JP2556745B2 - シールド機における測量用パイプの貫通方法及びその装置 - Google Patents
シールド機における測量用パイプの貫通方法及びその装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、高水圧下においてシールド機の内部に土砂
を噴出させることなく、隔壁に測量用パイプを貫通させ
ることができるシールド機における測量用パイプの貫通
方法及びその装置に関するものである。
を噴出させることなく、隔壁に測量用パイプを貫通させ
ることができるシールド機における測量用パイプの貫通
方法及びその装置に関するものである。
「従来の技術」 先に、本出願人は、第3図(a)〜(d)に示すよう
なシールド機における測量用パイプの貫通方法を提供し
た。
なシールド機における測量用パイプの貫通方法を提供し
た。
第3図中符号1は右側から地中を掘進してきた第1の
シールド機であり、2は地中を左側から掘進してきた第
2のシールド機である。そして、これら第1,第2のシー
ルド機1,2が地中の内部で接合されることにより、トン
ネルを貫通させて完成させるようにしたものである。
シールド機であり、2は地中を左側から掘進してきた第
2のシールド機である。そして、これら第1,第2のシー
ルド機1,2が地中の内部で接合されることにより、トン
ネルを貫通させて完成させるようにしたものである。
そのため、前記第1,第2のシールド機1,2は、正確な
位置合わせが必要となり、第3図に示すように、互いに
所定の距離をおいて停止し、シールド機1,2の相互の位
置関係を計測するようにしている。
位置合わせが必要となり、第3図に示すように、互いに
所定の距離をおいて停止し、シールド機1,2の相互の位
置関係を計測するようにしている。
第1のシールド機1には、第3図(a)に示すよう
に、ボーリング機3が設けられており、第2のシールド
機2には該ボーリング機3によって駆動されるケーシン
グパイプ3aを受ける受入室4が装備されている。そし
て、第1のシールド機のボーリング機3が、第1のシー
ルド機の隔壁5を貫通した後、カッタ装置6の間を貫通
させ、さらに、第2のシールド機2のカッタ装置7の間
を貫通させて、第2のシールド機の隔壁8に固定された
受入室4に貫入されるようになっている(第3図(b)
参照)。
に、ボーリング機3が設けられており、第2のシールド
機2には該ボーリング機3によって駆動されるケーシン
グパイプ3aを受ける受入室4が装備されている。そし
て、第1のシールド機のボーリング機3が、第1のシー
ルド機の隔壁5を貫通した後、カッタ装置6の間を貫通
させ、さらに、第2のシールド機2のカッタ装置7の間
を貫通させて、第2のシールド機の隔壁8に固定された
受入室4に貫入されるようになっている(第3図(b)
参照)。
受入室4は、隔壁8に固定された前蓋4aと、筒状の受
入室本体4bと、受入室本体の後部に固定された後蓋4cと
によって構成されており、前蓋4aはケーシングパイプ3a
の先端によって切削されるようになっている。そして、
第3図(b)に示すように、ケーシングパイプ3aの先端
が受入室4内に挿入された後には、第3図(c)に示す
ように、受入室4の内部に止水材を充填し、外からの土
砂の流出を防止するようになっている。その後、受入室
の後蓋4cに穴を開けてケーシングパイプの先端を掘り出
して、第1,第2のシールド機内部をケーシングパイプ3a
によって連通させた後、第3図(d)に示すように、一
方のシールド機1から他方のシールド機2へレーザ光等
を照射することによりシールド機1とシールド機2の相
互の位置を正確に測定するようにする。
入室本体4bと、受入室本体の後部に固定された後蓋4cと
によって構成されており、前蓋4aはケーシングパイプ3a
の先端によって切削されるようになっている。そして、
第3図(b)に示すように、ケーシングパイプ3aの先端
が受入室4内に挿入された後には、第3図(c)に示す
ように、受入室4の内部に止水材を充填し、外からの土
砂の流出を防止するようになっている。その後、受入室
の後蓋4cに穴を開けてケーシングパイプの先端を掘り出
して、第1,第2のシールド機内部をケーシングパイプ3a
によって連通させた後、第3図(d)に示すように、一
方のシールド機1から他方のシールド機2へレーザ光等
を照射することによりシールド機1とシールド機2の相
互の位置を正確に測定するようにする。
「発明が解決しようとする課題」 ところが、前記従来の方法にあっては、受入室の前蓋
は、ボーリング機械で切削が可能な材料を選ばなければ
ならず、通常掘進時の耐久性に問題が残ること、また、
パイプ廻りの止水も大掛かりとなりシールド機内へ土砂
流入の恐れがあること等の課題があった。
は、ボーリング機械で切削が可能な材料を選ばなければ
ならず、通常掘進時の耐久性に問題が残ること、また、
パイプ廻りの止水も大掛かりとなりシールド機内へ土砂
流入の恐れがあること等の課題があった。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたもので、通常掘
削時の測定用パイプの貫通部の耐久性を向上させるとと
もに、パイプ廻りの止水を完全にしてシールド機内への
土砂流入を無くすことのできるシールド機における測量
用パイプの貫通方法及びその装置を提供することを目的
としている。
削時の測定用パイプの貫通部の耐久性を向上させるとと
もに、パイプ廻りの止水を完全にしてシールド機内への
土砂流入を無くすことのできるシールド機における測量
用パイプの貫通方法及びその装置を提供することを目的
としている。
「課題を解決するための手段」 この発明方法は、測定用パイプを回転させながら推進
させる第1のシールド機と、隔壁に前記測定用パイプが
貫通可能な受口バルブを有する第2のシールド機との位
置合わせを行うためのシールド機における測量用パイプ
の貫通方法であって、一方から掘進して来た第1のシー
ルド機と他方から掘進してきた第2のシールド機とが所
定の間隔をおいて停止した後、第1のシールド機の内部
から測定用パイプを回転させながら地中を掘進させ、つ
いで、該測定用パイプの先端を第2のシールド機の受口
バルブ内に挿通させた後、該パイプの先端によって受口
バルブの後部側に取り付けられた後蓋の表面にマーキン
グを施し、さらに、一旦測定用パイプを後退させて受口
バルブを閉じた後、該後蓋のマーキング位置に貫通孔を
形成し、該後蓋のさらに後部に受口装置を取り付け、再
び受口バルブを開とし、該受口バルブ内に測定用パイプ
を挿入させることにより、前記課題を解決している。
させる第1のシールド機と、隔壁に前記測定用パイプが
貫通可能な受口バルブを有する第2のシールド機との位
置合わせを行うためのシールド機における測量用パイプ
の貫通方法であって、一方から掘進して来た第1のシー
ルド機と他方から掘進してきた第2のシールド機とが所
定の間隔をおいて停止した後、第1のシールド機の内部
から測定用パイプを回転させながら地中を掘進させ、つ
いで、該測定用パイプの先端を第2のシールド機の受口
バルブ内に挿通させた後、該パイプの先端によって受口
バルブの後部側に取り付けられた後蓋の表面にマーキン
グを施し、さらに、一旦測定用パイプを後退させて受口
バルブを閉じた後、該後蓋のマーキング位置に貫通孔を
形成し、該後蓋のさらに後部に受口装置を取り付け、再
び受口バルブを開とし、該受口バルブ内に測定用パイプ
を挿入させることにより、前記課題を解決している。
また、本発明の装置は、第1のシールド機の測量用パ
イプと、該測量用パイプが貫通する第2のシールド機の
受口バルブと、該受口バルブの後蓋のさらに後部に取り
付けられる受口装置とを備えてなり、前記受口装置はマ
ーキングされた部分に貫通孔が形成された後蓋に接続さ
れる筒体と、該筒体に設けられる止水用パッキンと、前
記筒体の最後部に取り付けられる確認バルブとからなる
ことを特徴としている。
イプと、該測量用パイプが貫通する第2のシールド機の
受口バルブと、該受口バルブの後蓋のさらに後部に取り
付けられる受口装置とを備えてなり、前記受口装置はマ
ーキングされた部分に貫通孔が形成された後蓋に接続さ
れる筒体と、該筒体に設けられる止水用パッキンと、前
記筒体の最後部に取り付けられる確認バルブとからなる
ことを特徴としている。
「作用」 本発明は、測定用パイプの貫通部に受口バルブを用い
たので、測定用パイプによって貫通部を切削する必要が
無くなり、通常掘進時には受口バルブを閉じた状態で掘
進することにより、測量用パイプの貫通部の耐久性を向
上させることができる。また、一旦測定用パイプを後退
させて受口バルブを閉じた後、該後蓋のマーキング位置
に貫通孔を形成し、該後蓋のさらに後部に受口装置を取
り付け、再び受口バルブを開とし、該受口バルブ内に測
定用パイプを挿入させるようにしているため、受口装置
の確認バルブによって止水が完全かどうかを確認し、こ
れによって貫通部の止水を完全な状態まで施すことがで
きシールド機内への土砂流入を完全に防止することがで
きる。
たので、測定用パイプによって貫通部を切削する必要が
無くなり、通常掘進時には受口バルブを閉じた状態で掘
進することにより、測量用パイプの貫通部の耐久性を向
上させることができる。また、一旦測定用パイプを後退
させて受口バルブを閉じた後、該後蓋のマーキング位置
に貫通孔を形成し、該後蓋のさらに後部に受口装置を取
り付け、再び受口バルブを開とし、該受口バルブ内に測
定用パイプを挿入させるようにしているため、受口装置
の確認バルブによって止水が完全かどうかを確認し、こ
れによって貫通部の止水を完全な状態まで施すことがで
きシールド機内への土砂流入を完全に防止することがで
きる。
「実施例」 以下、図面を参照して本発明を説明する。
なお、本実施例において、従来の技術に示す構成要素
と同一の要素については、同一符号を付してその説明を
省略する。
と同一の要素については、同一符号を付してその説明を
省略する。
第1図は従来の技術に示したシールド機の一部分(隔
壁部分)を示すものであり、符号1は第1のシールド
機、2は第2のシールド機である。
壁部分)を示すものであり、符号1は第1のシールド
機、2は第2のシールド機である。
第1のシールド機には、隔壁5の内側に取り付けられ
た仕切弁9により口元が形成されており、第2のシール
ド機には隔壁8の内側に取り付けられた仕切弁11により
受口が形成されている。そして、第1のシールド機1の
内部には、図示しないボーリング機が配設されており、
該ボーリング機にはボーリングパイプ(測量用パイプ)
10が取り付けられている。ボーリングパイプは外管10a
と、この外管の内部に配設された内管10bと、該内管10b
の先端に固定されるとともに外管10aの先端から突出す
るように配置されたアローヘッド10cとからなってい
る。
た仕切弁9により口元が形成されており、第2のシール
ド機には隔壁8の内側に取り付けられた仕切弁11により
受口が形成されている。そして、第1のシールド機1の
内部には、図示しないボーリング機が配設されており、
該ボーリング機にはボーリングパイプ(測量用パイプ)
10が取り付けられている。ボーリングパイプは外管10a
と、この外管の内部に配設された内管10bと、該内管10b
の先端に固定されるとともに外管10aの先端から突出す
るように配置されたアローヘッド10cとからなってい
る。
そして、第2のシールド機の受口の仕切弁11の後部側
には盲フランジによる後蓋12が取り付けられており、該
後蓋12はアローヘッドによって内側にマーキングが施さ
れるようになっている。
には盲フランジによる後蓋12が取り付けられており、該
後蓋12はアローヘッドによって内側にマーキングが施さ
れるようになっている。
第1図(c)において、仕切弁11の後部には、後蓋12
を介して受口装置13が取り付けられており、該受口装置
13は、第2図に示すように、仕切弁11の後蓋12の後部に
固定され、かつ連結された2つの筒体、即ち前筒13a,後
筒13bと、該後筒13bの後部に取り付けられた確認バルブ
13cとからなっている。また、受口装置13には、後蓋12
と前筒13aとの間、及び前筒13aと後筒13bの接続部の間
には止水用パッキン14a,14bがそれぞれ設けられた構成
となっている。
を介して受口装置13が取り付けられており、該受口装置
13は、第2図に示すように、仕切弁11の後蓋12の後部に
固定され、かつ連結された2つの筒体、即ち前筒13a,後
筒13bと、該後筒13bの後部に取り付けられた確認バルブ
13cとからなっている。また、受口装置13には、後蓋12
と前筒13aとの間、及び前筒13aと後筒13bの接続部の間
には止水用パッキン14a,14bがそれぞれ設けられた構成
となっている。
つぎに、本実施例のシールド機における測量用パイプ
の貫通方法について、第1図を用いて説明する。
の貫通方法について、第1図を用いて説明する。
(i) まず、第1図(a)に示すように、シールド機
1,2を、地盤内において所定の間隔をおいて停止させ
る。この際、第2のシールド機の受口の仕切弁11は閉の
状態となっている。
1,2を、地盤内において所定の間隔をおいて停止させ
る。この際、第2のシールド機の受口の仕切弁11は閉の
状態となっている。
(ii) つぎに、第1図(b)に示すように、シールド
機1の内部のボーリングパイプを回転させながら、隔壁
5の口元から地中を掘進させるとともに、受口の仕切弁
11を開の状態とする。ついで、該ボーリングパイプ10の
先端を第2のシールド機2の受口の仕切弁11内に挿通さ
せた後、該ボーリングパイプの先端(アローヘッド)に
よって受口の後部側に取り付けられた後蓋12の内表面に
マーキングを施す。
機1の内部のボーリングパイプを回転させながら、隔壁
5の口元から地中を掘進させるとともに、受口の仕切弁
11を開の状態とする。ついで、該ボーリングパイプ10の
先端を第2のシールド機2の受口の仕切弁11内に挿通さ
せた後、該ボーリングパイプの先端(アローヘッド)に
よって受口の後部側に取り付けられた後蓋12の内表面に
マーキングを施す。
(iii) つぎに、仕切弁11の後蓋12の内表面にマーキ
ングが施されると、一旦ボーリングパイプ10を後退させ
て仕切弁(受口バルブ)11を閉じた後、後蓋12を仕切弁
11から取り外してのマーキング位置にボーリングパイプ
10の貫通孔を形成する。
ングが施されると、一旦ボーリングパイプ10を後退させ
て仕切弁(受口バルブ)11を閉じた後、後蓋12を仕切弁
11から取り外してのマーキング位置にボーリングパイプ
10の貫通孔を形成する。
(iv) つぎに、第1図(c)に示すように、第2のシ
ールド機の仕切弁11の後部に後蓋12を取り付けるととも
に、後蓋12に受口装置13を装着した後、仕切弁11を開の
状態として、再びボーリングパイプを仕切弁11の内部に
挿通させる。
ールド機の仕切弁11の後部に後蓋12を取り付けるととも
に、後蓋12に受口装置13を装着した後、仕切弁11を開の
状態として、再びボーリングパイプを仕切弁11の内部に
挿通させる。
この際、ボーリングパイプは後蓋12を貫通して受口装
置13の内部の止水用パッキン14bの位置まで侵入するこ
ととなる。
置13の内部の止水用パッキン14bの位置まで侵入するこ
ととなる。
(v) つぎに、受口装置13の確認バルブ13cを開とす
ることにより、受口装置13内の止水が完全かどうかを確
認する。止水が不完全な場合には、止水用パッキン14a,
14b間に止水材を注入し、ボーリングパイプ外側を止水
材で埋める。
ることにより、受口装置13内の止水が完全かどうかを確
認する。止水が不完全な場合には、止水用パッキン14a,
14b間に止水材を注入し、ボーリングパイプ外側を止水
材で埋める。
(vi) 確認バルブ13cを開の状態としても、止水が完
全に施され、確認バルブ13cから水や土砂が流出するこ
とが無くなれば、第1図(d)に示すように、前筒13a
から後筒13bの部分を取り外すとともに、ボーリングパ
イプの外管10aの内部から内管やアローヘッドを引き抜
く。
全に施され、確認バルブ13cから水や土砂が流出するこ
とが無くなれば、第1図(d)に示すように、前筒13a
から後筒13bの部分を取り外すとともに、ボーリングパ
イプの外管10aの内部から内管やアローヘッドを引き抜
く。
そして、シールド機1側からレーザトランシットや光
波距離計等によってシールド機1,2の相互の位置関係を
計測する。
波距離計等によってシールド機1,2の相互の位置関係を
計測する。
また、位置の計測が終了した後には、シールド機1側
へボーリングパイプを引き抜くとともに、第2のシール
ド機の仕切弁11を閉とした作業を終了させる。
へボーリングパイプを引き抜くとともに、第2のシール
ド機の仕切弁11を閉とした作業を終了させる。
このように、本実施例においては、後蓋12にボーリン
グのセンターをマーキングすることができるので、受口
装置13の位置をボーリングセンターに合わせることがで
き、高水圧状態の場合にも止水が容易となること、また
ボーリングパイプの径に併せて受口装置を製作できるた
めコストの低減が図れること、さらに、隔壁の貫通部に
仕切弁を使用することにより、ポーリングパイプによっ
て隔壁を貫通させる際、該隔壁を切削したりすることが
不要となり、通常のシールド機の掘進時の耐久性を向上
させることができること等の効果を奏する。
グのセンターをマーキングすることができるので、受口
装置13の位置をボーリングセンターに合わせることがで
き、高水圧状態の場合にも止水が容易となること、また
ボーリングパイプの径に併せて受口装置を製作できるた
めコストの低減が図れること、さらに、隔壁の貫通部に
仕切弁を使用することにより、ポーリングパイプによっ
て隔壁を貫通させる際、該隔壁を切削したりすることが
不要となり、通常のシールド機の掘進時の耐久性を向上
させることができること等の効果を奏する。
なお、前記実施例においては、本発明を第1のシール
ド機と第2のシールド機の接続工法の例に適用したが、
これに限られることなく、シールド機を到達立坑に到達
させる場合に適用することもできる。
ド機と第2のシールド機の接続工法の例に適用したが、
これに限られることなく、シールド機を到達立坑に到達
させる場合に適用することもできる。
「発明の効果」 以上詳述に説明したように、本発明のシールド機にお
ける測量用パイプの貫通方法及びその装置にあっては、
通常掘進時には受口バルブを閉じた状態で掘進すること
により、測量用パイプの貫通部の耐久性を向上させると
ともに、一旦測定用パイプを後退させて受口バルブを閉
じた後、該後蓋のマーキング位置に貫通孔を形成し、該
後蓋のさらに後部に受口装置を取り付け、再び受口バル
ブを開とし、該受口バルブ内に測定用パイプを挿入させ
るようにしているため、受口装置の確認バルブによって
止水が完全かどうかを確認し、これによって貫通部の止
水を完全な状態まで施すことができ土砂噴出の恐れを無
くすことができる効果を奏する。
ける測量用パイプの貫通方法及びその装置にあっては、
通常掘進時には受口バルブを閉じた状態で掘進すること
により、測量用パイプの貫通部の耐久性を向上させると
ともに、一旦測定用パイプを後退させて受口バルブを閉
じた後、該後蓋のマーキング位置に貫通孔を形成し、該
後蓋のさらに後部に受口装置を取り付け、再び受口バル
ブを開とし、該受口バルブ内に測定用パイプを挿入させ
るようにしているため、受口装置の確認バルブによって
止水が完全かどうかを確認し、これによって貫通部の止
水を完全な状態まで施すことができ土砂噴出の恐れを無
くすことができる効果を奏する。
第1図ないし第2図は本発明の一実施例を示すものであ
り、第1図(a)は一定間隔をおいて停止した第1のシ
ールド機と第2のシールド機の隔壁部分を示す側断面
図、第1図(b)は仕切弁の内部にボーリングパイプが
挿通された状態を示すシールド機の隔壁部分を示す側断
面図、第1図(c)は仕切弁に受口装置を取り付けた状
態を示すシールド機の隔壁部分を示す側断面図、第1図
(d)はボーリングパイプによって第1,第2のシールド
機間の測定を行っている状態を示す側断面図、第2図は
受口装置の拡大断面図、第3図は従来の技術を示すもの
であり、第3図(a)は地盤中で所定の間隔をおいて停
止されたシールド機の側断面図、第3図(b)は受入室
の内部にケーシングパイプを挿入した状態を示すシール
ド機の側断面図、第3図(c)は受入室の内部の止水を
行った状態を示すシールド機の側断面図、第3図(d)
は計測を行っている状態を示すシールド機の側断面図で
ある。 1……第1のシールド機、2……第2のシールド機、8
……隔壁、10……ボーリングパイプ(測定用パイプ)、
11……仕切弁(受口バルブ)、12……後蓋、13……受口
装置、13a……前筒(筒体)、13b……後筒(筒体)、13
c……確認バルブ、14a,14b……止水用パッキン。
り、第1図(a)は一定間隔をおいて停止した第1のシ
ールド機と第2のシールド機の隔壁部分を示す側断面
図、第1図(b)は仕切弁の内部にボーリングパイプが
挿通された状態を示すシールド機の隔壁部分を示す側断
面図、第1図(c)は仕切弁に受口装置を取り付けた状
態を示すシールド機の隔壁部分を示す側断面図、第1図
(d)はボーリングパイプによって第1,第2のシールド
機間の測定を行っている状態を示す側断面図、第2図は
受口装置の拡大断面図、第3図は従来の技術を示すもの
であり、第3図(a)は地盤中で所定の間隔をおいて停
止されたシールド機の側断面図、第3図(b)は受入室
の内部にケーシングパイプを挿入した状態を示すシール
ド機の側断面図、第3図(c)は受入室の内部の止水を
行った状態を示すシールド機の側断面図、第3図(d)
は計測を行っている状態を示すシールド機の側断面図で
ある。 1……第1のシールド機、2……第2のシールド機、8
……隔壁、10……ボーリングパイプ(測定用パイプ)、
11……仕切弁(受口バルブ)、12……後蓋、13……受口
装置、13a……前筒(筒体)、13b……後筒(筒体)、13
c……確認バルブ、14a,14b……止水用パッキン。
フロントページの続き (72)発明者 西村 晋一 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水 建設株式会社内 (72)発明者 西岳 茂 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番 1号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 杉山 雅彦 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番 1号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (56)参考文献 特開 昭63−22996(JP,A) 特開 昭63−304895(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】測定用パイプを回転させながら推進させる
第1のシールド機と、隔壁に前記測定用パイプが貫通可
能な受口バルブを有する第2のシールド機との位置合わ
せを行うためのシールド機における測量用パイプの貫通
方法であって、一方から掘進して来た第1のシールド機
と他方から掘進してきた第2のシールド機とが所定の間
隔をおいて停止した後、第1のシールド機の内部から測
定用パイプを回転させながら地中を掘進させ、ついで、
該測定用パイプの先端を第2のシールド機の受口バルブ
内に挿通させた後、該パイプの先端によって受口バルブ
の後部側に取り付けられた後蓋の表面にマーキングを施
し、さらに、一旦測定用パイプを後退させて受口バルブ
を閉じた後、該後蓋のマーキング位置に貫通孔を形成
し、該後蓋のさらに後部に受口装置を取り付け、再び受
口バルブを開とし、該受口バルブ内に測定用パイプを挿
入させることを特徴とするシールド機における測量用パ
イプの貫通方法。 - 【請求項2】請求項1記載のシールド機における測量用
パイプの貫通装置であって、前記第1のシールド機の測
量用パイプと、該測量用パイプが貫通する第2のシール
ド機の受口バルブと、該受口バルブの後蓋のさらに後部
に取り付けられる受口装置とを備えてなり、前記受口装
置はマーキングされた部分に貫通孔が形成された後蓋に
接続される筒体と、該筒体に設けられる止水用パッキン
と、前記筒体の最後部に取り付けられる確認バルブとか
らなることを特徴とするシールド機における測量用パイ
プの貫通装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9946089A JP2556745B2 (ja) | 1989-04-19 | 1989-04-19 | シールド機における測量用パイプの貫通方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9946089A JP2556745B2 (ja) | 1989-04-19 | 1989-04-19 | シールド機における測量用パイプの貫通方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02279896A JPH02279896A (ja) | 1990-11-15 |
JP2556745B2 true JP2556745B2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=14247928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP9946089A Expired - Fee Related JP2556745B2 (ja) | 1989-04-19 | 1989-04-19 | シールド機における測量用パイプの貫通方法及びその装置 |
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JP5790309B2 (ja) * | 2011-08-23 | 2015-10-07 | 株式会社大林組 | 相対位置を地中で確認可能なシールドマシン、及び、シールドマシンの相対位置検出方法 |
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1989
- 1989-04-19 JP JP9946089A patent/JP2556745B2/ja not_active Expired - Fee Related
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