JP2556316Y2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2556316Y2
JP2556316Y2 JP4937193U JP4937193U JP2556316Y2 JP 2556316 Y2 JP2556316 Y2 JP 2556316Y2 JP 4937193 U JP4937193 U JP 4937193U JP 4937193 U JP4937193 U JP 4937193U JP 2556316 Y2 JP2556316 Y2 JP 2556316Y2
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JP
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pin contact
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義昭 市村
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はコネクタに関し,特に高
密度多芯であっても操作力の小さな所謂ZIF(ゼロ
インサーション フォース)コネクタのロケータの構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来,ZIFコネクタとしては,例えば
実願平4―32579号に示すような構造のものがあ
る。すなわち,図3および図4に示すように,ブリッジ
状に連結されたピンコンタクト1列を収容するハウジン
グは上側ハウジング部材7と下側ハウジング部材8から
構成されている。図4からもっとも良く分るように,こ
れらのハウジング部材7,8には会合面側とは反対側の
面側に各ピンコンタクト1を個別に挿通保持する整列穴
71,81が所定の間隔をおいて形成されている。な
お,図4において,11は位置決めピンであり,20は
相手側コネクタ等であり,21は位置決め穴である。
【0003】図5は図4で示したコネクタのピンコンタ
クト1を相手側コネクタ等20と導通接触させた後,矢
印方向に相対的に水平移動させた状態を示す。また,図
6は図5に示した状態におけるピンコンタクト1の変形
状態を示したもので,ピンコンタクト1の両端のPとF
の関係は,P×S=F×Lで示され,相対運動させる操
作力Wは,W=P−F=P−(S/L)P=(L−S)
/L×Pで表わされる。したがって,L−S<<Lとす
ると,Wをかなり小さくすることができるという利点を
有している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし,上記したよう
な構造においては,細長い弾性を有するピンコンタクト
1は,図5に示したように,ハウジング表面から内方に
かけて接触時に大きく湾曲している。このような場合に
おいてコンタクトの穴とハウジング部材の整列穴71,
81との間に誤差があると,図7に示すような異常な接
触状態になる。すなわち,図7(a)に示すようなA,
B部に過度な力を発生したり,図7(b)に示すように
接触点が一点になったりする危険性がある。
【0005】ハウジングのコンタクト整列穴71,81
はピンコンタクト1のピン径に対してある程度の余裕を
もった大きさでなければならない。しかるに,上記した
従来のコネクタにあっては,コンタクト1が中間で整列
保持されているため,図8に示すように,ピンコンタク
トの先端の振れが更に大きくなり,相手側コネクタ等の
ソケット部と対応せず,ピンコンタクト1がソケットコ
ンタクトのソケット部23に適正に嵌合できない場合が
ある。
【0006】そこで,本考案の技術的課題は,上記した
ようなピンコンタクトの先端の不揃いを無くし,相手側
コネクタ等と適正に嵌合接続することのできるコネクタ
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案のコネクタは,整
列穴を有する整列板に挿通保持された細長いピンコンタ
クトと,上記ピンコンタクトの対応する位置に設けられ
た相手側コンタクトとを備え,上記ピンコンタクトと上
記相手側コンタクトとを上記ピンコンタクトの軸方向に
交差する所定方向に相対的に移動することにより,上記
ピンコンタクトと上記相手側コンタクトとの両先端部が
互いに押圧接触するコネクタにおいて,上記相手側コン
タクトは,先端部に上記ピンコンタクトの先端部を収容
する収容部を備え,上記整列穴は上記ピンコンタクトの
先端部に対応する位置に設けられ,上記ピンコンタクト
を上記所定方向に移動可能になすように形成されている
とともに上記相手側コンタクトの収容部を挿入可能なよ
うに形成されていることを特徴とする。
【0008】本考案のコネクタは,上記コネクタにおい
て,上記収容部は,間にスリットを形成する対の分岐部
を有し,上記スリットに上記ピンコンタクトの先端部を
収容するように形成されていることを特徴とする。
【0009】本考案のコネクタは,上記コネクタにおい
て,上記ピンコンタクトの上記所定方向に沿った断面形
状は矩形を有し,上記整列穴は,上記ピンコンタクトを
収容する中央部分と,上記所定方向で上記中央部分から
両側にのび,上記対の分岐部をそれぞれ受け入れる対の
ガイド溝とを有し,上記ガイド溝の溝幅は上記ピンコン
タクトの幅寸法よりも狭く形成されていることを特徴と
する。
【0010】
【作用】上記構成の本考案によれば,ピンコンタクトの
先端部が整列板によって振れるのを抑制されており,か
つ,相手側コネクタとの接続時に,相手側コネクタを相
対的接近せしめると,相手側コンタクトは整列穴に進入
してピンコンタクト先端を収容部に嵌め込む。そして,
この後,ピンコンタクトと相手側コンタクトとをピンコ
ンタクトの軸方向と直交する方向に相対移動せしめれ
ば,ピンコンタクトの先端が相手側コンタクトの収容部
の壁面に弾性接触し,ピンコンタクトと相手側コンタク
トとの電気的接続が完了する。
【0011】
【実施例】次に,本考案の実施例について添付の図面を
参照して説明する。なお,以下の説明においては,本考
案の特徴的部分について図示して説明するものであり,
図に記載していない部分は,上記従来技術に示したもの
と同様とするものである。
【0012】図1(a),(b)に示すように,ピンコ
ンタクト1は軸方向に直交する方向の断面形状が長方形
等の矩形をしている。ピンコンタクト1の両側の先端位
置には整列板3が設けられている。この整列板3には,
各ピンコンタクト1を挿通支受する整列穴31が形成さ
れている。
【0013】整列穴31は十字状に形成されており,中
央部においてピンコンタクト1をフローティング可能な
大きさになっている。整列穴31の後述する図2に示す
ピンコンタクト1の撓む方向(図において左右方向)の
部分には整列板3の内部に向けて収斂するようなテーパ
ー部31aと相手側コンタクトをガイドするガイド溝3
1bが形成されている。
【0014】相手側コネクタ4のソケットコンタクト4
1の先端部は,コンタクト1の撓む方向(図1において
左右方向)に2股状に分岐されて,スリット41aを画
定するようになっている。このスリット41aは,ピン
コンタクト1を挿嵌する部分となる。この分岐部の先端
はスリット部41a内に向けて収斂するテーパー状に形
成されている。
【0015】相手側コネクタ4との接続操作において
は,図1に示す状態から,両相手側コネクタ等4を相対
的に接近せしめる。そうすると,ソケットコンタクト4
1の左右の分岐部が整列穴31のテーパー部31aによ
って案内され,ガイド孔31bbに挿入されながら,整
列穴31内に進入する。このとき,ソケットコンタクト
4のスリット部41aにピンコンタクト1の先端部が入
り込む。
【0016】ピンコンタクト1の先端部がソケットコン
タクト4のスリット部41aに入り込んだ後,図示しな
い上下のハウジング部材をピンコンタクト1の軸方向と
直交する方向,図1において左右方向に相対反対移動さ
せる。そうすると,ピンコンタクト1は,両端が反対方
向に押圧されて撓み,図2に示す状態となって,2点が
ソケットコンタクトのスリット41aを画定する壁面に
弾性接触し,電気的接続が完了する。
【0017】
【考案の効果】以上,説明したように,本考案によれ
ば,ピンコンタクトの先端部に整列板を位置させている
ので,接続前の初期状態と接続時の状態との間でのピン
コンタクトの変形量が小さい部分であるため,整列穴を
小さく抑えることができ,先端の整列状態を適正に確保
させておくことができる。しかも,本考案によれば,相
手側コンタクトが整列板の整列穴内に進入してピンコン
タクトを迎え入れるので,相手側コネクタ等とのミス嵌
合の発生が生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るコネクタを示す説明図で
あって,(a)は正面断面図,(b)は平面部分図であ
る。
【図2】図1のコネクタの相手側コネクタ等との接続状
態を示した正面断面図である。
【図3】従来のコネクタの一例を示した外観斜視図であ
る。
【図4】図3のコネクタの正面断面図である。
【図5】図3のコネクタの相手側コネクタ等との接続状
態を示した正面断面図である。
【図6】コネクタのピンコンタクトの変形状態を示した
説明図である。
【図7】従来のコネクタのピンコンタクトと相手側コネ
クタ等のソケットコンタクトとの接続状態における欠点
を示した説明図である。
【図8】従来のコネクタのコンタクトの先端不揃い状態
を示した説明図である。
【符号の説明】
1 ピンコンタクト 3 整列板 4 相手側コネクタ等 31 整列穴 31a テーパー部 31b ガイド溝 41 ソケットコンタクト

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整列穴を有する整列板に挿通保持された
    細長いピンコンタクトと,上記ピンコンタクトの対応す
    る位置に設けられた相手側コンタクトとを備え,上記ピ
    ンコンタクトと上記相手側コンタクトとを上記ピンコン
    タクトの軸方向に交差する所定方向に相対的に移動する
    ことにより,上記ピンコンタクトと上記相手側コンタク
    トとの両先端部が互いに押圧接触するコネクタにおい
    て, 上記相手側コンタクトは,先端部に上記ピンコンタクト
    の先端部を収容する収容部を備え, 上記整列穴は上記ピンコンタクトの先端部に対応する位
    置に設けられ,上記ピンコンタクトを上記所定方向に移
    動可能になすように形成されているとともに上記相手側
    コンタクトの収容部を挿入可能なように形成されている
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコネクタにおいて,上記
    収容部は,間にスリットを形成する対の分岐部を有し,
    上記スリットに上記ピンコンタクトの先端部を収容する
    ように形成されていることを特徴とするコネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のコネクタにおいて,上記
    ピンコンタクトの上記所定方向に沿った断面形状は矩形
    を有し, 上記整列穴は,上記ピンコンタクトを収容する中央部分
    と,上記所定方向で上記中央部分から両側にのび,上記
    対の分岐部をそれぞれ受け入れる対のガイド溝とを有
    し,上記ガイド溝の溝幅は上記ピンコンタクトの幅寸法
    よりも狭く形成されていることを特徴とするコネクタ。
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