JP2556724Y2 - エアクリーナ - Google Patents
エアクリーナInfo
- Publication number
- JP2556724Y2 JP2556724Y2 JP1991013053U JP1305391U JP2556724Y2 JP 2556724 Y2 JP2556724 Y2 JP 2556724Y2 JP 1991013053 U JP1991013053 U JP 1991013053U JP 1305391 U JP1305391 U JP 1305391U JP 2556724 Y2 JP2556724 Y2 JP 2556724Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook
- cover
- shape
- air cleaner
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、エアクリーナのケー
スとカバー間を締結するフックの取付を簡単にし、しか
もフック外れを防止するようにしたエアクリーナに関す
る。
スとカバー間を締結するフックの取付を簡単にし、しか
もフック外れを防止するようにしたエアクリーナに関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近では、車両の軽量化対策として、エ
アクリーナのケースとカバーを従来の金属プレス成形体
に替えて合成樹脂成形体によって構成したものが実用化
されている。この種の合成樹脂製のエアクリーナは、軽
量化以外にも、特に、エンジンルームのスペースに対応
した形状に成形できるなど、造形の自由度があり、しか
も部分的に強度を必要とする箇所は補強リブなどを一体
形成できるので、量産性の面でも好ましいことから、乗
用車のエアクリーナに用いられている。
アクリーナのケースとカバーを従来の金属プレス成形体
に替えて合成樹脂成形体によって構成したものが実用化
されている。この種の合成樹脂製のエアクリーナは、軽
量化以外にも、特に、エンジンルームのスペースに対応
した形状に成形できるなど、造形の自由度があり、しか
も部分的に強度を必要とする箇所は補強リブなどを一体
形成できるので、量産性の面でも好ましいことから、乗
用車のエアクリーナに用いられている。
【0003】このような構造のエアクリーナでは、エレ
メントの目詰り時などに交換が必要なので、ケースおよ
びカバー間の締結が一般的にはバネ線製のフックで着脱
可能になっていて、例えば実公昭56−35501号公
報にその一例が開示されている。図3はこの公報に示さ
れているフックであり、フックは、線材をU字形に折曲
形成したレバー5の両側中途部にループ6,6を設け、
このループ6,6に同じく線材をU字形に折曲した懸け
金片7の両解放端鈎部8,8を回転自在に係止した構造
になっている。しかしながら、このような構造のフック
には、以下に説明する技術的課題があった。
メントの目詰り時などに交換が必要なので、ケースおよ
びカバー間の締結が一般的にはバネ線製のフックで着脱
可能になっていて、例えば実公昭56−35501号公
報にその一例が開示されている。図3はこの公報に示さ
れているフックであり、フックは、線材をU字形に折曲
形成したレバー5の両側中途部にループ6,6を設け、
このループ6,6に同じく線材をU字形に折曲した懸け
金片7の両解放端鈎部8,8を回転自在に係止した構造
になっている。しかしながら、このような構造のフック
には、以下に説明する技術的課題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】すなわち、上記構造の
フックでは、フックのロック,アンロックを行うとき
に、フックがその軸支部から外れないようにし、かつ、
カバーを閉止した状態で、カバーとケースとの開口縁に
形成された接合フランジ部を前記フックにより確実に締
結させるために複雑な形状に加工しなければならなかっ
た。この考案は、以上の問題点に鑑みなされたものであ
り、その目的とするところは、フックの構造が簡単で、
しかもフックの締結を確実にし、その上フックの軽量化
を計りかつ取付け作業の簡単なフックを用いたエアクリ
ーナを提供することにある。
フックでは、フックのロック,アンロックを行うとき
に、フックがその軸支部から外れないようにし、かつ、
カバーを閉止した状態で、カバーとケースとの開口縁に
形成された接合フランジ部を前記フックにより確実に締
結させるために複雑な形状に加工しなければならなかっ
た。この考案は、以上の問題点に鑑みなされたものであ
り、その目的とするところは、フックの構造が簡単で、
しかもフックの締結を確実にし、その上フックの軽量化
を計りかつ取付け作業の簡単なフックを用いたエアクリ
ーナを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この考案は、フィルタエレメントが合成樹脂製のケ
ースとカバーとの間に挟持され、前記ケースの外周に設
けられたフックを介して前記カバーが着脱可能に取付け
られるエアクリーナにおいて、前記フックは、バネ線に
より平面がU字形であって、かつ、側面が略弓形に屈曲
形成され、このU字形の先端側に設けられた前記カバー
の係止部と、前記U字形の解放側に設けられ、前記カバ
ーに回動可能に装着される一対の軸部とを有し、前記ケ
ースの外側面にあって、前記軸部に近接した位置のみ
に、前記フックの弓形と略同じ高さ突出する離脱防止用
凸部を設けたことを特徴とする。
め、この考案は、フィルタエレメントが合成樹脂製のケ
ースとカバーとの間に挟持され、前記ケースの外周に設
けられたフックを介して前記カバーが着脱可能に取付け
られるエアクリーナにおいて、前記フックは、バネ線に
より平面がU字形であって、かつ、側面が略弓形に屈曲
形成され、このU字形の先端側に設けられた前記カバー
の係止部と、前記U字形の解放側に設けられ、前記カバ
ーに回動可能に装着される一対の軸部とを有し、前記ケ
ースの外側面にあって、前記軸部に近接した位置のみ
に、前記フックの弓形と略同じ高さ突出する離脱防止用
凸部を設けたことを特徴とする。
【0006】
【考案の作用効果】以上の構成によれば、フックは、バ
ネ線により平面がU字形であって、かつ、側面が略弓形
に屈曲形成され、このU字形の先端側に設けられた前記
カバーの係止部と、前記U字形の解放側に設けられ、前
記カバーに回動可能に装着される一対の軸部とからなっ
ているので、その構成が簡単になるとともにケースへの
取付けが簡素化し作業時間が少なくて済む。また、ケー
スの外側面には、フックの軸部に近接した位置のみに、
その弓形と略同じ高さ突出する離脱防止用凸部が設けら
れているので、フックによるロック,アンロックが安定
して行える。
ネ線により平面がU字形であって、かつ、側面が略弓形
に屈曲形成され、このU字形の先端側に設けられた前記
カバーの係止部と、前記U字形の解放側に設けられ、前
記カバーに回動可能に装着される一対の軸部とからなっ
ているので、その構成が簡単になるとともにケースへの
取付けが簡素化し作業時間が少なくて済む。また、ケー
スの外側面には、フックの軸部に近接した位置のみに、
その弓形と略同じ高さ突出する離脱防止用凸部が設けら
れているので、フックによるロック,アンロックが安定
して行える。
【0007】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳
細に説明する。図1から図3はこの考案に係るエアクリ
ーナを示し、図1は側面図を、図2(a)は平面図を示
すものであり、図2(b)はフック取付けの説明図であ
る。図において、1は合成樹脂製のケース、2はケース
1の上面開口を開閉可能に蓋する同じく合成樹脂製のカ
バーである。
細に説明する。図1から図3はこの考案に係るエアクリ
ーナを示し、図1は側面図を、図2(a)は平面図を示
すものであり、図2(b)はフック取付けの説明図であ
る。図において、1は合成樹脂製のケース、2はケース
1の上面開口を開閉可能に蓋する同じく合成樹脂製のカ
バーである。
【0008】前記ケース1の開口縁には、接合フランジ
部3が形成され、前記カバー2の下部周縁に前記接合フ
ランジ部3の外側に接合する接合フランジ部4を設け、
前記ケース1と前記カバー2の間に、エンジンの吸入空
気を清浄にするエレメント5のフランジ部6がパッキン
7を介して挾持されている。
部3が形成され、前記カバー2の下部周縁に前記接合フ
ランジ部3の外側に接合する接合フランジ部4を設け、
前記ケース1と前記カバー2の間に、エンジンの吸入空
気を清浄にするエレメント5のフランジ部6がパッキン
7を介して挾持されている。
【0009】また、ケース1の外側部にブラケット部8
が形成され、これにワイヤ製のフック9の回動端が回動
可能に装着されている。なお、図では一ヶ所のみ示され
ているが、実際にはフック9は2−3箇所、ないし多く
とも4箇所程度設けられている。前記フック9は、バネ
線により平面がU字形であって、かつ、側面が略弓形に
屈曲形成されたものであり、このU字形の解放側に設け
られ、前記ブラケット部8に挿入される一対の軸部9a
と、U字形の先端側に設けられ、前記カバー2の接合フ
ランジ4の一部に形成された係止溝4aに引っ掛けられ
る係止部9bとを有している。
が形成され、これにワイヤ製のフック9の回動端が回動
可能に装着されている。なお、図では一ヶ所のみ示され
ているが、実際にはフック9は2−3箇所、ないし多く
とも4箇所程度設けられている。前記フック9は、バネ
線により平面がU字形であって、かつ、側面が略弓形に
屈曲形成されたものであり、このU字形の解放側に設け
られ、前記ブラケット部8に挿入される一対の軸部9a
と、U字形の先端側に設けられ、前記カバー2の接合フ
ランジ4の一部に形成された係止溝4aに引っ掛けられ
る係止部9bとを有している。
【0010】そして、U字形の先端には、側面が略L字
形に折曲された操作部9cが設けられており、この操作
部9cの押し引き操作によってフック9のロック,アン
ロックがなされる。一方、前記ケース1の外側面には、
前記ブラケット部8に回動可能に装着される軸部9aよ
り若干上部に位置して、フック9の離脱防止用の凸部1
0が設けられている。この凸部10は、その高さが図1
に示すように、フック9の弓形とほぼ同じ高さに設定さ
れているとともに、その幅がフック9のU字形部分の内
部の長さとほぼ同一に設定されている。
形に折曲された操作部9cが設けられており、この操作
部9cの押し引き操作によってフック9のロック,アン
ロックがなされる。一方、前記ケース1の外側面には、
前記ブラケット部8に回動可能に装着される軸部9aよ
り若干上部に位置して、フック9の離脱防止用の凸部1
0が設けられている。この凸部10は、その高さが図1
に示すように、フック9の弓形とほぼ同じ高さに設定さ
れているとともに、その幅がフック9のU字形部分の内
部の長さとほぼ同一に設定されている。
【0011】以上の構成により、カバー2の閉止状態で
は、前記フック9は、U字状内部に設けられた前記凸部
10により、フック9の両側は内側に曲げられることな
く接触し、その移動が規制されるので、フック9は確実
にブラケット8に保持され前記ケース1と前記カバー2
を締結するとともに、フック9でロック,アンロックを
行うときに凸部10がガイドになりフック9の離脱を防
止する。
は、前記フック9は、U字状内部に設けられた前記凸部
10により、フック9の両側は内側に曲げられることな
く接触し、その移動が規制されるので、フック9は確実
にブラケット8に保持され前記ケース1と前記カバー2
を締結するとともに、フック9でロック,アンロックを
行うときに凸部10がガイドになりフック9の離脱を防
止する。
【0012】なお、フック9をブラケット部8に取り付
けるときは、図2(b)に示すように、フック9の軸部
9aが相互に近接するようにU字形の解放端を狭めて握
持し、この状態で軸部9aをブラケット部8の取付孔8
aに一致させて手を離せば、簡単に取り付けられる。
けるときは、図2(b)に示すように、フック9の軸部
9aが相互に近接するようにU字形の解放端を狭めて握
持し、この状態で軸部9aをブラケット部8の取付孔8
aに一致させて手を離せば、簡単に取り付けられる。
【図1】この考案によるエアクリーナの要部側面断面図
である。
である。
【図2】(a)は同エアクリーナの要部平面図である。
(b)は同エアクリーナに用いられているフックの取付
説明図である。
(b)は同エアクリーナに用いられているフックの取付
説明図である。
【図3】(a)は従来のフックの正面図である。(b)
は同フックの側面図である。
は同フックの側面図である。
1 ケース 2 カバー 5 フイルタエレメント 8 ブラケット部 9 フック 9a 軸部 9b 係止部 10 凸部
Claims (1)
- 【請求項1】 フィルタエレメントが合成樹脂製のケー
スとカバーとの間に挟持され、前記ケースの外周に設け
られたフックを介して前記カバーが着脱可能に取付けら
れるエアクリーナにおいて、 前記フックは、バネ線により平面がU字形であって、か
つ、側面が略弓形に屈曲形成され、このU字形の先端側
に設けられた前記カバーの係止部と、前記U字形の解放
側に設けられ、前記カバーに回動可能に装着される一対
の軸部とを有し、前記ケースの外側面にあって、前記軸
部に近接した位置のみに、前記フックの弓形と略同じ高
さ突出する離脱防止用凸部を設けたことを特徴とするエ
アクリーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991013053U JP2556724Y2 (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | エアクリーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991013053U JP2556724Y2 (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | エアクリーナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04102615U JPH04102615U (ja) | 1992-09-04 |
JP2556724Y2 true JP2556724Y2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=31747295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991013053U Expired - Lifetime JP2556724Y2 (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | エアクリーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2556724Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10914275B2 (en) | 2018-06-08 | 2021-02-09 | Hyundai Motor Company | Filter cover structure of drawer-type air cleaner for vehicles, air cleaner, intake system, and vehicle including the same |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5911745B2 (ja) * | 1976-02-27 | 1984-03-17 | トヨタ自動車株式会社 | 合成樹脂製自動車用エアクリ−ナ |
JPH0234752U (ja) * | 1988-08-29 | 1990-03-06 | ||
JP2536163Y2 (ja) * | 1990-11-27 | 1997-05-21 | 株式会社土屋製作所 | エアクリーナ |
-
1991
- 1991-02-18 JP JP1991013053U patent/JP2556724Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10914275B2 (en) | 2018-06-08 | 2021-02-09 | Hyundai Motor Company | Filter cover structure of drawer-type air cleaner for vehicles, air cleaner, intake system, and vehicle including the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04102615U (ja) | 1992-09-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
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