JP2556057Y2 - 義歯の一時保管用袋 - Google Patents

義歯の一時保管用袋

Info

Publication number
JP2556057Y2
JP2556057Y2 JP1991042417U JP4241791U JP2556057Y2 JP 2556057 Y2 JP2556057 Y2 JP 2556057Y2 JP 1991042417 U JP1991042417 U JP 1991042417U JP 4241791 U JP4241791 U JP 4241791U JP 2556057 Y2 JP2556057 Y2 JP 2556057Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
denture
bag
water
storage bag
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991042417U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04128717U (ja
Inventor
悟 瀬古
太作 石田
Original Assignee
ケージーパック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ケージーパック株式会社 filed Critical ケージーパック株式会社
Priority to JP1991042417U priority Critical patent/JP2556057Y2/ja
Publication of JPH04128717U publication Critical patent/JPH04128717U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2556057Y2 publication Critical patent/JP2556057Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、義歯を清浄化すると共
にそれを一時的に保管する用に供する袋に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】総入歯または取り外し可能な義歯の場
合、義歯を1日中着用することは煩わしいため、食事の
ときや人に会う可能性のあるとき以外は外しておくこと
が多い。このような場合、義歯を一時的に保管しておく
ことが必要となる。
【0003】また義歯は時々洗浄することが必要である
が、従来は水を入れたコップに義歯を浸漬し、そこに固
形の薬剤を投入して洗浄する方法がとられている。
【0004】このような保管または洗浄用の容器とし
て、以下に述べるような種々の構成の容器が提案されて
いる。
【0005】たとえば、実開昭57−100907号公
報には、広口蛇腹容器に、水と接触して有効成分を放出
する義歯洗浄薬剤を収納し、収縮した状態で取り外し自
在の蓋を取り付けた義歯洗浄薬剤入り容器が示されてい
る。
【0006】実開昭59−119810号公報には、袋
状あるいはガマ口状の形態の容器具であって、入口を開
閉でき、その内部全面に洗浄用の微細なブラシを無数装
着した総入歯洗浄用容器具が示されている。
【0007】実開昭60−184518号公報には、開
口部を有する容器本体と、この容器本体に挿脱可能であ
る水切り用の透溝が形成された中皿と、容器本体の開口
部を閉塞する蓋体とを具備した入歯洗浄用容器が示され
ている。
【0008】実開昭60−192812号公報には、開
口部を有する容器本体と、その開口部を閉塞する蓋体と
からなり、その蓋体の裏面には蓋体に接する一部が開口
した篭が配設された入歯洗浄用容器が示されている。
【0009】実開昭61−77327号公報には、有底
筒状の容器本体の上端に薄肉ヒンジを介して蓋体が縦回
動自在に設けられた二重容器が示されている。
【0010】実開昭61−127712号公報には、容
器本体と、その内部に挿入可能で通液孔を有し、容器本
体よりも浅くした内かごからなる入れ歯洗浄用容器が示
されている。
【0011】実開昭63−151118号公報には、ポ
ケット等に収容しる程度の大きさの袋の内部に、突起状
の小片を群立させた入れ歯携帯用線条袋が示されてい
る。
【0012】実開昭64−37217号公報には、陶器
の蓋付き容器の中に着脱自在の義歯格納台を装備した義
歯洗浄及び格納用容器が示されている。
【0013】実開平1−77721号公報には、蓋に入
れ歯を保持する着脱可能な網をつけ、さらに蓋にすすぎ
水の流路となる貫通孔をあけた入れ歯専用洗浄容器が示
されている。
【0014】実開平1−150914号公報には、液密
性で可撓性を有し実質的に透明な外袋と、発泡体シート
と、外袋内に収容され少なくとも一部分が外袋より高さ
の低い筒体とからなる携帯用入歯洗浄容器が示されてい
る。
【0015】
【考案が解決しようとする課題】上記のうちポケットに
入れて携帯可能なものは、実開昭57−100907号
公報、実開昭59−119810号公報、実開昭63−
151118号公報、実開平1−150914号公報に
記載の容器に限られ、他の公報に記載の容器は携帯目的
には適していない。
【0016】しかしながら、実開昭57−100907
号公報に記載の義歯洗浄薬剤入り容器は、蛇腹を伸ばし
て水を入れて洗浄するものであり、水のないところでは
使用できないという制約がある。
【0017】実開昭59−119810号公報に記載の
総入歯洗浄用容器具も、湯、水等の洗浄液を入れて使用
するものであり、上記と同様の問題点がある。
【0018】実開昭63−151118号公報に記載の
入れ歯携帯用洗浄袋は、ポケットに入れて携帯できる点
では好都合であるが、使用時には水を入れて洗浄を行う
ものであり、上記と同様の問題点を有する。
【0019】実開平1−150914号公報に記載の携
帯用入歯洗浄容器も、ポケットに入れて携帯できる点で
は好都合であるが、やはり使用時には水を入れて洗浄を
行うものであり、上記と同様の問題点を有する。
【0020】このように、従来提案されているポケット
に入れて携帯できる義歯用の容器は、いずれも使用時に
は水を入れるものであり、水のないところでは使えな
い。しかるに外出先や旅行先では義歯を水で洗うことが
できない場合も多く、このような事態には従来の義歯用
の容器では対処しえなかった。
【0021】本考案は、このような背景下において、ポ
ケットに入れて携帯できるほどの簡便性があり、しかも
義歯を清浄化することのできる義歯の一時保管用袋を提
供することを目的とするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本考案の義歯の一時保管
用袋は、開封が可能でかつ開封後の再密封が可能な耐水
性袋(1)と、義歯用の研磨、洗浄または消毒用の薬剤
を含浸させた湿潤ウエブ(2)とからなるものである。
【0023】以下本考案を詳細に説明する。
【0024】耐水性袋(1) としては、単層または複層の
プラスチックスフィルム、樹脂コート布、樹脂ラミネー
ト布をはじめ、柔軟で耐水性を有する素材から作られた
袋であれば任意のものが用いられる。この袋は透視性を
有していても有していなくてもよい。
【0025】耐水性袋(1)は開封が可能でかつ開封後
の再密封が可能であることが要求される。開封が可能で
かつ開封後の再密封が可能にするためには、この耐水性
袋(1)の開口部に凸条および凹状からなる1対の嵌合
式の線ファスナー(3)を設ける方法、水分の付着によ
っても接着性を失わない再貼着可能な接着剤層を耐水性
袋(1)の開口部に設ける方法などが採用される。
【0026】湿潤ウエブ(2) としては、不織布、織布、
編布、紙などのウエブに、研磨剤、洗浄剤または消毒剤
の少なくとも1種からなる義歯用の薬剤を含浸させたも
のが用いられる。乾燥によるウエブの湿潤度の低下を防
止するため、ウエブを高吸水性繊維を一部用いて作製し
たり、ウエブに高吸水性樹脂粉末を担持させるようにし
てもよい。薬剤の含浸に際しては、無害な消臭剤、殊
に、茶葉を減圧下に乾留したときに20mmHgの場合で1
80〜200℃で沸騰して留出する乾留分(ただし減圧
度が変れば沸騰点も変化する)を併用して含浸させるこ
とが好ましい。なお薬剤は気化性を有するものを用いる
こともできる。
【0027】上記の耐水性袋(1) 内に予め湿潤ウエブ
(2) を収容しておくか、湿潤ウエブ(2) の方は別に包装
しておくことにより、本考案の義歯の一時保管用袋が構
成される。耐水性袋(1) 内に予め2枚の湿潤ウエブ(2)
を収容しておき、そのうちの1枚で義歯を清浄にしてか
ら廃棄し、残りの1枚で義歯を包んで保管するようにし
てもよい。
【0028】
【作用】本考案の義歯の一時保管用袋を使用するにあた
っては、湿潤ウエブ(2) で義歯をみがいて清浄化を行
い、ついでその湿潤ウエブ(2) または新しい湿潤ウエブ
(2) で義歯を包んでから耐水性袋(1) 内に収容し、密封
する。従って水がなくても清浄化が可能であり、またポ
ケットに入れて携帯することができる。清浄化および保
管の操作は、いつでもどこでも可能であり、歩行中にお
いてすら実行することができる。しかも、外した義歯を
湿潤ウエブ(2) で包むことによりクッション機能も得ら
れるので、携帯中に義歯を損傷することがない。
【0029】本考案の一時保管用袋は1回ないし数回の
使用で使い捨てにするのが通常である。
【0030】
【実施例】次に実施例をあげて本考案をさらに説明す
る。
【0031】実施例1 図1は本考案の義歯の一時保管用袋の一例を示した正面
図である。
【0032】(1) は内面側にヒートシール性樹脂(低密
度ポリエチレン)層を設けた二軸延伸ポリプロピレンか
ら作られた柔軟な耐水性袋であり、両側縁および底部は
ヒートシール部(1a)としてある。
【0033】この耐水性袋(1) の開口部の表側のフィル
ム内面には凹状、裏側のフィルム内面には凸状が設けて
あり、嵌合式の線ファスナー(3) となっている。凹状お
よび凸状の嵌合および嵌合解除により、それぞれ密封お
よび開封が達成できる。
【0034】(2) は湿潤ウエブであり、ウエブの一例と
しての不織布に義歯用の研磨剤(第二リン酸カルシウ
ム)、洗浄剤(ラウリル硫酸ナトリウム)、消毒剤(塩
酸クロルヘキシジン)、湿潤剤(グリセリン)および消
臭剤(茶葉の180〜200℃/20mmHgの乾留分)を
30%含水エタノールに溶解させた溶液を含浸させたも
のからなる。
【0035】実施例2 図2は本考案の義歯の一時保管用袋の他の一例を示した
正面図である。
【0036】(1) は軟質樹脂製の耐水性袋であり、四周
がシールされ、中央部の長手方向には切れ目(1b)を設け
てある。
【0037】(4)は裏面に再貼着可能な粘着剤層を設け
たフィルム片であり、このフィルム片(4) で上記の切れ
目(1b)を覆うことにより耐水性袋(1) を密封することが
できるようにしてある。
【0038】(2) は湿潤ウエブであり、ウエブの一例と
しての不織布に実施例1と同様に薬剤および消臭剤の含
水エタノール溶液を含浸させたものからなる。
【0039】
【考案の効果】本考案の義歯の一時保管用袋は、構成が
シンプルであるので安価である上、構成がシンプルであ
るにかかわらず、水がなくても義歯の清浄化が可能であ
ること、ポケットに入れて携帯することもできること、
いつでもどこでも使用できること、1回ないし数回の使
用で使い捨てできるので清潔であること、義歯を湿潤ウ
エブ(2) で包んで耐水性袋(1) に収容した状態ではクッ
ション性があるので、義歯の損傷を防止できることなど
のすぐれた効果を有する。
【0040】よって本考案は実用上極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の義歯の一時保管用袋の一例を示した正
面図である。
【図2】本考案の義歯の一時保管用袋の他の一例を示し
た正面図である。
【符号の説明】
(1) …耐水性袋、(1a)…ヒートシール部、(1b)…切れ
目、 (2) …湿潤ウエブ、 (3) …嵌合式の線ファスナー、 (4) …フィルム片

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開封が可能でかつ開封後の再密封が可能な
    耐水性袋(1)と、義歯用の研磨、洗浄または消毒用の
    薬剤を含浸させた湿潤ウエブ(2)とからなる義歯の一
    時保管用袋。
  2. 【請求項2】湿潤ウエブ(2)に、薬剤と共に消臭剤と
    しての茶葉乾留分が含浸されている請求項1記載の一時
    保管用袋。
JP1991042417U 1991-05-11 1991-05-11 義歯の一時保管用袋 Expired - Fee Related JP2556057Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991042417U JP2556057Y2 (ja) 1991-05-11 1991-05-11 義歯の一時保管用袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991042417U JP2556057Y2 (ja) 1991-05-11 1991-05-11 義歯の一時保管用袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04128717U JPH04128717U (ja) 1992-11-25
JP2556057Y2 true JP2556057Y2 (ja) 1997-12-03

Family

ID=31922917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991042417U Expired - Fee Related JP2556057Y2 (ja) 1991-05-11 1991-05-11 義歯の一時保管用袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2556057Y2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2389980A3 (en) 2005-11-18 2012-03-14 Still River Systems, Inc. Charged particle radiation therapy
US10254739B2 (en) 2012-09-28 2019-04-09 Mevion Medical Systems, Inc. Coil positioning system
EP2901824B1 (en) 2012-09-28 2020-04-15 Mevion Medical Systems, Inc. Magnetic shims to adjust a position of a main coil and corresponding method
JP6254600B2 (ja) 2012-09-28 2017-12-27 メビオン・メディカル・システムズ・インコーポレーテッド 粒子加速器
TW201434508A (zh) 2012-09-28 2014-09-16 Mevion Medical Systems Inc 一粒子束之能量調整
CN104812443B (zh) 2012-09-28 2018-02-02 梅维昂医疗系统股份有限公司 粒子治疗系统
TW201422279A (zh) 2012-09-28 2014-06-16 Mevion Medical Systems Inc 聚焦粒子束
JP6855240B2 (ja) 2013-09-27 2021-04-07 メビオン・メディカル・システムズ・インコーポレーテッド 粒子ビーム走査
US10675487B2 (en) 2013-12-20 2020-06-09 Mevion Medical Systems, Inc. Energy degrader enabling high-speed energy switching
US9661736B2 (en) 2014-02-20 2017-05-23 Mevion Medical Systems, Inc. Scanning system for a particle therapy system
US10786689B2 (en) 2015-11-10 2020-09-29 Mevion Medical Systems, Inc. Adaptive aperture
JP7059245B2 (ja) 2016-07-08 2022-04-25 メビオン・メディカル・システムズ・インコーポレーテッド 治療計画の決定
EP3645111A1 (en) 2017-06-30 2020-05-06 Mevion Medical Systems, Inc. Configurable collimator controlled using linear motors
TW202039026A (zh) 2019-03-08 2020-11-01 美商美威高能離子醫療系統公司 藉由管柱之輻射遞送及自其產生治療計劃

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5217019A (en) * 1975-07-30 1977-02-08 Fuji Xerox Co Ltd Electrostatic printing method
JPS57100907U (ja) * 1980-12-09 1982-06-21
JPS59119810U (ja) * 1983-01-31 1984-08-13 三浦 憲二 総入歯洗浄用容器具
JPS63151118U (ja) * 1987-03-27 1988-10-04
JPH01150914U (ja) * 1988-04-04 1989-10-18
JPH02232054A (ja) * 1989-03-03 1990-09-14 Takihiyoo Kemika:Kk 美容院用消臭剤

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04128717U (ja) 1992-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2556057Y2 (ja) 義歯の一時保管用袋
JP4046998B2 (ja) 塗布具
US4347931A (en) Mitt
RU2432307C2 (ru) Устройство, активируемое при помощи оттягиваемого язычка
JP6265440B2 (ja) パックシート包装体
KR102372342B1 (ko) 팩 시트 포장체
BRPI0621648B1 (pt) envoltório de embalagem
BRPI0618867A2 (pt) dispositivo com ativação por lingüeta de puxar interna
BR102014004747A2 (pt) sistema para liberar toalhinhas úmidas não entrelaçadas em recipiente rígido
US20050144693A1 (en) Disposable superabsorbent bib
AU779382B2 (en) A portable disposable personal article containing a product for body care
JPH09234167A (ja) ウェットティッシュ積層体
KR200256494Y1 (ko) 물티슈와 마른 휴지가 내장된 휴대용 휴지케이스
JPH0728083U (ja) ウエットティッシュ用容器
JPH07215379A (ja) 包装ウエットティッシュペーパー
JP3059317U (ja) 注液含浸包装容器とその製品
JPH07881U (ja) ウエットティッシュ供給キット
JPH08104377A (ja) ウエットティッシュ供給キット
JP2001145582A (ja) 包装ウェットティッシュペーパー
KR840002226B1 (ko) 재봉함 가능한 디스펜서 용기
JPH0627648U (ja) ウエットティッシュ供給キット
JPH0657335U (ja) 生理用ナプキン
JP2676134B2 (ja) シート状開閉蓋を有する包装体
KR20220002661U (ko) 주머니형 티슈
JPH075492U (ja) フィルム包装体

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970708

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees