JP2555583Y2 - 薄片開口用スライダーを用いたチヤツク付袋体 - Google Patents

薄片開口用スライダーを用いたチヤツク付袋体

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JP2555583Y2
JP2555583Y2 JP7676493U JP7676493U JP2555583Y2 JP 2555583 Y2 JP2555583 Y2 JP 2555583Y2 JP 7676493 U JP7676493 U JP 7676493U JP 7676493 U JP7676493 U JP 7676493U JP 2555583 Y2 JP2555583 Y2 JP 2555583Y2
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chuck
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bag
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claw
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哲夫 深沢
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Seisan Nipponsha KK
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Seisan Nipponsha KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】一般の袋体やバインダー形式のフ
ァイル用袋体の開口部にスライダーを備えた合成樹脂製
チャック付袋体。
【0002】
【従来技術】本出願人は1993年12月7日「薄型ス
ライダーを有するチャック付袋体」として次の構成を有
するチャック付袋体について出願した。すなわち、この
先行考案について本考案の図面を借りて説明すれば、開
口部に沿って互いに咬み合うチャック2を有する袋体1
のいづれか一方のチャックと、その上端を袋体1の開口
部より突出させるようにして咬み合う係合チャック3a
を一体化した薄小片のスライダー3を具備したものであ
る。この考案はスライダー3が薄い小片で形成されてい
るため、スライダー3を装着した部分が嵩ばることがな
く、かつその開口幅が狭くなることもなく、またスライ
ダー3の装着が容易で、しかも不時に脱落することがな
い等数々の利点を有する。
【0003】
【解決すべき課題】スライダー3を装着した部分が更に
嵩ばることがないように配慮し、またスライダー3の装
着をより容易なものとする。
【0004】
【技術的手段】開口部に沿って互いに咬み合うチャック
を有する袋体1のいづれか一方のチャックと、その上端
を袋体1の開口部より突出させるようにして咬み合う係
合チャック3aを一体化した薄小片のスライダー3を具
備したチャック付袋体において、他方のチャックにスラ
イダー3の幅Wに相当する長さLのチャック欠落部を設
けたもの。
【0005】また他方のチャックが位置する袋体1の、
チャックを含む袋体所要部を打ち抜くことによって欠落
し、これによって一方のチャックがスライダー3の幅W
に相当する長さL分露出するようにした。
【0006】さらに他方のチャックの欠落部と隣接する
チャック端部を、チャック咬合時においても一方のチャ
ックとの間に隙間が具現するようにした。
【0007】
【作用】チャック2の雌爪2aと雄爪2bとが咬み合っ
た際の該部の厚みは、夫々の爪の背丈の和よりも当然小
さくなるが、スライダー3が該部に装着されることによ
って、該部の厚みは夫々の爪の背丈の和に更にスライダ
ー3による厚みが加わって、比較的厚手なものとなる。
ところが本考案における欠落部においては雄爪2bの厚
みが付加されないため、スライダー3の装着によっても
該部の厚みの増加を抑えることができる。
【0008】また他方のチャックが位置する袋体1の、
チャックを含む袋体所要部を打ち抜き、一方のチャック
をスライダー3の幅Wに相当する長さL分露出させた場
合には、該部の厚みが更に若干薄くなる(袋体のフィル
ム厚分)だけでなく、スライダー3の係合チャック3a
を一方のチャックの露出部より直に装着できる。
【0009】さらに他方のチャックの、欠落部と隣接す
るチャック端部を、チャック咬合時においても一方のチ
ャックとの間に隙間が具現するようにした場合には、こ
の隙間をスライダー3が移動してチャック2の咬合部へ
と進行することとなり、したがってスライダー3が他方
のチャックの凸部によって進行を妨げられることがな
く、開口は円滑なものとなる。
【0010】
【実施例】図面において、1は袋体、2は雌爪2a,雄
爪2bからなる袋体1の開口部に設けられるチャック、
3は薄小片のスライダーで、チャック2の雌爪2a、雄
爪2bの何れか一方、図示においては雌爪2aに係合す
る係合チャック3aを有する。
【0011】なお2dは他方のチャック、図示において
は雄爪2bの欠落部で、スライダー3の幅Wに相当する
長さLだけ雄爪2bが、図2に示すように押し潰され平
坦化されている。この欠落部はこの実施例のように押し
潰すことによってだけでなく、チャックを含む袋体の所
要部を打ち抜くことによって欠落させても良く、またそ
の方がより効果的である。
【0012】次に2cは押し潰すことによる欠落部、若
しくは打ち抜きによる欠落部と隣接する雄爪端部で、雌
爪2aとの間に、チャック咬合時においても図2,図4
に示すような押し潰し等による背丈の相違によって隙間
を具現する。
【0013】以下図面に基づいてさらに具体的に説明を
加える。開口部閉鎖時においてはスライダー3は図5に
示すように開口部の一側端部に位置している。図5に示
すように開口部一側端部においては長さLだけ雄爪2b
は押し潰されて図2のように欠落している。この長さL
はスライダー3の幅Wを収容するだけの長さである。
【0014】この時点では、長さL以外の残部では雄爪
2bと雌爪2aとは係合しており、長さLの部分だけで
はスライダー3の係合チャック3aが雌爪2aと係合
し、この長さLの部分では図3のように雄爪2bは欠落
している。したがって、スライダー3が装着されている
にかかわらず該部の厚みの増加は抑えられている。
【0015】いま、スライダー3を図1▲a▼矢印方向
に引張ると、スライダー3は雄爪2bの欠落部2dか
ら、雄爪端部2cも雌爪2aの隙間に移動して、雌雄爪
2a,2bの間に入り込み、これと同時に係合チャック
3aは袋体1の雄爪2bに代わって袋体1の雌爪2aに
係合する。したがって図1▲a▼に示すような開口が得
られる。図1▲a▼▲c▼▲d▼▲b▼は爪の係脱の順
序を示す。
【0016】
【考案の効果】▲a▼ 他方のチャック(雄爪2b)に
スライダー3の幅Wに相当する長さL分のチャック欠落
部2dを設けたので、スライダー3を装着しているにか
かわらず該部の嵩ばりを抑えることができた。
【0017】▲b▼ 他方のチャック(雄爪2b)が位
置する袋体1の、チャックを含む袋体所要部を打ち抜く
ことによってチャック欠落部2dを形成するとき、該部
の嵩ばりはより一層抑えることができ、しかも一方のチ
ャック(雌爪2a)がスライダー3の幅Wに相当する長
さL分露出していることにより、スライダー3の一方の
チャック(雌爪2a)への装着が容易となった。
【0018】▲c▼ 他方のチャック(雄爪2b)の押
し潰し若しくは打ち抜きによる欠落部と隣接する雄爪端
部2cにおいて、他方のチャック(雄爪2b)と一方の
チャック(雌爪2a)に隙間を具現せしめたので、スラ
イダー3が欠落部から咬合部へと移動する流れが円滑で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】▲a▼本考案袋体のスケルトン式説明図でスラ
イダー3がチャック2を用いている状態を示す。▲b▼
図1aの1b−1b断面図、▲c▼ 図1aの1c−
1c断面図、▲d▼ 図1aの1d−1d断面図、▲e
▼ 図1aの1e−1e断面図、
【図2】 同じく雄爪2bの一側端部を押し潰したとき
の見取図、
【図3】 スライダー3が雌雄爪2a,2bを開放する
ときの見取図で袋体の一側端面を切り開いて示す。
【図4】▲a▼ 図2の4a−4a断面図、▲b▼ 図
2の4b−4b断面図、▲c▼ 図2の4c−4c断面
図、
【図5】▲a▼ スライダー3を雄爪2bの欠落部に挿
入したときの正面図、▲b▼ 図5▲a▼の背面図、
【符号の説明】
1:袋体、2:チャック、2a:雌爪、2b:雄爪、2
c:雄爪端部、2d:欠落部、3:スライダー、3a:
係合チャック。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部に沿って互いに咬み合うチャック
    を有する袋体1のいづれか一方のチャックと、その上端
    を袋体1の開口部より突出させるようにして咬み合う係
    合チャック3aを一体化した薄小片のスライダー3を具
    備したチャック付袋体において、 他方のチャックにスライダー3の幅Wに相当する長さL
    のチャック欠落部を設けた、ことを特徴とする薄片開口
    用スライダーを用いたチャックチャック袋体。
  2. 【請求項2】 他方のチャックが位置する袋体1の、チ
    ャックを含む袋体所要部を打ち抜くことによって欠落
    し、これによって一方のチャックがスライダー3の幅W
    に相当する長さL分露出した請求項1記載の薄片開口用
    スライダーを用いたチャック付袋体。
  3. 【請求項3】 他方のチャックの欠落部と隣接するチャ
    ック端部は、チャック咬合時においても一方のチャック
    との間に隙間を具現する請求項1ないし請求項2記載の
    薄片開口用スライダーを用いたチャック付袋体。
JP7676493U 1993-12-29 1993-12-29 薄片開口用スライダーを用いたチヤツク付袋体 Expired - Lifetime JP2555583Y2 (ja)

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JPH0740477U JPH0740477U (ja) 1995-07-18
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