JP2557020B2 - 食品成形方法 - Google Patents

食品成形方法

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JP2557020B2
JP2557020B2 JP5284631A JP28463193A JP2557020B2 JP 2557020 B2 JP2557020 B2 JP 2557020B2 JP 5284631 A JP5284631 A JP 5284631A JP 28463193 A JP28463193 A JP 28463193A JP 2557020 B2 JP2557020 B2 JP 2557020B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品搬送型の食品成形
方法において、食品成形装置を使って生地やこの生地に
巻き込まれる巻芯等の食品の材料を搬送する途中、各種
の食品の形状に形成する方法に関し、更に詳細には、海
苔巻様多角形食品の外観形状を成形するトラフによって
所定形状の食品に加工する食品成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば薄く焼いた卵焼き(キンシ)を生
地(可食外皮)とし、内部に干瓢,蟹蒲鉾,椎茸,玉芯
(卵焼)等の具を巻芯とした海苔巻状の食品を大量に製
造する場合、従来は手作業で前記海苔巻状の食品を製造
していたため、急な納期に合わせて所定数量を納入する
ことが極めて困難であった。そして、卵焼きは特に傷み
やすい食品であるため、納期が決まっている場合でも、
予め大量に作り置きをすることができなかった。
【0003】また、前記した食品を量産しようとする試
みとして、例えば、図19で示したように、ベッド10
0の上部に受けロール101を枢支し、その両側にサイ
ドロール102,102を前記受けロール101に対し
て傾斜させて枢支し、前記3本のロール101,10
2,102に支えられて、エンドレスのコンベアベルト
103が送られるようにしたものがあった。
【0004】前記コンベアベルト103は、コンベアベ
ルト103の走行方向(搬送方向)に沿って予め折り目
103a,103aを形成しておき、この幅と前記受け
ロール101,サイドロール102,102のそれぞれ
の長さとを適合させることによってコンベアベルト10
3に台形の断面を形成させる。この断面形状が台形の部
分に、所期の食品材料を載置することによって、輪郭形
状が該台形の形状であるようにした食品を成形しようと
するものであった。
【0005】或いはその他の方法として、図19の場合
と同様に、図20で示すように折り目103a,103
aを形成したコンベアベルト103を備える。一方、ベ
ッド100上にはガイド104を固着する。コンベアベ
ルト103は図示していない駆動ロールによってガイド
104上をスライドして移動され、この移動過程におい
て台形断面の食品を形成する方法のものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記したよ
うに受けロール101,サイドロール102,102或
いはガイド104等によって、コンベアベルト103を
折り目103a,103aで折り曲げ、食品の断面形状
を台形などに成形しょうとしても、搬送途中でコンベア
ベルト103とロール或いはガイドロール104との結
合がずれてコンベアベルト103が蛇行することがあ
り、また、ガイド104上をスライドするときに摩擦や
風圧などでコンベアベルト103が波状にうねる等して
形が崩れ、その結果、製品(食品)の外観形状が歪んだ
り、量目が不足したりするなど、安定した製品を成形で
きない欠点があった。
【0007】また、一般に食品類において購買意欲を刺
激するための要素は、口に含んだときに感じる風味や食
味が美味である等だけでは充分ではなく、これ以外に
も、形状、色彩などの外観上の要素が極めて大きい。こ
のため、前記したような海苔巻き状の食品において、美
味であっても外観的に変わり栄えがしないと飽きられて
購買意欲を減退させ、売上が低下する問題点があった。
【0008】本発明は、上述した問題点に鑑みてなされ
たもので、形状の歪みや大小のない均一な形状の海苔巻
様多角形食品を連続的に安定して大量生産することがで
きる食品成形方法を提供することを第1の目的とする。
さらに、従来人手に頼っていた海苔巻様多角形食品の生
地の巻き付け作業をコンベアベルトの走行とともに自動
的に行えるようにし、一切人手を製品に触れさせず、極
めて衛生的、且つ、高能率的で生産性を向上させること
のできる食品成形方法を提供することを第2の目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の食品成形方法は、無端ベルトを循環走行させ
るコンベアベルトに食品材料を供給し、この食品材料を
搬送する過程で製品としての所定形状の食品に加工する
食品成形方法において、走行方向に沿って折り目が形成
されたコンベアベルトに生地を載せ、この生地の上に巻
芯を載せる食品材料の供給工程と、前記コンベアベルト
の走行とともにコンベアベルトの両側部を中央部に寄せ
ながら前記両側部を持ち上げ、前記折り目に沿って前記
コンベアベルトを屈折させて所定形状のトラフを形成す
るトラフ形成工程と、前記トラフを形成する過程におい
てトラフに収容される前記巻芯を押圧しトラフ形状に応
じた所定形状に成形する食品材料の成形工程と、前記コ
ンベアベルトの走行経路に沿って対向配置されたガイド
部により前記トラフの両側を案内するとともに、前記ト
ラフの両側に形成された前記コンベアベルトの平坦部を
吸引エアにより前記ガイド部の上面に吸着して、前記コ
ンベアベルトの蛇行とトラフの変形を防止するコンベア
ベルトの案内工程と、前記平坦部のうちの一方に載置さ
れた前記生地の一側部と前記平坦部のうちの他方に載置
された前記生地の他側部を交互に巻芯上に折り返し、ト
ラフに収容された前記巻芯の上に前記生地を被せる生地
折返工程と、前記トラフ形成工程において持ち上げた前
記コンベアベルトの両端部を下降させて、前記トラフを
消去させるトラフ消去工程とからなることを特徴とす
る。また、前記生地折返工程は、前記コンベアベルトの
案内工程に設けられ、一方の前記平坦面から他方の前記
平坦面まで傾斜する傾斜案内部を有する第一折返誘導板
に、前記生地の一側部を載せ、前記コンベアベルトの走
行とともに前記傾斜案内部に沿って前記一側部を折り返
して前記巻芯上に被せた後、前記案内工程に設けられ、
他方の前記平坦面から一方の前記平坦面まで傾斜する傾
斜案内部を有する第二折返誘導板に、前記生地の他側部
を載せ、前記コンベアベルトの走行とともに前記傾斜案
内部に沿って前記他側部を折り返して前記巻芯上に被せ
るようにしてもよい。さらに、前記生地折返工程では、
前記第一折返誘導板および第二折返誘導板と前記コンベ
アベルトとの間に前記トラフに向けてエアを噴射し、折
り返しの際に前記生地が第一折返誘導板および第二折返
誘導板に密着しないようにしてもよい。また、前記食品
材料の供給工程においては、前記トラフが形成されたと
きに前記コンベアベルトの他方の平坦部に載置される前
記生地の他側部が、前記トラフに収容された巻芯の上面
の幅よりも広幅になるように前記生地を供給し、前記生
地折返工程では、一方の前記平坦部まで延出する傾斜案
内部を有する前記第二折返誘導板により生地の前記他側
部を前記コンベアベルトの一方の平坦部に達するまで折
り返し、前記トラフ消去工程において、前記一方の平坦
部に達するまで折り返された前記生地の余剰部分が前記
巻芯の側面に垂れ下がるようにしてもよい。
【0010】
【作用】本発明は上記のように構成されているので以下
のように作用する。 食品材料の供給工程では、予め折り目が形成された
コンベアベルトに、生地や巻芯等の食品材料が連続的に
供給される。 トラフ形成工程では、コンベアベルトの走行ととも
にコンベアベルトの両側部を中央側に寄せながら前記両
端部を持ち上げることにより、折り目部分でコンベアベ
ルトを屈折させてコンベアベルトを所定形状のトラフを
形成する。食品材料は、トラフが形成される過程におい
てトラフ内に収容される。 食品材料の成形工程では、巻芯や生地を押圧してこ
れら食品材料をトラフの隅々まで行き渡らせ、トラフ形
状に従った所定の形状に成形する。 コンベアベルトの案内工程では、トラフの両側に設
けたガイド部によりトラフを両側から案内するととも
に、エアの吸引によりトラフの両側に形成されたコンベ
アベルトの両平坦部をガイド部上面に吸着させ、コンベ
アベルトの蛇行とトラフの変形を防止する。 生地折返工程では、コンベアベルトの走行ととも
に、トラフからコンベアベルトの前記平坦部に延出する
生地の一側部を巻芯上に折り返し、次いで他側部を巻芯
上に折り返す。コンベアベルトの案内工程に第一および
第二折返誘導板を設けたものは、以下の手順によって生
地が折り返される。まず、コンベアベルトの走行方向手
前側に設けられた第一折返誘導板の上にトラフから前記
コンベアベルトの一方の平坦部上に延出する生地の一側
部を載せる。前記一側部は、コンベアベルトの走行とと
もに第一折返誘導板の傾斜案内部に沿って、折り返され
る。次いで、コンベアベルトの走行方向向こう側に設け
られた第二折返誘導板の上にトラフから前記コンベアベ
ルトの他方の平坦部上に延出する生地の他側部を載せ
る。前記他側部は、コンベアベルトの走行とともに第二
折返誘導板の傾斜案内部に沿って、折り返される。この
際、第一および第二折返誘導板とコンベアベルトとの間
の隙間にエアを流通させれば、生地と第一,第二折返誘
導板との密着を防止して、生地を破ることなくスムース
な折り返しができるようになる。このようにしてコンベ
アベルトの走行とともに連続して流される海苔巻様多角
形食品に、直接手を触れることなく大量に生産でき、衛
生的に大量生産することができるから、生産性の向上に
貢献することができる。 トラフ消去工程では、コンベアベルトの走行ととも
にコンベアベルトの両端を下降させるので、トラフが消
滅し、コンベアベルト上に一定形状に形成された製品が
残ることになる。 なお、前記食品材料の供給工程においては、前記ト
ラフが形成されたときに前記コンベアベルトの他方の平
坦部に載置される前記生地の他側部が、前記トラフに収
容された巻芯の上面の幅よりも広幅になるように前記生
地を供給し、前記生地折返工程では、一方の前記平坦部
まで延出する傾斜案内部を有する前記第二折返誘導板に
より生地の前記他側部を前記コンベアベルトの一方の平
坦部に達するまで折り返すようにすれば、トラフ消去後
に前記一方の平坦部まで折り返した生地の余剰部分が前
記巻芯の側面に垂れ下がるので、生地が部分的に強固に
巻付けられた状態の製品を自動成形することができる。
【0011】
【実施例】まず、本発明の食品成形方法を実施できる食
品成形装置の構成を図1〜図5に従って説明する。図1
は本発明の一実施例の全体を示す正面図、図2は図1を
斜め後方から見た全体を模式的に示す斜視図、図3は図
1の領域iii 部を拡大して示す平面図、図4は図1の領
域iv部を拡大して示す平面図、図5は食品成形装置を図
1の右方向から見た側面図である。
【0012】図1において、Aは食品成形装置で、H型
鋼,L型鋼,I型鋼またはC型鋼等のステンレス製アン
グル等を組み合わせてテーブル1を形成し、同様にして
形成したそれぞれ2本の相互に対設される脚1a,1
b,1cに支持されて床面FLに載置する。尚、前記脚
1a…の床接地部分は周知のネジによる調整構造にして
あり、このネジの進退によって床面の凹凸等に対応し、
テーブル1を水平な状態に維持するようになっている。
【0013】図1及び図4において、前記テーブル1の
左端下部には駆動用の駆動モータ2が取り付けられてい
て、チェーン3を介してテーブル1の一端側に回転自在
に取り付けられた駆動ロール4に連結されている。前記
駆動モータ2,駆動ロール4にはそれぞれ所定歯数のス
プロケットギアが取り付けられ、それぞれのギアレシオ
を適切に設定することによってコンベアベルト5の走行
速度を設定する。また、テーブル1の他端側には従動ロ
ール6が取り付けられ、コンベアベルトは駆動ロール4
と従動ロール6との間に張設されている。さらに、従動
ロール6と駆動ロール4の間のテーブル1には、コンベ
アベルト5を下方側から支持するための複数の支えロー
ル1d,1d・・が回転自在に設けられている。
【0014】図2ないし図4に示すように、従動ロール
6と駆動ロール4の間の支えロール1d,1d・・の上
方には、従動ロール6側から順に、水平面内でコンベア
ベルト5の走行方向Dに直交する軸を中心に回転自在
に、かつ、対向して配置された二つの切頭円錐形状の幅
寄せロール7,7と、垂直軸を中心に回転自在に設けら
れ、対向配置されたサイドロール8,8と、コンベアベ
ルト5の走行方向D(図1参照)に対向配置された2本
の中空角状のガイド9,9が設けられ、コンベアベルト
5はこの幅寄せロール7,7とガイド9,9によって支
えられている。ガイド9,9は、図1に示すようにコン
ベアベルト5の走行方向に沿って若干上側に凸状に湾曲
して形成されていて、ガイド9,9の上面の全長にわた
ってコンベアベルト5の平坦部5e,5eが密着するよ
うになっているとともに、コンベアベルト5が従動ロー
ル6から駆動ロール4に向かう過程で正面視して緩やか
な山形の走行経路をなすようになっている。
【0015】コンベアベルト5は、比較的薄手の弾力性
を有する合成樹脂またはガラスクロス等から成り、後述
するトラフ5d(以下、この実施例において溝5dと記
載する)を形成するために、コンベアベルト5の走行方
向に沿って平行な折り目5a,5a,5b,5bが予め
形成されている。そして、従動ロール6側から駆動ロー
ル4側に向かう途中で、幅寄せロール7,7によりコン
ベアベルト5の両側部が中央部に寄せられるとともに、
幅寄せロール7,7からガイド9,9に向かう過程にお
いて両側部が徐々に持ち上げられる。これにより、コン
ベアベルト5は折り目5a,5a,5b,5bで屈折
し、サイドロール8,8によって整形されて上向きコの
字状の溝5dが形成されるとともに、溝5dの両側に平
坦部5e,5eが形成される。なお、図2において符号
9f,9fは、コンベアベルト5がガイド9,9上で蛇
行しないように、コンベアベルト5の両側部の端縁をガ
イドするコンベアガイドである。
【0016】従動ロール6および駆動ロール4は、中央
部が両端部よりも太い所謂太鼓状或いは樽(ビール樽)
状に形成されていて、前記コンベアベルト5が蛇行しな
いようになっている。前述したように、コンベアベルト
5は従動ロール6と駆動ロール4との間に張設されてい
るが、従動ロール6は以下に説明する緊張板10により
コンベアベルト5の走行方向と平行な方向に位置調整を
することができるようになっていて、コンベアベルト5
の張力を微調節できるようになっている。すなわち、緊
張板10はテーブル1に対し、図1において、左右方向
にスライド自在に取り付けられており、テーブル1に回
転自在に設けられたハンドル11によって任意量スライ
ドできるようになっている。
【0017】図4に示すように、一方のガイド9の上部
には、溝5dからコンベアベルト5の溝両側の平坦部5
e,5eに延出するキンシ16の一方の端部(一側部)
16bを折り返すための板状の第一折返誘導板13が、
他方のガイド9の上部には、他方の端部(他側部)16
cを折り返すための第二折返誘導板14が交互に取り付
けられている。第一折返誘導板13と第二折返誘導板1
4のコンベアベルト5の中心線5c側の端縁には、図4
に示すように、コンベアベルト5の中心線5cに対して
傾斜する傾斜案内部としての折返面13a,14aが形
成され、この折返面13a,14aにはそれぞれ端部1
3b,13c,14b,14cが形成されている。尚、
この折返面13a,14aは、コンベアベルト5上に載
置された後述するキンシ16に傷を付けないようにする
ために、それぞれの端面部分を円弧状に面取りを施され
ている。端部13b,14bは中心線5cから従動ロー
ル6に向かうほど離れるように位置し、駆動ロール4側
の他方の端部13c,14cは逆に中心線5cを通り過
ぎて反対側まで延長している。
【0018】第一折返誘導板13及び第二折返誘導板1
4は、それぞれ吹き出し用のノズル13d,14dを設
けている。このノズル13d,14dは、コンベアベル
ト5に載置されたキンシと第一折返誘導板13及び第二
折返誘導板14が密着しないように、両者の間に空気層
を介在させるためのもので、図4においては3個づつ設
けた状態を示しているが、特に3個とは限らず、1個で
もよい。前記ノズル13d,14dはそれぞれ図示して
いないエアコンプレッサー等から所要の圧縮空気を濾過
器で濾過して清浄空気とした後、ガイド9,9と第一折
返誘導板13及び第二折返誘導板14との間を走行する
コンベアベルト5に噴射する。
【0019】図6は図1のvi-vi 方向の断面側面図で、
ガイド9,9の断面形状を示すものである。中空角状の
ガイド9,9は、同図で示したように角若しくは丸或い
はその他の形状のパイプまたはチューブ等の連結管9a
によって気密であるようにして連結されている。この連
結管9aは排水管9bに連結され、ドレン受け12へ排
水されるようになっている。この排水管9bは途中でコ
ック9cで開閉され、閉鎖時には連結管9aと気密に遮
断される。
【0020】前記連結管9aには更に吸気管9dが連結
され、両方のガイド9,9から排気し、ガイド9,9の
内部を負圧とする。ガイド9,9の上面には外気をガイ
ド9,9内に取り込むとともにガイド9,9上を走行す
るコンベアベルト5の両端部を吸引する吸気孔9e,9
eを設けてあり、ガイド9,9中の負圧はこの吸気孔9
e,9eから補われる。前記吸気管9dはガイド9,9
内を連続的に負圧にしているので、吸気孔9e,9eは
連続的に外気を吸気し、図6に示す矢印の如く排気管9
dから排出される。尚、この吸気孔9eはガイド9の長
手方向に沿って多数穿設される。
【0021】図6において、第一折返誘導板13,第二
折返誘導板14はそれぞれ他端側(コンベアベルト5の
両側部側)をガイド9,9側に折り曲げるかまたはワッ
シャなど適宜なスペーサを介するなどによって、ガイド
9,9との間に適切な隙間を有するように設けてガイド
9,9に固設されている。コンベアベルト5は、ガイド
9,9の前記した隙間を通って走行するので、ガイド
9,9と第一折返誘導板13,第二折返誘導板14との
間に設けられる適切な隙間は、コンベアベルト5が支承
なく通り抜けることができる程度であればよい。なお、
ガイド9,9を通過した後コンベアベルト5は吸気孔9
e,9eおよびコンベアガイド9f,9fによる両側の
規制が解除されるとともに、ガイド9,9から駆動ロー
ル4に向かうに従ってコンベアベルト5の平坦部5e,
5eが外側に後退しながら下降し溝5dが消滅して(図
1参照)、コンベアベルト5は平面形状に復帰する。
【0022】図7乃至図9はそれぞれ図1における矢印
vii-vii,viii-viii,ix-ix 線部のコンベアベルト5およ
びキンシ16の断面形状を示すものである。前記コンベ
アベルト5には、図3および図7乃至図9で示すよう
に、コンベアベルト5の走行方向に沿って折り目5a,
5a,5b,5bが予め形成され、この折り目部分から
折り曲げられるようになっている。この折り目5a,5
a,5b,5bの振り分けの位置を中心線5cとする。
また、折り目5a…5bが折り曲がることによって溝5
dとその両側の平坦部5e,5eを形成する。そして、
図1及び図3乃至図4で示したように、サイドロール
8,8とガイド9,9との間に設けられた押圧ロール1
5によって、コンベアベルト5の上部から前記中心線5
cに沿った位置で後述する具からなる巻芯20を押さ
え、前記巻芯20の上部の形状を整える。
【0023】図10乃至図12はキンシ16に対してオ
ボロ17,玉芯18,蟹蒲鉾19などの具からなる巻芯
20を逐次供給していく状態を示した断面図である。
尚、巻芯20を構成する具は、前記オボロ17,玉芯1
8などに限定するものではなく、干瓢,松茸,ベーコ
ン,チーズ,鮪,米飯など、相互に馴染みのよい取り合
わせであればよい。
【0024】図13乃至図図18は前記第一折返誘導板
13,第二折返誘導板14によってキンシ16を折り返
していく過程を示す。すなわち、第一折返誘導板13の
折返面13aは、駆動ロール4に向かうほど中心線5c
に近づき、駆動ロール4側の端部は中心線5cを越えて
位置している。そのため、キンシ16の一側部である一
方の端部16bが第一折返誘導板13の上に載置される
と、コンベアベルト5の走行とともに第一折返誘導板1
3の折返面13aによって端部16bが内側(巻芯20
側)に徐々に折り返される(図13,図14参照)。同
様に、他側部である他方の端部16cを第二折返誘導板
14上に載置することにより、コンベアベルト5の走行
とともに第二折返誘導板14の折返面14aによって他
方の端部16cが内側(巻芯20側)に徐々に折り返さ
れる(図15,図16の状態)。なお、キンシ16は、
図示しないタンクで予め液状にして蓄えられている卵
を、帯状の薄い卵焼きに加工して図1における矢印Bの
位置でコンベアベルト5上に供給して形成され、オボロ
17,玉芯18,蟹蒲鉾19などの具からなる巻芯20
は、矢印Cで示した部分から供給される。
【0025】次に、本発明の作用を各工程ごとに説明す
る。 [食品材料の供給工程] 前記コンベアベルト5の上部には、図示していないコン
トロールパネルの関連作動により、コンベアベルト5の
中央部にコンベアベルト5の両側部に至る幅で図1の矢
印Bの部分からキンシ16を供給する。なお、この実施
例においてキンシ16は、海苔巻様多角形食品の全周を
囲繞する以上(この実施例の場合、全周の150%位)の幅
寸法でコンベアベルト5上に供給され、かつ、両側部の
うちの他方(図7〜図9において右側)が一方よりも幅
広になるようにコンベアベルト5に載置される。この
後、図1における折り目5b,5bの間の矢印Cで示す
部分からオボロ17,玉芯18,蟹蒲鉾19などの具か
らなる巻芯20を連続的に載置する。
【0026】[トラフ形成工程] 矢印Cで示す部分を通過した後、コンベアベルト5は幅
寄せロール7,7,サイドロール8,8からガイド9,
9に至るまでの間に、徐々に両側部が持ち上げられなが
ら溝5dが形成される。すなわち、ガイド9,9は、コ
ンベアベルト5の走行方向に沿って上側に凸状に湾曲し
て形成されているので、コンベアベルト5の両端が徐々
に持ち上げられると、コンベアベルト5は折り目5a,
5a,5b,5bで屈折して中央部が落ち込み、上向き
コの字状の溝5dが形成されるとともに、溝5dの両側
には、平坦部5e,5eが形成される。溝5dには、先
ずキンシ16が敷かれてその上に巻芯20が載置される
から、この溝5dが形成されたときには、図12に示す
ように、キンシ16,巻芯20が溝5dに収容された状
態になる。
【0027】[材料成形工程] 溝5dに収容された巻芯20は、サイドロール8,8お
よびガイド9,9により両側を整形され、また、溝5d
が形成される過程において摩擦などで前記巻芯20が溝
5dに馴染まず、角隅部に行き渡らないことがあるた
め、サイドロール8,8を越えたところで溝5dの上部
から押圧ロール15によって巻芯20を押圧し、平らに
整形される。このようにして、巻芯20は、整然とした
矩形が形成される。勿論、溝5dによって形成される巻
芯の形状は矩形等特定の形状に限定されるものではな
く、例えば多角形,U字形,V字形等であってもよい。
【0028】[コンベアベルトの案内工程] コンベアベルト5は、溝5dがガイド9,9の間を通過
することにより横方向の蛇行が規制されて、製品(食
品)の外観形状に歪みが生じたり量目が不足したりする
ことがない。
【0029】前記駆動モータ2の回転開始と同時に、図
7において、例えば図示していないコンプレッサー等に
より同図の吸気管9dから空気を吸い出し、角柱状のガ
イド9,9内を負圧にする。二連のガイド9,9は、連
結管9aによって連結されているから、それぞれの吸気
孔9e,9eが外気を吸入し、この吸入する力がコンベ
アベルト5の両側部に形成された平坦部5e,5eを吸
着する。これにより、溝5dが形成された後も、溝5d
に供給された巻芯20の重み等によってコンベアベルト
5が中心部側に寄ってしまったり、蛇行したりするとい
うことを防止し、溝5dの形状を保持できるようにして
いる。
【0030】[生地折返工程] キンシ16の幅は、溝5dの内壁部を覆う寸法よりも広
く形成されていて、キンシ16の中央部16aの両側の
端部16b,16cがコンベアベルト5の平板部5e,
5eに延びている。そして、図13〜図16に示すよう
に、コンベアベルト5の平板部5e,5e上から端部1
6b,16cが第一,第二折返誘導板13,14に対向
状に折り返されて巻芯20を巻き付ける。
【0031】ガイド9,9には、前述した適当な隙間を
有するように第一折返誘導板13,第二折返誘導板14
が対向して、交互に固着されている。従って、コンベア
ベルト5の平板部5e,5eは、ガイド9,9と、この
第一折返誘導板13,第二折返誘導板14との間の前記
隙間を通り抜けるが、この際、一方の端部16bおよび
他方の端部16cが順次折り返されて巻芯20の上部を
覆うようになっている。尚、図4において第二折返誘導
板14側の他方の端部16cは、,第一折返誘導板13
側の一方の端部16bよりも幅を広く形成されている。
【0032】前記一方の端部16bが第一折返誘導板1
3の折返面13aに臨んだとき、放置しておけばコンベ
アベルト5の走行によりキンシ16が折返面13aに衝
突して裂けてしまう。そこで、一側部である一方の端部
16bが折返面13aに差し掛かったときだけオペレー
タが手で端部16bを持ち上げて第一折返誘導板13の
上に載せる。同様にして、第二折返誘導板14の方も、
オペレータが手で持ち上げて第二折返誘導板14の上に
他側部である他方の端部16cを載せる。以後、図13
ないし図16に示すように、第一折返誘導板13,第二
折返誘導板14によって端部16bと端部16cを対向
状にめくり、折り返しながらキンシ16は搬送される。
【0033】図4において、キンシ16の端部16b即
ち走行の先端部を第一折返誘導板13の上に載せたあ
と、先ず端部13bが最初に盛り上がり部分に当接し、
以後次第に折返面13aが盛り上がり部分を押圧し、図
4に示す矢印xiii-xiii 線部の位置において図13に示
したように折り返す。第一折返誘導板13に載置された
キンシ16の端部16bは、コンベアベルト5の走行と
共に移動するが、この儘では第一折返誘導板13はガイ
ド9に固着されているから、この第一折返誘導板13と
キンシ16の端部16bとの間で摩擦或いは粘着を生
じ、これにより密着結合して薄く脆いキンシ16を破損
してしまう。
【0034】そこで、図4で示し、且つ図13で断面形
状を示したように、図示していないエアコンプレッサか
ら第一折返誘導板13のノズル13dを経て圧縮空気を
ガイド9,9と第一折返誘導板13の間の隙間に噴射す
ると、図13中矢印で示す如く清浄化した圧縮空気が噴
射される。従って第一折返誘導板13とキンシ16との
間に、清浄な薄い空気の層が形成され、両者の密着を防
止する。以後、図4における矢印xiv-xiv 線部において
図14に示したように巻芯20の上部を一方の端部16
bで掩蔽する。
【0035】他方の端部16cについても、前記第一折
返誘導板13と同様にノズル14dから噴射される清浄
化された圧縮空気によってキンシ16と第二折返誘導板
14との密着を防止する。
【0036】次に、図4において、コンベアベルト5上
の海苔巻様多角形食品の先端部が矢印xv-xv 線部に達す
ると、図15に示したようにキンシ16の他方の端部1
6cが半ば折り返される。そして、図4においてコンベ
アベルト5上の海苔巻様多角形食品の先端部が矢印xvi-
xvi 線部に達すると、図16に示したようにキンシ16
の端部16cが海苔巻様多角形食品を通り越して反対側
のコンベアベルト5の平板部5eに延長した状態とな
る。すなわち、前記キンシ16の幅は、海苔巻様多角形
食品の全周を囲繞する以上(この実施例の場合、全周の
150%位)の寸法なので、図18で示したように溝5dを
越えて他方の端部16cの余剰部分がはみ出し、コンベ
アベルト5の平板部5eに水平な状態で載置されるわけ
である。
【0037】[トラフ消去工程] コンベアベルト5上で巻き付けられた食品が、ガイド
9,9を通り過ごして駆動ロール4に近づくのに伴い、
コンベアベルト5の両側の平坦部5e,5eが徐々に下
降されてコンベアベルト5は次第に平らな状態となり、
溝5dが消滅するが、巻き上げられた食品は加工された
形状を維持している。以後、この食品を所定の長さに切
断し、包装など所定の次工程へ移行する。海苔巻様多角
形食品の先端部がガイド9,9から離れて駆動ロール4
に近づくにつれて、コンベアベルト5に形成した溝5d
が次第に浅くなる。すなわち、図4中の矢印xvii-xvii
線部を越えたところで両平坦部5e,5eが下降しなが
ら外方に後退し始め、溝5dの開口部が広がる。そし
て、キンシ16の前記他方の端部16cの余剰部分が、
平板部5eの下降,後退とともに海苔巻様多角形食品の
側壁部に垂れ下がる。
【0038】この状態でキンシ16は巻芯20に対し一
巻半の巻付きをしており、キンシ16自体には表面に多
少の粘着性があるので、巻芯20からキンシ16が剥が
れたりするようなこともなく、強固に巻付き状態が維持
される。巻芯20にキンシ16が巻き付けられたあと、
この海苔巻様多角形食品を所定の長さに切断し、荷造り
発送のための包装を施す。
【0039】このように、図1において矢印Bの位置か
らキンシ16を連続的に供給し、また矢印Cの位置から
各種の具(オボロ17,玉芯18,蟹蒲鉾等)からなる
巻芯20を連続的に供給を絶やさないようにすれば、極
めて美味で風味豊かな海苔巻様多角形食品を、衛生的に
且つ大量に生産することができる。
【0040】尚、前記実施例は本発明の好適な実施の一
例を示したものに過ぎず、本発明の精神に基づき、他の
実施形態を採ることは可能である。即ち、海苔巻様多角
形食品の生地としてのキンシ16を他の面状食品、例え
ばカステラ様のもの、或いは食肉加工品その他の物等と
してもよく、また巻芯としても、前記生地に風味の馴染
みのよいものであれば良い。また、生地の枚数も、一枚
とは限らず、複数枚とすることもできる。更に、折り目
の形態を種々に選択することにより、海苔巻様多角形食
品の外見上も、四角柱とは限らず、U字形,V字形また
は台形等その他の多角形状とすることができる。
【0041】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、形状の歪
みや大小のない均一な形状の海苔巻様多角形食品を、連
続的に大量生産できる。即ち、ガイドに吸気孔を形成
し、この吸気孔によってコンベアベルトを吸着保持し、
コンベアベルト走行時の波状脈動等を防止し、製品の形
状を安定して維持することができるものである。また、
本発明によれば、コンベアベルト走行時に、海苔巻様多
角形食品の生地を自動的に巻き付けることができるか
ら、衛生的に大量生産できる。即ち、キンシ等の生地が
第一,第二折返誘導板の折返面に臨む当初を除き、その
後のコンベアベルトの走行時には全く人手を煩わせず、
第一,第二折返誘導板が、海苔巻様多角形食品の両側か
ら交互に生地を巻芯に被せて巻き付かせるものであるか
ら、一切人手を製品に触れさせず、極めて衛生的であ
り、且つ、高能率的で生産性を向上せしめ得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一例を示す正面図である。
【図2】図1を斜め後方から見た全体の模式的斜視図で
ある。
【図3】図1の領域iii 部を拡大した部分平面図であ
る。
【図4】図1の領域iv部を拡大した部分平面図である。
【図5】食品成形装置を図1の右方向から見た側面図で
ある。
【図6】図1の矢印vi-vi 線部の拡大断面図である。
【図7】図1の矢印vii-vii 線部におけるコンベアベル
トおよびキンシの拡大断面図である。
【図8】図1の矢印viii-viii 線部におけるコンベアベ
ルトの拡大断面図である。
【図9】図1の矢印ix-ix 線部におけるコンベアベルト
の拡大断面図である。
【図10】キンシに巻芯を供給する第一の状態を示す説
明断面図である。
【図11】キンシに巻芯を供給する第二の状態を示す説
明断面図である。
【図12】キンシに巻芯を供給する第三の状態を示す説
明断面図である。
【図13】図4の矢印xiii-xiii 線部において、第一折
返誘導板が端部を半ば折り返えした状態を示す拡大断面
図である。
【図14】図4の矢印xiv-xiv 線部において、第一折返
誘導板が端部を完全に折り返えし終わった状態を示す拡
大断面図である。
【図15】図4の矢印xv-xv 線部において、第二折返誘
導板が端部を半ば折り返えした状態を示す拡大断面図で
ある。
【図16】図4の矢印xvi-xvi 線部において、第二折返
誘導板が端部で端部を完全に覆うように折り返し、且
つ、折り返し終わっていない状態を示す拡大断面図であ
る。
【図17】図4の矢印xvii-xvii 線部において、第二折
返誘導板が端部を完全に折り返しおわった状態を示す拡
大断面図である。
【図18】図4の矢印xviii-xviii 線部において、コン
ベアベルトのトラフを形成しているコンベアベルトが平
坦な状態に復帰し、キンシが巻芯を完全に包み込んだ状
態を示す拡大断面図である。
【図19】第一の従来例の説明図である。
【図20】第二の従来例の説明図である。
【符号の説明】
A 食品成形装置 B,C 食品材料の供給位置を示す矢印 D コンベアベルトの走行方向を示す矢印 1 テーブル 1a,1b,1c 脚 1d 支えロール 2 駆動モータ 3 チェーン 4 駆動ロール 5 コンベアベルト 5a,5a,5b,5b 折り目 5c 中心線 5d トラフ 5e,5e 平板部 6 従動ロール 7,7 幅寄せロール 8,8 サイドロール 9,9 ガイド 9a 連結管 9b 排水管 9c コック 9d 吸気管 9e,9e 吸気孔 9f,9f コンベアガイド 10 緊張板 10a 凸部 11 ハンドル 12 ドレン受け 13 第一折返誘導板 14 第二折返誘導板 13a,14a 折返面 13b,13c,14b,14c 端部 15 押圧ロール 16 キンシ 16a 中央部 16b 端部(一側部) 16c 端部(他側部) 17 オボロ 18 玉芯 19 蟹蒲鉾 20 巻芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−32962(JP,A) 特開 昭53−142583(JP,A) 実開 昭52−147195(JP,U) 特公 昭61−9832(JP,B2)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端ベルトを循環走行させるコンベアベ
    ルトに食品材料を供給し、この食品材料を搬送する過程
    で製品としての所定形状の食品に加工する食品成形方法
    において、 走行方向に沿って折り目が形成されたコンベアベルトに
    生地を載せ、この生地の上に巻芯を載せる食品材料の供
    給工程と、 前記コンベアベルトの走行とともにコンベアベルトの両
    側部を中央部に寄せながら前記両側部を持ち上げ、前記
    折り目に沿って前記コンベアベルトを屈折させて所定形
    状のトラフを形成するトラフ形成工程と、 前記トラフを形成する過程においてトラフに収容される
    前記巻芯を押圧しトラフ形状に応じた所定形状に成形す
    る食品材料の成形工程と、 前記コンベアベルトの走行経路に沿って対向配置された
    ガイド部により前記トラフの両側を案内するとともに、
    前記トラフの両側に形成された前記コンベアベルトの平
    坦部を吸引エアにより前記ガイド部の上面に吸着して、
    前記コンベアベルトの蛇行とトラフの変形を防止するコ
    ンベアベルトの案内工程と、 前記平坦部のうちの一方に載置された前記生地の一側部
    と前記平坦部のうちの他方に載置された前記生地の他側
    部を交互に巻芯上に折り返し、トラフに収容された前記
    巻芯の上に前記生地を被せる生地折返工程と、 前記トラフ形成工程において持ち上げた前記コンベアベ
    ルトの両端部を下降させて、前記トラフを消去させるト
    ラフ消去工程と、 からなることを特徴とする食品成形方法。
  2. 【請求項2】 前記生地折返工程は、 前記コンベアベルトの案内工程に設けられ、一方の前記
    平坦面から他方の前記平坦面まで傾斜する傾斜案内部を
    有する第一折返誘導板に、前記生地の一側部を載せ、前
    記コンベアベルトの走行とともに前記傾斜案内部に沿っ
    て前記一側部を折り返して前記巻芯上に被せた後、 前記案内工程に設けられ、他方の前記平坦面から一方の
    前記平坦面まで傾斜する傾斜案内部を有する第二折返誘
    導板に、前記生地の他側部を載せ、前記コンベアベルト
    の走行とともに前記傾斜案内部に沿って前記他側部を折
    り返して前記巻芯上に被せるようにしたこと、 を特徴とする請求項1に記載の食品成形方法。
  3. 【請求項3】 前記生地折返工程では、前記第一折返誘
    導板および第二折返誘導板と前記コンベアベルトとの間
    に前記トラフに向けてエアを噴射し、折り返しの際に前
    記生地が第一折返誘導板および第二折返誘導板に密着し
    ないようにしたこと、を特徴とする請求項2に記載の食
    品成形方法。
  4. 【請求項4】 前記食品材料の供給工程においては、前
    記トラフが形成されたときに前記コンベアベルトの他方
    の平坦部に載置される前記生地の他側部が、前記トラフ
    に収容された巻芯の上面の幅よりも広幅になるように前
    記生地を供給し、 前記生地折返工程では、一方の前記平坦部まで延出する
    傾斜案内部を有する前記第二折返誘導板により生地の前
    記他側部を前記コンベアベルトの一方の平坦部に達する
    まで折り返し、 前記トラフ消去工程において、前記一方の平坦部に達す
    るまで折り返された前記生地の余剰部分が前記巻芯の側
    面に垂れ下がるようにしたこと、 を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の食品成形方法。
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