JP2557538Y2 - 高所作業車 - Google Patents

高所作業車

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JP2557538Y2 JP6539092U JP6539092U JP2557538Y2 JP 2557538 Y2 JP2557538 Y2 JP 2557538Y2 JP 6539092 U JP6539092 U JP 6539092U JP 6539092 U JP6539092 U JP 6539092U JP 2557538 Y2 JP2557538 Y2 JP 2557538Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は高所作業車に関する。す
なわち、車輌本体上に作業台が昇降機構により垂直に昇
降可能に組み付けられた、高所作業車に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】このような高所作業車の昇降機構として
は、まず、両端およびクロスする中央がそれぞれ枢着さ
れたビームを多数用いた、いわゆるシーザス式のものが
用いられていた。しかしながら、このシーザス式の昇降
機構の高所作業車は、支点が多いので揺れが大きく、特
に上昇時の作業台の揺れが大きいので、作業時の安定性
が悪く作業に不安が指摘されていた。そこで揺れが小さ
い、いわゆるシグマ型で屈折式の昇降機構を備えた高所
作業車が、最近用いられつつある。図7および図8は、
このような屈折式の昇降機構を備えた高所作業車の従来
例を示し、図7は収納時の側面図、図8は展開時の側面
図である。
【0003】すなわち、この高所作業車の昇降機構1は
屈折式よりなり、車輌本体2上に固定された下マウント
3に基端が枢着されると共に、先端が中間ブラケット4
に枢着された1本の下ブーム5、および、中間ブラケッ
ト4に基端が枢着されると共に、先端が作業台6に固定
された上マウント7に枢着された1本の上ブーム8、を
備えていた。そしてこの高所作業車では、下ブーム5お
よび上ブーム8が共に起立姿勢に展開されることによ
り、作業台6が上昇し、又、下ブーム5および上ブーム
8が共に倒れた姿勢に収納されることにより、作業台6
が降下するようになっていた。そして、このような屈折
式の昇降機構1を用いた高所作業車では、従来、収納時
においては図7に示したように、下ブーム5および上ブ
ーム8は共に略水平に倒されると共に、上ブーム8が、
下ブーム5上に若干の間隔を存し重なって収納されてい
た。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。すなわ
ち、このような屈折式の昇降機構1を用いた従来の高所
作業車は、作業台6の上昇高さを高く設定するほど、全
長が長くなるという難点があった。つまり、展開時(図
8参照)の作業台6の縦の上昇ストロークを大きく設定
すると、その分、下ブーム5や上ブーム8が長くなる
が、従来のこの種昇降機構1では、前述により下ブーム
5上に上ブーム8が並んで収納されていたので、収納時
(図7参照)の全長も対応して長くなっていた。例え
ば、展開時の作業台6の上昇高さが4.2m級の高所作
業車の場合、収納時の全長は約2m程度であるが、展開
時の作業台6の上昇高さを6.2mに設定した場合、下
ブーム5および上ブーム8は約1mずつ長くなるが、こ
れに対応して、従来の高所作業車では、全長も約1m長
くなり、全長約3m程度となっていた。
【0005】このように、屈折式の昇降機構1を用い
た、図7や図8に示した従来の高所作業車は、展開時の
作業台6の上昇高さを高くすると収納時の全長が長くな
り、全体も構造的に大型化しコンパクトでなくなり、狭
い場所に出入りできず急角度で曲がれない等、作業性に
問題が指摘されていた。又、このように全長が長くなる
と共に、昇降機構1の他の部材や車輌本体2の各部材の
寸法も、当然長く・大きくなるので、従来のこの種高所
作業車は、この面からも全体が大型化しコンパクトでな
く、例えば収納時において作業台6の高さが高く、作業
性が悪いという指摘があった。
【0006】ところで図9は、他の従来例に係る高所作
業車の収納時の要部を示し、(1)図は平面図、(2)
図は側面図である。この図9に示した、屈折式の昇降機
構1を用いた従来の高所作業車では、その上ブーム9
は、途中で側方に傾斜した折曲部10が形成された1本
のブームよりなり、収納時において、この折曲部10に
より上ブーム9が下ブーム5に当接せず、これを避ける
ように設定されている。そこで、図示のように収納時に
おいては、下ブーム5および上ブーム9は、共に基端を
上位に上下に若干傾斜すると共に、両者は中央付近でク
ロスする。従って、この図9に示した高所作業車では、
展開時の作業台6の上昇高さを高くしても、収納時にお
いては、下ブーム5および上ブーム9が上下に傾斜して
いる分、つまり上述した図7や図8のもののように、下
ブーム5および上ブーム8が上下に並んで収納されてい
ない分だけ、全長が短くなり、図7や図8の高所作業車
で指摘されていた問題は解消される。
【0007】しかしながら、この図5の従来の高所作業
車では、折曲部10が形成されているので、上ブーム9
が、作業台6の中心線から側方にずれてしまうという難
点があった。すなわち、上ブーム9を作業台6下に取付
ける上マウント7の位置が、折曲部10の側方への傾斜
分だけ、作業台6の前後方向に沿った中心線から側方に
外れ、作業台6の支点が上下で左右にずれた片持構造と
なっていたので、展開時に、上昇した作業台6について
揺れが発生しやすく、大きな揺れのため作業時の安定性
が悪く、この面から作業性に問題が指摘されていた。
【0008】本考案は、このような実情に鑑み、上記従
来例の問題点を解決すべくなされたものであって、収納
時において、上ブームが下ブームをまたいで挟み込み、
下ブーム5および上ブームが共に基端を上位に傾斜する
と共に中央付近でクロスする、屈折式の昇降機構を採用
したことにより、第1に、作業台の上昇高さを高く設定
しても全長が比較的短いと共に、第2に、上昇した作業
台の揺れも防止される、高所作業車を提案することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本考
案の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、この
高所作業車は、車輌本体上に作業台が、屈折式の昇降機
構により垂直に昇降可能に組み付けられている。上記昇
降機構は、上記車輌本体上に固定された下マウントと、
上記作業台下に固定された上マウントと、該下マウント
の上部に基端が枢着されると共に先端が中間ブラケット
の下部に枢着された下ブームと、該中間ブラケットの上
部に基端が枢着されると共に先端が該上マウントの下部
に枢着された上ブームと、を有してなる。そして、該下
ブームおよび上ブームが共に起立姿勢に展開されること
により、上記作業台が上昇し、又、該下ブームおよび上
ブームが共に倒れた姿勢に収納されることにより、上記
作業台が降下するようになっている。さてここで、該上
ブームは、中間から先端にかけて、間隔を存し左右に分
岐した分岐部を備えている。該分岐部の間隔および左右
位置は、収納時に該下ブームをまたいで挟み込み可能に
設定され、かつ、該下マウント,中間ブラケット,上マ
ウントは、収納時に該下ブームおよび上ブームが、共に
基端を上位にして傾斜すると共に中央付近でクロスする
ように、それぞれの高さ寸法が設定されている。
【0010】
【作用】本考案は、このような手段よりなるので、次の
ごとく作用する。すなわちこの高所作業車では、昇降機
構の下ブームおよび上ブームが、共に起立姿勢で下マウ
ントおよび中間ブラケット上に展開され、もって作業台
が、車輌本体上から垂直に上昇する。又、両者が共に基
端を上位に傾斜して倒れ、上ブームの分岐部間に下ブー
ムをまたいで挟み込むと共に、両者が中央付近でクロス
した姿勢で収納され、もって作業台が、車輌本体上に垂
直に降下される。そこで第1に、収納時において、下ブ
ームおよび上ブームが傾斜しクロスしている分だけ、両
者が並んでいる場合に比し全長を短くできる。従って、
展開時の作業台の上昇高さを高く設定し、下ブームおよ
び上ブームが長くなっても、この高所作業車は、収納時
の全長を比較的短くできる。これと共に第2に、展開時
において作業台は、上ブームの分岐部の両先端の上マウ
ントにて支持され、作業台の前後方向に沿った中心線を
挟み左右でバランスよく支持されているので、展開時に
上昇した作業台の揺れも防止される。
【0011】
【実施例】以下本考案を、図面に示すその実施例に基づ
いて、詳細に説明する。図1,図2,図3は、本考案の
実施例の収納時の要部を示し、図1は概略斜視図であ
り、図2の(1)図は平面概略図、図2の(2)図は側
面概略図であり、図3の(1)図は背面概略図、図3の
(2)図は正面概略図である。図4,図5,図6も同実
施例を示し、図4は収納時の側面図、図5は収納時の側
面中央付近の縦断面図、図6は展開時の作業台6や昇降
機構1の側面図である。
【0012】まず、図4,図6,更に前述の図7,図8
にも示したように、この高所作業車は、車輌本体2上に
作業台6が、屈折式の昇降機構1により垂直に昇降可能
に組み付けられている。そして、この昇降機構1は、車
輌本体2上に固定された下マウント3と、作業台6下に
固定された上マウント7と、下マウント3の上部に基端
11がピンPにて枢着されると共に先端12が中間ブラ
ケット4の下部にピンPにて枢着された下ブーム5と、
中間ブラケット4の上部に基端13がピンPにて枢着さ
れると共に先端14が上マウント7の下部にピンPにて
枢着された上ブーム15と、を有してなる。下マウント
3は、一辺側が開放された三角ボックス状よりなり、上
マウント7および中間ブラケット4は、一面が開放され
た長四角ボックス状よりなり、下ブーム5は、断面積が
大きい一本のブームよりなり、それぞれ、下マウント
3,中間ブラケット4,上マウント7等の開放面から、
下ブーム5や上ブーム15が挿入され枢着されている。
【0013】昇降機構1は、図4,図6,更に図7,図
8にも示したように、更に下ビーム16,上ビーム1
7,リンク板18,リンク棒19等を備えてなる。まず
下ビーム16は、その基端が、下マウント3の上部で下
ブーム5の基端11よりは下位にピンPにて枢着される
と共に、その先端が、中間ブラケット4の下部で下ブー
ム5の先端12よりは下位にピンPにて枢着され、もっ
てこの下ビーム16は、下ブーム5の下側に平行に配設
されている。上ビーム17は、その基端が、中間ブラケ
ット4の上部で上ブーム15の基端13よりは下位にピ
ンPにて枢着されると共に、その先端が、上マウント7
の下部で上ブーム15の先端14よりは下位にピンPに
て枢着され、もってこの上ビーム17は、上ブーム15
の下側に平行に配設されている。又、リンク板18は、
下ブーム5の先端12付近の上面に固定されると共に、
リンク棒19の基端がピンPにて枢着され、リンク棒1
9は、先端が上ブーム15の基端に枢着されている。
【0014】この昇降機構2では、このように、下マウ
ント3,下ブーム5,下ビーム16,中間ブラケット4
間に形成される下側の平行リンク機構と、上マウント
7,上ブーム15,上ビーム17,中間ブラケット4間
に形成される上側の平行リンク機構とが、リンク板18
およびリンク棒19にて、同期連動すべく連結保持され
ている。そしてこの昇降機構1では、下マウント3と下
ブーム5間にシリンダ20を、両端をピンPにて枢着し
て介裝しておき(図4,図8参照)、このシリンダ20
を伸縮動させることにより、下ブーム5が起伏されると
共に、上下2つの平行リンク機構およびリンク板18,
リンク棒19等を介し、上ブーム15も、同期連動して
起伏されるようになっている。その際、中間ブラケット
4,上マウント7,作業台6等は、常時所定の水平姿勢
等を維持しつつ、垂直に昇降動されると共に係止保持さ
れる。さてこのようにして、図6に示すように、下ブー
ム5および上ブーム15が共に起立姿勢に展開されるこ
とにより、作業台6が上昇位置決めされ、又、図4に示
すように、下ブーム5および上ブーム15が共に倒れた
姿勢に収納されることにより、作業台6が降下位置決め
されるようになっている。
【0015】さて、このような昇降機構1において、図
1,図2,図3,図5等に示したように、上ブーム15
は、中間から先端14にかけて間隔を存し左右に分岐し
た分岐部21を備え、この分岐部21の間隔および左右
位置は、収納時に下ブーム5をまたいで挟み込み可能に
設定されている。すなわち、この上ブーム15は、基端
13側は1本のブームよりなるが、その後すぐに左右に
分岐され、中間から先端14にかけては、所定間隔を存
し左右に平行に分岐した2本のブームたる分岐部21よ
りなる。そして、この左右の分岐部21は、図示のよう
に、収納時に下ブーム5をまたいで挟み込むことが可能
なように、所定間隔に設定されると共に左右位置に位置
決めされている。
【0016】これと共に、図1,図2,図3,図5等に
示したように、この昇降機構1では、下マウント3,中
間ブラケット4,上マウント7は、収納時に下ブーム5
および上ブーム15が、共に基端11,13を上位に傾
斜すると共に中央付近でクロスするように、それぞれの
高さ寸法が設定されている。すなわち収納時において、
下ブーム5および上ブーム15が、共に基端11,13
を上位に、先端12,14を下位に相互に逆方向に若干
傾斜して倒れると共に、このような下ブーム5および上
ブーム15が、中央その他の中央付近でクロスした姿勢
で位置決めされるように、下マウント3,中間ブラケッ
ト4,上マウント7等について、それぞれ、高さ寸法が
設定され上部および下部の位置が設定され、もって下ブ
ーム5および上ブーム15を枢着する各ピンPの位置が
決められている。図示例では、このような下マウント
3,中間ブラケット4,上マウント7等は、ほぼ同じ高
さ寸法に設定されている。なお、図4,図5において2
2は、車輌本体2の走行用に設けられた無端状のクロー
ラであり、図4,図5,図6において23は、作業台6
の手摺枠である。
【0017】本考案は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。すなわちこの高所作業
車では、車輌本体2上から作業台6が昇降機構1により
垂直に昇降され、作業台6が上昇した展開時において
(図6参照)、各種の高所作業に供され、又、作業台6
が降下した収納時において(図4参照)、移動され保管
される。まず、昇降機構1の展開時では(図6等参
照)、下ブーム5が、車輌本体1上の下マウント3上に
若干傾いた起立姿勢で位置決めされると共に、上ブーム
15が、このような下ブーム5上の中間ブラケット4上
に、下ブーム5とは逆方向に若干傾いた起立姿勢で位置
決めされ、もって、このような上ブーム15の分岐部2
1上に、それぞれ上マウント7を介し作業台6が上昇し
て位置決めされている。次に、昇降機構1の収納時では
(図1,図2,図3,図4,図5参照)、上ブーム15
がその分岐部21間にて下ブーム5をまたいで挟み込む
ようになっており、下ブーム5および上ブーム15は、
共に基端11,13を上位に、先端12,14を下位と
して上下に若干傾斜し、相互に逆方向に倒れると共に、
両者が中央付近でクロスした姿勢で位置決めされ、もっ
て、このように折り畳まれた昇降機構1の上ブーム15
の分岐部21上に、それぞれ上マウント7を介し作業台
6が降下して位置決めされている。
【0018】そこで、この高所作業車では、次の第1,
第2のようになる。まず第1に、昇降機構1の収納時に
おいて、下ブーム5および上ブーム15が傾斜しクロス
している分だけ、前述した図7の従来例のように両者が
上下に並んでいる場合に比し、全長を短くできる。そこ
で、展開時の作業台6の上昇高さを高く設定することに
より、下ブーム5および上ブーム15の長さが長くなっ
ても、収納時には両者が傾斜してクロスしている分だ
け、高所作業車の全長を比較的短くできる。例えば、展
開時の作業台6の上昇高さが4.2m級の高所作業車の
場合、収納時の全長は従来一般に2mであるが、展開時
の作業台6の上昇高さを6.2mに設定した場合、下ブ
ーム5および上ブーム15は約1mずつ長くなるが、本
考案の場合は高所作業車の全長は、約0.5m程度長い
約2.5m程度で良いことになり、図7の従来例では約
3m程度を要していたのに比し、全長の増加分を約半分
程度に押さえることができ、全長を比較的短くできる。
【0019】これと共に第2に、昇降機構1の展開時に
おいて、作業台6は、上ブーム15の左右の分岐部21
における両先端14の左右の上マウント7にて支持さ
れ、作業台6の前後方向に沿った中心線を挟み、左右で
バランスよく支持されている。このように作業台6は、
バランスよく2点支持されており、前述した図9のこの
種従来例の側方にずれた片持構造の場合のように揺れが
大きくなく、展開時に上昇した作業台6の揺れは防止さ
れる。
【0020】
【考案の効果】本考案に係る高所作業車は、以上説明し
たように、収納時において、上ブームが下ブームをまた
いで挟み込み、下ブームおよび上ブームが共に基端を上
位に傾斜すると共に中央付近でクロスする、屈折式の昇
降機構を採用したことにより、次の第1,第2の効果を
発揮する。
【0021】第1に、作業台の上昇高さを高く設定して
も、全長は比較的短い。つまりこの高所作業車は、収納
時の全長が比較的短くても、展開時の作業台の上昇スト
ロールを大きく設定できるようになり、上昇高さが高く
ても全体が構造的にコンパクトで大型化せず、狭い場所
にも自由に出入でき急角度で曲がることもできる等、作
業性が著しく向上する。又このように、上昇高さが高く
ても全長が比較的短いので、昇降機構の他の部材や車輌
本体の各部材の寸法も、長く・大きくならず、この面か
らも全体がコンパクトで大型化せず、例えば収納時の作
業台の高さが高くなることもなく、作業性が向上する。
【0022】第2に、上昇した作業台の揺れも防止され
る。すなわちこの高所作業車は、展開時において上昇し
た作業台の大きな揺れが防止されるので、作業時の安定
性に優れ、この面からも作業性が向上する。このよう
に、この種従来例に存した問題点が一掃される等、本考
案の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る高所作業車の実施例を示し、収納
時の要部の概略斜視図である。
【図2】同実施例の収納時の要部を示し、(1)図は平
面概略図、(2)図は側面概略図である。
【図3】同実施例の収納時の要部を示し、(1)図は背
面概略図、(2)図は正面概略図である。
【図4】同実施例の収納時の側面図である。
【図5】同実施例の収納時の側面中央付近の縦断面図で
ある。
【図6】同実施例の展開時の作業台や昇降機構の側面図
である。
【図7】従来例の高所作業車の収納時の側面図である。
【図8】同従来例の高所作業車の展開時の側面図であ
る。
【図9】他の従来例に係る高所作業車の収納時の要部を
示し、(1)図は平面図、(2)図は側面図である。
【符号の説明】
1 昇降機構 2 車輌本体 3 下マウント 4 中間ブラケット 5 下ブーム 6 作業台 7 上マウント 8 上ブーム(従来例のもの) 9 上ブーム(従来例のもの) 10 折曲部 11 基端 12 先端 13 基端 14 先端 15 上ブーム(本考案のもの) 16 下ビーム 17 上ビーム 18 リンク板 19 リンク棒 20 シリンダ 21 分岐部 22 クローラ 23 手摺枠 P ピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌本体上に作業台が、屈折式の昇降機
    構により垂直に昇降可能に組み付けられた高所作業車で
    あって、 上記昇降機構は、上記車輌本体上に固定された下マウン
    トと、上記作業台下に固定された上マウントと、該下マ
    ウントの上部に基端が枢着されると共に先端が中間ブラ
    ケットの下部に枢着された下ブームと、該中間ブラケッ
    トの上部に基端が枢着されると共に先端が該上マウント
    の下部に枢着された上ブームと、を有してなり、 該下ブームおよび上ブームが共に起立姿勢に展開される
    ことにより、上記作業台が上昇し、又、該下ブームおよ
    び上ブームが共に倒れた姿勢に収納されることにより、
    上記作業台が降下するようになっており、 該上ブームは、中間から先端にかけて間隔を存し左右に
    分岐した分岐部を備え、該分岐部の間隔および左右位置
    は、収納時に該下ブームをまたいで挟み込み可能に設定
    され、かつ、該下マウント,中間ブラケット,上マウン
    トは、収納時に該下ブームおよび上ブームが、共に基端
    を上位にして傾斜すると共に中央付近でクロスするよう
    に、それぞれの高さ寸法が設定されていること、を特徴
    とする高所作業車。
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