JP2556188Y2 - パンチ付ステープラー - Google Patents

パンチ付ステープラー

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JP2556188Y2
JP2556188Y2 JP1991082277U JP8227791U JP2556188Y2 JP 2556188 Y2 JP2556188 Y2 JP 2556188Y2 JP 1991082277 U JP1991082277 U JP 1991082277U JP 8227791 U JP8227791 U JP 8227791U JP 2556188 Y2 JP2556188 Y2 JP 2556188Y2
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和也 西村
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シヤチハタ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パンチとステープラー
を並設した、パンチ付ステープラーに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種のパンチとステープラーが並
設されたものには、特開昭53−71379号(以下
(イ))、特開昭53−71380号(以下(ロ))、
特開昭54−159020号(以下(ハ))、実公昭5
9−188171号(以下(ニ))がある。しかしなが
ら(イ)の発明は、パンチの孔を設けることと、ステー
プラーの針を打つ位置が、一直線上に設けにくく、紙を
綴じる際に、ファイリングしにくいといった問題があ
る。この時、ファイリングされても、パンチの孔よりス
テープラーの針の方が紙の中心に近い位置にあればファ
イルを捲る時に捲りにくい。(ロ)の発明は、(イ)と
同様な問題がある。そこで、これらの問題を解決するた
めに、(ハ)、(ニ)の発明・考案がある。(ハ)の発
明は、(イ)、(ロ)とは異なり、一度に、しかも一直
線上に、ステープラーにより綴じられると共に、パンチ
により穿孔出来る。しかし、両者を一度に行なうこと
は、十分な(強力な)力が必要であり、(ハ)の発明で
は、どうしてもアーム部分が大型化して、全体に小型化
(コンパクト化)出来ない。(ニ)の考案は、(ハ)と
同様、一直線上にステープラーにより綴じられると共
に、パンチにより穿孔出来、更には、パンチとステープ
ラーが選択出来る構成となっている。特にこの様な構成
を採用すれば、パンチかステープラーどちらかを使用す
る時には、十分な(強力な)力を加えられるアーム部で
あるが、両者を同時に使用する場合には、(ハ)と同様
な問題が発生する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の改良目的は、前
述の通り、パンチとステープラーが並設され、パンチの
穿孔位置とステープラーの針の綴位置が同一直線上にあ
る、選択可能なパンチ付ステープラーは、パンチ及びス
テープラーのみの場合に合わせて小型化(コンパクト
化)したアーム部であれば、両方を同時に使用した場
合、アーム部に強い力が必要となり、穿孔や綴りがしに
くい結果となる。また、両方を同時に使用する場合に合
わせて、小さな力で使用出来る様に、大型化したアーム
部を用いれば、全体的に大型化となり、コンパクトな卓
上パンチ付ステープラーを得がたいものとなる。よっ
て、パンチ及びステープラーのみに使用する場合、更に
両方が使用出来る場合に、アーム部の長さを変化させる
ことによって、簡単に選択出来、それと同時に供給する
力をも小さいものとした、パンチ付ステープラーを提供
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】基盤1上に、支持アーム
29の前部には、穴11を設けて、前記穴11内部に弾
性体10を配置し穿孔刃3を弾発支持し、前記穿孔刃3
を貫通し、同時に上下動して力を伝達する可動軸9で支
持されたパンチ部2を1対並設し、更に、前記パンチ部
2の外側にステープラー部5が配置され、前記ステープ
ラー部5は、箱型状のマガジン部12と箱型状の射針部
13からなり、マガジン部12には針7を装填し、弾性
体15で弾発支持された押圧片14により前記針7を前
方へ押しやり、前記射針部13には前方に押片6を設け
て針7を下方に押し、更に、パンチ部2側の前記射針部
13の側面には突起16が設けられたステープラー部5
が一対並設し、アーム部19は、2枚の誘導片20と2
枚のカバー片28が櫛歯状に配置され、前記誘導片20
には長手方向に長誘導溝22とアーム部19の押圧作動
方向と同方向に力を伝達作用させない短誘導講23が設
けられ、更に固定軸8が貫通し長手方向にスライド移動
可能なスライド溝24が設けられており、突起16が短
誘導溝23の下方位置にあるとき、ステープラー部5は
作用せず長誘導溝22にある可動軸9に押圧力を作用さ
せ、または、可動軸9が短誘導溝23の下方位置にある
ときパンチ部2は作用せず長誘導溝2にある突起16
に押圧力を作用させ、または、突起16と可動軸9が長
誘導溝2に位置している時固定軸8から最大長さとな
る、パンチ部、ステープラー部を適宜選択可能にしたア
ーム部19を有することを特徴としたパンチ付ステープ
ラーである。
【0005】
【作用】パンチの穿孔刃3に貫通させた可動軸9を、左
右両側に突出させ、誘導片20に設けた誘導溝21に挿
入し当接させ、更に、パンチの支持アーム29の両外側
に設けたステープラー部5射針部13側面に突起16
を設け、前記誘導溝21に挿入当接させている。前記
導片20は、アーム部19に取り付けられている。
ず、最初の位置としてアーム部19を固定軸8方向にい
っぱい押し入れた位置とすると、ステープラー部5の側
面に設けられた突起16は、短誘導溝23の真下に位置
し、パンチの可動軸9の両端部は、長誘導溝22のうち
に位置する。この時、アーム部19を下方に押圧すれ
ば、短誘導溝23の真下に位置する突起16とステープ
ラー部5は作動せず、パンチ部2のみが作動し、穿孔作
業が行なえる。 [図6] また、ステープラーのみを作動させたい場合は、アーム
部19を一段上方に引き上げる。すると、短誘導溝23
の真下には、パンチ部2の可動軸9の両端部が位置し、
ステープラー部5の側面に設けた突起16は、長誘導溝
22に位置する。この時、アーム部19を下方に押圧す
れば、短誘導溝23の真下に位置するパンチ部2は作動
せず、ステープラー部5のみが作動し綴り作業が行なえ
る。 [図7] 最後に、更に、アーム部19を上方に伸ばせば、パンチ
の可動軸9の両端部及び、ステープラー部5の側面に設
けた突起16は、長誘導溝22に位置するとともに、ア
ーム部19も長くなり、少ない押圧する力でパンチ部2
とステープラー部5とを作動し、穿孔、綴り作業が出来
る。 [図8]
【0006】
【実施例】1は基盤であり、盤面にパンチ部2を固定
し、パンチ部2の穿孔刃3の真下に穿孔刃3をガイドす
る孔4を、穿孔刃3と同数設けている。更に、ステープ
ラー部5の押片6の真下に針7を受ける押片6と同数の
受皿27を設けている。パンチ部2は弾性体10で弾発
支持された穿孔刃3を設けており、上下動可能としてい
る。この時、弾性体10は穿孔刃3を貫通する可動軸9
と穴11に当接保持されている。更に、固定軸8が貫通
している。以上のパンチ部2が一対並設されている。こ
れら一対のパンチ部2には、固定軸8と可動軸9が左右
に貫通している。5は、前述したように、ステープラー
部であり、箱型状のマガジン部12と箱型状の射針部1
3からなり、マガジン部12には針7を装填し、弾性体
15で弾発支持された押圧片14により前記針7を前方
に押しやる。射針部13には、前方に押片6を設けてお
り、針7を下方に押しやる。更に、射針部13の側面の
うち、パンチ側に位置する方には突起16が設けられて
いる。これら、マガジン部12と射針部13は、弾性体
17に開口状態に弾発支持され、固定軸8により軸支
れている。また、マガジン部12の下面には、弾性体1
7が配置され、ステープラー部5全体を上方に弾発支持
している。
【0007】19はアーム部であり、力が作用する部分
はコ字型の箱状であり、誘導溝21、スライド溝24を
有する2枚の誘導片20と2枚のカバー片28が設けら
れている。前記、誘導片20はパンチ部2とステープラ
ー部5との間に配置され、誘導片20に設けられた誘導
溝21内に突起16と可動軸9の端部が挿入当接され
る。前記、誘導溝21には、突起16と可動軸9の端部
に、アーム部19にかかった力を伝達作用させる長誘導
溝22と、力を伝達作用させない短誘導溝23とが設け
られている。前記長誘導溝22は、誘導片20の長手方
向に設けられ前記短誘導溝23は、アーム部19が押圧
され作動する方向と同方向に設けられている。スライド
溝24には固定軸8が貫通し、挿入当接している。パン
チ部2とステープラー部5の選択動作について、図6
は、パンチ部のみ作動し、突起16が短誘導溝23の
下に位置しているためアーム部19を下方に下ろすと突
起16が短誘導溝23に入りステープラー部は作動し
ない。次に、図7は、アーム部19を長手方向(左上方
に引き上げると、長誘導溝22の上片25に設けら
た突子26を可動軸9と突起16が乗り越え、短誘導溝
23の下方に可動軸9が位置し、突起16は長誘導溝2
2に位置する。また突子26を設けたことで、確実なア
ーム部19の引き上げと、確実な選択機能を得ることが
できる。この時、ステープラー部のみ作動し、短誘導
溝23の下方に可動軸9が位置し、アーム部19を下方
に下ろすと可動軸9は短誘導溝23に入りパンチ部
作動しない。最後に、図8は、アーム部19を更に左上
方に引き上げると突子26を可動軸9と突起16が乗り
越え、短誘導溝23の下方には何も存在せず、前記可動
軸9と突起16が長誘導溝22に位置し、パンチ部2及
びステープラー部5が作動可能となる。この時、パンチ
部2及びステープラー部5両方を作動させるのに大きな
力が必要となるが、アーム部19が左上方に伸びること
により少なくとも図6のアーム部19の状態で両方を作
動させる力より小さい力で作動可能となる。本実施例で
は、パンチ部2、ステープラー部5、更にパンチ部2と
ステープラー部5という順に作動するが、可動軸9と突
起16の位置を変えれば、この作動順番は逆になり、ス
テープラー部5、パンチ部2、そして最もアームが伸び
た時に両者が作動する。こうして、パンチ部の穿孔位
置とステープラー部の綴位置とが一直線状になる。
【0008】
【効果】以上のような構成なので、 アーム部19の伸びとともにパンチ部2、ステープラ
ー部5がどちらか片方又は両方選択できる。 更に、アーム部19が伸びることにより小さい力で並
設されたパンチ部2、ステープラー部5が作動すること
ができる。 アーム部19が伸縮することで、机上でも邪魔になら
ない、より小型で強力なバンチ付ステープラーが提供で
きる。
【0009】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例の右側側面図
【図2】本考案の第1の実施例の正面図
【図3】本考案の第1の実施例の背面図
【図4】本考案の第1の実施例のパンチ部説明図
【図5】本考案の第1の実施例のステープラー部説明図
【図6】本考案の第1の実施例のパンチ部作動説明図
【図7】本考案の第1の実施例のステープラー部作動説
明図
【図8】本考案の第1の実施例のパンチ部とステープラ
ー部作動説明図
【図9】本考案の第1の実施例の全体斜視図
【符号の説明】
1 基盤 2 パンチ部 3 穿孔刃 4 孔 5 ステープラー部 6 押片 7 針 8 固定軸 9 可動軸 10 弾性体 11 穴 12 マガジン部 13 射針部 14 押圧片 15 弾性体 16 突起 17 弾性体 18 弾性体 19 アーム部 20 誘導片 21 誘導溝 22 長誘導溝 23 短誘導溝 24 スライド溝 25 上片 26 突子 27 受皿 28 カバー片 29 支持アーム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基盤1上に、支持アーム29の前部には、
    穴11を設けて、前記穴11内部に弾性体10を配置し
    穿孔刃3を弾発支持し、前記穿孔刃3を貫通し、同時に
    上下動して力を伝達する可動軸9で支持されたパンチ部
    2を1対並設し、更に、前記パンチ部2の外側にステー
    プラー部5が配置され、前記ステープラー部5は、箱型
    状のマガジン部12と箱型状の射針部13からなり、マ
    ガジン部12には針7を装填し、弾性体15で弾発支持
    された押圧片14により前記針7を前方へ押しやり、前
    記射針部13には前方に押片6を設けて針7を下方に押
    し、更に、パンチ部2側の前記射針部13の側面には突
    起16が設けられたステープラー部5が一対並設し、
    ーム部19は、2枚の誘導片20と枚のカバー片28
    が櫛歯状に配置され、前記誘導片20には長手方向に長
    誘導溝22とアーム部19の押圧作動方向と同方向に力
    を伝達作用させない短誘導溝23が設けられ、更に固定
    軸8が貫通し長手方向にスライド移動可能なスライド溝
    24が設けられており、 突起16が短誘導溝23の下方
    位置にあるとき、ステープラー部5は作用せず長誘導溝
    22にある可動軸9に押圧力を作用させ、または、可動
    軸9が短誘導溝23の下方位置にあるときパンチ部2は
    作用せず長誘導溝2にある突起16に 押圧力を作用さ
    せ、または、突起16と可動軸9が長誘導溝2に位置
    している時固定軸8から最大長さとなる、パンチ部、ス
    テープラー部を適宜選択可能にしたアーム部19を有す
    ることを特徴としたパンチ付ステープラー。
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