッド
部分の断面図である。
【図2】図1の押出成形機のスピンドルの要部断面図で
ある。
【図3】本考案の押出成形機の一実施例を示す概略図で
ある。
【図4】図2におけるスプレーガンを示す一部切欠正面
図である。
【図5】未加硫ゴムホースのマンドレルへの挿入を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 押出成形機 3 ダイス 4 スピンドル 6 押出口 8 噴霧口 10 連通管 19 スプレーガン 20 タンク 21 圧縮機 22 供給管 23 供給管 25 電磁弁 30 離型剤量調整器 H 未加硫ゴムホース

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴムホースの製造において、未加硫ゴム
    を、そのダイスとスピンドルとの間隙から押し出すこと
    によりゴムホースを成形するストレートヘッド式押出成
    形機であって、押し出されるゴムホース内面に離型剤を
    噴霧するためのスプレーガンと、該スプレーガンに供給
    される離型剤と圧縮空気との混合および供給量の調節を
    行なうための離型剤調整器とを有しており、前記スプ
    レーガンが、離型剤圧送タンクと、空気圧縮機とにそれ
    ぞれ連結されるとともに、連続噴霧と間歇噴霧とを自在
    になしうるようにされ、前記スピンドルには、先端に噴
    霧口が設けられ、後端にねじが刻設されたノズルパイプ
    と、前記該噴霧口と成形機のケーシングに取り付けられ
    る前記スプレーガンの出口とを連通させる有底管とから
    なる連通管が備えられており、前記ノズルパイプのねじ
    が前記有底管の有底部に形成されるねじ孔に螺着されて
    なるゴムホースの押出成形機。
  2. 【請求項2】 前記ねじに形成される横孔と前記有底管
    の空洞とが連通するように位置決めするためのナットが
    前記ねじに螺合してなる請求項1記載の押出成形機。
JP1991063581U 1991-08-12 1991-08-12 ゴムホースの押出成形機 Expired - Lifetime JP2558989Y2 (ja)

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