JP2558967Y2 - スキージ装置 - Google Patents
スキージ装置Info
- Publication number
- JP2558967Y2 JP2558967Y2 JP1989104652U JP10465289U JP2558967Y2 JP 2558967 Y2 JP2558967 Y2 JP 2558967Y2 JP 1989104652 U JP1989104652 U JP 1989104652U JP 10465289 U JP10465289 U JP 10465289U JP 2558967 Y2 JP2558967 Y2 JP 2558967Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- squeegee
- holder
- screen mask
- linearity
- printing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Screen Printers (AREA)
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は基板のスクリーン印刷装置に使用されるスキ
ージ装置に関し、詳しくは、スキージの変形を吸収し
て、スクリーンマスクに摺接するスキージ下端部の直線
性を保持するための手段に関する。
ージ装置に関し、詳しくは、スキージの変形を吸収し
て、スクリーンマスクに摺接するスキージ下端部の直線
性を保持するための手段に関する。
(従来の技術) 基板にICやLSI等の電子部品を実装するに先立ち、基
板にはスクリーン印刷装置により回路パターンが印刷さ
れる。スンリーン印刷は、基板の上面をスクリーンマス
クの下面に近接させ、スクリーンマスク上をスキージを
摺動させることにより、回路パターンを印刷するもので
ある。
板にはスクリーン印刷装置により回路パターンが印刷さ
れる。スンリーン印刷は、基板の上面をスクリーンマス
クの下面に近接させ、スクリーンマスク上をスキージを
摺動させることにより、回路パターンを印刷するもので
ある。
(考案が解決しようとする課題) スキージは、スクリーンマスクの上面にぴったり摺接
できるように、硬質ゴムや軟質ゴムのような弾性材によ
り形成されており、また摺接時にがたつかないように、
スキージホルダーにしっかりと締め付け固定されてい
る。このため、スキージホルダーから受ける緊締力によ
り、スキージは内部応力を生じて弾性変形し、スクリー
ンマスクに摺接する下端部の直線性が失われて、印刷不
良を生じやすいものであった。
できるように、硬質ゴムや軟質ゴムのような弾性材によ
り形成されており、また摺接時にがたつかないように、
スキージホルダーにしっかりと締め付け固定されてい
る。このため、スキージホルダーから受ける緊締力によ
り、スキージは内部応力を生じて弾性変形し、スクリー
ンマスクに摺接する下端部の直線性が失われて、印刷不
良を生じやすいものであった。
またスキージには、回路パターンの材料である導電性
ペーストやクリーム半田が付着するため、時折、クリー
ナ液により清拭されるが、クリーナ液やクリーム半田な
どに含まれた溶剤がスキージに浸潤し、その結果、スキ
ージは膨潤して変形し、下端部の直線性が失われて印刷
不良を生じやすいものであった。
ペーストやクリーム半田が付着するため、時折、クリー
ナ液により清拭されるが、クリーナ液やクリーム半田な
どに含まれた溶剤がスキージに浸潤し、その結果、スキ
ージは膨潤して変形し、下端部の直線性が失われて印刷
不良を生じやすいものであった。
したがって本考案は、上記問題を解消できるスキージ
装置を提供することを目的とする。
装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、電子部品を実装する基板に導電性ペースト
やクリーム半田を印刷するためのスキージ装置であっ
て、弾性材から成るスキージと、このスキージを両側部
から締付けて挟持するスキージホルダーとから成り、上
記スキージの断面形状をスクリーンマスクに接地する先
鋭な下端部を通る中央線に対して左右対称な形状とし、
かつ上記スキージの側面に押当する上記スキージホルダ
ーの内面に、スキージの長さ方向に沿った溝部を形成し
たものである。
やクリーム半田を印刷するためのスキージ装置であっ
て、弾性材から成るスキージと、このスキージを両側部
から締付けて挟持するスキージホルダーとから成り、上
記スキージの断面形状をスクリーンマスクに接地する先
鋭な下端部を通る中央線に対して左右対称な形状とし、
かつ上記スキージの側面に押当する上記スキージホルダ
ーの内面に、スキージの長さ方向に沿った溝部を形成し
たものである。
(作用) 上記構成において、スキージをスキージホルダーに締
め付け固定した際に生じるスキージの内部応力や、溶剤
の浸潤による変形は、溝部に吸収され、スキージの下端
部の直線性は保持される。
め付け固定した際に生じるスキージの内部応力や、溶剤
の浸潤による変形は、溝部に吸収され、スキージの下端
部の直線性は保持される。
(実施例1) 次に、図面を参照しながら本考案の実施例を説明す
る。
る。
第1図は基板のスクリーン印刷装置に使用されるスキ
ージ装置の斜視図、第2図は断面図であって、1はスキ
ージである。このスキージ1は、断面4角形の長尺棒状
であり、スクリーンマスク10の上面にぴったり摺接でき
るように、硬質ゴムのような弾性材により形成されてい
る。2はスキージホルダーであって、例えばアルミニウ
ムのような軽量剛質の2枚のプレート2a,2bを貼り合わ
せて形成されている。スキージ1は、その上部を、プレ
ート2a,2bの間に挟持されており、プレート2a,2bをねじ
やビス3などにより締め付けて結合することにより、が
たつかないようにしっかりと固定される。
ージ装置の斜視図、第2図は断面図であって、1はスキ
ージである。このスキージ1は、断面4角形の長尺棒状
であり、スクリーンマスク10の上面にぴったり摺接でき
るように、硬質ゴムのような弾性材により形成されてい
る。2はスキージホルダーであって、例えばアルミニウ
ムのような軽量剛質の2枚のプレート2a,2bを貼り合わ
せて形成されている。スキージ1は、その上部を、プレ
ート2a,2bの間に挟持されており、プレート2a,2bをねじ
やビス3などにより締め付けて結合することにより、が
たつかないようにしっかりと固定される。
第2図に示すように、スキージ1の断面形状は4角形
であって、スクリーンマスク10に接地する先鋭な下端部
aを有しており、この下端部aを通る中央線NAに対して
左右対称な形状になっている。このような左右対称な形
状とすることにより、スキージ1を右方向Aあるいは左
方向Bのいずれの方向にも等価に摺動させて使用するこ
とができる。スキージ1の両側面に押当するプレート2
a,2bの内面には、溝部4が形成されている。この溝部4
は、プレート2a,2bを締め付けることにより、スキージ
1の内部に発生する内部応力pの最も集中しやすい部
分、すなわちスキージ1の両側部のエッジEに沿って形
成されている。11はスクリーンマスク10のホルダー、12
は回路パターンが印刷される基板、13は導電性ペースト
やクリーム半田などの印刷材料である。
であって、スクリーンマスク10に接地する先鋭な下端部
aを有しており、この下端部aを通る中央線NAに対して
左右対称な形状になっている。このような左右対称な形
状とすることにより、スキージ1を右方向Aあるいは左
方向Bのいずれの方向にも等価に摺動させて使用するこ
とができる。スキージ1の両側面に押当するプレート2
a,2bの内面には、溝部4が形成されている。この溝部4
は、プレート2a,2bを締め付けることにより、スキージ
1の内部に発生する内部応力pの最も集中しやすい部
分、すなわちスキージ1の両側部のエッジEに沿って形
成されている。11はスクリーンマスク10のホルダー、12
は回路パターンが印刷される基板、13は導電性ペースト
やクリーム半田などの印刷材料である。
スキージ1の下端部aは、正確な直線性が要求される
ものであり、直線性が失われると、下端部aはスクリー
ンマスク10の上面から浮き上るなどして、印刷不良を生
じる。しかしながらこのものは、スキージ1に押当する
プレート2a,2bの内面に溝部4を形成したことにより、
プレート2a,2bを締め付けた際にスキージ1に発生する
内部応力pによる変形は溝部4に吸収され、したがって
スキージ1が弾性変形して下端部aの直線性が失われる
のを防止できる。
ものであり、直線性が失われると、下端部aはスクリー
ンマスク10の上面から浮き上るなどして、印刷不良を生
じる。しかしながらこのものは、スキージ1に押当する
プレート2a,2bの内面に溝部4を形成したことにより、
プレート2a,2bを締め付けた際にスキージ1に発生する
内部応力pによる変形は溝部4に吸収され、したがって
スキージ1が弾性変形して下端部aの直線性が失われる
のを防止できる。
またスキージ1に付着するペーストやクリーム半田
を、クリーナ液により時折清拭せねばならないが、クリ
ーナ液やクリーム半田などに含まれる溶剤がスキージ1
に浸潤すると、スキージ1は膨潤する。しかしながら、
膨潤による変形は、上記溝部4により吸収され、スキー
ジ1の下端部aの直線性は保持される。
を、クリーナ液により時折清拭せねばならないが、クリ
ーナ液やクリーム半田などに含まれる溶剤がスキージ1
に浸潤すると、スキージ1は膨潤する。しかしながら、
膨潤による変形は、上記溝部4により吸収され、スキー
ジ1の下端部aの直線性は保持される。
殊に、スキージ1をその下端部aを通る中央線NAに対
して左右対称な形状とし、かつその両側部のエッジEに
沿う溝部4を形成しているので、スキージ1の変形を左
右バランス良く吸収し、下端部aの直線性をより確実に
確保できる。
して左右対称な形状とし、かつその両側部のエッジEに
沿う溝部4を形成しているので、スキージ1の変形を左
右バランス良く吸収し、下端部aの直線性をより確実に
確保できる。
(実施例2) 第3図において、21は軟質ゴムから成るスキージであ
り、スキージホルダー22に挟持されている。スキージホ
ルダー22は、本体プレート22aと、この本体プレート22a
の一側下部にねじやビス23などの結合手段により結合さ
れるサブプレート22bから成っている。本体プレート22a
とサブプレート22bの下端部には、スキージ21の側面に
押当する押当部221a,221bが突設されており、押当部221
a,221bの上部は溝部24となっている。このスキージ21の
端面形状も先鋭な下端部aを有する形状となっており、
かつこの下端部aを通る中央線NAに対して左右対称な形
状となっている。したがってこのものも、実施例1と同
様の作用効果が得られる。
り、スキージホルダー22に挟持されている。スキージホ
ルダー22は、本体プレート22aと、この本体プレート22a
の一側下部にねじやビス23などの結合手段により結合さ
れるサブプレート22bから成っている。本体プレート22a
とサブプレート22bの下端部には、スキージ21の側面に
押当する押当部221a,221bが突設されており、押当部221
a,221bの上部は溝部24となっている。このスキージ21の
端面形状も先鋭な下端部aを有する形状となっており、
かつこの下端部aを通る中央線NAに対して左右対称な形
状となっている。したがってこのものも、実施例1と同
様の作用効果が得られる。
また第4図及び第5図に示すものは、第3図に示した
ものと同様であるが、サブプレート22bの上記押当部221
bに換えて、押当手段としてのビス25が挿着されてお
り、このビス25により、スキージ21の側面をピッチtを
おいて押当するようになっている。このように押当手段
であるビス25をスキージ21に点押当させれば、スキージ
21の変形をより十分に吸収できる。
ものと同様であるが、サブプレート22bの上記押当部221
bに換えて、押当手段としてのビス25が挿着されてお
り、このビス25により、スキージ21の側面をピッチtを
おいて押当するようになっている。このように押当手段
であるビス25をスキージ21に点押当させれば、スキージ
21の変形をより十分に吸収できる。
なお本考案で左右対称とは、スクリーンマスクに接地
する先鋭な下端部aを通る中心線NAに対して実質的に左
右対称であればよいのであって、要は上記した作用効果
が得られる左右対称形状であればよいものである。
する先鋭な下端部aを通る中心線NAに対して実質的に左
右対称であればよいのであって、要は上記した作用効果
が得られる左右対称形状であればよいものである。
(考案の効果) 本考案によれば、簡単な手段により、ホルダーの締め
付けや、溶剤の浸潤によるスキージの変形を吸収し、ス
キージの下端部の直線性が失われるのを防止できる。ま
たスキージの断面形状をスクリーンマスクに接地する先
鋭な下端部を通る中央線に対して左右対称な形状とし、
かつスキージの側面に押当するスキージホルダーの内面
に、スキージの長さ方向に沿った溝部を形成しているの
で、スキージの変形を左右バランス良く吸収し、下端部
の直線性をより確実に確保でき、またスキージを右方向
あるいは左方向のいずれの方向にも等価に摺動させて使
用することができる。
付けや、溶剤の浸潤によるスキージの変形を吸収し、ス
キージの下端部の直線性が失われるのを防止できる。ま
たスキージの断面形状をスクリーンマスクに接地する先
鋭な下端部を通る中央線に対して左右対称な形状とし、
かつスキージの側面に押当するスキージホルダーの内面
に、スキージの長さ方向に沿った溝部を形成しているの
で、スキージの変形を左右バランス良く吸収し、下端部
の直線性をより確実に確保でき、またスキージを右方向
あるいは左方向のいずれの方向にも等価に摺動させて使
用することができる。
図は本考案の実施例を示すものであって、第1図はスキ
ージ装置の斜視図、第2図は同側面図、第3図は他の実
施例の側面図、第4図は更に他の実施例の側面図、第5
図は正面図である。 1,21……スキージ 2,22……スキージホルダー 4,24……溝部
ージ装置の斜視図、第2図は同側面図、第3図は他の実
施例の側面図、第4図は更に他の実施例の側面図、第5
図は正面図である。 1,21……スキージ 2,22……スキージホルダー 4,24……溝部
Claims (1)
- 【請求項1】電子部品を実装する基板に導電性ペースト
やクリーム半田を印刷するためのスキージ装置であっ
て、弾性材から成るスキージと、このスキージを両側部
から締付けて挟持するスキージホルダーとから成り、上
記スキージの断面形状をスクリーンマスクに接地する先
鋭な下端部を通る中央線に対して左右対称な形状とし、
かつ上記スキージの側面に押当する上記スキージホルダ
ーの内面に、スキージの長さ方向に沿った溝部を形成し
たことを特徴とするスキージ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989104652U JP2558967Y2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | スキージ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989104652U JP2558967Y2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | スキージ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0345131U JPH0345131U (ja) | 1991-04-25 |
JP2558967Y2 true JP2558967Y2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=31653441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989104652U Expired - Lifetime JP2558967Y2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | スキージ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558967Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013018195A (ja) * | 2011-07-12 | 2013-01-31 | Ngk Spark Plug Co Ltd | ペースト印刷用スキージ、ペースト印刷装置、配線基板の製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0215350U (ja) * | 1988-07-15 | 1990-01-31 |
-
1989
- 1989-09-06 JP JP1989104652U patent/JP2558967Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0345131U (ja) | 1991-04-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |