JP2556236Y2 - 加熱蒸散装置 - Google Patents
加熱蒸散装置Info
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- JP2556236Y2 JP2556236Y2 JP1092892U JP1092892U JP2556236Y2 JP 2556236 Y2 JP2556236 Y2 JP 2556236Y2 JP 1092892 U JP1092892 U JP 1092892U JP 1092892 U JP1092892 U JP 1092892U JP 2556236 Y2 JP2556236 Y2 JP 2556236Y2
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- JP
- Japan
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- container
- protective cover
- heating element
- peripheral wall
- heating
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、殺虫剤、忌避剤、消臭
剤、殺菌剤、芳香剤等の薬剤を発熱体により加熱蒸散す
る加熱蒸散装置に関する。
剤、殺菌剤、芳香剤等の薬剤を発熱体により加熱蒸散す
る加熱蒸散装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薬剤を加熱蒸散する加熱蒸散装置
としては、例えば、上部容器と下部容器とにより中空形
状の容器本体を構成し、該容器本体は内部に発熱体を設
けると共に、下部に薬剤を入れたボトルを挿入するため
の開口部を設け、上部に発熱体によって加熱蒸散した薬
剤を外部に揮散するための揮散孔を設けた構造となって
いる。そして、容器本体内部においては、発熱体と接続
するヒューズ、または発熱体への通電状態の確認や容器
本体のライトアップに用いるランプ等の電気部品を装着
しており、例えば、図8に示すように、ヒューズ21は
容器本体43に設けられた一対の概略L字型となるフッ
ク部材44に嵌入し固定されるようになっている。この
ような構造の加熱蒸散装置においては、上部の揮散孔よ
り内部にごみ等の異物が入り込み電気部品と接触し、電
気的障害を発生するという問題が生じていた。そこで上
記問題を解決する一例として、実公平1−37419号
公報に示すようなものが知られている。これは、図9に
示すように、基板45と蓋46とを連結して筐体とし、
内部に発熱体12を設けた殺虫器本体において、内部に
ランプ34が設けられており、該ランプ34の上方には
ランプ34へのごみ付着を防止するため、ランプカバー
47が支持脚48を介して設られている。該ランプカバ
ー47は、ランプ34の交換作業のため上下揺動自在と
なるように支持脚48に一体的に形成したものを折り曲
げてランプ34上方を覆うようになっており、ランプカ
バー47の上面を蓋46の下面により当接しランプ34
上方を覆うように保持するように構成している。
としては、例えば、上部容器と下部容器とにより中空形
状の容器本体を構成し、該容器本体は内部に発熱体を設
けると共に、下部に薬剤を入れたボトルを挿入するため
の開口部を設け、上部に発熱体によって加熱蒸散した薬
剤を外部に揮散するための揮散孔を設けた構造となって
いる。そして、容器本体内部においては、発熱体と接続
するヒューズ、または発熱体への通電状態の確認や容器
本体のライトアップに用いるランプ等の電気部品を装着
しており、例えば、図8に示すように、ヒューズ21は
容器本体43に設けられた一対の概略L字型となるフッ
ク部材44に嵌入し固定されるようになっている。この
ような構造の加熱蒸散装置においては、上部の揮散孔よ
り内部にごみ等の異物が入り込み電気部品と接触し、電
気的障害を発生するという問題が生じていた。そこで上
記問題を解決する一例として、実公平1−37419号
公報に示すようなものが知られている。これは、図9に
示すように、基板45と蓋46とを連結して筐体とし、
内部に発熱体12を設けた殺虫器本体において、内部に
ランプ34が設けられており、該ランプ34の上方には
ランプ34へのごみ付着を防止するため、ランプカバー
47が支持脚48を介して設られている。該ランプカバ
ー47は、ランプ34の交換作業のため上下揺動自在と
なるように支持脚48に一体的に形成したものを折り曲
げてランプ34上方を覆うようになっており、ランプカ
バー47の上面を蓋46の下面により当接しランプ34
上方を覆うように保持するように構成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かかる構造であると、
ランプカバー47の上面に蓋46の下面を当接しなけれ
ばならず、基板45上面からランプカバー47の上面ま
での寸法と、蓋46の基板45との接合部46aから蓋
46の下面までの寸法とが、同一寸法とする必要があっ
た。また、組込み作業にも煩雑であり、電気的特性を維
持するのが困難であった。本考案は、これらの問題を解
消することを、その課題としている。
ランプカバー47の上面に蓋46の下面を当接しなけれ
ばならず、基板45上面からランプカバー47の上面ま
での寸法と、蓋46の基板45との接合部46aから蓋
46の下面までの寸法とが、同一寸法とする必要があっ
た。また、組込み作業にも煩雑であり、電気的特性を維
持するのが困難であった。本考案は、これらの問題を解
消することを、その課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記問題を解
消するために、内部に装着された電気部品を保護するた
めの保護カバーを、第二容器に電気部品の上方を覆う位
置に移動するように一体的に設けると共に、第一容器の
周壁部の内周面が前記保護カバーに当接し、保護カバー
を電気部品の上方を覆う位置で保持するように構成す
る。
消するために、内部に装着された電気部品を保護するた
めの保護カバーを、第二容器に電気部品の上方を覆う位
置に移動するように一体的に設けると共に、第一容器の
周壁部の内周面が前記保護カバーに当接し、保護カバー
を電気部品の上方を覆う位置で保持するように構成す
る。
【0005】
【作用】第二容器に保護カバーを、第二容器に電気部品
の上方を覆う位置に移動するように一体的に設けること
で、電気部品の上方を覆い電気部品を保護できるように
すると共に、第一容器の周壁部の内周面を保護カバーに
当接することで、保護カバーを保持できるようにする。
の上方を覆う位置に移動するように一体的に設けること
で、電気部品の上方を覆い電気部品を保護できるように
すると共に、第一容器の周壁部の内周面を保護カバーに
当接することで、保護カバーを保持できるようにする。
【0006】
【実施例】本考案による第一実施例は、ボトル内に液状
の薬剤を入れ、薬剤をボトルに装着した吸液心で吸い上
げて加熱し揮散する方式の加熱蒸散装置であり、図1、
図2に示すように、第一容器1と第二容器2とより中空
形状となり、第一容器1は、上方側が下から上に向けて
徐々に若干縮径した円筒状の周壁部3と中央に揮散孔4
aを設けた上壁部4とから下方が開口する筒形状となっ
ている。そして、第一容器1の周壁部3の内周面下部に
上下方向にわたって案内突条部5を突設すると共に、周
壁部3の内周面上部に柱状の当着部材6を垂下するよう
に構成している。また、第二容器2は、環状の底壁部7
と、底壁部7の内周から立設する下部大径円筒体8aお
よび下部大径円筒体8aの上部から立設する上部小径円
筒体8bよりなる周壁部8とから中央が上下方向にわた
って開口するほぼ筒形状となっている。そして、第二容
器2の周壁部8の下部大径円筒体8aの一部に下方側か
ら上方側に空気を流すための通気孔9を設けると共に、
底壁部7と周壁部8の下部大径円筒体8aとにまたがっ
た位置に複数の発熱体支持部10を立設し、該発熱体支
持部10の上端部に取付板11を介して環状の発熱体1
2を係着している。さらに、第二容器2の底壁部7にお
いて、外周部に切り欠き部13を設けると共に、底壁部
7に柱状の当着部材受部14を立設するように構成して
いる。また、第二容器2の周壁部8の上部小径円筒体8
bの内周にボトル15と螺着するネジ部8cを設けた構
成となっており、ボトル15は、円板状の底面部16
と、底面部16の外周から立設する円筒状の大径部17
aおよび大径部17aの上部から立設する円筒状の小径
部17bよりなる側面部17とから上部が開口するほぼ
筒形状となり、その小径部17bに前記ネジ部8cと螺
合するネジ部を有するもので、上部の開口箇所にボトル
15内の薬剤を吸い上げる吸液心18を上方に突出する
ように設けている。そして、ボトル15を第二容器2の
下方より挿入し、ネジ部をネジ部8cに螺着保持する
と、ボトル15に設けられた吸液芯18が環状の発熱体
12の中心に位置するように構成している。
の薬剤を入れ、薬剤をボトルに装着した吸液心で吸い上
げて加熱し揮散する方式の加熱蒸散装置であり、図1、
図2に示すように、第一容器1と第二容器2とより中空
形状となり、第一容器1は、上方側が下から上に向けて
徐々に若干縮径した円筒状の周壁部3と中央に揮散孔4
aを設けた上壁部4とから下方が開口する筒形状となっ
ている。そして、第一容器1の周壁部3の内周面下部に
上下方向にわたって案内突条部5を突設すると共に、周
壁部3の内周面上部に柱状の当着部材6を垂下するよう
に構成している。また、第二容器2は、環状の底壁部7
と、底壁部7の内周から立設する下部大径円筒体8aお
よび下部大径円筒体8aの上部から立設する上部小径円
筒体8bよりなる周壁部8とから中央が上下方向にわた
って開口するほぼ筒形状となっている。そして、第二容
器2の周壁部8の下部大径円筒体8aの一部に下方側か
ら上方側に空気を流すための通気孔9を設けると共に、
底壁部7と周壁部8の下部大径円筒体8aとにまたがっ
た位置に複数の発熱体支持部10を立設し、該発熱体支
持部10の上端部に取付板11を介して環状の発熱体1
2を係着している。さらに、第二容器2の底壁部7にお
いて、外周部に切り欠き部13を設けると共に、底壁部
7に柱状の当着部材受部14を立設するように構成して
いる。また、第二容器2の周壁部8の上部小径円筒体8
bの内周にボトル15と螺着するネジ部8cを設けた構
成となっており、ボトル15は、円板状の底面部16
と、底面部16の外周から立設する円筒状の大径部17
aおよび大径部17aの上部から立設する円筒状の小径
部17bよりなる側面部17とから上部が開口するほぼ
筒形状となり、その小径部17bに前記ネジ部8cと螺
合するネジ部を有するもので、上部の開口箇所にボトル
15内の薬剤を吸い上げる吸液心18を上方に突出する
ように設けている。そして、ボトル15を第二容器2の
下方より挿入し、ネジ部をネジ部8cに螺着保持する
と、ボトル15に設けられた吸液芯18が環状の発熱体
12の中心に位置するように構成している。
【0007】そして、第二容器2においては、第二容器
2の周壁部8の上部小径円筒体8b、下部大径円筒体8
aと、底壁部7とに傾斜状態でまたがり、下部が垂直部
19a、中央部が傾斜部19b、上部が水平部19cと
なる板状の側面部材19を一対設ける。そして、周壁部
8と底壁部7と側面部材19によって収納部20を形成
する。該収納部20内には発熱体12に接続するヒュー
ズ21を装着すると共に、前記収納部20を形成した第
二容器2の底壁部7には、側面部材19の垂直部19
a、傾斜部19b、水平部19cに対向する形状となる
ように2ケ所の屈曲部22aを有した板状の保護カバー
22を折り曲げ自在に一体的に連接し、その連接部23
から折り曲げると、側面部材19の垂直部19a、傾斜
部19b、水平部19cに当接し、収納部20を覆うよ
うになり、内部に装着したヒューズ21を保護する。す
なわち、保護カバー22はヒューズ21の上方を覆う位
置に移動することで、ヒューズ21を保護するように構
成している。
2の周壁部8の上部小径円筒体8b、下部大径円筒体8
aと、底壁部7とに傾斜状態でまたがり、下部が垂直部
19a、中央部が傾斜部19b、上部が水平部19cと
なる板状の側面部材19を一対設ける。そして、周壁部
8と底壁部7と側面部材19によって収納部20を形成
する。該収納部20内には発熱体12に接続するヒュー
ズ21を装着すると共に、前記収納部20を形成した第
二容器2の底壁部7には、側面部材19の垂直部19
a、傾斜部19b、水平部19cに対向する形状となる
ように2ケ所の屈曲部22aを有した板状の保護カバー
22を折り曲げ自在に一体的に連接し、その連接部23
から折り曲げると、側面部材19の垂直部19a、傾斜
部19b、水平部19cに当接し、収納部20を覆うよ
うになり、内部に装着したヒューズ21を保護する。す
なわち、保護カバー22はヒューズ21の上方を覆う位
置に移動することで、ヒューズ21を保護するように構
成している。
【0008】また、第一容器1と第二容器2の連結時、
第一容器1の周壁部3の内周面が保護カバー22の下部
側面に当接することで、保護カバー22を電気部品の上
方を覆う位置で固定し保持するように構成している。さ
らに、第一容器1の周壁部3の内周面に押圧用リブ24
を突設することで、第一容器1の周壁部3の内周面によ
る保護カバー22の当接保持する効果を向上するように
している。
第一容器1の周壁部3の内周面が保護カバー22の下部
側面に当接することで、保護カバー22を電気部品の上
方を覆う位置で固定し保持するように構成している。さ
らに、第一容器1の周壁部3の内周面に押圧用リブ24
を突設することで、第一容器1の周壁部3の内周面によ
る保護カバー22の当接保持する効果を向上するように
している。
【0009】このような構成の加熱蒸散装置において、
第一容器1と第二容器2の連結は、水平方向に開いた状
態となる保護カバー22を垂直状態より内側に折り曲げ
る。そして、第一容器1内に第二容器2を下方より挿入
する。挿入時、第一容器1の案内突条部5に第二容器2
の切り欠き部13を合わせて、ここでスライドしながら
挿入するので、第一容器1と第二容器2の円周方向のズ
レを防止することができる。この時、第一容器1の周壁
部3が保護カバー22に当接し、ヒューズ21を装着し
た収納部20を覆う位置まで保護カバー22を移動する
と共に、保護カバー22の側面に当接し、保護カバー2
2を保持するようになる。そして、第一容器1の周壁部
3上部より垂下した当着部材6と第二容器2の底壁部7
に立設する当着部材受部14とが当接し、ここをネジで
連結することで、第一容器1と第二容器2とを連結する
ように構成している。
第一容器1と第二容器2の連結は、水平方向に開いた状
態となる保護カバー22を垂直状態より内側に折り曲げ
る。そして、第一容器1内に第二容器2を下方より挿入
する。挿入時、第一容器1の案内突条部5に第二容器2
の切り欠き部13を合わせて、ここでスライドしながら
挿入するので、第一容器1と第二容器2の円周方向のズ
レを防止することができる。この時、第一容器1の周壁
部3が保護カバー22に当接し、ヒューズ21を装着し
た収納部20を覆う位置まで保護カバー22を移動する
と共に、保護カバー22の側面に当接し、保護カバー2
2を保持するようになる。そして、第一容器1の周壁部
3上部より垂下した当着部材6と第二容器2の底壁部7
に立設する当着部材受部14とが当接し、ここをネジで
連結することで、第一容器1と第二容器2とを連結する
ように構成している。
【0010】なお、保護カバー22の連接において、図
3に示すように、保護カバー22が水平方向に完全に開
かず、ヒューズ21の上方より若干ずれた位置、すなわ
ち第一容器1の周壁部3の内径寸法内に保護カバー22
を構成すると、第一容器1と第二容器2の連結の際、保
護カバー22をある程度垂直状態に折り曲げることな
く、第一容器1内に第二容器2を挿入することができ
る。
3に示すように、保護カバー22が水平方向に完全に開
かず、ヒューズ21の上方より若干ずれた位置、すなわ
ち第一容器1の周壁部3の内径寸法内に保護カバー22
を構成すると、第一容器1と第二容器2の連結の際、保
護カバー22をある程度垂直状態に折り曲げることな
く、第一容器1内に第二容器2を挿入することができ
る。
【0011】次に加熱蒸散装置の他の実施例について説
明する。第二実施例としては、第一実施例と大略同等の
構成となる加熱蒸散装置において、図4に示すように、
第二容器2の周壁部8の一部より板状の突出部材25を
設けて、そこより先において第一容器1の内周面に沿う
ようになる板状の外壁部26を立設する。そして、外壁
部26の上方に、第一容器1の内周面に沿った曲面部2
2bを有する保護カバー22を連接部23により折り曲
げ自在に一体的に連接する。該保護カバー22は、先端
側が発熱体12の上面側で板部材27に当接し、発熱体
12の側面より水平方向に突出した発熱体端子28の上
方を覆うようになることで、発熱体端子28を保護する
ように構成している。また、第一容器1と第二容器2の
連結時、第一容器1の周壁部3の内周面が保護カバー2
2の側面に当接することで、保護カバー22を固定し保
持するように構成している。
明する。第二実施例としては、第一実施例と大略同等の
構成となる加熱蒸散装置において、図4に示すように、
第二容器2の周壁部8の一部より板状の突出部材25を
設けて、そこより先において第一容器1の内周面に沿う
ようになる板状の外壁部26を立設する。そして、外壁
部26の上方に、第一容器1の内周面に沿った曲面部2
2bを有する保護カバー22を連接部23により折り曲
げ自在に一体的に連接する。該保護カバー22は、先端
側が発熱体12の上面側で板部材27に当接し、発熱体
12の側面より水平方向に突出した発熱体端子28の上
方を覆うようになることで、発熱体端子28を保護する
ように構成している。また、第一容器1と第二容器2の
連結時、第一容器1の周壁部3の内周面が保護カバー2
2の側面に当接することで、保護カバー22を固定し保
持するように構成している。
【0012】第三実施例としては、ボトル内の薬剤を加
熱し揮散する方式の加熱蒸散装置であり、第一実施例と
大略同等の構成であるが、図5(a),(b)に示すよ
うに、第二容器2の底壁部7の外周端に下方に向かって
円筒状の外周壁部29を設けると共に、第一容器1の周
壁部3がそこより上方側に係合する構成となり、また、
内部においては、発熱体12を作動するためのスイッチ
基板30およびスイッチ本体31を設けているが、発熱
体12より発生する熱の影響を受けないようにするた
め、熱遮断壁32によって発熱体12が設けられた空間
と隔離した熱遮断空間部33を形成し、該熱遮断空間部
33内にスイッチ基板30およびスイッチ本体31を設
けた構成としている。熱遮断壁32は第二容器2側の周
壁部8の下部大径円筒体8aと上部小径円筒体8bの間
より上方に立設する熱遮断壁32aと第一容器1側の上
壁部4より垂下する熱遮断壁32bとからなっており、
熱遮断空間部33内の下方には、発熱体12への通電、
すなわちスイッチの作動状態を確認するためのランプ3
4を設けている。そして、熱遮断空間部33を形成した
箇所で、第二容器2の底壁部7の外周端、すなわち外周
壁部29の上端に上方に向かう板状の保護カバー22を
連接部23により折り曲げ自在に一体的に連接する。該
保護カバー22は連接部23より立設する外部片22c
と、外部片22cの上部に段差部22dを設けて第一容
器1の周壁部3内周に沿って立設する上部片22eと、
外部片22cの上部より水平方向内部側に設けた内部片
22fよりなり、上部片22eには内部に突起する突起
部22gと第一容器1外部へ延出する押部22hとを設
け、内部のスイッチ本体31に当接可能な構成としてい
る。また、内部片22fにはランプ34を垂下すると共
に、先端側が底壁部7より立設した板状の内壁部35の
上端に当接するように構成している。そして、保護カバ
ー22の内部片22fの先端側に突起した止め部36を
設けると共に、内壁部35上面に止め部36と嵌合する
受け部37を設けている。なお、ランプ34の光は、透
光性部材で保護カバー22および第二容器2を形成する
か、あるいは保護カバー22の外部片22cに開口部を
設けることで、外部に透過するようになっている。
熱し揮散する方式の加熱蒸散装置であり、第一実施例と
大略同等の構成であるが、図5(a),(b)に示すよ
うに、第二容器2の底壁部7の外周端に下方に向かって
円筒状の外周壁部29を設けると共に、第一容器1の周
壁部3がそこより上方側に係合する構成となり、また、
内部においては、発熱体12を作動するためのスイッチ
基板30およびスイッチ本体31を設けているが、発熱
体12より発生する熱の影響を受けないようにするた
め、熱遮断壁32によって発熱体12が設けられた空間
と隔離した熱遮断空間部33を形成し、該熱遮断空間部
33内にスイッチ基板30およびスイッチ本体31を設
けた構成としている。熱遮断壁32は第二容器2側の周
壁部8の下部大径円筒体8aと上部小径円筒体8bの間
より上方に立設する熱遮断壁32aと第一容器1側の上
壁部4より垂下する熱遮断壁32bとからなっており、
熱遮断空間部33内の下方には、発熱体12への通電、
すなわちスイッチの作動状態を確認するためのランプ3
4を設けている。そして、熱遮断空間部33を形成した
箇所で、第二容器2の底壁部7の外周端、すなわち外周
壁部29の上端に上方に向かう板状の保護カバー22を
連接部23により折り曲げ自在に一体的に連接する。該
保護カバー22は連接部23より立設する外部片22c
と、外部片22cの上部に段差部22dを設けて第一容
器1の周壁部3内周に沿って立設する上部片22eと、
外部片22cの上部より水平方向内部側に設けた内部片
22fよりなり、上部片22eには内部に突起する突起
部22gと第一容器1外部へ延出する押部22hとを設
け、内部のスイッチ本体31に当接可能な構成としてい
る。また、内部片22fにはランプ34を垂下すると共
に、先端側が底壁部7より立設した板状の内壁部35の
上端に当接するように構成している。そして、保護カバ
ー22の内部片22fの先端側に突起した止め部36を
設けると共に、内壁部35上面に止め部36と嵌合する
受け部37を設けている。なお、ランプ34の光は、透
光性部材で保護カバー22および第二容器2を形成する
か、あるいは保護カバー22の外部片22cに開口部を
設けることで、外部に透過するようになっている。
【0013】第四実施例としては、発熱体の上方に薬剤
を含浸したマットを載置し、マットを加熱して薬剤を揮
散する方式の加熱蒸散装置であり、図6に示すように、
第一容器1と第二容器2とより中空形状となり、第一容
器1は上壁部4と周壁部3で下方が開口した筐状で、上
壁部4に揮散孔4aを一体的に形成している。第二容器
2は下壁部7よりなり、下壁部7に下方側から上方側に
空気を流すための複数の通気孔9を形成すると共に、立
設した発熱体支持部10を一体的に設け、該発熱体支持
部10の上面部に取付板11を介して発熱体12を保持
するようになっている。そして、内部においては、第二
容器2の下壁部7で発熱体支持部10の側面に発熱体1
2に接続するヒューズ21を設けており、ヒューズ21
が設けられた下壁部7の外周端部に、上方に向かって屈
曲部22aを有する板状の保護カバー22を連接部23
により折り曲げ自在に一体的に連接し、ヒューズ21を
保護するような構成としている。また、保護カバー22
は、先端側が発熱体支持部10の上方に位置し、発熱体
支持部10の上面とで取付板11を挟持することで、取
付板11および発熱体12を保持するようになってい
る。そして、第一容器1と第二容器2の連結時、第一容
器1の周壁部3の内周面が保護カバー22の側面に当接
することで、保護カバー22を固定し保持するように構
成している。さらに、第一容器1の周壁部3の内周面に
押圧用リブ24を突設することで、第一容器1の周壁部
3の内周面による保護カバー22の当接保持する効果を
向上する。
を含浸したマットを載置し、マットを加熱して薬剤を揮
散する方式の加熱蒸散装置であり、図6に示すように、
第一容器1と第二容器2とより中空形状となり、第一容
器1は上壁部4と周壁部3で下方が開口した筐状で、上
壁部4に揮散孔4aを一体的に形成している。第二容器
2は下壁部7よりなり、下壁部7に下方側から上方側に
空気を流すための複数の通気孔9を形成すると共に、立
設した発熱体支持部10を一体的に設け、該発熱体支持
部10の上面部に取付板11を介して発熱体12を保持
するようになっている。そして、内部においては、第二
容器2の下壁部7で発熱体支持部10の側面に発熱体1
2に接続するヒューズ21を設けており、ヒューズ21
が設けられた下壁部7の外周端部に、上方に向かって屈
曲部22aを有する板状の保護カバー22を連接部23
により折り曲げ自在に一体的に連接し、ヒューズ21を
保護するような構成としている。また、保護カバー22
は、先端側が発熱体支持部10の上方に位置し、発熱体
支持部10の上面とで取付板11を挟持することで、取
付板11および発熱体12を保持するようになってい
る。そして、第一容器1と第二容器2の連結時、第一容
器1の周壁部3の内周面が保護カバー22の側面に当接
することで、保護カバー22を固定し保持するように構
成している。さらに、第一容器1の周壁部3の内周面に
押圧用リブ24を突設することで、第一容器1の周壁部
3の内周面による保護カバー22の当接保持する効果を
向上する。
【0014】また、前記実施例における保護カバー22
の連接部23においては、図7(a)に示すように、第
二容器2の底壁部7側と保護カバー22側それぞれに厚
さ方向に切り込みを入れ傾斜部38を形成し、傾斜部3
8の先端側を連結したもので、ここを折り曲げるように
したものである。また、図7(b)に示すように、連接
部23の厚さ方向を薄肉片39とすると共に、保護カバ
ー22の巾方向の中心に開口部40を設けて、折り曲げ
る部分を少なくして折り曲げ易いように構成する。さら
に、図7(c)に示すように、連接部23を薄肉片39
とすると共に、第二容器2の底壁部7側に垂下部41を
設け、垂下部41の先端と保護カバー22の巾方向の中
心部とに湾曲状態で連結している連結片42を設けて、
保護カバー22を折り曲げ状態(保護カバー22の下部
側が垂直状態)になった際、保護カバー22の連接部2
3の弾性力により保護カバー22が水平方向に移動する
のを防止したもの等が考えられるが、これらに限定され
るものではない。また、前述の実施例において、電気部
品の側面方向を保護する側面部材を第一実施例では第二
容器2側に設けているが、第二実施例と第四実施例では
保護カバー22側に設けており、また、第三実施例では
第一実施例と同様に第二容器2側に設けている。
の連接部23においては、図7(a)に示すように、第
二容器2の底壁部7側と保護カバー22側それぞれに厚
さ方向に切り込みを入れ傾斜部38を形成し、傾斜部3
8の先端側を連結したもので、ここを折り曲げるように
したものである。また、図7(b)に示すように、連接
部23の厚さ方向を薄肉片39とすると共に、保護カバ
ー22の巾方向の中心に開口部40を設けて、折り曲げ
る部分を少なくして折り曲げ易いように構成する。さら
に、図7(c)に示すように、連接部23を薄肉片39
とすると共に、第二容器2の底壁部7側に垂下部41を
設け、垂下部41の先端と保護カバー22の巾方向の中
心部とに湾曲状態で連結している連結片42を設けて、
保護カバー22を折り曲げ状態(保護カバー22の下部
側が垂直状態)になった際、保護カバー22の連接部2
3の弾性力により保護カバー22が水平方向に移動する
のを防止したもの等が考えられるが、これらに限定され
るものではない。また、前述の実施例において、電気部
品の側面方向を保護する側面部材を第一実施例では第二
容器2側に設けているが、第二実施例と第四実施例では
保護カバー22側に設けており、また、第三実施例では
第一実施例と同様に第二容器2側に設けている。
【0015】
【考案の効果】本考案は、上壁部に揮散孔を設けた第一
容器と、上部に発熱体を設けた第二容器とより中空形状
となる加熱蒸散装置において、内部に装着された電気部
品を保護するための保護カバーを、第二容器に電気部品
の上方を覆う位置に移動するように一体的に設けると共
に、第一容器の周壁部の内周面が前記保護カバーに当接
し、保護カバーを電気部品の上方を覆う位置で保持する
ように構成したことで、上部の揮散孔等より内部に異物
が入り込んでも、保護カバーにより異物が電気部品に接
触するのを防止し、また、保護カバーを第二容器に一体
的に設けているので、部品点数が少なくてすみ組立工程
が容易となると共に、保護カバーの紛失を防止すること
ができる。また、内部配線を容易でコンパクトな配線も
可能となり、器具の小型化も可能である。さらに、第一
容器の周壁部の内周面で保護カバーを当接保持するよう
に構成したことで、第一容器と第二容器の保護カバー、
および保護カバー連接部付近の構成が、従来の上方より
保護カバーに当接する構造と比べ、簡易となり、製作、
加工が容易となる。
容器と、上部に発熱体を設けた第二容器とより中空形状
となる加熱蒸散装置において、内部に装着された電気部
品を保護するための保護カバーを、第二容器に電気部品
の上方を覆う位置に移動するように一体的に設けると共
に、第一容器の周壁部の内周面が前記保護カバーに当接
し、保護カバーを電気部品の上方を覆う位置で保持する
ように構成したことで、上部の揮散孔等より内部に異物
が入り込んでも、保護カバーにより異物が電気部品に接
触するのを防止し、また、保護カバーを第二容器に一体
的に設けているので、部品点数が少なくてすみ組立工程
が容易となると共に、保護カバーの紛失を防止すること
ができる。また、内部配線を容易でコンパクトな配線も
可能となり、器具の小型化も可能である。さらに、第一
容器の周壁部の内周面で保護カバーを当接保持するよう
に構成したことで、第一容器と第二容器の保護カバー、
および保護カバー連接部付近の構成が、従来の上方より
保護カバーに当接する構造と比べ、簡易となり、製作、
加工が容易となる。
【図1】本考案による第一実施例の縦断面図。
【図2】図1における第二容器の概略斜視図。
【図3】第一実施例における第一容器と第二容器の連結
状態説明図。
状態説明図。
【図4】第二実施例の縦断面図。
【図5】(a)第三実施例の縦断面図。 (b)第三実施例の外観斜視図
【図6】第四実施例の縦断面図。
【図7】(a)保護カバーの連接部の説明図。 (b)保護カバーの連接部の説明図。 (c)保護カバーの連接部の説明図。
【図8】従来のヒューズ固定方法説明図。
【図9】従来の加熱蒸散装置のランプカバー部の概略縦
断面図。
断面図。
1…第一容器、2…第二容器、3…周壁部、4…上壁
部、4a…揮散孔、5…案内突条部、6…当着部材、7
…底壁部、8…周壁部、8a…下部大径円筒体、8b…
上部小径円筒体、8c…ネジ部、9…通気孔、10…発
熱体支持部、11…取付板、12…発熱体、13…切り
欠き部、14…当着部材受部、15…ボトル、16…底
面部、17…側面部、17a…大径部、17b…小径
部、18…吸液心、19…側面部材、19a…垂直部、
19b…傾斜部、19c…水平部、20…収納部、21
…ヒューズ、22…保護カバー、22a…屈曲部、22
b…曲面部、22c…外部片、22d…段差部、22e
…上部片、22f…内部片、22g…突起部、23…連
接部、24…押圧用リブ、25…突出部材、26…外壁
部、27…板部材、28…発熱体端子、29…外周壁
部、30…スイッチ基板、31…スイッチ本体、32…
熱遮断壁、33…熱遮断空間部、34…ランプ、35…
内壁部、36…止め部、37…受け部、38…傾斜部、
39…薄肉片、40…開口部、41…垂下部、42…連
結片、43…容器本体、44…フック部材、45…基
板、46…蓋、46a…接合部、47…ランプカバー、
48…支持脚。
部、4a…揮散孔、5…案内突条部、6…当着部材、7
…底壁部、8…周壁部、8a…下部大径円筒体、8b…
上部小径円筒体、8c…ネジ部、9…通気孔、10…発
熱体支持部、11…取付板、12…発熱体、13…切り
欠き部、14…当着部材受部、15…ボトル、16…底
面部、17…側面部、17a…大径部、17b…小径
部、18…吸液心、19…側面部材、19a…垂直部、
19b…傾斜部、19c…水平部、20…収納部、21
…ヒューズ、22…保護カバー、22a…屈曲部、22
b…曲面部、22c…外部片、22d…段差部、22e
…上部片、22f…内部片、22g…突起部、23…連
接部、24…押圧用リブ、25…突出部材、26…外壁
部、27…板部材、28…発熱体端子、29…外周壁
部、30…スイッチ基板、31…スイッチ本体、32…
熱遮断壁、33…熱遮断空間部、34…ランプ、35…
内壁部、36…止め部、37…受け部、38…傾斜部、
39…薄肉片、40…開口部、41…垂下部、42…連
結片、43…容器本体、44…フック部材、45…基
板、46…蓋、46a…接合部、47…ランプカバー、
48…支持脚。
Claims (2)
- 【請求項1】 上壁部4に揮散孔4aを設けた第一容器
1と、上部に発熱体12を設けた第二容器2とより中空
形状となる加熱蒸散装置において、 内部に装着された電気部品を保護するための保護カバー
22を、第二容器2に電気部品の上方を覆う位置へ移動
するように一体的に設けると共に、第一容器1の周壁部
3の内周面が前記保護カバー22に当接し、保護カバー
22を電気部品の上方を覆う位置で保持するように構成
したことを特徴とする加熱蒸散装置。 - 【請求項2】 前記第二容器2において、保護カバー2
2と保護カバー22の対向箇所それぞれに掛合するため
の止め部36と受け部37を設けたことを特徴とする請
求項1記載の加熱蒸散装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1092892U JP2556236Y2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | 加熱蒸散装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1092892U JP2556236Y2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | 加熱蒸散装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0567266U JPH0567266U (ja) | 1993-09-07 |
JP2556236Y2 true JP2556236Y2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=11763902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1092892U Expired - Lifetime JP2556236Y2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | 加熱蒸散装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2556236Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-04 JP JP1092892U patent/JP2556236Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0567266U (ja) | 1993-09-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |