JP2556969Y2 - メタリック針布 - Google Patents

メタリック針布

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JP2556969Y2
JP2556969Y2 JP1989146173U JP14617389U JP2556969Y2 JP 2556969 Y2 JP2556969 Y2 JP 2556969Y2 JP 1989146173 U JP1989146173 U JP 1989146173U JP 14617389 U JP14617389 U JP 14617389U JP 2556969 Y2 JP2556969 Y2 JP 2556969Y2
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tooth
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curved surface
teeth
radius
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博幸 山口
邦雄 岩田
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金井 宏之
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、紡機の梳綿機,ランダムカード,オープン
エンドスピニングマシンの開繊ローラ等の解繊,分繊等
に用いられるメタリック針布の改良に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
一般に、解繊,分繊に用いられるメタリック針布は、
繊維材料を迅速かつ完全に解繊し、繊維がメタリック針
布に引掛かることなく移行することが必要である。しか
も、最近の極細繊維の紡出においては特に重要となって
いる。
このため、従来のメタリック針布は第3図にしめすよ
うに、歯(9)の働角側の稜線(10)を曲面で構成した
メタリック針布(11)が考えられている。(特開昭51−
19824号公報) 〔考案が解決しようとする課題〕 しかるに、上記メタリック針布(11)は、歯先(12)
の幅Bが広く、しかも歯先(12)の両肩部がエッジによ
り構成されているため、極細繊維の紡出において、開繊
力が不充分となり、しかも繊維切断が生じ易く、品質が
低下するという問題点があった。
本考案は上記問題点を除去するためになされたもので
あり、解繊,分繊作用を高め、かつ繊維切断の少ないメ
タリック針布を得ることを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は歯の側面形状が歯先に向かう程細くなした楔
形を有し、歯先の両肩が半径R1の曲面で形成されるとと
もに、歯部の繊維が作用する稜線の少なくとも働き面側
の稜線が半径R2の滑らかな曲面で形成され、上記曲面の
半径R1およびR2が、夫々歯部の厚みHの1/5H〜1/2Hと
し、必要に応じて歯部の表面粗さをRmax 0.5μm〜3μ
mにしたメタリック針布を提供するものである。
〔実施例〕
第1図はオープンエンドスピニングマシンの開繊ロー
ラに使用されるメタリック針布の一実施例を示してい
る。
第1図に示すように、(1)はメタリック針布の歯で
あり、歯(1)の側面形状は歯先(2)に向かう程細く
なるように形成して略楔形をなしている。
歯先(2)の両肩は、第2図(イ)に示すように半径
R1が歯(1)の厚みHの約1/4の滑らかな曲面を有して
いる。
また、歯(1)の繊維が作用する働き面(3)側の稜
線(4)が歯先(2)から歯底(5)にかけて、半径R2
が歯(1)の厚みHの約1/4を有する滑らかな曲面で形
成されている。
上記のように歯先が尖頭状で、歯先の両肩及び少なく
とも働き面側の稜線を滑らかな曲面で形成してメタリッ
ク針布(6)を構成する。
なお、図中(7)は縁部である。
上記実施例においては、歯先(2)の頂部は直線で、
その両肩部を曲面となしたが、第2図(ロ)に示すよう
に歯先(2)の頂部全体を円弧面で形成することもでき
る。
また、歯(1)の働き面(3)の稜線(4)を曲面で
形成したが、背面の稜線(8)を滑らかな曲面で形成す
ることも可能である。
上記曲面の半径R1及びR2は歯の厚みHの約1/4とした
が、1/5H〜1/2Hのものであればよく、R1とR2は異なる半
径であってもよいものである。
更に、繊維の引掛りを少なくするために、歯部の表面
粗さをRmax 0.5μm〜3μmとすることが好ましい。
また、稜線に形成する曲面は歯先から歯底まで形成し
たが、歯(1)の先端から歯底(5)までの距離をAと
すると、歯先から1/2A以上に形成すればよい。
〔考案の効果〕
本考案のメタリック針布は、歯の先端を尖頭状に形成
したので、極細繊維においても歯の入り込みが良好とな
り、解繊,分繊作用が確実に行なわれる。
しかも、歯の繊維が作用する領域が滑らかな丸味を有
しているため、繊維切断を生じず、繊維の付着もなくな
るので、品質の良い繊維を紡出でき、繊維の移行も向上
する。
従って、高速,高生産が可能となり、メタリック針布
の寿命も向上するという優れた実用的効果を有するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ),(ロ)は本考案のメタリック針布の一実
施例を示し、(イ)は一部破断正面図,(ロ)は(イ)
におけるX−X線断面図,(ハ)は(イ)におけるY−
Y線切断断面図、第2図(イ),(ロ)は夫々本考案の
メタリック針布の歯部の異なる実施例を示す要部斜視
図、第3図は従来のメタリック針布の歯部を示す斜視図
である。 (1),(9)……歯、(2),(12)……歯先 (3)……働き面、(4),(8),(10)……稜線 (5)……歯底、(6),(11)……メタリック針布 (7)……縁部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯の側面形状が歯先に向かう程細くなした
    楔形を有し、歯先の両肩が半径R1の曲面で形成されると
    ともに、歯部の繊維が作用する稜線の少なくとも、働き
    両側の稜線が半径R2の滑らかな曲面で形成され、上記曲
    面の半径R1およびR2が、夫々歯部の厚みHの1/5H〜1/2H
    であるメタリック針布。
  2. 【請求項2】請求項(1)記載の稜線に形成した曲面が
    歯部の先端から歯底までの全部または先端から歯底まで
    の距離Aの1/2以上有するメタリック針布。
  3. 【請求項3】請求項(1)または(2)記載の歯部の表
    面粗さがRmax 0.5μm〜3μmであるメタリック針布。
JP1989146173U 1989-12-19 1989-12-19 メタリック針布 Expired - Lifetime JP2556969Y2 (ja)

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JPH0385474U JPH0385474U (ja) 1991-08-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49135519U (ja) * 1972-10-12 1974-11-21
JPS5119824A (ja) * 1974-08-06 1976-02-17 Kanai Hiroyuki
JPH0772371B2 (ja) * 1985-07-12 1995-08-02 金井 宏之 トツプ針布

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JPH0385474U (ja) 1991-08-29

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