JP2555684B2 - 難燃性パネル - Google Patents

難燃性パネル

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JP2555684B2
JP2555684B2 JP63090345A JP9034588A JP2555684B2 JP 2555684 B2 JP2555684 B2 JP 2555684B2 JP 63090345 A JP63090345 A JP 63090345A JP 9034588 A JP9034588 A JP 9034588A JP 2555684 B2 JP2555684 B2 JP 2555684B2
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栄 白井
啓吾 笹本
晃 高野
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Fujimori Kogyo Co Ltd
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Fujimori Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビルや家屋の外装板として使用される難燃
性パネルに関する。
〔従来の技術〕
従来、ビルや家屋の外装板としては、発泡合成樹脂板
の両面にそれぞれ金属板を張り合わせたサンドイッチパ
ネルが使用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、従来のこの種の外装板は、発泡合成樹
脂板の耐熱,耐火性が劣るため、これをサンドイッチす
る金属板の厚さを厚くする必要があり、このため外装板
の重量が大きくなるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、耐熱,耐火
性に優れ、金属板の厚さを薄くすることができて、軽量
であり、外装板として好適に用いられる難燃性パネルを
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するため、有機繊維による
織布もしくは不織布に珪酸塩を主体とする無機質珪酸塩
発泡ポリマーを含浸させた難燃板又は該難燃板の複数枚
を重合した多層難燃板の片面又は両面にそれぞれ金属板
を積層一体化したものである。
〔作 用〕 本発明の難燃性パネルは、上述したように有機繊維の
織布もしくは不織布に珪酸塩を主体とした無機質珪酸塩
発泡ポリマーを含浸させた難燃板又はその複数枚を重合
したものを金属板に積層したもので、この難燃板はその
密度が通常0.2〜0.9g/cm3で、軽量であり、またその耐
熱温度は通常600〜1000℃で、有機繊維を芯材として使
用しているにもかかわらず優れた耐熱,耐火性を有し、
全体として難燃性である。更に、引張り,圧縮,曲げ等
の機械的応力に強く、優れた機械的特性を示す上、フレ
キシブルな特性を示す。しかも熱による膨張収縮の程度
が少なく、また断熱効果を有する。
それ故、この難燃板を金属板と積層した難燃性バネル
は、金属板の厚さを薄く形成しても十分な耐熱,耐火性
を有し、かつ機械的強度を有し、従って金属板の厚さを
薄く形成できるので、軽量にすることができ、取扱性等
に優れたパネルを製作し得るものであり、本発明のパネ
ルは外装板として有効に使用することができる。
以下、本発明の一実施例につき図面を参照して説明す
る。
〔実施例〕
第1〜3図はそれぞれ本発明の難燃性パネルの実施例
を示すもので、第1図の実施例は、難燃板1の両面にそ
れぞれ金属板2,2を積層一体化したもの、第2図の実施
例は難燃板1の片面に金属板を積層したもの、第3図の
実施例は、第1図の実施例において、難燃板1を複数枚
重合した多層難燃板を用いたものである。
ここで、難燃板1は有機繊維の織布もしくは不織布か
らなる芯材3に珪酸塩を主体とする無機質珪酸塩発泡ポ
リマー4が含浸されてなるものである。
この場合、有機繊維の不織布としては、ポリエステ
ル,ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリアミド,ビニ
ロン等の太さ1〜20デニール程度の繊維を用いたものが
使用でき、その厚さとしては特に限定されないが、1〜
5mm程度とすることができ、また50〜500g/m2程度の重さ
のものを好適に用いることができる。
また、本発明に好適に利用できる織布としては、天然
繊維、合成繊維等の織布で、比較的織目の粗な例えば1
インチ当り10〜20本程度の織密度の織布が好適である。
織布の形態も一般の平織のほか、パイル織布、起毛織布
なども好ましく利用される。
上記有機繊維の織布もしくは不織布に含浸される無機
質珪酸塩発泡ポリマーは、珪酸塩、メタ珪酸塩を主成分
とし、界面活性剤が配合されてなる無機自硬性組成物を
発泡硬化することによって得ることができる。
上記無機自硬性組成物につき更に詳述すると、その組
成としては下記の通りである(なお、%は重量%を示
す)。
珪酸塩15〜66%,より好ましくは30〜60% カオリン0〜28%,より好ましくは5〜20% 水溶性マグネシウム塩0〜1%,より好ましくは0.2〜
0.8% 珪弗化塩2〜20%,より好ましくは5〜15% メタ珪酸塩3〜58%,より好ましくは3〜30% 界面活性剤0.1〜2%,より好ましくは0.1〜1% 水0〜15%,より好ましくは5〜13% この場合、珪酸塩としては珪酸ソーダ、水溶性マグネ
シウム塩としては塩化マグネシウム、珪弗化塩としては
珪弗化ソーダ、メタ珪酸塩としてはメタ珪酸ソーダ、界
面活性剤としてはラウリル硫酸ソーダ等のアニオン系界
面活性剤が好適に用いられる。
なお、上記組成物の使用量は上記芯材に対する含芯量
乃至はその表面にポリマー層を形成し得る量であるが、
通常織布もしくは不織布1重量部当り5〜20重量部とす
ることができる。
上記難燃板は、一枚もしくは複数枚を重ね合わせた織
布もしくは不織布に上記無機自硬性組成物を含浸、硬化
させることにより製造されるが、この場合組成物は十分
攪拌して組成物中に空気を巻き込んで発泡させた状態で
注入含浸するものである。なお、この攪拌時間や攪拌速
度は組成物中への空気巻き込み量により相違するが、通
常50〜1000rpmで5〜30分程度の攪拌が採用される。こ
こで、空気巻き込み量は最終硬化物の密度が0.2〜0.9g/
cm3になるように選定することが好ましい(なお、上記
組成物にこのように空気を巻き込まないで硬化させた場
合の密度は通常0.6〜1.4g/cm3である)。空気を巻き込
んだ組成物を織布もしくは不織布に注入含浸した後、静
置すると、上記組成物は自硬性であり、巻き込まれた空
気によりエアボイドを形成した発泡状態で硬化すると共
に、その自己接着力により織布もしくは不織布に接着一
体化され、難燃性パネルが得られるものである。
この場合、上述したように複数枚の織布もしくは不織
布に上記組成物を塗布含浸させることにより、難燃板の
複数枚が積層重合された状態のボードが得られる。ま
た、単層又は複数層からなるボードを更に複数個接着重
合することもできる。なお、重合総数は特に限定されな
いが、通常2〜7層とすることができる。
なお、上記難燃板乃至多層難燃板の厚さは1〜20mmと
することが好ましい。
一方、金属板2としては、アルミニウム板、ステンレ
ススチール板、亜鉛鉄板などが使用し得る。その厚さは
通常0.1〜5mmとすることができるが、本発明によれば金
属板2の厚さを薄くすることができる。
上記難燃板に金属板を積層一体化する方法としては、
上記のようにして得られた難燃板を接着剤を用いて金属
板に接着するようにしてもよいが、金属板間に織布もし
くは不織布を介装し、これに上記組成物を塗布、含浸
し、プレスすることにより、織布もしくは不織布の網目
を通って金属板表面に浸出した組成物がその自己接着力
により金属板と強固に接着するので、接着剤を使用する
ことなく難燃板を金属板に一体化することができる。こ
の場合、織布もしくは不織布に上記組成物を含浸させた
後、該組成物が硬化する前に金属板と合わせてプレスす
るようにしてもよい。
〔発明の効果〕
本発明の難燃性パネルは、その難燃板の密度が通常0.
2〜0.9g/cm3で、軽量であり、また有機繊維の織布や不
織布を用いているにもかかわらず、その耐熱温度は通常
600〜1000℃で、耐熱,耐火性に優れ、更にフレキシブ
ルであると共に、機械的強度も高く、熱による膨張、収
縮や変形がし難く、かつ断熱効果を有する。
それ故、この難燃板を金属板に積層させたパネルは、
金属板を薄くして軽量に形成でき、このように金属板を
薄く形成しても優れた耐熱,耐火性、強度を有し、外装
板、その他の建材等として有効に使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はそれぞれ本発明の一実施例を示す断
面図である。 1……難燃板、2……金属板、 3……織布もしくは不織布からなる芯材、 4……無機質珪酸塩発泡ポリマー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機繊維による織布もしくは不織布に珪酸
    塩を主体とする無機質珪酸塩発泡ポリマーを含浸させた
    難燃板又は該難燃板の複数枚を重合した多層難燃板の片
    面又は両面に金属板を積層一体化してなることを特徴と
    する難燃性パネル。
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