JP2558235Y2 - 自動洗浄式スクリーン - Google Patents
自動洗浄式スクリーンInfo
- Publication number
- JP2558235Y2 JP2558235Y2 JP2059892U JP2059892U JP2558235Y2 JP 2558235 Y2 JP2558235 Y2 JP 2558235Y2 JP 2059892 U JP2059892 U JP 2059892U JP 2059892 U JP2059892 U JP 2059892U JP 2558235 Y2 JP2558235 Y2 JP 2558235Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- horizontal
- roll
- vertical
- screen
- endless wires
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、海水や河川水に混入し
ている粗大固形物が取水口に流入する不都合の発生を防
止するために、取水口に設置されているスクリーンを洗
浄する自動洗浄式スクリーンに関する。
ている粗大固形物が取水口に流入する不都合の発生を防
止するために、取水口に設置されているスクリーンを洗
浄する自動洗浄式スクリーンに関する。
【０００２】
【従来の技術】図５に示す海水や河川水Ｗの取水口１に
は、海水や河川水Ｗに混入している粗大固形物の流入を
防止する目的でスクリーン２が設けられており、このス
クリーン２は、幅方向両側に配置したガイド３，３を案
内に昇降可能に設置されている。ところで、スクリーン
２に付着している貝類や汚れの除去は、クレーンなどの
引揚げ装置４によってスクリーン２を引揚げながら作業
者の手作業による洗浄作業によってなされている。つま
り、スクリーン２に貝類などの異物や汚れが付着した後
に洗浄作業がなされている。したがって、洗浄の所要時
間が長くなる上、洗浄度のバラツキを生じ易く常時適正
な洗浄がなされるとは限らない。つまり、従来の洗浄作
業では、作業能率が悪い上、常時適正な洗浄がなされな
い欠点を有している。しかも、スクリーン２を引揚げる
ことで、スクリーンシステムの機能を喪失させる難点を
有している。
は、海水や河川水Ｗに混入している粗大固形物の流入を
防止する目的でスクリーン２が設けられており、このス
クリーン２は、幅方向両側に配置したガイド３，３を案
内に昇降可能に設置されている。ところで、スクリーン
２に付着している貝類や汚れの除去は、クレーンなどの
引揚げ装置４によってスクリーン２を引揚げながら作業
者の手作業による洗浄作業によってなされている。つま
り、スクリーン２に貝類などの異物や汚れが付着した後
に洗浄作業がなされている。したがって、洗浄の所要時
間が長くなる上、洗浄度のバラツキを生じ易く常時適正
な洗浄がなされるとは限らない。つまり、従来の洗浄作
業では、作業能率が悪い上、常時適正な洗浄がなされな
い欠点を有している。しかも、スクリーン２を引揚げる
ことで、スクリーンシステムの機能を喪失させる難点を
有している。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、スクリーンに貝類などの異物や汚れが付着した後
に洗浄作業がなされているので、作業能率が悪く、常時
適正な洗浄がなされないことと、スクリーンシステムの
機能を喪失させることなく洗浄することができない点で
ある。
点は、スクリーンに貝類などの異物や汚れが付着した後
に洗浄作業がなされているので、作業能率が悪く、常時
適正な洗浄がなされないことと、スクリーンシステムの
機能を喪失させることなく洗浄することができない点で
ある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は、上下方向に所
定間隔離して横方向の軸線を有して対向配置した１対の
横ロールに、前記横軸線方向に所定間隔離して多数のエ
ンドレス線材を前記横ロールと同時回転可能に掛け渡し
た縦線群と、横方向に所定間隔離して縦方向の軸線を有
して対向配置した１対の縦ロールに、前記縦軸線方向に
所定間隔離して多数のエンドレス線材を前記縦ロールと
同時回転可能に掛け渡した横線群によって網目状のスク
リーンを構成し、前記横ロールと縦ロールを回転させる
駆動源を設けるとともに、前記縦線群および横線群を構
成している多数のエンドレス線材の個々と相対移動する
かき落とし部材が設けられていることを特徴とし、スク
リーンに貝類などの異物や汚れが付着するのを防止で
き、しかも、スクリーンシステムの機能を喪失させるこ
となく洗浄する目的を達成した。
定間隔離して横方向の軸線を有して対向配置した１対の
横ロールに、前記横軸線方向に所定間隔離して多数のエ
ンドレス線材を前記横ロールと同時回転可能に掛け渡し
た縦線群と、横方向に所定間隔離して縦方向の軸線を有
して対向配置した１対の縦ロールに、前記縦軸線方向に
所定間隔離して多数のエンドレス線材を前記縦ロールと
同時回転可能に掛け渡した横線群によって網目状のスク
リーンを構成し、前記横ロールと縦ロールを回転させる
駆動源を設けるとともに、前記縦線群および横線群を構
成している多数のエンドレス線材の個々と相対移動する
かき落とし部材が設けられていることを特徴とし、スク
リーンに貝類などの異物や汚れが付着するのを防止で
き、しかも、スクリーンシステムの機能を喪失させるこ
となく洗浄する目的を達成した。
【０００５】
【作用】本考案によれば、スクリーンを設置したままの
状態で、たとえば２〜３回／１日のサイクルでで駆動源
を起動して、横ロールと縦ロールを回転させる。これに
より、縦線群と横線群も回動し、縦線群と横線群を構成
している多数のエンドレス線材のそれぞれとかき落とし
部材が相対移動して、スクリーンに対する貝類などの異
物や汚れが付着するのを防止することができる。
状態で、たとえば２〜３回／１日のサイクルでで駆動源
を起動して、横ロールと縦ロールを回転させる。これに
より、縦線群と横線群も回動し、縦線群と横線群を構成
している多数のエンドレス線材のそれぞれとかき落とし
部材が相対移動して、スクリーンに対する貝類などの異
物や汚れが付着するのを防止することができる。
【０００６】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は本考案に係るスクリーンの正面図、図２は
設置状態を示す側面図である。なお、前記従来例と同一
もしくは相当部分には、同一符号を付して説明する。こ
れらの図において、スクリーン２は、従来と同様に取水
口１に設置される。このスクリーン２は、上下方向に所
定間隔離して横方向の軸線Ｃ１を有して対向配置した１
対の横ロール５Ａ，５Ｂに、横軸線Ｃ１方向に所定間隔
離して、たとえばステンレス鋼線によってなる多数のエ
ンドレス線材６，６……を横ロール５Ａ，５Ｂと同時回
転可能に掛け渡した縦線群Ｙと、横方向に所定間隔離し
て縦方向の軸線Ｃ２を有して対向配置した１対の縦ロー
ル７Ａ，７Ｂに、縦軸線Ｃ２方向に所定間隔離して多数
のエンドレス線材８，８……を縦ロール７Ａ，７Ｂと同
時回転可能に掛け渡した横線群Ｘを組合わせるによって
所定メッシュの二重網目状に構成されている。
する。図１は本考案に係るスクリーンの正面図、図２は
設置状態を示す側面図である。なお、前記従来例と同一
もしくは相当部分には、同一符号を付して説明する。こ
れらの図において、スクリーン２は、従来と同様に取水
口１に設置される。このスクリーン２は、上下方向に所
定間隔離して横方向の軸線Ｃ１を有して対向配置した１
対の横ロール５Ａ，５Ｂに、横軸線Ｃ１方向に所定間隔
離して、たとえばステンレス鋼線によってなる多数のエ
ンドレス線材６，６……を横ロール５Ａ，５Ｂと同時回
転可能に掛け渡した縦線群Ｙと、横方向に所定間隔離し
て縦方向の軸線Ｃ２を有して対向配置した１対の縦ロー
ル７Ａ，７Ｂに、縦軸線Ｃ２方向に所定間隔離して多数
のエンドレス線材８，８……を縦ロール７Ａ，７Ｂと同
時回転可能に掛け渡した横線群Ｘを組合わせるによって
所定メッシュの二重網目状に構成されている。
【０００７】横ロール５Ａ，５Ｂのロール軸は軸受９，
９によって回転自在に軸支され、横ロール５Ａのロール
軸に固着したプーリ１０と電動機１１側のプーリ１１Ａ
に駆動ベルト１１Ｂが掛け渡されている。また、縦ロー
ル７Ａ，７Ｂのロール軸は軸受１２，１２によって回転
自在に軸支され、縦ロール７Ａのロール軸に固着したプ
ーリ１３と電動機１４側のプーリ１４Ａに駆動ベルト１
４Ｂが掛け渡されている。１５、１６はかき落とし部材
を示し、図３および図４に示すように、細長状の金属板
によってなり、一方のかき落とし部材１５には、縦線群
Ｙの全てのエンドレス線材６，６……を挿通させる透孔
１５ａ，１５ａ……が形成され、その両端部は軸受９，
９を取付けているブラケット１７，１７間に橋絡して取
付けられ、他方のかき落とし部材１６には、横線群Ｘの
全てのエンドレス線材８，８……を挿通させる透孔１６
ａ，１６ａ……が形成され、その両端部は一方の軸受１
２を取付けているブラケット１７と他方の軸受１２を取
付けているブラケット１８間に橋絡して取付けられてい
る。なお、透孔１５ａ，１５ａ……の内径は、エンドレ
ス線材６，６……の外径よりも僅かに大きく設定され、
透孔１６ａ，１６ａ……の内径は、エンドレス線材８，
８……の外径よりも僅かに大きく設定されている。
９によって回転自在に軸支され、横ロール５Ａのロール
軸に固着したプーリ１０と電動機１１側のプーリ１１Ａ
に駆動ベルト１１Ｂが掛け渡されている。また、縦ロー
ル７Ａ，７Ｂのロール軸は軸受１２，１２によって回転
自在に軸支され、縦ロール７Ａのロール軸に固着したプ
ーリ１３と電動機１４側のプーリ１４Ａに駆動ベルト１
４Ｂが掛け渡されている。１５、１６はかき落とし部材
を示し、図３および図４に示すように、細長状の金属板
によってなり、一方のかき落とし部材１５には、縦線群
Ｙの全てのエンドレス線材６，６……を挿通させる透孔
１５ａ，１５ａ……が形成され、その両端部は軸受９，
９を取付けているブラケット１７，１７間に橋絡して取
付けられ、他方のかき落とし部材１６には、横線群Ｘの
全てのエンドレス線材８，８……を挿通させる透孔１６
ａ，１６ａ……が形成され、その両端部は一方の軸受１
２を取付けているブラケット１７と他方の軸受１２を取
付けているブラケット１８間に橋絡して取付けられてい
る。なお、透孔１５ａ，１５ａ……の内径は、エンドレ
ス線材６，６……の外径よりも僅かに大きく設定され、
透孔１６ａ，１６ａ……の内径は、エンドレス線材８，
８……の外径よりも僅かに大きく設定されている。
【０００８】前記構成において、電動機１１、１４を起
動すると、横ロール５Ａおよび縦ロール７Ａが回転駆動
され、縦線群Ｙの全てのエンドレス線材６，６……と横
線群Ｘの全てのエンドレス線材８，８……が回動し、横
ロール５Ｂおよび縦ロール７Ｂも回動する。これによ
り、縦線群Ｙの全てのエンドレス線材６，６……とかき
落とし部材１５間に相対移動を生じ、横線群Ｘの全ての
エンドレス線材８，８……とかき落とし部材１６間に相
対移動を生じる。つまり、縦線群Ｙの全てのエンドレス
線材６，６……がかき落とし部材１５の透孔１５ａ，１
５ａ……内を移動し、横線群Ｘの全てのエンドレス線材
８，８……がかき落とし部材１６の透孔１６ａ，１６ａ
……内を移動することになる。前述のように、透孔１５
ａ，１５ａ……の内径は、エンドレス線材６，６……の
外径よりも僅かに大きく設定され、透孔１６ａ，１６ａ
……の内径は、エンドレス線材８，８……の外径よりも
僅かに大きく設定されているので、たとえば２〜３回／
１日のサイクルでで電動機１１、１４を起動すれば、エ
ンドレス線材６，６……、８，８……に対する貝類など
の異物や汚れが付着するのを防止することができる。す
なわち、スクリーン２に対する貝類などの異物や汚れの
付着を確実に防止できる。しかも、スクリーン２を設置
したままの状態で行うことができるから、スクリーンシ
ステムの機能を喪失させることなく洗浄できる。
動すると、横ロール５Ａおよび縦ロール７Ａが回転駆動
され、縦線群Ｙの全てのエンドレス線材６，６……と横
線群Ｘの全てのエンドレス線材８，８……が回動し、横
ロール５Ｂおよび縦ロール７Ｂも回動する。これによ
り、縦線群Ｙの全てのエンドレス線材６，６……とかき
落とし部材１５間に相対移動を生じ、横線群Ｘの全ての
エンドレス線材８，８……とかき落とし部材１６間に相
対移動を生じる。つまり、縦線群Ｙの全てのエンドレス
線材６，６……がかき落とし部材１５の透孔１５ａ，１
５ａ……内を移動し、横線群Ｘの全てのエンドレス線材
８，８……がかき落とし部材１６の透孔１６ａ，１６ａ
……内を移動することになる。前述のように、透孔１５
ａ，１５ａ……の内径は、エンドレス線材６，６……の
外径よりも僅かに大きく設定され、透孔１６ａ，１６ａ
……の内径は、エンドレス線材８，８……の外径よりも
僅かに大きく設定されているので、たとえば２〜３回／
１日のサイクルでで電動機１１、１４を起動すれば、エ
ンドレス線材６，６……、８，８……に対する貝類など
の異物や汚れが付着するのを防止することができる。す
なわち、スクリーン２に対する貝類などの異物や汚れの
付着を確実に防止できる。しかも、スクリーン２を設置
したままの状態で行うことができるから、スクリーンシ
ステムの機能を喪失させることなく洗浄できる。
【０００９】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、スクリ
ーンシステムの機能を喪失させることなく、しかも自動
的にスクリーンに対する貝類などの異物や汚れが付着す
るのを防止することができる。
ーンシステムの機能を喪失させることなく、しかも自動
的にスクリーンに対する貝類などの異物や汚れが付着す
るのを防止することができる。
【図１】本考案に係るスクリーンの正面図である。
【図２】設置状態を示す側面図である。
【図３】図１におけるアーア線拡大断面図である。
【図４】図１におけるイーイ線拡大断面図である。
【図５】従来例の正面図である。
２ スクリーン（網目状スクリーン） ５Ａ，５Ｂ 横ロール ６ エンドレス線材 ７Ａ，７Ｂ 縦ロール ８ エンドレス線材 １１ 電動機（駆動源） １４ 電動機（駆動源） １５ かき落とし部材 １６ かき落とし部材 Ｃ１ 横方向の軸線 Ｃ２ 縦方向の軸線 Ｘ 横線群 Ｙ 縦線群
Claims (1)
- 【請求項１】 上下方向に所定間隔離して横方向の軸線
を有して対向配置した横ロールに、前記横軸線方向に所
定間隔離して多数のエンドレス線材を前記横ロールと同
時回転可能に掛け渡した縦線群と、横方向に所定間隔離
して縦方向の軸線を有して対向配置した縦ロールに、前
記縦軸線方向に所定間隔離して多数のエンドレス線材を
前記縦ロールと同時回転可能に掛け渡した横線群によっ
て網目状のスクリーンを構成し、前記横ロールと縦ロー
ルを回転させる駆動源を設けるとともに、前記縦線群お
よび横線群を構成している多数のエンドレス線材の個々
と相対移動するかき落とし部材が設けられていることを
特徴とする自動洗浄式スクリーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2059892U JP2558235Y2 (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 自動洗浄式スクリーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2059892U JP2558235Y2 (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 自動洗浄式スクリーン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0581316U JPH0581316U (ja) | 1993-11-05 |
| JP2558235Y2 true JP2558235Y2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=12031713
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2059892U Expired - Lifetime JP2558235Y2 (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 自動洗浄式スクリーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2558235Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-06 JP JP2059892U patent/JP2558235Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0581316U (ja) | 1993-11-05 |
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