JP2558074B2 - 分枝シクロデキストリンの製造方法 - Google Patents

分枝シクロデキストリンの製造方法

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JP2558074B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分枝シクロデキストリ
ンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シクロデキストリンはシクロアミロー
ス、シクロマルトオリゴサッカリドまたはシャルディン
ガーデキストリンとも称され、環式の(1→4)α−結
合したグルコピラノースである。これは酵素による澱粉
分解により生じる。この場合に、主にシクロヘキサ−、
シクロヘプタ−およびシクロオクタアミロースが生成
し、これらはまたα−、β−およびγ−シクロデキスト
リンと称される。
【0003】これらのシクロデキストリンとならんで、
なお分枝シクロデキストリンが周知である。これは分枝
シクロデキストリン、シクロデキストリングリコシドま
たはGn−シクロアミロースとも称され、nは側鎖中の
α−D−グルコピラノシル基の数である。従って、これ
は少なくとも1種のヒドロキシル基がグルコース、マル
トース、マルトトリオースとまたは一般には置換または
非置換のマルトオリゴサッカリドと結合したシクロデキ
ストリンである。
【0004】分枝シクロデキストリンの製造は、シクロ
デキストリンの酵素によるグリコシル化およびシクロデ
キストリンの熱分解により周知である。
【0005】酵素によるシクロデキストリンのグリコシ
ル化は、英国特許第2193963号明細書により枝切
り酵素(branch splitting enzymes)を使用してシクロ
デキストリンと分枝マルトオリゴサッカリドの混合物を
酵素により反応させることにより実施する。
【0006】S.Hizukkuri et al.,Biotech.Appl.Bioche
m.11,60〜73(1989)には、プルラナーゼを使
用してシクロデキストリンとマルトースを反応させるこ
とによる酵素によるシクロデキストリンのグリコシル化
が記載されている。
【0007】米国特許第4668626号明細書から酵
素による反応のために同時に枝切り酵素およびβ−アミ
ラーゼを使用することが公知である。
【0008】酵素により分枝シクロデキストリンを製造
するすべての方法は高価な触媒を使用し、低い転化率を
有し、かつ反応生成物の費用のかかる単離を必要とす
る。
【0009】国際特許第90/01566号明細書から
135〜220℃でのシクロデキストリンの熱分解が公
知である。
【0010】米国特許第5118354号明細書から1
10〜170℃でのシクロデキストリンの熱分解が公知
である。
【0011】酸−触媒作用させた熱分解においては分枝
シクロデキストリンとして多くの好ましくない加水分解
生成物が生じる。更に反応混合物中に約50%の未反応
のシクロデキストリンが残留し、これを高い費用で分離
しなければならない。こうして得られた反応混合物は、
たとえばβ−CD40.3%、分枝CD22.0%およ
び非環式のマルトオリゴサッカリド37.6%から構成
される(米国特許第5118354号明細書、段落6、
第3表、例)。
【0012】CA 115:282425jには、シク
ロデキストリンとほかの糖との酸−触媒作用させた縮合
が記載されている。160℃でのα−シクロデキストリ
ン、ソルビトールおよびフマル酸の反応は公知である。
【0013】分枝シクロデキストリンを製造するすべて
の熱分解法において高い反応温度が欠点である。この温
度は好ましくない副生成物を生じ、反応生成物の後処理
および精製を困難にする。更に転化率および転化選択性
が低い。
【0014】工業的なβ−シクロデキストリン製造の母
液中に少量の分枝シクロデキストリンが含まれることは
同様に公知である(K.Koizumi et al.,Carbohydr.Res.
201,125〜134(1990))。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、分枝シクロデキストリンを経済的に製造する方法を
提供することであった。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題は、少なくとも
1種のシクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘
導体と、少なくとも1種のグリコシルドナーとを、シク
ロデキストリンとグリコシルドナーのモル比が1:1〜
1:20で触媒の存在下で溶剤中で反応させることを特
徴とする分枝シクロデキストリンの製造方法により解決
される。
【0017】本発明による方法は、使用される溶剤およ
び使用される触媒により、有利には0〜170℃の温度
でおよび100mmHg〜1000mmHgの圧力で、
特に760mmHgで、1〜72時間、有利には2〜8
時間の時間にわたって実施する。
【0018】反応は溶液中でまたは懸濁液中で、有利に
は溶液中で実施する。有利には本発明による方法は水不
含で広い範囲で実施する。
【0019】引き続き、分枝シクロデキストリンを反応
混合物から常法で単離し、精製する。回収された、未反
応のエダクトは新たに本発明による方法に使用すること
ができる。
【0020】触媒としてイオン交換体を使用する場合
は、これを新たに使用する前に一般的な方法で再生しな
ければならない。
【0021】本発明による方法は多数のシクロデキスト
リン、シクロデキストリン誘導体およびグリコシルドナ
ーを使用して実施可能であり、従ってきわめて柔軟に対
応できる。その高い転化率によりきわめて経済的に、か
つ簡単に実施でき、費用のかかる精製工程と結び付かな
い。本発明による方法は、熱分解により可能であるより
もわずかに着色された反応生成物の収得を可能にする。
【0022】本発明の方法のための出発生成物として
は、すべてのシクロデキストリン、たとえばα−、β−
またはγ−シクロデキストリンおよび任意のシクロデキ
ストリン誘導体、たとえばヒドロキシプロピルシクロデ
キストリン、メチルシクロデキストリンまたは任意の分
枝シクロデキストリンおよびこれらの物質の混合物が適
当である。有利にはα−、β−およびγ−シクロデキス
トリンが適当である。これらのシクロデキストリンは0
〜15重量%の含水量を有する市販の品質の形で使用す
ることができる。このシクロデキストリンは純度に関す
る特別の要求を満足しなくてよい。コストの理由から市
販されているような、一般に12〜15重量%の含水量
を有するシクロデキストリンまたはシクロデキストリン
誘導体を使用するのが有利である。
【0023】グリコシルドナーとして、グルコース、マ
ンノース、ガラクトース、フルクトース、キシロース、
ソルボース、リボース、サッカロース、ラクトース、ト
レハロース、マルトース、セロビオースまたはこれらの
1−O−グリコシル化された誘導体、たとえばメチル−
α−D−グルコピラノシド、メチル−β−D−グルコピ
ラノシド、1,6−アンヒドロ−β−D−グルコピラノ
ース、β−D−グルコース−ペンタアセテート、N−ア
セチルグルコサミン、N−アセチルマンノサミン、N−
アセチルガラクトサミンまたはすでに記載されたシクロ
デキストリン自体、またはこれらの混合物を使用する。
【0024】グリコシルドナーとして、グルコース、マ
ンノース、ガラクトース、キシロースまたはマルトース
またはこれらの混合物を使用するのが有利である。
【0025】グリコシルドナーとして、グルコースを使
用するのが特に有利である。
【0026】グリコシルドナーは市販の純度および水不
含性で使用することができる。
【0027】溶剤としては、本発明による方法ではシク
ロデキストリンおよびグリコシルドナーが少なくとも一
部分溶解している物質が適当である。
【0028】溶剤として有利にはトルエン、キシレン、
アセトニトリル、ホルムアミド、メチルホルムアミド、
ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、DMP
U(1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ
−2(1H)−ピリミジノン)、アセトアミド、メチル
アセトアミド、ジメチルアセトアミドまたはこれらの混
合物が適当である。
【0029】特にジメチルホルムアミドおよび/または
N−メチルピロリドンが適当である。
【0030】このうちジメチルホルムアミドが最も適当
である。
【0031】溶剤は有利には水不含の形で使用すべきで
ある。
【0032】反応は触媒の存在下で実施する。触媒とし
ては有利には少なくとも1種の酸および/または少なく
とも1種の酸性のイオン交換体を使用する。
【0033】酸としては有利には水不含の無機酸、たと
えば塩化水素、硫酸、燐酸または溶剤に可溶性のスルホ
ン酸、たとえばスルホ琥珀酸またはp−トルエンスルホ
ン酸またはこれらの混合物を使用する。有利には塩化水
素ガスを使用する。同様に触媒としてはアミン塩酸塩、
たとえばジメチルアミン塩酸塩が適当である。触媒は有
利には水不含の形で使用すべきである。
【0034】酸性のイオン交換体としては有機媒体中で
触媒作用するために適当なものを使用する。有利には大
きな孔を有する強酸性のイオン交換体を使用する。適当
なイオン交換体の例は、Amberlyst(R)1
5、Amberlyst(R)35、Amberlys
t(R)XN1010である。
【0035】触媒として酸を使用する本発明による方法
の変更実施態用を実施するために、少なくとも1種のシ
クロデキストリン、少なくとも1種のグリコシルドナー
および水不含の酸を同時にまたは相次いで溶剤に添加す
る。シクロデキストリンおよびグルコシルドナーは1:
1〜1:20、有利には1:3〜1:10のモル比で使
用し、シクロデキストリンおよび水不含の酸は1:0.
01〜1:20、有利には1:1のモル比で使用する。
本発明による方法の反応バッチ中のグリコシルドナー濃
度の上昇は、数回グリコシル化されたシクロデキストリ
ンの収率の上昇を生じる。反応は0〜80℃で、有利に
は20〜40℃で、特に約40℃で、10〜72時間、
有利には24〜48時間の時間にわたって実施する。触
媒として塩化水素を使用したジメチルホルムアミド中の
反応はすでに室温でまたはわずかに高めた温度で実施す
る。
【0036】引き続き、有利には反応バッチを温和な塩
基を使用しておよび/または塩基性のイオン交換体の添
加によりアルカリ性のpH値(pH8〜10)に調整
し、20〜30℃で2〜24時間撹拌する。
【0037】温和な塩基として有利には濃縮したアンモ
ニア溶液またはアミンの水溶液または炭酸水素ナトリウ
ム溶液を使用する。塩基性のイオン交換体として、たと
えばRohm und Haas社、Philadelphia、米国のAmberlite
IR−45を使用する。
【0038】引き続き、シクロデキストリンおよび本発
明によるシクロデキストリン誘導体を一般的な方法によ
り単離する。
【0039】単離はたとえばバッチをまず蒸留によりシ
ロップに濃縮することにより実施する。シロップを水に
溶かし、適当な溶剤、たとえばアセトン、メタノールま
たはエタノールを添加することにより沈殿させる。沈殿
物を乾燥させる。乾燥した沈殿物を溶解する。溶剤とし
てたとえば水を使用することができる。
【0040】水溶液から非置換のシクロデキストリンが
沈殿する。これはたとえば溶液に公知のシクロデキスト
リン錯体形成剤、たとえばトルエン、シクロヘキサン、
p−シモールを加え、かつ水に溶けにくいシクロデキス
トリン−トルエン錯体としてシクロデキストリンを濾別
することにより実施することができる。濾液を乾燥させ
る。これは大部分が本発明によるシクロデキストリン誘
導体からなる。
【0041】生成物の後精製は、ほかの、シクロデキス
トリンまたはシクロデキストリン誘導体の後精製のため
の公知の方法により全く同様に行うことができる。その
ような方法の例は直接的結晶化、活性炭吸着、イオン交
換クロマトグラフィー、ゲル浸透クロマトグラフィーま
たは酵素による分解法である。
【0042】別のシクロデキストリン誘導体の後精製
は、所望の場合は、技術水準から公知のように、たとえ
ばカラムクロマトグラフィーまたは分取HPLCにより
実施することができる。
【0043】本発明による方法の第2の変更実施態用に
より触媒として少なくとも1種の酸性のイオン交換体を
使用する。
【0044】本発明による方法のこの実施態用を実施す
るために、少なくとも1種のシクロデキストリンまたは
シクロデキストリン誘導体、少なくとも1種のグルコシ
ルドナーおよび少なくとも1種のH+形の酸性のイオン
交換体を同時にまたは相次いで溶剤に添加する。シクロ
デキストリンおよびグルコシルドナーは1:1〜1:2
0のモル比で使用する。シクロデキストリンおよび酸性
のイオン交換体は1:0.1〜1:5の重量比で使用す
る。反応は70〜150℃で、有利には約100℃で、
1〜24時間、有利には2〜8時間の時間にわたって実
施する。
【0045】酸性触媒作用させた反応に続いて酸性のイ
オン交換体を常法で有利には反応バッチの濾過または遠
心分離(たとえば10gで10分)により分離する。
【0046】反応生成物の単離および場合による引き続
く後精製は、本発明による方法の第1の変更実施態用の
ために記載されたと同様の方法で実施することができ
る。
【0047】本発明により、酸および酸性のイオン交換
体を同時に使用することは全く同様に可能である。
【0048】本発明による方法により、統計学的に、無
定形の(Gnm−x−CDの混合物として特徴付けられ
るグリコシル化されたシクロデキストリンが得られ、上
記式中で、Gは同じかまたは異なり、D−グルコピラノ
シル基、D−マンノピラノシル基、D−ガラクトピラノ
シル基、D−フルクトフラノシル基、D−フルクトピラ
ノシル基、D−キシロピラノシル基、D−ソルボピラノ
シル基、D−リボピラノシル基、β−D−フルクトフラ
ノシル−α−D−グルコピラノシル基、4−O−α−D
−グルコピラノシル−D−グルコピラノシル基、4−O
−β−D−グルコピラノシル−D−グルコピラノシル
基、2−アセチルアミノ−2−デオキシ−グルコピラノ
シル基、2−アセチルアミノ−2−デオキシ−マンノピ
ラノシル基、2−アセチルアミノ−2−デオキシ−ガラ
クトピラノシル基、2,3,4,6−テトラ−O−アセ
チル−グルコピラノシル基を表し、nは1〜7の数を表
し、mは1〜16の数を表し、x−CDはα−、β−ま
たはγ−シクロデキストリンを表し、m個の酸素結合し
た水素原子は同じかまたは異なるGn基により置換され
ている。
【0049】本発明の方法により、大部分が低置換の生
成物、すなわちグリコシル基が結合した生成物が得られ
る。この生成物分布は有利である、それというのも低置
換のシクロデキストリンは高置換のシクロデキストリン
に比べて周知のように改良された錯形成特性を有するか
らである。
【0050】側鎖の結合位置および枝分かれのグリコシ
ド結合の立体化学は本発明により得られたシクロデキス
トリン誘導体においては特定されていない。これに対し
て酵素により製造されたシクロデキストリン誘導体にお
いてはグリコシド結合は常にα(1→6)結合してい
る。
【0051】無定形の混合物の組成はシクロデキストリ
ンの求められる転化率とともに変動する。約40%まで
の転化率においては高い選択性を有する誘導体が得ら
れ、これは主として枝分かれ単位で置換されている。転
化率が増加するとともにより高度に置換されたシクロデ
キストリン誘導体が得られる。シクロデキストリンが完
全に転化した場合に平均して約4個の枝分かれ単位を有
する生成物が得られる。オリゴサッカリド側鎖のような
単糖側鎖が形成される。
【0052】本発明によるシクロデキストリン誘導体は
シクロデキストリンに関して公知であるようなすべての
使用に使用することができる。たとえば水に溶けにくい
かまたは水に溶けない物質を可溶化するためにまたは親
油性の媒体から物質を分離または抽出するために好適で
ある。
【0053】製薬学的使用においては更に製薬学的に有
効な物質の生物的使用可能性を高めるかまたはこの物質
の遅延を生じることができる。
【0054】食品技術または化粧品の使用において本発
明による物質は香料またはビタミンを安定化するために
使用することができる。
【0055】もう1つの使用分野は本発明による物質ま
たはその溶液を有機溶剤の代わりに使用することであ
る。
【0056】
【実施例】以下の実施例により本発明を詳細に説明す
る。実施例に記載された反応の経過は薄層クロマトグラ
フィーにより検査した。
【0057】生成物の平均分子量は高速原子衝撃質量分
析(f.a.b.MS)およびゲル浸透クロマトグラフ
ィー(GPC)により測定した。
【0058】非置換のシクロデキストリンの%割合はG
PCにより測定した。
【0059】例1 β−シクロデキストリン50g(含水量13%)、グル
コース20gおよびAmberlyst 15(Rohm u
nd Haas社、Philadelphia,米国)100gをジメチル
ホルミアミド500ml中で常圧下で100℃で13.
5時間撹拌した。取り出した反応混合物を濾紙により濾
過した。ジメチルホルミアミドを濾液から留去した。
【0060】生成物を水80mlに溶かした。溶液を撹
拌しながらアセトン320mlに滴加した。沈殿物を遠
心分離し、空気に接触させて乾燥した。8時間の反応時
間後に沈殿物は以下の組成を有した。
【0061】残留物含量:β−シクロデキストリン4.
0%、還元糖13.4%、分枝シクロデキストリン8
2.6%。
【0062】例1a 例1に記載と同様のバッチから30分および60分後
に、その後は60毎にバッチ5mlを取り出し、前記の
ように後処理した。これから得られた時間/転化率曲線
を図1に記載した。
【0063】例2〜22 例1に記載と同様にして第1表に記載のシクロデキスト
リン、グリコシルドナー、触媒および溶剤を使用して本
発明による方法を実施した。反応を実施する際の例1に
記載の方法との相違および反応生成物の組成を第1表に
同様に記載した。例1aに記載と同様にして例2に関し
て同様に時間/転化率を測定した。例2に関するこの時
間/転化率曲線を図2に記載した。
【0064】
【表1】
【0065】
【表2】
【0066】AGlc:1,6−アンヒドロ−β−D−
グルコピラノース、 MeGlc:メチル−α−D−グルコピラノシド、 p−TosOH:パラトルエンスルホン酸、 DMF:ジメチルホルムアミド、 NMP:N−メチルピロリドン。
【0067】例23 β−シクロデキストリン(含水量13%)50gおよび
グルコース20gをHClガスで飽和したジメチルホル
ムアミド500ml中に溶かした。反応混合物を25℃
で48時間撹拌した。アンモニア溶液(25%)150
mlを加えて反応混合物をアルカリ性にした(pH=
8)。ジメチルホルムアミドを留去した。生成物を水8
0ml中に溶かした。溶液を撹拌しながらアセトン32
0ml中に滴加した。沈殿物を遠心分離し、空気に接触
させて乾燥した。β−シクロデキストリンの残留物含量
は15.4%であった。
【0068】比較例1 熱分解によるシクロデキストリン誘導体の製造を米国特
許第5118354号明細書の例3に記載のように実施
した。時間/転化率曲線を図3に記載した。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1aの時間/転化率曲線である。
【図2】実施例2の時間/転化率曲線である。
【図3】比較例1の時間/転化率曲線である。
フロントページの続き (72)発明者 ジルケ シャイディング ドイツ連邦共和国 ウンターシュライス ハイム ライファイゼンシュトラーセ 66 (56)参考文献 CA 115:282425,1991

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分枝シクロデキストリンを製造する方法
    において、少なくとも1種のシクロデキストリンまたは
    シクロデキストリン誘導体と、少なくとも1種のグリコ
    シルドナーとを、シクロデキストリンとグリコシルドナ
    ーのモル比が1:1〜1:20で触媒の存在下で溶剤中
    で反応させることを特徴とする分枝シクロデキストリン
    の製造方法。
JP6174252A 1993-07-26 1994-07-26 分枝シクロデキストリンの製造方法 Expired - Lifetime JP2558074B2 (ja)

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