JP2556525B2 - 複数現像器を備える画像形成装置 - Google Patents

複数現像器を備える画像形成装置

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JP2556525B2
JP2556525B2 JP62218242A JP21824287A JP2556525B2 JP 2556525 B2 JP2556525 B2 JP 2556525B2 JP 62218242 A JP62218242 A JP 62218242A JP 21824287 A JP21824287 A JP 21824287A JP 2556525 B2 JP2556525 B2 JP 2556525B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真複写機,印刷機,プリンター,表
示器等の現像手段を複数有する画像形成装置に関する。
本発明が特に有効な装置は、複数色の画像を形成する
複数色カラープリンターである。
〔従来の技術〕
従来、この種の装置としては、露光することによって
潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像形成手段によっ
て形成された潜像を現像する現像手段を、感光ドラムの
周囲にその回転方向に沿って2組配設し、2色の記録画
像を得るようにしたものがある。このような装置の例と
して特開昭56−12650号公報には、感光ドラムの回転方
向上流側に位置する第1の現像手段では、磁性キヤリア
粒子と非磁性の有彩色トナーを混合させた現像剤で形成
した磁気ブラシの接触現像法等で現像し、次に下流側の
第2の現像手段では、黒色の一成分磁性トナーを潜像の
電界でジヤンピングさせるジヤンピング非接触現像法
(米国特許第4,356,245号明細書)で現像することが開
示されている。これは、第2の現像手段に磁性キヤリア
粒子を含まない一成分磁性トナーを感光ドラムに対して
非接触で用いているため、第2の現像手段で、磁性キヤ
リア粒子の接触磁気ブラシ法を用いた場合に生じるよう
な第1の有彩色トナー像を乱すという問題や、第1の有
彩色トナーを第2の現像手段内に混入させる問題を防止
する効果がある。
一方、上記一成分磁性トナーを現像スリーブに印加し
た振動電界(交互電界)によってジヤンピングさせるこ
とは米国特許第4,292,387号明細書、同第4,395,476号明
細書等に開示されている。
又、上記磁性キヤリア粒子とトナー粒子とを混合した
現像剤を用いて現像を行うものには、米国特許第4,548,
489号明細書、同第4,579,082号明細書のように現像剤収
容部内で混合現像剤を収納し、現像部へはトナー粒子の
みを供給するものがある。これらの装置でも、特別な衝
撃が加わると磁性キャリア粒子が現像部へ供給されてし
まうことがあるため、この磁性粒子を現像部へ至る前に
回収しようとする米国特許第4,660,958号明細書や、逆
に単一の現像手段の現像スリーブ表面で搬送された磁性
粒子を収容部内へ回収しようとする米国特許第4,638,76
0号明細書が知られている。
〔背景技術〕
しかし、本発明者達によれば、斯かる従来技術の場合
には、次のような問題点が存在することが判明した。す
なわち、第1の現像手段による現像時に、磁性粒子がわ
ずかではあるが感光ドラムの表面に付着し、この付着し
た磁性粒子が第2の現像手段のスリーブに内包されてい
るマグネツトの磁力によって補集されるという現象が起
こる。これらの捕集された磁性粒子は、1回の複写サイ
クルでは少量であるが、多数回の複写サイクルを経た後
においては量も増え、第2の現像手段のスリーブ無端搬
送され続けて磁気ブラシを形成する。この磁性粒子の磁
気ブラシが感光ドラム上に形成された第1の有彩色トナ
ー像を摺擦することによって第1のトナー像を乱した
り、更には第2の現像手段内に第1のトナーを混入させ
てしまうという問題点があった。
又、第1現像手段の磁性粒子が何らかの理由で、第1
現像手段とは異なる第2現像手段の現像剤中へ混入され
続けると、第2現像手段の初期の現像条件が変化し続け
ることになるので、第2現像手段がいかなるものでも種
々の不都合が発生してしまう。
〔発明の目的〕
本発明は、複数の現像手段の存在によって生じる新た
なる問題を解決するものである。
本発明の目的は、第1現像手段の磁性粒子が第2現像
手段の第2現像剤搬送手段を介して第2現像手段へ混入
してしまうという最終的な問題を合理的に且つ確実に解
決し、第2現像手段の現像を良好に安定して行える画像
形成装置を提供するものである。
本発明の他の目的は、磁性粒子の粒子径に着目した、
具体的な構成における磁性粒子回収条件を満足した画像
形成装置を提供するものである。
本発明の別の目的は、磁性粒子を吸着するための磁力
関係に着目した構成における好ましい磁性粒子回収条件
を満足した画像形成装置を提供するものである。
本発明の他の目的は、以下の説明から理解されよう。
〔発明の概要〕
上記目的を達成する本発明は、可動な像担持体と、像
担持体に第1及び第2潜像を形成する手段と、第1潜像
をキャリア粒子とトナー粒子とを有する2成分現像剤を
用いて現像して第1現像像を形成する第1現像手段と、
第1現像像を担持している像担持体上の第2潜像をトナ
ー粒子からなる1成分現像剤を用いて第2現像像を形成
する第2現像手段と、像担持体上の第1及び第2現像像
を一括して転写材に転写する転写手段と、を有し、第2
現像手段は、一成分現像剤を収容する容器と、この容器
の開口部に設けられ一成分現像剤を担持して回転する現
像剤担持体と、この現像剤担持体と対向して設けられ現
像剤担持体上に付着したキャリア粒子を補集する磁性部
材と、を有することを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第7図は本発明に係る電子写真装置の一実施例を示す
ものである。図において、感光ドラム1は、帯電器2に
よって一様に負に帯電された後、露光手段図示せず)か
らのレザービーム等によって第1の画像露光3が行われ
る。この第1の画像露光3は、画像領域を露光するイメ
ージ露光であり、ネガの静電潜像を感光ドラム1上に形
成する。この静電潜像は、第1の現像器4によって負に
帯電した例えば赤色の有彩色トナーで反転現像され、第
1の現像像が得られる。上記第1の現像器4は、平均30
μm〜70μmの磁性粒子と非磁性の有彩色トナーを有す
る2成分現像剤を用いて、磁気ブラシ現像法によって現
像を行うものである。
次に、第2の露光手段(図示せず)からのレーザービ
ーム等によって第2の画像露光5が行われる。この第2
の画像露光5は、非画像領域を露光するバツクグラウン
ド露光であり、ポジの静電潜像を感光ドラム1上に形成
する。この静電潜像は、第2の現像器6により正に帯電
した黒トナーで正規現像され、第2の現像像が得られ
る。上記第2の現像器6は、平均5μm〜15μm程度の
磁性の黒色トナーを主とし、キヤリア粒子を用いない一
成分現像剤を用いて、先に挙げたジヤンピング現像法等
によって現像を行うものである。
その後、感光ドラム1上に形成された第1及び第2の
現像像は、ポスト帯電器7によって電荷が一定極性に揃
えられ、転写帯電器8によって転写紙7上に転写され、
定着器10で定着される。なお、感光ドラム1上に残留し
たトナーは、クリーニング器11により除去される。
本発明の第1例に係る本実施例では、上記の構成に加
えて、第2の現像器6は、現像剤担持体の近傍に該現像
剤担持体上に付着した磁性粒子を吸着する磁界発生手段
が設けられている。
すなわち、第2の現像器6は、現像剤収納部としての
トナー供給容器64の開口部内部側であって、矢印A方向
に回転する現像剤担持体としての現像スリーブ61の回転
方向上流側に、該現像スリーブ61と近接して磁界発生手
段としての断面矩形状のマグネツト棒65が、スリーブ61
の軸方向に沿って配設されている。このマグネツト棒65
は、現像スリーブ61内に固定した状態で設けられたマグ
ネツトロール62の固定磁極S2と対向する位置に、N極が
現像スリーブ61側へ向けて固着されており、該マグネツ
トロール62の固定磁極S2との協働によるマグネツト棒65
側を向いた磁界又は単独の磁界で、現像スリーブ61上に
付着した磁性粒子を吸着捕集し、スリーブ上から除去す
るものである。図中、63は一成分現像剤としての黒色ト
ナーを回転する現像スリーブ61上に均一の厚さで塗布す
るためのブレードである。
上記現像スリーブ61表面とマグネツト棒65との間隙
は、小さすぎるとトナーの搬送性が損なわれ、大きすぎ
ると磁界の作用が弱くなるため、1.0〜5.0mm好ましくは
3.0〜4.0mmに設定される。また、マグネツト棒65の磁束
密度は表面で300G以上に設定する。このマグネツト棒65
の着磁パターンは、第2図に示すように、磁性粒子の吸
着面全体を同一極性に着磁した同一極性に着磁した同極
構成が良い。
このように、第2の現像器6内の現像スリーブ61近傍
に、現像スリーブ61上に付着した磁性粒子を吸着するマ
グネツト棒65を設けたので、2成分磁気ブラシ現像を行
う第1の現像器4の磁性粒子が感光ドラム1に付着し、
第2の現像器6の現像スリーブ61上に捕集された場合で
も、この磁性粒子はマグネツト棒65によって吸着捕集さ
れる。そのため、第2の現像器6の現像スリーブ61上に
磁性粒子の磁気ブラシが形成され、第1の現像像を乱し
たり、第2の現像器6内に赤色トナーが混入するのを防
止することができる。
第4図は本発明の第1例の他の実施例を示すものであ
り、前記実施例と同一の部分に同一の部号を付して説明
すると、この実施例では、マグネツト棒65が断面円形状
かつ回転可能に配設されている。このマグネツト棒65
は、通常は、例えばN極が現像スリーブ61内のマグネツ
トロール62の固定磁極S2と対向するような状態で停止し
ており、現像終了時等に回転して、ゴムやリン青銅など
の弾性部材からなるスクレーパ66によって捕集した磁性
粒子を掻き落とし、磁性粒子溜め67に貯溜しておくもの
である。この場合、マグネツト棒65には、常に磁性粒子
が付着していない状態とすることができるので、磁性粒
子の捕集効率を高めることができる。なお、マグネツト
棒65の着磁パターンは、第2図の同極構成である。その
他の構成は前記実施例と同一であるので、その説明を省
略する。
第5図は第1例のさらに他の実施例を示すものであ
り、前記実施例と同一部分に同一の符号を付して説明す
ると、この実施例ではマグネツト棒65が断面円形状で固
定して設けられており、該マグネツト棒65の外周に矢印
方向に回転する非磁性のスリーブ68が設けられている。
その他の構成及び作用は、第4図に示す実施例と同一で
あるのでその説明を省略する。
第6図は第1例のさらに他の実施例を示すものであ
り、前記実施例と同一部分に同一の符号を付して説明す
ると、この実施例では、断面矩形状に形成されたマグネ
ツト棒65がレール69を有しており、スライドすることに
よって現像器6に着脱自在となっている。この場合、マ
グネツト棒65の清掃あるいは交換が容易に行える。その
他の構成及び作用については、前記実施例と同一である
ので、その説明を省略する。
第8図は本発明の第2例の一実施例を示すものであ
る。前記第1例の実施例と同一の部分に同一の符号を付
して説明すると、この第2例にあっては、上記構成に加
えて、磁界発生手段の現像剤収納部の内部側に磁界遮蔽
手段を有している。すなわち、前記第1例では、第9図
に示すように磁界発生手段としてのマグネツト棒65が現
像剤収納部としてのトナー供給容器64の内部側に露出し
ているため、該マグネツト棒65が磁性粒子であるトナー
をも吸着してトナー溜りβを形成してしまう。その結
果、トナー供給容器64内のトナー循環を阻害し、現像特
性に悪影響を及ぼすことがあった。
本発明第2例では、マグネツト棒65のトナー供給容器
64の内部に面する側に、磁界遮蔽手段としての断面L字
形状の磁気シールド70が設けられており、該マグネツト
棒65の磁力線がトナー供給容器64へ漏れるのを防止する
構成とした。上記磁気シールド70は、透磁率の高いもの
が好ましく、鉄あるいは防錆するため表面にメツキコー
テイングしたものなどが用いられる。また、磁気シール
ド70のトナー供給容器64の内部側の表面には、第11図に
示すように、必要に応じて合成樹脂等の非磁性部材の層
71を設けてもよい。
上記磁気シールド70とマグネツト棒65との間隙d(第
10図)は、小さすぎれば磁気シールドとしての効果が薄
れる。そのため、上記間隙dは、マグネツト棒65の表面
磁束密度と磁気シールド材の透磁率,形状等を考慮し、
マグネツト棒65による磁力線が磁気シールド70内で閉曲
線をなすように設定すればよい。マグネツト棒65の表面
磁束密度が400〜1000G、磁気シールド70が鉄製でその厚
さlが1.0l2.0mmの場合、上記間隙dは0.5mmd
で、トナー溜りの消滅あるいは減少といった効果が見ら
れた。しかし、上記間隙dが大きすぎれば、それだけト
ナー供給容器64内が狭くなるので、好ましくは0.5mm
d5.0mmが良い。
このように、磁気シールド70を設けたことにより、マ
グネツト棒65のトナー供給容器64の内部側に形成される
トナー溜りβは、消滅あるいは現像特性に影響を及ぼさ
ない程度に減少し、容器64内のトナー循環がよくなり、
白スジや濃度低下の発生しない良好な現像特性が得られ
た。
第12図は本発明の第2例を示すものであり、前記実施
例と同一の部分に同一符号を付して説明すると、この実
施例では、マグネツト棒65が断面円形状かつ回転可能と
なっており、磁気シールド70もそれに応じて略半円形状
に形成されている。しかして、上記磁気シールド70によ
ってトナー溜りの形成が防止されるのは勿論のこと、マ
グネツト棒65は、通常は、例えばN極が現像スリーブ61
内のマグネツトロール62の固定磁極S2と対向するような
状態で停止しており、現像終了時等に回転してゴムやリ
ン青銅などの弾性部材からなるスクレーパ66によって捕
集した磁性粒子を掻き落とし、磁性粒子溜め67に貯溜し
ておくものである。この場合、マグネツト棒65には、常
に磁性粒子が付着していない状態とすることができるの
で、磁性粒子の除去効率を高めることができる。マグネ
ツト棒65の表面磁束密度を〜600G、磁気シールドは厚さ
lがl=1.5mmで鉄製のものとした場合、間隙dが0.5mm
dで前記と同様の効果が得られた。
なお、前記実施例では、マグネツト棒65を現像スリー
ブ61内のマグネツトローラ62の固定磁極S2と対向する位
置に設けた場合について説明したが、第13図に示すよう
に、マグネツト棒65を現像スリーブ61内のマグネツトロ
ーラ62の固定磁極と対向しない位置に配設し、しかもマ
グネツト棒65の磁極も現像スリーブ61の接線cに平行な
方向に配置してもよい。この場合、磁性粒子の除去を行
なう地点が、マグネツトローラ62の磁力の最も強い磁極
の位置と異なり、吸着除去が行い易い傾向にあると共
に、マグネツト棒65の磁力線が現像スリーブ61の接線c
と平行するように位置するため、マグネツト棒65と現像
スリーブ61の距離を調整することによって該マグネツト
棒65の磁力線による磁束密度を変化させ、磁性粒子のみ
を確実に捕集するように設定し易い。
また、前記実施例では、第2の現像器6が感光ドラム
1に接触せずにジヤンピング現像を行う場合について説
明したが、接触型で現像を可能にした第2現像器にも本
発明は適用できることは勿論である。この場合は、設定
された現像条件が混入した磁性粒子により乱されて画質
が低下するといった問題が解決される。
次に第3図を用いて、上記第3,4例を含めて説明す
る。
第3図は、第7図画像形成装置の第1現像器4より下
方に位置し、像担持体の移動方向に関して第1現像器4
より下流に設けられた第2現像器6の要部説明図であ
る。図中の現像スリーブは、反時計方向に回転し、その
内側に固定された4極(N,S,N,S)の磁界発生部をもつ
マグネツトローラとの協力で磁性現像剤を磁気力作用下
で反時計方向に搬送する。感光ドラムは、第1現像器4
によって現像されたトナー像Tとたまたま付着した磁性
キヤリア粒子Cを担持した状態で示してある。感光ドラ
ムはアースされており、現像スリーブは、USP4,292,38
7,USP4,395,476に示されるような交互電界(振動電界)
形成用の交流電圧と直流電圧とが印加されている。
第2現像器6は、現像スリーブ表面にその腹の面を圧
接せしめられた弾性ブレード(USP4,458,627に開示され
ている)22と、前述した第1現像器4の磁性粒子Cを吸
着する固定磁石65を有している。
図中、磁性キヤリア粒子Cに対向する磁極Sは、第2
現像器の現像部へ磁界を及ぼす磁界発生部で、固定磁石
65に対向する磁極Sとは異なる。磁極S,S間の弾性ブレ
ード22に対向する磁極Nと固定磁石65に対向する磁極S
との間は第2現像器6の現像剤収容部に対向している。
図中の固定磁石65対向の磁極Sは、現像スリーブ表面
上に垂直方向成分の表面磁束密度0ガウス地点15,16間
の角度θ2内に磁力を存在せしめ、この表面磁束密度の
最大値の半分を値(即ち、半値)を示す地点17,18間の
角度θ1を半値幅としている。
一方、磁石65は、その半値幅を形成する磁極Sとは異
なる磁性のN極を対向させており、このN極は吸着面に
単独でゼロガウス地点19,20、その表面磁束密度の最大
値の半分の値を示す地点21,22を形成している。
本例では、磁石65の全着磁幅(19〜20)が磁極Sの半
値幅(17〜18)の角度θ1内に対向しており、磁石65の
表面磁束密度の最大値G2が700ガウスで、対向するスリ
ーブ内磁極Sがスリーブ表面磁束密度の最大値G1を600
ガウスとした。又、各表面磁束密度の最大値の地点間の
距離gを0.1cm,0.2cmとしたところきわめて安定した磁
性キヤリア粒子Cの吸着保持能力が得られ、長期にわた
って良好であった。第1現像器が比較的多量の磁性粒子
を感光ドラム表面へ付着せしめてしまう場合でも、多色
カラーコピーを3000枚〜4000枚行っても粒子Cによる第
2現像器でのトナー飛散や現像能力低下は見られなかっ
た。依って、第2現像器自体の現像能力を磁石65による
磁性粒子吸着能力よりも時間的に劣るようにした交換や
使い捨てタイプの現像器とすることは極めて有効であ
る。尚、上記粒子Cの平均粒径は、50μm〜70μmを使
用した。
本発明者達は、この磁力65による磁性粒子吸着能力に
ついてさらに研究したところ、以下のより好ましい発明
を生むに至った。
第1に、上述の如く磁性粒子の捕獲領域を第2現像剤
の通過領域であって2つの異なる極性の磁石とした際、
各磁石の磁力や磁石65と現像スリーブとの距離や磁性粒
子自体を変化させたところ、この距離のパラメータに影
響を受けてこの捕獲領域内に磁性粒子のつまりが生じる
ことが見られ、長期的な吸着性を維持するためには、現
像スリーブと磁石の磁性粒子吸着面との最小間隙を磁性
粒子の10倍以上とすれば良いことが判明した。又、現像
スリーブの速度や捕獲領域の大きさを変化させても、安
定した吸着効果と第2現像剤の搬送を良好ならしめる条
件として、この最小間隙は1mm以上3mm以下とすることが
最も好ましいことも判明した。
第2の、磁性粒子の吸着は、捕獲領域の磁力の強さが
増大する程良好になるものの、逆に、第2現像剤の回収
性を低下させてしまうことが見られ、又、現像器の本体
装置への着脱や運搬時の衝撃によっても吸着した磁性粒
子が第2現像器内へ進入してしまうことも見られた。こ
れを解決する条件として、本発明者達は、搬送手段の搬
送面における最大表面磁束密度G1(ガウス)と、吸着面
における最大表面磁束密度G2(ガウス)と、これらの面
におけるこれらのG1,G2を与える地点間の距離g(cm)
とで規定される磁界の強さF(=G1・G2/g)が5×105
以上、100×105以下であることを究明した。特に、現像
スリーブの回転を高速にした場合は、吸着した磁性粒子
と搬送されてくる第2の現像剤との衝突が生じ易くなる
が、これらの悪条件の場合でも安定した第2現像剤の回
収性と磁性粒子のより一層の保持を達成する条件とし
て、上記磁界の強さFが10×105以上、50×105以下であ
ることを見い出した。この条件は、磁性粒子を現像スリ
ーブ表面になじむように柔らかく、しかも弾力的に変化
してもブラシ状態は維持できるように吸着するため、上
記効果が得られるものと考えられる。
又、上記磁界の強さFが100×105を越えると、現像剤
収容部内の磁性現像剤に対して大きな影響力をもつこと
になり、第2現像器の現像特性を低下させる問題が見ら
れることもあった。しかし、上記条件下にあれば、第8
図のような磁気シールド70を設ける必要がなくなるとい
うメリツトがある。
第3に、第3図に示したような、磁極Sの角度θ1の
半値幅内に磁石65の半値幅(21〜22)がすべて存在する
構成にすると、磁気ブラシが現像スリーブ表面に対して
垂直方向へほぼ一様に向くことになるので、磁性粒子の
吸着性は良好かつ確実になるだけでなく、第2現像剤の
溜りをほとんど防止でき、かなりの衝撃があっても、吸
着磁性粒子の手前にわずかな溜りとなった第2現像剤が
存在しても第2現像剤の飛散は防止できた。又、単に磁
極Sの角度θ2の磁界を除く磁力存在域に対向して、磁
石65の半値幅(21〜22)が存在すれば、第2現像剤のわ
ずかな溜りを生じるものの通常の使用状態では第2現像
剤の回収性も安定して磁性粒子の吸着も良好に行えた。
第4に、吸着磁性粒子が多量となってきた場合に対し
ても第2現像剤を安定して回収し、しかも磁性粒子を吸
着し続けることをより長期に行えるための構成として、
第2現像剤搬送方向に関して、磁気ブラシが磁石65から
下流方向へ伸びるように、磁石65の最大表面磁束密度を
与える地点を現像スリーブの磁極Sによる最大表面磁束
密度を与える地点よりも上流側に位置させることが良
い。又、これらの最大表面磁束密度を見た場合、吸着面
側での磁束密度と搬送面側での磁束密度の差が350ガウ
ス以下であると、安定した吸着効果が得られ、この効果
を増すための条件として、吸着面側の最大表面磁束密度
が搬送面側での最大表面磁束密度より大きいことが挙げ
られる。
以上説明した本発明の条件や構成を、単独又はこれら
を任意に組み合わせたものすべては本発明に含まれるも
のである。
又、本発明の第2現像器は、2成分現像剤を磁性現像
剤とするもので良く、少なくとも第1現像器のトナー粒
子と異なるものであれば良い。本発明の内容は、3個以
上の現像手段夫々にも適用できる。
尚、上述の磁性粒子・吸着用の磁界発生手段は、磁石
65を代表的に説明したが、上記磁石65と同様の条件を満
足するものを、現像部直後の磁極Nに対して設けられた
磁石651として、磁石65より上流域に単独又は磁石65に
加えて設けても良い。第3図のように磁石65,651のよう
に複数の磁石を設けることによって磁性粒子捕獲能力を
高めても良い。
〔発明の効果〕
本発明は上述したように、複数現像器を備えた画像形
成装置における第2現像手段の現像特性の低下がない、
優れた安定性の高い装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の要部を示す概略構成図、第
2図はマグネツト棒の夫々異なった例を示す斜視図、第
3図は本発明のより好ましい実施例の要部構成説明図、
第4図乃至第6図は本発明の夫々他の実施例要部を示す
概略構成図、第7図は本発明に係る電子写真装置の一実
施例を示す概略構成図、第8図は本発明の第2実施例を
示す概略構成図、第9図は第1図現像内部を示す概略
図、第10図は第8図の要部を示す拡大説明図、第11図は
磁気シールド70の他の例を示す部分説明図、第12図は本
発明の他の実施例を示す概略構成図、第13図は本発明の
他の実施例を示す概略図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動な像担持体と、像担持体に第1及び第
    2潜像を形成する手段と、第1潜像をキャリア粒子とト
    ナー粒子とを有する2成分現像剤を用いて現像して第1
    現像像を形成する第1現像手段と、第1現像像を担持し
    ている像担持体上の第2潜像をトナー粒子からなる1成
    分現像剤を用いて第2現像像を形成する第2現像手段
    と、像担持体上の第1及び第2現像像を一括して転写材
    に転写する転写手段と、を有し、第2現像手段は、一成
    分現像剤を収容する容器と、この容器の開口部に設けら
    れ一成分現像剤を担持して回転する現像剤担持体と、こ
    の現像剤担持体と対向して設けられ現像剤担持体上に付
    着したキャリア粒子を補集する磁性部材と、を有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
JP62218242A 1987-08-31 1987-08-31 複数現像器を備える画像形成装置 Expired - Lifetime JP2556525B2 (ja)

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