JP2555899Y2 - 駐車装置における車両載置用床パネル - Google Patents

駐車装置における車両載置用床パネル

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JP2555899Y2
JP2555899Y2 JP2325392U JP2325392U JP2555899Y2 JP 2555899 Y2 JP2555899 Y2 JP 2555899Y2 JP 2325392 U JP2325392 U JP 2325392U JP 2325392 U JP2325392 U JP 2325392U JP 2555899 Y2 JP2555899 Y2 JP 2555899Y2
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治雄 有馬
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昭和アルミニウム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、立体駐車装置等の各
種駐車装置において用いられる駐車車両載置用の床パネ
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、特に都市部などにおいて、狭い敷
地を有効利用して多数台の車を駐車収容しうる各種態様
の駐車装置が見受けられるようになった。このような駐
車装置としては、従来より様々な形式のものが採用され
ているが、特に、自動車を車両載置用のパレット上に受
け、このパレットを二次元的あるいは三次元的に移動せ
しめることによって、スペース的に効率のよい駐車を行
いうるようになされたものが多い。
【0003】この車両載置用パレットの床パネルには、
従来、例えば、第6図に示されるように、強度確保のた
め波板状にプレス成形された鉄製の中央成形板(51)の
両サイドに、タイヤ誘導溝(52)等をプレス成形した同
じく鉄製の側部成形板(53)(53)を並列配置し、これ
ら成形板(51)(53)(53)同士を溶接にて連結したも
のが用いられている。なお、この床パネル(50)の全幅
は2070mmに設定されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような床パネル(50)では、波板状構成により軽量化を
図りながら強度を確保しているものの、材質が鉄である
ために、本来的に非常に重く、そのため、成形板(51)
(53)(53)のプレス成形作業、パネル(50)の工作、
更には現場への設置作業等に多くの負担があり、しか
も、駐車装置におけるパレットの駆動系統の大型化を招
く等の問題があった。
【0005】また、材質が鉄であることにより、長期使
用するうちに錆を生じ、定期的な再塗装が必要であるな
ど、保守・管理に多くの手間を要するものであった。
【0006】更に、成形板(51)(53)(53)同士の連
結を溶接によって行っていたため、溶接用設備を要して
設備面で大掛かりなものとなると共に、製作に多くの手
間を要して生産性に優れないという問題もあった。
【0007】この考案は、上記のような従来の問題点を
すべて解決しうる駐車装置における車両載置用床パネル
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的において、この
考案は、内部に仕切壁等の補強板部を有するアルミニウ
ム製中空押出材による複数本の床パネル構成部材が並列
して隣接状態に配置されると共に、隣り合う床パネル構
成部材の対向する一方の側縁部に一体押出成形された側
方に面して開口する嵌合用凹部と、他方の側縁部に一体
押出成形された側方突出状の嵌合用凸部とが互いに適合
状態に嵌合され、かつ、垂直面と交差する凹凸両嵌合面
部に対応一体押出成形された一対の細溝の組合わせによ
るピン挿入孔にピンが挿入配置されることによって、隣
り合う床パネル構成部材同士が連結され、かつ前記床パ
ネル構成部材にタイヤ誘導部が一体押出成形されてなる
ことを特徴とする駐車装置における車両載置用床パネル
を要旨とする。
【0009】
【作用】上記床パネルでは、内部に仕切壁等の補強板部
を有する中空材による複数本の床パネル構成部材が並列
して隣接状態に配置され、隣り合うパネル構成部材同士
が連結された構造であることにより、強度的に強い。
【0010】しかも、床パネル構成部材は、アルミニウ
ム製であり、かつ中空材であることにより、軽量である
と共に、また錆を生じることもない。
【0011】そして、隣り合う床パネル構成部材同士の
連結が、凹凸嵌合とピンとを組合わせた連結構造により
行われたものであることにより、確実な連結状態が得ら
れると共に、連結作業は、対向する側縁部同士を凹凸嵌
合し、そしてピンを挿入するという簡単なものであり、
そのため、組立て作業が能率的に遂行され、かつ大掛か
りな設備も不要である。
【0012】更に、床パネル構成部材は押出材によるも
のであるため、補強板部が、必要な強度確保のための各
種構成態様に、容易に形成される。
【0013】しかも、中空材の嵌合用凹縁部、嵌合用凸
縁部、及び細溝は、床パネル構成部材の押出成形の際に
併せて一括押出成形されたものであることにより、これ
らの構成部位が容易に形成される。
【0014】更に、タイヤ誘導部も、床パネル構成部材
の押出成形に際して一括して押出成形されたものである
ことにより、その形成も容易に遂行され、量産製に優れ
る。
【0015】
【実施例】次に、この考案の実施例を説明する。
【0016】第1図及び第2図に示される車両載置用床
パネル(7)において、(1)(2)(3)(4)
(5)(6)は、第1ないし第6の6つの床パネル構成
部材であり、これらが並列して隣接状態に配置され、互
いに連結されて、床パネル(7)を構成している。
【0017】各床パネル構成部材(1)(2)(3)
(4)(5)(6)は、いずれも、偏平なアルミニウム
製中空押出材によるもので、中空部内には、平坦な上下
の板部(9)(10)を連接する垂直な補強用仕切板部
(11)が一体成形され、軽量にして強度的に強化された
ものとなされている。
【0018】アルミニウムとしては、強度面、押出面等
において優れたA6000系合金などが好適に使用され
る。
【0019】各床パネル構成部材(1)(2)(3)
(4)(5)(6)の断面サイズについては、各床パネ
ル構成部材の断面形状や押出能力等にもよるが、床パネ
ル(7)に使用する床パネル構成部材の本数を可及的に
少ないものにするため、それぞれをできるだけ大きな幅
を有するものに設計するのが好ましい。因みに、図示す
る床パネル(7)では、第1及び第6床パネル構成部材
(1)(6)の幅B1 がそれぞれ313.7mm、第2
及び第5床パネル構成部材(2)(5)の幅B2がそれ
ぞれ313mm、第3及び第4床パネル構成部材(3)
(4)の幅B3 がそれぞれ407mmに設定された大型
押出材の組合わせによるものとなされ、全幅が206
7.4mmに製作されている。
【0020】なお、第1、第2、第5、及び第6の床パ
ネル構成部材(1)(2)(5)(6)の高さH1 は6
0mm、第3及び第4床パネル構成部材(3)(4)の
高さH1 は40mmに設定され、また、それぞれ全長L
は5250mmに設定されている。
【0021】そして、隣り合う床パネル構成部材の互い
に対向する側縁部には、第3図ないし第5図に示される
ように、一方の側縁部に側方に面して開口する嵌合用凹
縁部(13)が押出の際に一体成形され、他方の側縁部に
前記嵌合用凹縁部(13)に対応して側方に突出する嵌合
用凸縁部(14)が同じく押出の際に一体成形され、それ
らが互いに適合状態に嵌合されるものとなされている。
【0022】なお、図示の構成では、一方の側縁部の上
半部、下半部にそれぞれ嵌合用凹縁部(13)と嵌合用凸
縁部(15)とが互いに融合して一体成形されると共に、
他方の側縁部の上半部、下半部にそれぞれ嵌合用凸縁部
(14)と嵌合用凹縁部(16)とが前記一方の側縁部とは
配置関係を逆にして対応して同じく互いに融合して一体
成形されたものとなされている。
【0023】更に、隣り合う床パネル構成部材の嵌合状
態において、上面が面一に連続するように、上半部に位
置する凸縁部(14)の上面(14a )が段(14b )を介し
て床パネル構成部材の上面よりも低い位置に位置するよ
うに成形され、そこに、これと嵌合する嵌合用凹縁部
(13)の上壁(13a )が配置されるものとなされてい
る。なお、下面側についても同様な構成が採られ、嵌合
状態において床パネル構成部材同士が面一に連続される
ものとなされている。
【0024】しかも、上面側については、凹縁部(13)
側の上壁(13a )の先端が傾斜面(13b )に成形される
と共に、凸縁部(14)側の段(14b )も対応する傾斜面
に成形され、凹凸嵌合状態において両者間に例えば隙間
を生じても、その隙間が外部から目立たないようにされ
ている。
【0025】そして、嵌合用凹凸縁部(13)(14)の嵌
合面における水平部、本実施例では板厚方向の中央部に
おける水平嵌合面部に、嵌合状態において、長さ方向に
延びる例えば直径6mmのピン挿入孔(18)を協働して
形成する半周状の細溝(19)(19)が対応配置関係にお
いて押出成形されている。
【0026】また、タイヤ誘導部(21)の形成のため、
第3及び第4床パネル構成部材(3)(4)の外方側の
側縁部には、上方に突出する中空凸条(22)が、押出に
より一体成形されている。
【0027】床パネル(7)の製作は、第1ないし第6
の床パネル構成部材(1)(2)(3)(4)(5)
(6)をこの順に互いに並列隣接状態に配置して嵌合用
の凹凸縁部(13)(14)(15)(16)同士を嵌合し、そ
して、その嵌合状態において形成されるピン挿入孔(1
8)に例えば直径6mmのピン(20)を適合状態に圧入
挿入して互いに連結結合するというようにして行われ
る。
【0028】本実施例では、床パネル構成部材の側縁部
に上下の嵌合用凹凸縁部(13)(15)が成形され、これ
に隣り合って配置される床パネル構成部材の対向側縁部
にはこれに対応する上下の嵌合用凹凸縁部(14)(16)
が成形され、床パネル構成部材の厚さ方向中央部にピン
挿入孔(18)が形成されるようにして、そこにピン(2
0)が挿入配置されて床パネル構成部材同士が連結され
た構成となされているから、強度的に強く、安定した連
結状態を得ることができる。
【0029】なお、本考案における車両載置用床パネル
(7)は、駐車装置における移動式パレットに用いられ
てもよいし、固定設置式の車両載置台に用いられてもよ
い。
【0030】
【考案の効果】上述の次第で、この考案の駐車装置にお
ける車両載置用床パネルは、内部に仕切壁等の補強板部
を有する中空材による複数本の床パネル構成部材が並列
して隣接状態に配置され、隣り合う床パネル構成部材同
士が連結された構造であるから、従来のような波板状鉄
板材による構造と遜色のない高強度構造を実現しうる。
【0031】しかも、床パネル構成部材は、アルミニウ
ム製であり、かつ中空材であるから、非常に軽量であ
り、製作作業、駐車装置への組付け作業の容易化、駆動
式駐車装置への適用の場合におけるパレット駆動系統の
コンパクト化を図ることができる。また、長期使用によ
って錆を生じるというようなこともなく、保守・管理が
容易である。
【0032】そして、隣り合う床パネル構成部材同士の
連結が、凹凸嵌合とピンとを組合わせた連結構造により
行われたものであるから、確実な連結状態を得ることが
できることはもとより、対向する側縁部同士を凹凸嵌合
し、そしてピンを挿入するという極めて簡単な作業によ
り連結状態が得られるので、連結作業を、簡素な設備に
て、能率的に遂行することができる。
【0033】更に、床パネル構成部材は押出材によるも
のであるから、補強板部を、必要な強度確保のための各
種構成態様に、容易に形成することができる。
【0034】そしてまた、床パネル構成部材の嵌合用凹
縁部、嵌合用凸縁部、及び細溝は、同パネル構成部材の
押出成形の際に併せて一括押出成形されたものであるか
ら、これらの構成部位の形成も極めて容易であり、更
に、タイヤ誘導部も、床パネル構成部材の押出成形に際
して一括して押出成形されたものであるから、その形成
も非常に容易に遂行することができるなど、製作面にお
いて量産性に優れる等他にはない卓越した有利性を発揮
しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかる車両載置用床パネルの斜視図で
ある。
【図2】車両載置用床パネル端部の斜視図である。
【図3】第1床パネル構成部材と第2床パネル構成部材
との連結構造を示す端面図である。
【図4】第2床パネル構成部材と第3床パネル構成部材
との連結構造を示す端面図である。
【図5】第3床パネル構成部材と第4床パネル構成部材
との連結構造を示す端面図である。
【図6】従来例にかかる車両載置用床パネルの斜視図で
ある。
【符号の説明】
1〜6…第1〜第6床パネル構成部材 7…車両載置用床パネル 11…補強板部 13…嵌合用凹縁部 14…嵌合用凸縁部 18…ピン挿入孔 19…細溝 20…ピン 21…タイヤ誘導部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に仕切壁等の補強板部を有するアル
    ミニウム製中空押出材による複数本の床パネル構成部材
    が並列して隣接状態に配置されると共に、 隣り合う床パネル構成部材の対向する一方の側縁部に一
    体押出成形された側方に面して開口する嵌合用凹部と、
    他方の側縁部に一体押出成形された側方突出状の嵌合用
    凸部とが互いに適合状態に嵌合され、かつ、垂直面と交
    差する凹凸両嵌合面部に対応一体押出成形された一対の
    細溝の組合わせによるピン挿入孔にピンが挿入配置され
    ることによって、隣り合う床パネル構成部材同士が連結
    され、かつ前記床パネル構成部材にタイヤ誘導部が一体
    押出成形されてなることを特徴とする駐車装置における
    車両載置用床パネル。
JP2325392U 1992-04-13 1992-04-13 駐車装置における車両載置用床パネル Expired - Lifetime JP2555899Y2 (ja)

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JPH0583227U JPH0583227U (ja) 1993-11-12
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