JP2555635Y2 - 障害物探査装置 - Google Patents
障害物探査装置Info
- Publication number
- JP2555635Y2 JP2555635Y2 JP1993075812U JP7581293U JP2555635Y2 JP 2555635 Y2 JP2555635 Y2 JP 2555635Y2 JP 1993075812 U JP1993075812 U JP 1993075812U JP 7581293 U JP7581293 U JP 7581293U JP 2555635 Y2 JP2555635 Y2 JP 2555635Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- housing
- metal
- obstacle
- metal housing
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Aerials With Secondary Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シールド掘進機に好適
な障害物探査装置に関し、特に受信電波のS/N比を改
善して正確な探査を可能とした障害物探査装置に関す
る。
な障害物探査装置に関し、特に受信電波のS/N比を改
善して正確な探査を可能とした障害物探査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の障害物探査装置において
は図2に示すようなものが知られている。図2の装置に
おいて、金属筐体1の内部には金属製のアンテナ筐体2
が設けられ、そのアンテナ筐体2の内部には送信回路
3、受信回路4、送信回路3に接続された送信アンテナ
5及び受信回路4に接続された受信アンテナ6が、メラ
ミン樹脂板7の上に搭載されて設けられている。
は図2に示すようなものが知られている。図2の装置に
おいて、金属筐体1の内部には金属製のアンテナ筐体2
が設けられ、そのアンテナ筐体2の内部には送信回路
3、受信回路4、送信回路3に接続された送信アンテナ
5及び受信回路4に接続された受信アンテナ6が、メラ
ミン樹脂板7の上に搭載されて設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような構成の障害
物探査装置においては、送信回路3の送信アンテナ5か
ら放射された電波が金属筐体1の内面とアンテナ筐体2
の外面との間で繰り返し反射した後、受信アンテナ6で
不都合にも受信されてしまい、受信電波波形に悪影響を
与えてしまうという、即ち受信電波のS/N比を悪くし
てしまい、その結果障害物の位置を正確に測定すること
が困難という不都合があった。
物探査装置においては、送信回路3の送信アンテナ5か
ら放射された電波が金属筐体1の内面とアンテナ筐体2
の外面との間で繰り返し反射した後、受信アンテナ6で
不都合にも受信されてしまい、受信電波波形に悪影響を
与えてしまうという、即ち受信電波のS/N比を悪くし
てしまい、その結果障害物の位置を正確に測定すること
が困難という不都合があった。
【0004】この不都合を解消するために、金属筐体1
の内面に電波吸収体8を取り付けているが、この方法で
はその悪影響を完全には除去できず、また製造費用が高
価なものとなる不都合があった。本考案は上記従来技術
の問題点を解決するようにした障害物探査装置を提供す
ることを目的とする。
の内面に電波吸収体8を取り付けているが、この方法で
はその悪影響を完全には除去できず、また製造費用が高
価なものとなる不都合があった。本考案は上記従来技術
の問題点を解決するようにした障害物探査装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、このような従
来技術の問題点を解決するために、送・受信回路及び送
・受信アンテナを1つの金属製のアンテナ筐体内部に収
納し、その外部を金属筐体で囲った構成の障害物探査装
置において、前記アンテナ筐体の外部であり、かつ前記
金属筐体の内部に、高周波的にアンテナ筐体と金属筐体
とを同電位とする導電性のアースフィンガーを設けた構
成とする。
来技術の問題点を解決するために、送・受信回路及び送
・受信アンテナを1つの金属製のアンテナ筐体内部に収
納し、その外部を金属筐体で囲った構成の障害物探査装
置において、前記アンテナ筐体の外部であり、かつ前記
金属筐体の内部に、高周波的にアンテナ筐体と金属筐体
とを同電位とする導電性のアースフィンガーを設けた構
成とする。
【0006】
【作用】以上述べたように構成された本考案によれば、
送信アンテナから放射された電波の受信アンテナへの回
り込みがアースフィンガーによって完全に防止される即
ちアースフィンガーにより高周波的にアンテナ筐体と金
属筐体とを同電位とすることにより送信アンテナから放
射された電波は金属筐体では反射しないため、受信アン
テナに捕捉されてしまうという不都合が完全に解消され
得る。しかも、製造コストの増加を抑制することが可能
である。
送信アンテナから放射された電波の受信アンテナへの回
り込みがアースフィンガーによって完全に防止される即
ちアースフィンガーにより高周波的にアンテナ筐体と金
属筐体とを同電位とすることにより送信アンテナから放
射された電波は金属筐体では反射しないため、受信アン
テナに捕捉されてしまうという不都合が完全に解消され
得る。しかも、製造コストの増加を抑制することが可能
である。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例につき図1を参照し
て詳細に述べる。図1において、シールド掘進機に固定
される金属筐体10の内部にはアンテナ筐体11が設け
られ、そのアンテナ筐体11の内部には送信回路12及
び受信回路13とが配置され、送信回路12には送信ア
ンテナ14が、また受信回路13には受信アンテナ15
が設けられている。この送信アンテナ14及び受信アン
テナ15はメラミン樹脂板16の上に搭載されている。
て詳細に述べる。図1において、シールド掘進機に固定
される金属筐体10の内部にはアンテナ筐体11が設け
られ、そのアンテナ筐体11の内部には送信回路12及
び受信回路13とが配置され、送信回路12には送信ア
ンテナ14が、また受信回路13には受信アンテナ15
が設けられている。この送信アンテナ14及び受信アン
テナ15はメラミン樹脂板16の上に搭載されている。
【0008】このような構成の障害物探査装置において
は、送信アンテナ14から放射された電磁波は、障害物
等に照射されその障害物から反射された反射波は受信ア
ンテナ15で受信されて、反射波の強度及び反射に要し
た時間等から障害物の大きさ及び位置が測定されるもの
である。
は、送信アンテナ14から放射された電磁波は、障害物
等に照射されその障害物から反射された反射波は受信ア
ンテナ15で受信されて、反射波の強度及び反射に要し
た時間等から障害物の大きさ及び位置が測定されるもの
である。
【0009】アンテナ筐体11の外部であり金属筐体1
0の内部であって、メラミン樹脂板16の上に導電性の
アースフィンガー17をL金具18を用いて取り付け固
定する。これにより、金属筐体10とアンテナ筐体11
とが同電位となり、金属筐体10が設けられていない場
合と同等の受信電波特性が得られる。
0の内部であって、メラミン樹脂板16の上に導電性の
アースフィンガー17をL金具18を用いて取り付け固
定する。これにより、金属筐体10とアンテナ筐体11
とが同電位となり、金属筐体10が設けられていない場
合と同等の受信電波特性が得られる。
【0010】このような構成によれば、送信アンテナ1
4から放射された電波は、金属筐体10とアンテナ筐体
11との間には侵入することができず、その結果電波の
回り込みが完全に防止され得る。
4から放射された電波は、金属筐体10とアンテナ筐体
11との間には侵入することができず、その結果電波の
回り込みが完全に防止され得る。
【0011】以上述べた実施例においては、アースフィ
ンガーがメラミン樹脂板16の上部面に設けられた場合
が示されたが、本考案においてはそのような実施例に限
定されず、金属筐体10とアンテナ筐体11との間であ
ればどの位置に配置されても差し支えない。即ち、例え
ば図1に示す位置17Aであっても良い。
ンガーがメラミン樹脂板16の上部面に設けられた場合
が示されたが、本考案においてはそのような実施例に限
定されず、金属筐体10とアンテナ筐体11との間であ
ればどの位置に配置されても差し支えない。即ち、例え
ば図1に示す位置17Aであっても良い。
【0012】
【考案の効果】以上述べた構成の本考案によれば、金属
筐体10とアンテナ筐体11との間における電波の回り
込みが完全に防止され得るので、受信アンテナ15には
障害物からの電波のみが受信され、その結果受信電波の
S/N比等が著しく改善され障害物の正確な探査が可能
となる。
筐体10とアンテナ筐体11との間における電波の回り
込みが完全に防止され得るので、受信アンテナ15には
障害物からの電波のみが受信され、その結果受信電波の
S/N比等が著しく改善され障害物の正確な探査が可能
となる。
【図1】本考案の一実施例としての障害物探査装置の概
略構成を示す断面図である。
略構成を示す断面図である。
【図2】従来の障害物探査装置の概略構成を示す断面図
である。
である。
1、10 金属筐体 2、11 アンテナ筐体 3、12 送信回路 4、13 受信回路 5、14 送信アンテナ 6、15 受信アンテナ 7、16 メラミン樹脂 8 電波吸収体 17 アースフィンガー 18 L金具
Claims (1)
- 【請求項1】 送・受信回路及び送・受信アンテナを1
つの金属製のアンテナ筐体内部に収納し、その外部を金
属筐体で囲った構成の障害物探査装置において、前記ア
ンテナ筐体の外部であり、かつ前記金属筐体の内部に、
高周波的にアンテナ筐体と金属筐体とを同電位とする導
電性のアースフィンガーを設けたことを特徴とする障害
物探査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993075812U JP2555635Y2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 障害物探査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993075812U JP2555635Y2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 障害物探査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0742945U JPH0742945U (ja) | 1995-08-11 |
JP2555635Y2 true JP2555635Y2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=13586974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993075812U Expired - Lifetime JP2555635Y2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 障害物探査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2555635Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20200156441A1 (en) * | 2018-11-16 | 2020-05-21 | Ford Global Technologies, Llc | Vehicle defogging and demisting system |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1301809B1 (en) * | 2000-07-07 | 2006-11-29 | T & A Survey B.V. | 3d-borehole radar antenna |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP1993075812U patent/JP2555635Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20200156441A1 (en) * | 2018-11-16 | 2020-05-21 | Ford Global Technologies, Llc | Vehicle defogging and demisting system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0742945U (ja) | 1995-08-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |