JP2558881Y2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JP2558881Y2
JP2558881Y2 JP4362491U JP4362491U JP2558881Y2 JP 2558881 Y2 JP2558881 Y2 JP 2558881Y2 JP 4362491 U JP4362491 U JP 4362491U JP 4362491 U JP4362491 U JP 4362491U JP 2558881 Y2 JP2558881 Y2 JP 2558881Y2
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electromagnetic relay
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尚人 沖原
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電磁継電器に関し、特に
可動接点ばねブロックを改良した電磁継電器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のかかる電磁継電器および可動接点
ばねブロックの構成について、図4および図5を用いて
説明する。
【0003】図4は従来の一例を示す電磁継電器の分解
斜視図である。図4に示すように、従来の電磁継電器は
可動接点6およびヒンジばね部5を具備した可動接点ば
ね4が接極子2の両側に配置され且つこれらを絶縁固定
体内3により可動接点ばねブロック1を一体成形してい
る。この可動接点ばねブロック1の下部には、コの字形
鉄心14およびコイル端子15を埋設した絶縁体よりな
るコイルスプール12にコイル13を巻回し、鉄心14
の内側中央部に設けられた永久磁石挿入用穴部16に永
久磁石17を固定してコイルブロック体10が配置され
る。さらに、これらブロック1,10は固定接点19を
固着した固定端子20と中立端子21およびコイル導出
端子22を上側が開口した箱形の絶縁体18に埋設した
絶縁体基台11に搭載される。かかる電磁継電器の組立
ては、絶縁体基台11を構成する絶縁体18の内部にコ
イルブロック体10を嵌合・固定した後、コイル端子1
5とコイル導出端子22とを溶接等の方法で結合させ
る。さらに、可動接点ばねブロック1の装着は、ヒンジ
ばね部5と中立端子21との固着によって行なわれ、最
後にカバー(図示省略)を装着して完了する。尚、接極
子2の下側中央には、可動接点ばねブロック1を傾動運
動させるための支点となる突起が備えられ、永久磁石1
7の上面に当接している。
【0004】図5は図4に示す可動接点ばねブロックの
部分平面図である。図5に示すように、かかる可動接点
ばねブロック1は中心線に対し線対称形のため、下側半
分のみ記載している。この可動接点ばねブロック1は、
先端に可動接点6を形成し且つ中央部にクランク状のヒ
ンジばね部5を延設した略矩形状の可動接点ばね4とそ
の可動接点ばね4に並設した接極子2とを絶縁体より成
る絶縁固定体3により一体成形して構成される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の電磁継
電器は、落雷や信号線の接触等により、定格をはるかに
上回る過電流を接点部に通電したりするとき、対向する
接点を溶着してしまうという欠点がある。すなわち、可
動接点ばねブロックを用いて電磁継電器においては、常
開接点側で接点の溶着が起こり且つコイルへの印加電圧
が除去され常閉接点側が閉成すれば三点橋絡となり、そ
の電磁継電器を搭載した装置やシステムへ重大な影響を
与えてしまうことになる。
【0006】本考案の目的は、かかる過電流が流れたと
きにも可動接点と常開接点および常閉接点間の三点橋絡
を防止できる電磁継電器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の電磁継電器は、
コの字形鉄心およびコイル端子を絶縁体にて一体成形し
たコイルスループにコイルを巻回したコイルブロック体
と、前記コの字形鉄心の中央部に配置される永久磁石
と、前記鉄心の両端面に自己の両端部が対向するよう配
置された接極子と、前記接極子の両端部が前記鉄心の両
端面と接触・開離する傾動運動を支持するヒンジばね部
と前記接極子の傾動運動に連動し先端に可動接点を有す
る可動接点ばねとを絶縁固定体で一体成形した可動接点
ばねブロックと、前記可動接点に対応した固定接点を備
える固定端子と前記ヒンジばね部の一端に接続する中立
端子と前記コイル端子に接続するコイル導出端子とを植
接するように絶縁体により一体成形した絶縁体基台とを
含み、前記可動接点ブロックの前記絶縁固定体内におけ
る前記可動接点ばね若しくはヒンジばね部の少なくとも
一方に切欠部を形成し且つ前記切欠部の近傍にヒューズ
部を形成して構成される。
【0008】
【実施例】次に、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0009】図1(a),(b)はそれぞれ本考案の一
実施例を説明するための電磁継電器に用いられる可動接
点ばねブロックの斜視図およびその部分平面図である。
図1(a),(b)に示すように、本実施例は可動接点
ばねブロック1のみを示すが、その他の構成要件である
コイルブロック体および絶縁体基台については、前述し
た図4の従来例と同一であるため省略する。本実施例が
従来例と比較して異なる点は、可動接点ばねブロック1
における絶縁固定体3の内部に固定されている可動接点
ばね4およびヒンジばね部5の形状にある。すなわち図
1(b)に示すように、可動接点ばね4は、その中央に
延設するクランク状のヒンジばね部5との会合付近に幅
方向の切欠部8を形成し、その近傍に2個所のヒューズ
部7を形成している。
【0010】図2は図1に示す切欠部の作用を説明する
ためのヒューズ部幅と溶断電流の特性図である。図2に
示すように、電磁継電器の最大通電電流を許容するヒュ
ーズ部幅A部を予め設定しておけば、それを上回る過電
流が流れたとき、可動接点ばね4の切欠部8により構成
されるヒューズ部7がジュール熱により溶断する。従っ
て、接点の溶着が生じても可動接点ばね4自体が溶断す
るため、常開接点と常閉接点との三点橋絡は生じ得ず、
その電磁継電器を搭載した装置やシステムを損うことは
ない。
【0011】図3は本考案の他の実施例を説明するため
の可動接点ばねブロックの部分平面図である。図3に示
すように、本実施例が前述した一実施例と比較して相違
する点は、切欠部8の形状にある。すなわち、ヒンジば
ね部5の幅方向にも切欠部8を設け、斜線を施した1個
所のヒューズ部9を構成している。このヒューズ部9の
幅は、図中のB部となり、前述した一実施例と同一の効
果を発揮できる。
【0012】以上、2つの実施例について説明したが、
切欠部8の形状は、図中のものに限定されるものではな
く、絶縁固定体3の内部に設けられれば、可動接点ばね
4若しくはヒンジばね部5の剛性を損うことなく上述し
た効果を発揮することができる。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の電磁継電
器は、可動接点ばねブロックの絶縁固定体内における可
動接点ばね若しくはヒンジばね部の少とも一方に切欠部
を形成し且つ前記切欠部の近傍にヒューズ部を形成する
ことにより、可動接点ばねおよびヒンジばね部の剛性を
損うことなく可動接点と、常開接点および常閉接点の三
点橋絡を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を説明するための電磁継電器
に用いられる可動接点ばねブロックを示す図である。
【図2】図1に示すばね切欠部の作用を説明するための
ヒューズ部幅の溶断電流の特性図である。
【図3】本考案の他の実施例を説明するための可動接点
ばねブロックの部分平面図である。
【図4】従来の一例を示す電磁継電器の分解斜視図であ
る。
【図5】図4に示す可動接点ばねブロックの部分平面図
である。
【符号の説明】
1 可動接点ばねブロック 2 接極子 3 絶縁固定体 4 可動接点ばね 5 ヒンジばね部 6 可動接点 7,9 ヒューズ部 8 切欠部 10 コイルブロック体 11 絶縁体基台 12 コイルスプール 13 コイル 14 鉄心 15 コイル端子 16 穴部 17 永久磁石 18 絶縁体 19 固定接点 20 固定端子 21 中立端子 22 コイル導出端子

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コの字形鉄心およびコイル端子を絶縁体
    にて一体成形したコイルスループにコイルを巻回したコ
    イルブロック体と、前記コの字形鉄心の中央部に配置さ
    れる永久磁石と、前記鉄心の両端面に自己の両端部が対
    向するよう配置された接極子と、前記接極子の両端部が
    前記鉄心の両端面と接触・開離する傾動運動を支持する
    ヒンジばね部と前記接極子の傾動運動に連動し先端に可
    動接点を有する可動接点ばねとを絶縁固定体で一体成形
    した可動接点ばねブロックと、前記可動接点に対応した
    固定接点を備える固定端子と前記ヒンジばね部の一端に
    接続する中立端子と前記コイル端子に接続するコイル導
    出端子とを植接するように絶縁体により一体成形した絶
    縁体基台とを含み、前記可動接点ブロックの前記絶縁固
    定体内における前記可動接点ばね若しくはヒンジばね部
    の少なくとも一方に切欠部を形成し且つ前記切欠部の近
    傍にヒューズ部を形成することを特徴とする電磁継電
    器。
  2. 【請求項2】 前記可動接点ばね若しくはヒンジばね部
    の切欠部は前記ヒンジばね部の両側に形成することを特
    徴とする請求項1記載の電磁継電器。
  3. 【請求項3】 前記可動接点ばねあるいは前記ヒンジば
    ねに形成するヒューズ部は、複数個所に形成されること
    を特徴とする請求項1記載の電磁継電器。
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