JP2558264Y2 - 内燃機関用制御装置 - Google Patents

内燃機関用制御装置

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JP2558264Y2
JP2558264Y2 JP1989130901U JP13090189U JP2558264Y2 JP 2558264 Y2 JP2558264 Y2 JP 2558264Y2 JP 1989130901 U JP1989130901 U JP 1989130901U JP 13090189 U JP13090189 U JP 13090189U JP 2558264 Y2 JP2558264 Y2 JP 2558264Y2
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玲 関口
研二 岡本
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株式会社ゼクセル
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は内燃機関用制御装置に関し、更に詳細に述べ
ると、制御特性を簡単に変更することができるようにし
た内燃機関用制御装置に関するものである。
(従来の技術) 例えば、発電機をディーゼル機関によって回転させる
ようにしたディーゼル発電機においては、ディーゼル機
関はアイソクロナス制御モードで速度制御されており、
その速度制御のためのPID制御特性における各利得をデ
ィーゼル発電機のマッチング調整のためにその仕様に応
じて適宜調節する必要が生じる。このため、従来のこの
種の装置にあっては、調整用の可変抵抗器が設けられて
おり、可変抵抗器の調節によって所要のレベルのアナロ
グ信号を発生させ、このアナログ信号がアナログ−ディ
ジタル(A/D)変換器によりディジタル形式に変換さ
れ、この結果得られたディジタルデータが制御ユニット
に入力され、PID制御用の各利得がこのデータに従って
決定される構成となっている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、この従来の構成では、可変抵抗器の調節によ
り利得の設定を行なうものであるから、設定値を正確に
把握することが難しい上に、アナログ−ディジタル変換
器を必要とするのでコストの面で不利である。このよう
な不都合を除去するため、ディジタルスイッチを用いて
所望の利得を設定する構成が有利であると考えられる
が、ディジタルスイッチの設定値と設定利得との間の関
係を直接関係にするためには、設定のし易さを考慮する
と、8ビット程度のディジタルスイッチが必要となり、
結局8ビットのポート入力が必要ということになる。
本考案の目的は、制御のための利得の設定を少ないビ
ット数の信号を用いてディジタル式に有効に行なうこと
ができるようにした内燃機関用制御装置を提供すること
にある。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するための本考案の特徴は、外部から
入力されるデータに従って内燃機関の回転速度の制御の
ための制御特性の利得が設定される構成の内燃機関用制
御装置において、利得を設定するための複数ビット出力
のディジタルスイッチと、該複数ビット出力から得られ
るディジタルデータを該ディジタルスイッチの設定値の
増加に対して等比的に増加する値の利得設定データに変
換するためのデータ変換部とを有し、該利得設定データ
が前記利得の値を設定するデータとして使用される点に
ある。
(作用) ディジタルスイッチを操作してディジタルデータ値を
nからn+1に変更すると、この設定によるディジタル
データ値の増加に対して、データ変換部からは等比的に
増加する値の利得設定データが出力される。すなわち、
設定されたディジタルデータ値がnの場合の利得設定デ
ータ値がNであると、ディジタルデータ値をn+1にし
た場合利得設定データ値はr・Nとなる。ここで、rの
値は例えば1.2などとするとができる。この結果、利得
の増大を希望する場合に、ディジタルデータ値をn,n+
1,n+2,・・・と順次増加させるようにディジタルスイ
ッチの設定操作を行えば、制御特性の利得は、例えば2
0,24,29,・・・の如く変化することになる。
実際上、利得の設定は初期値に対し、n倍又は1/n倍
づつ変更させる場合が殆んどであり、設定値を1つづつ
変更することにより利得を大きく変化させる作用のある
本考案の構成は極めて使い勝手がよいものである。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本考案の一実施例につき詳
細に説明する。
第1図は本考案による内燃機関制御装置を備えたディ
ーゼル発電システムの一実施例を示す。ディーゼル発電
システム1は、ディーゼル機関2により駆動される発電
機3を有しており、ディーゼル機関2には燃料噴射ポン
プ3から燃料が噴射供給される。燃料噴射供給量は、燃
料噴射ポンプ3内のコントロールラック(図示せず)の
位置を調節することにより行なわれる構成であり、ディ
ーゼル機関2の回転速度を所定の設定速度に保つようコ
ントロールラックの位置調節を行なうための制御装置4
が設けられている。
制御装置4は、ディーゼル機関2の実際の回転速度を
検出し実機関速度を示す速度信号Nを出力する速度セン
サ5と、所要の機関速度を設定し設定された機関速度を
示す設定速度信号Tを出力する速度設定器6とを備えて
おり、速度信号Nと設定速度信号Tとは加算器7に入力
され、図示の極性で加算される。従って、加算器7から
は設定機関速度と実機関速度との差分を示す誤差信号E
が出力され、PID制御部8に入力される。
PID制御部8は、誤差信号Eに対して比例、微分及び
積分制御のための信号処理を施すためのものであり、図
示の実施例では、比例制御のための制御利得が外部から
の信号に応答して定められる構成となっている。
比例制御利得を設定するための設定データSDをPID制
御部8に与えるため、ディジタルスイッチ装置9と読出
し専用メモリ(ROM)10とが設けられている。ディジタ
ルスイッチ装置9は、PID制御部8において設定すべき
利得を設定するための装置であり、4つのスイッチ91〜
94及びこれらのスイッチ91〜94の一端に夫々設けられて
いる抵抗器95〜98から成り、スイッチ91〜94の各一端は
対応して設けられた抵抗器によりアースされている。ス
イッチ91〜94の各他端は共通に接続されており、所定の
直流電圧+Vが追加されている。スイッチ91〜94の各出
力線91a〜91dはROM10に接続されており、スイッチ91〜9
4のオン,オフ状態に応じた4ビットの出力データODが
読出しのためのアドレスデータとしてROM10に供給され
る。
出力データODは、0〜Fまでの16種類の状態のうちの
いずれか1つの状態となり、ROM10からその状態に対応
してデータが読み出され、設定すべき利得の値を示して
いる設定データSDとしてPID制御部8に印加される。
出力データODと設定データSDとの関係は、ディジタル
スイッチ装置9の設定値である出力データODの増加に対
して設定データSDが等比的に増加するように定められて
いる。本実施例では、両者は下表に示す対応関係となっ
ている。
しかしながら、表に示した関係は一例であり、この関
係は種々の要因を考慮して適宜に定めることができる。
PID制御部8からは、コントロールラックの目標位置
を示す目標位置信号Rが出され、ラック位置制御部11に
入力される。ラック位置制御部11は目標位置信号Rに応
答しコントロールラックを目標位置信号Rにより示され
る目標位置に位置決めする。
この構成によれば、ディジタルスイッチ装置9によ
り、比例制御のための制御利得を0〜15までのいずれか
1つの状態にセットすることにより、ROM10からは、等
比数列的に定められた利得値のうちの対応する値の設定
データSDがPID制御部8に与えられる。この結果、PID制
御部8において比例制御のための制御利得値が設定デー
タSDに応答して定められる。利得の設定は、初期値に対
し、n倍又は1/n倍の如く変化させるのが一般的である
から、設定データSDの値が表に示したように等比数列的
に定められていると、ディジタルスイッチ装置9におけ
る設定変更を1づつ進める又は戻す操作により利得を適
度の大きさで変更することができ、極めて少ないビット
数の出力データODにより利得制御を有効に行なうことが
できる。また、スイッチ操作により利得の設定を行なう
ものであるから、設定値の確認が極めて容易であり、ア
ナログ−ディジタル変換器も不要である等の利点も有し
ている。
上記実施例では、PID制御における比例制御の利得の
みを設定しうる構成について述べたが、これに加えて、
又はこれに代えて、微分制御、積分制御の各制御利得を
同様にして任意の値に設定する構成としてもよい。ま
た、ディジタルスイッチ装置9の出力ビット数は4ビッ
トに限らず、任意の数とすることができる。
(考案の効果) 本考案によれば、上述の如く、ディジタルスイッチか
らの出力データに応じてデータ出力部から出力される設
定データの値を、ディジタルスイッチの設定値の増加に
対して等比的に増加するようにしたので、制御の利得を
設定するためのディジタルスイッチの出力ビット数が少
なくても充分有効に制御利得の設定を行なうことができ
る上に、設定値を目で確認することができ、アナログ−
ディジタル変換器等も不要となるので構成も簡素化され
る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すブロック図である。 1……ディーゼル発電システム、2……ディーゼル機
関、3……燃料噴射ポンプ、4……制御装置、8……PI
D制御部、9……ディジタルスイッチ装置、10……ROM、
G……発電機、91〜94……スイッチ、OD……出力デー
タ、SD……設定データ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部から入力されるデータに従って内燃機
    関の回転速度の制御のための制御特性の利得が設定され
    る構成の内燃機関用制御装置において、利得を設定する
    ための複数ビット出力のディジタルスイッチと、該複数
    ビット出力から得られるディジタルデータを該ディジタ
    ルスイッチの設定値の増加に対して等比的に増加する値
    の利得設定データに変換するためのデータ変換部とを有
    し、該利得設定データが前記利得の値を設定するデータ
    として使用されることを特徴とする内燃機関用制御装
    置。
JP1989130901U 1989-11-09 1989-11-09 内燃機関用制御装置 Expired - Lifetime JP2558264Y2 (ja)

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JPH0368545U JPH0368545U (ja) 1991-07-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5962275U (ja) * 1982-10-20 1984-04-24 日本電子機器株式会社 燃料噴射弁の動的流量調整機におけるスプリングセツト用モ−タの回転角算出装置

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Publication number Publication date
JPH0368545U (ja) 1991-07-05

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