JP2555566B2 - ガス放電パネル - Google Patents
ガス放電パネルInfo
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J11/00—Gas-filled discharge tubes with alternating current induction of the discharge, e.g. alternating current plasma display panels [AC-PDP]; Gas-filled discharge tubes without any main electrode inside the vessel; Gas-filled discharge tubes with at least one main electrode outside the vessel
- H01J11/10—AC-PDPs with at least one main electrode being out of contact with the plasma
- H01J11/14—AC-PDPs with at least one main electrode being out of contact with the plasma with main electrodes provided only on one side of the discharge space
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- H01J11/22—Electrodes, e.g. special shape, material or configuration
- H01J11/26—Address electrodes
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2211/00—Plasma display panels with alternate current induction of the discharge, e.g. AC-PDPs
- H01J2211/20—Constructional details
- H01J2211/22—Electrodes
- H01J2211/26—Address electrodes
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Description
【発明の詳細な説明】 (a) 発明の技術分野 この発明は、書込み放電セルと放電維持セルとを分離
して設けた形式の面放電形ガス放電パネルにおいて、隣
接する書込みセル間の結合を阻止して書込み動作マージ
ンを大きくしたパネル構造に関するものである。
して設けた形式の面放電形ガス放電パネルにおいて、隣
接する書込みセル間の結合を阻止して書込み動作マージ
ンを大きくしたパネル構造に関するものである。
(b) 従来技術と問題点 プラズマディスプレイパネルの名称で知られるガス放
電パネルの一種として面放電形の表示パネルがある。し
かしこの形式のガス放電パネルの一つに、特開昭57−78
751号において書込み放電セルと放電維持セルとを分離
して設けると共に、該放電維持セルを同一面上に位置す
る電極対で構成することにより、時間的に維持する維持
放電による誘電対層の熱的ダメージを提言させて長寿命
化を図ったパネル構造か提案されている。
電パネルの一種として面放電形の表示パネルがある。し
かしこの形式のガス放電パネルの一つに、特開昭57−78
751号において書込み放電セルと放電維持セルとを分離
して設けると共に、該放電維持セルを同一面上に位置す
る電極対で構成することにより、時間的に維持する維持
放電による誘電対層の熱的ダメージを提言させて長寿命
化を図ったパネル構造か提案されている。
第1図および第2図はそのような面放電形ガス放電パ
ネルの電極配置の平面図と要部断面図を示すもので、こ
れは電極支持基板として機能する上側ガラス基板1上に
それぞれ隣接して対をなす櫛歯突出部2a,3aを有する縦
方向の放電維持電極2,3が設けられ、相互に近接対向す
る両櫛歯突出部2aと3aとによって放電維持セルScが構成
されている。またこれらの放電維持電極対2と3の上に
硼珪酸ガラス等の誘電体層4を介して横方向の書込み電
極5と、更に上記放電維持電極対2と3の櫛歯突出部2
a,3aと大きく離間した側の書込み電極5との間に、該書
込み電極5と平行して前記何れの電極とも絶縁される放
電抑止用浮遊導体6が配設され、その上に更にMgOから
なる表面層7が被覆されている。この書込み電極5と何
れか一方の前記放電維持電極との各交点に書込み放電セ
ルWcが構成されている。このように構成された電極基板
構体1に対向してカバー用の上側ガラス基板8が封着さ
れ、それらの間隙9に所定の放電用ガスが封入されてパ
ネルが完成している。
ネルの電極配置の平面図と要部断面図を示すもので、こ
れは電極支持基板として機能する上側ガラス基板1上に
それぞれ隣接して対をなす櫛歯突出部2a,3aを有する縦
方向の放電維持電極2,3が設けられ、相互に近接対向す
る両櫛歯突出部2aと3aとによって放電維持セルScが構成
されている。またこれらの放電維持電極対2と3の上に
硼珪酸ガラス等の誘電体層4を介して横方向の書込み電
極5と、更に上記放電維持電極対2と3の櫛歯突出部2
a,3aと大きく離間した側の書込み電極5との間に、該書
込み電極5と平行して前記何れの電極とも絶縁される放
電抑止用浮遊導体6が配設され、その上に更にMgOから
なる表面層7が被覆されている。この書込み電極5と何
れか一方の前記放電維持電極との各交点に書込み放電セ
ルWcが構成されている。このように構成された電極基板
構体1に対向してカバー用の上側ガラス基板8が封着さ
れ、それらの間隙9に所定の放電用ガスが封入されてパ
ネルが完成している。
そして、その動作は第3図に示すような駆動電圧を各
電極に印加することにより行われる。即ち、放電維持電
極対2,3間で定まる放電維持セルSc−sに放電を発生さ
せる場合を想定して、まずそのセルSc−sに隣接の書込
み放電セルWc−sに書込み放電を発生させる。そのため
第3図を参照して、当該書込み放電セルSc−sを構成す
る書込み電極5と前記一方の選択放電維持電極2とにVW
s及びVS1で示す電圧をそれぞれ印加する。つまり例えば
書込み電極5には+80Vの書込み電圧パルスWPを、選択
放電維持電極2には−120Vの維持電圧パルスSPを同時に
それぞれ印加してそれらの合成電圧が放電開始電圧以上
となるように設定する。これによって、当該書込み放電
セルWc−sにおいて書込み放電が生ずる。この書込み放
電は同時に書込み放電セル対応の誘電体層4表面への壁
電荷の発生を伴い、該壁電荷は近接した前記選択放電維
持セルSc−s対応の誘電体層4表面まで延在した形で蓄
積する。この時当然のことながら遠くの非選択放電維持
セルSc−n対応の誘電体層4表面へも壁電荷が延在して
いくが、放電抑止用浮遊導体6によって阻止される。と
ころでこの時生じた壁電圧により、第3図のAで示すパ
ルスの立ち下がり時に自己放電を発生させる。
電極に印加することにより行われる。即ち、放電維持電
極対2,3間で定まる放電維持セルSc−sに放電を発生さ
せる場合を想定して、まずそのセルSc−sに隣接の書込
み放電セルWc−sに書込み放電を発生させる。そのため
第3図を参照して、当該書込み放電セルSc−sを構成す
る書込み電極5と前記一方の選択放電維持電極2とにVW
s及びVS1で示す電圧をそれぞれ印加する。つまり例えば
書込み電極5には+80Vの書込み電圧パルスWPを、選択
放電維持電極2には−120Vの維持電圧パルスSPを同時に
それぞれ印加してそれらの合成電圧が放電開始電圧以上
となるように設定する。これによって、当該書込み放電
セルWc−sにおいて書込み放電が生ずる。この書込み放
電は同時に書込み放電セル対応の誘電体層4表面への壁
電荷の発生を伴い、該壁電荷は近接した前記選択放電維
持セルSc−s対応の誘電体層4表面まで延在した形で蓄
積する。この時当然のことながら遠くの非選択放電維持
セルSc−n対応の誘電体層4表面へも壁電荷が延在して
いくが、放電抑止用浮遊導体6によって阻止される。と
ころでこの時生じた壁電圧により、第3図のAで示すパ
ルスの立ち下がり時に自己放電を発生させる。
従って引続き前記他方の選択放電維持電極31に第3図
のVS2で示すような維持電圧パルスSPを印加すれば、こ
の時生じる壁電荷及び空間電荷の流入を受けた放電維持
セルSc−sにおいてこの自己放電を引き継ぐ形で放電が
発生し、この後さらに当該選択放電維持電極対2と3に
図示のように繰り返して維持電圧パルスSPを印加すれば
当該放電維持セルSc−sの放電が継続して発生すること
になる。
のVS2で示すような維持電圧パルスSPを印加すれば、こ
の時生じる壁電荷及び空間電荷の流入を受けた放電維持
セルSc−sにおいてこの自己放電を引き継ぐ形で放電が
発生し、この後さらに当該選択放電維持電極対2と3に
図示のように繰り返して維持電圧パルスSPを印加すれば
当該放電維持セルSc−sの放電が継続して発生すること
になる。
このように上記従来のパネル構造によれば、放電セル
を害込み用と維持用の2種に機能的に分離し、時間的に
継続して誘電体層4にダメージを与える維持放電を同一
面上に位置する電極対間で行うことにより当該対向電極
に電流集中が生ずることを防止し、効果的に誘電体層4
の損傷を軽減して寿命を伸ばすことができる。
を害込み用と維持用の2種に機能的に分離し、時間的に
継続して誘電体層4にダメージを与える維持放電を同一
面上に位置する電極対間で行うことにより当該対向電極
に電流集中が生ずることを防止し、効果的に誘電体層4
の損傷を軽減して寿命を伸ばすことができる。
しかしながら上記した従来のガス放電パネルにあって
あ、害込み放電に伴う誘電体層表面への壁電荷の延在が
遠くの非選択放電維持セルSc−n対応の誘電体層表面に
対しては放電抑止用浮遊導体6によって阻止されるよう
に構成されているが、前記放電維持電極対2,3と直交す
る方向に隣接する書込みセルWc−s間が直線状の書込み
電極5によって連係させているため、隣接書込みセルWc
−s間での結合が強く、所望とする放電維持セルSc−s
にのみ書込み放電を継承する放電を発生させることが困
難であるという欠点を有していた。
あ、害込み放電に伴う誘電体層表面への壁電荷の延在が
遠くの非選択放電維持セルSc−n対応の誘電体層表面に
対しては放電抑止用浮遊導体6によって阻止されるよう
に構成されているが、前記放電維持電極対2,3と直交す
る方向に隣接する書込みセルWc−s間が直線状の書込み
電極5によって連係させているため、隣接書込みセルWc
−s間での結合が強く、所望とする放電維持セルSc−s
にのみ書込み放電を継承する放電を発生させることが困
難であるという欠点を有していた。
(c) 発明の目的 本発明は、以上のような状況から書込み放電セルと放
電維持セルとを分離した構成の面放電形ガス放電パネル
を対象にして、放電維持電極対の配設構成を大型化する
ことなく、隣接する書込みセル間の書込み電極長を長く
すると共に、長くした書込み電極部分を隣接する放電維
持セル間の電界シールドとしての役目をも兼ねさせて、
隣接する書込みセル間の結合を小さくし、もって書込み
動作マージンを大きくした新しいガス放電パネルを提供
することを目的とするものである。
電維持セルとを分離した構成の面放電形ガス放電パネル
を対象にして、放電維持電極対の配設構成を大型化する
ことなく、隣接する書込みセル間の書込み電極長を長く
すると共に、長くした書込み電極部分を隣接する放電維
持セル間の電界シールドとしての役目をも兼ねさせて、
隣接する書込みセル間の結合を小さくし、もって書込み
動作マージンを大きくした新しいガス放電パネルを提供
することを目的とするものである。
(d) 発明の構成 そしてこの目的は本発明によれば、ガス放電空間を規
定する一対の基板の一方の基板の内面に、それぞれ隣接
して対となる複数の放電維持電極と、その上に誘電体層
を介して該放電維持電極対と交差する方向に配列された
複数の書込み電極とを有し、各維持電極対の一方の維持
電極と各書込み電極との交差部に書込み放電セルを構成
し、該書込み放電セルに隣接して対となる放電維持電極
間に放電維持セルを構成したガス放電パネルの構成にお
いて、上記各書込み電極は、各対の放電維持電極間で構
成された前記複数の放電維持セルに対して、各放電セル
の間を蛇行するような屈曲した形に配設され一つの放電
維持セル毎に該放電維持セルの上部側と下部側に交互に
書き込み放電セルを構成してなるガス放電パネルを提供
することによって達成される。
定する一対の基板の一方の基板の内面に、それぞれ隣接
して対となる複数の放電維持電極と、その上に誘電体層
を介して該放電維持電極対と交差する方向に配列された
複数の書込み電極とを有し、各維持電極対の一方の維持
電極と各書込み電極との交差部に書込み放電セルを構成
し、該書込み放電セルに隣接して対となる放電維持電極
間に放電維持セルを構成したガス放電パネルの構成にお
いて、上記各書込み電極は、各対の放電維持電極間で構
成された前記複数の放電維持セルに対して、各放電セル
の間を蛇行するような屈曲した形に配設され一つの放電
維持セル毎に該放電維持セルの上部側と下部側に交互に
書き込み放電セルを構成してなるガス放電パネルを提供
することによって達成される。
(e) 発明の実施例 以下図面を用いて本発明の実施例について詳細に説明
する。
する。
第4図は本発明に係るガス放電パネルの電極構成の一
実施例を示す平面図、第5図は第4図に示すIV−IV′切
断線に沿った断面図である。
実施例を示す平面図、第5図は第4図に示すIV−IV′切
断線に沿った断面図である。
これらの両図において、41は電極を支持する下側ガラ
ス基板であり、該基板41上にそれぞれ隣接して対をなす
櫛歯突出部42a,43aを有する放電維持電極42,43が、例え
ば銅(Cu)とクロム(Cr)の薄膜からなる2層電極構成
で縦方向配設され、相互に近接対向する両櫛歯突出部42
aと43aによって放電維持セルScが構成されている。また
これら放電維持電極対42と43の上に硼珪酸ガラス等から
なる誘電体層44を介して横方向に書込み電極45と、更に
上記放電維持電極対42と43の櫛歯突出部42a,43aと大き
く離間した側の書込み電極45との間に該書込み電極45と
略水平して前記何れの電極とも絶縁される放電抑止用浮
遊導体46が配設されている。上記書込み電極45として
は、図示のように横方向に隣接する各放電維持セルSc−
n毎に上下、左右に折り曲げられた形、即ち屈曲形(蛇
行形)に配置されている。そして前記各放電維持電極対
42と43の内の何れか一方の放電維持電極、例えば42と上
記書込み電極45との各交点にそれぞれ書込み用の放電セ
ルWc−nが構成される。上記書込み電45及び放電抑止用
浮遊導体46が配置された誘電体層44上には、MgO等の表
面層47が被覆されている。該表面層としては、必要に応
じて誘電体層とMgO層の2層で構成してもよい。更に、
上記のように構成された電極構成基板上に対向して、所
定ガス放電空間49を隔ててカバー前面ガラス基板48が封
着され、該ガス放電空間49内に例えばネオン(Ne)とキ
セノン(Xe)の混合ガス等を封入した構成が採られてい
る。
ス基板であり、該基板41上にそれぞれ隣接して対をなす
櫛歯突出部42a,43aを有する放電維持電極42,43が、例え
ば銅(Cu)とクロム(Cr)の薄膜からなる2層電極構成
で縦方向配設され、相互に近接対向する両櫛歯突出部42
aと43aによって放電維持セルScが構成されている。また
これら放電維持電極対42と43の上に硼珪酸ガラス等から
なる誘電体層44を介して横方向に書込み電極45と、更に
上記放電維持電極対42と43の櫛歯突出部42a,43aと大き
く離間した側の書込み電極45との間に該書込み電極45と
略水平して前記何れの電極とも絶縁される放電抑止用浮
遊導体46が配設されている。上記書込み電極45として
は、図示のように横方向に隣接する各放電維持セルSc−
n毎に上下、左右に折り曲げられた形、即ち屈曲形(蛇
行形)に配置されている。そして前記各放電維持電極対
42と43の内の何れか一方の放電維持電極、例えば42と上
記書込み電極45との各交点にそれぞれ書込み用の放電セ
ルWc−nが構成される。上記書込み電45及び放電抑止用
浮遊導体46が配置された誘電体層44上には、MgO等の表
面層47が被覆されている。該表面層としては、必要に応
じて誘電体層とMgO層の2層で構成してもよい。更に、
上記のように構成された電極構成基板上に対向して、所
定ガス放電空間49を隔ててカバー前面ガラス基板48が封
着され、該ガス放電空間49内に例えばネオン(Ne)とキ
セノン(Xe)の混合ガス等を封入した構成が採られてい
る。
しかして当該パネルのガス放電表示アドレスに際して
は、入力信号に基づき選択した書込み電極45にはプラス
(+)の書込み電圧パルスが印加され、また同選択の一
方の放電維持電極42にはマイナス(−)の電圧パルスが
印加される。これにより、それら電極間で定まる書込み
放電セルWc−sには従来同様に放電開始電圧を越えるパ
ルス電圧が加わり書込み放電が発生する。そして、この
放電によって当該書込み放電セルWc−s対応の誘電体層
44表面には負の電荷(電子)が、それに隣接の放電維持
セルSc−s対応の誘電体層44表面には正の電荷がそれぞ
れ蓄積すると共に、前記書込み電極45及び放電維持電居
42に沿ってそれぞれ電子及び電荷が拡がり延在してい
く。この時書込み電極45に沿って延在し、横方向に隣接
する書込み放電セルWc−nへ拡がる電子は、前記本発明
の特徴とする屈曲形の書込み電極45、即ち、屈曲させて
隣接する書込みセル間の書込み電極長を長くした書込み
電極45によりその拡がりが阻止される。又、隣合う2組
の放電維持電極対間に介在する書込み電極45部分によ
り、それら隣接放電維持電極対間に生ずる電界に対する
シールド効果が発揮され、その結果、書込み時における
各書込み放電セルWc−n間の書込み電極45側の独立性が
改善されてこの方向での動作マージが大きくなる。一
方、縦方向の放電維持電極42側には前記放電抑止用浮遊
導体46が配置されているので、該浮遊導体46の無い方向
にのみ電荷が拡がる。従って前記書込み放電セルWc−s
に近接した放電維持セルSc−s対応の誘電体層44表面に
延在し蓄積された電荷を利用し、引続き対をなす放電維
持電極42,43間に所定の放電維持電圧を印加することに
より、所望とする放電維持セルSc−sにのみ前記書込み
放電が確実に継承されて該放電を持続維持することが可
能になる。
は、入力信号に基づき選択した書込み電極45にはプラス
(+)の書込み電圧パルスが印加され、また同選択の一
方の放電維持電極42にはマイナス(−)の電圧パルスが
印加される。これにより、それら電極間で定まる書込み
放電セルWc−sには従来同様に放電開始電圧を越えるパ
ルス電圧が加わり書込み放電が発生する。そして、この
放電によって当該書込み放電セルWc−s対応の誘電体層
44表面には負の電荷(電子)が、それに隣接の放電維持
セルSc−s対応の誘電体層44表面には正の電荷がそれぞ
れ蓄積すると共に、前記書込み電極45及び放電維持電居
42に沿ってそれぞれ電子及び電荷が拡がり延在してい
く。この時書込み電極45に沿って延在し、横方向に隣接
する書込み放電セルWc−nへ拡がる電子は、前記本発明
の特徴とする屈曲形の書込み電極45、即ち、屈曲させて
隣接する書込みセル間の書込み電極長を長くした書込み
電極45によりその拡がりが阻止される。又、隣合う2組
の放電維持電極対間に介在する書込み電極45部分によ
り、それら隣接放電維持電極対間に生ずる電界に対する
シールド効果が発揮され、その結果、書込み時における
各書込み放電セルWc−n間の書込み電極45側の独立性が
改善されてこの方向での動作マージが大きくなる。一
方、縦方向の放電維持電極42側には前記放電抑止用浮遊
導体46が配置されているので、該浮遊導体46の無い方向
にのみ電荷が拡がる。従って前記書込み放電セルWc−s
に近接した放電維持セルSc−s対応の誘電体層44表面に
延在し蓄積された電荷を利用し、引続き対をなす放電維
持電極42,43間に所定の放電維持電圧を印加することに
より、所望とする放電維持セルSc−sにのみ前記書込み
放電が確実に継承されて該放電を持続維持することが可
能になる。
尚、以上の実施例では屈曲形の各書込み電極45が誘電
体層44を介して各放電維持電極対42,43上に同一屈曲方
向に配設した場合の例について説明したが、本発明はこ
の例に限定されるものではなく、例えば第6図に示すよ
うに屈曲形の各書込み電極45を、その屈曲方向を交互に
変えて配置するようにしてもよく、この構成によれば放
電抑止用浮遊導体の設置を省くことが可能となり、その
設置領域分だけ放電維持セルSc−nの高密度変ができ、
高解像度化に有利となる。更に前記書込み電極45の屈曲
形状としては、第4図及び第6図に示すように直角に屈
曲した実施例形状に限定されるものではなく、当該書込
み電極45により構成される隣接書込み放電セルWc−n間
の実効的な書込み電極長が長く成るようにその要旨を変
えない範囲で種々変形して実施出来ることは勿論であ
る。
体層44を介して各放電維持電極対42,43上に同一屈曲方
向に配設した場合の例について説明したが、本発明はこ
の例に限定されるものではなく、例えば第6図に示すよ
うに屈曲形の各書込み電極45を、その屈曲方向を交互に
変えて配置するようにしてもよく、この構成によれば放
電抑止用浮遊導体の設置を省くことが可能となり、その
設置領域分だけ放電維持セルSc−nの高密度変ができ、
高解像度化に有利となる。更に前記書込み電極45の屈曲
形状としては、第4図及び第6図に示すように直角に屈
曲した実施例形状に限定されるものではなく、当該書込
み電極45により構成される隣接書込み放電セルWc−n間
の実効的な書込み電極長が長く成るようにその要旨を変
えない範囲で種々変形して実施出来ることは勿論であ
る。
その他、第4図の実施例において示した放電抑止用浮
遊導体の配設形状についても、この図示例に限定される
ものではなく、種々変形して実施出来ることは言うまで
もない。
遊導体の配設形状についても、この図示例に限定される
ものではなく、種々変形して実施出来ることは言うまで
もない。
(f) 発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明に係る面放電
形のガス放電パネルによれば、書込み電極を該書込み電
極により構成される各書込み放電セル間において屈曲し
た形状とし、各書込み放電セル間における実効的な書込
み電極長を長くすることにより隣接した各書込み放電セ
ル間での電荷の結合が阻止され、書込み動作マージンの
大きい面放電形のガス放電パネルを得ることができる優
れた利点を有する。よって本実施例で説明した面放電形
のガス放電パネルに限らず、例えばカバー前面ガラス基
板の内面に紫外線励起形の螢光体等を付設した螢光発光
を利用したカラー面放電形のガス放電パネル等に適用し
て極めて有利である。
形のガス放電パネルによれば、書込み電極を該書込み電
極により構成される各書込み放電セル間において屈曲し
た形状とし、各書込み放電セル間における実効的な書込
み電極長を長くすることにより隣接した各書込み放電セ
ル間での電荷の結合が阻止され、書込み動作マージンの
大きい面放電形のガス放電パネルを得ることができる優
れた利点を有する。よって本実施例で説明した面放電形
のガス放電パネルに限らず、例えばカバー前面ガラス基
板の内面に紫外線励起形の螢光体等を付設した螢光発光
を利用したカラー面放電形のガス放電パネル等に適用し
て極めて有利である。
第1図及び第2図は従来の面放電形ガス放電パネルの電
極構成を説明する平面図と第1図に示すII−II′切断線
に沿った要部断面図、第3図は面放電形ガス放電パネル
を駆動するための電圧波形の1例を示す図、第4図は本
発明に係るガス放電パネルの電極構成の一実施例を示す
平面図、第5図は第4図に示すIV−IV′切断線に沿った
断面図、第6図は本発明に係るガス放電パネルの電極構
成の他の実施例を示す平面図である。 図面において、41は下側ガラス基板、42,43は放電維持
電極、42a,43aは櫛歯突出部、44は誘電体層、45は書込
み電極、46は放電抑止用浮遊導体、47は表面層、48はカ
バー前面ガラス基板、49はガラス放電空間、Wc−s及び
Wc−nは書込み放電セル、Sc−sおよびSc−nは維持放
電セルを示す。
極構成を説明する平面図と第1図に示すII−II′切断線
に沿った要部断面図、第3図は面放電形ガス放電パネル
を駆動するための電圧波形の1例を示す図、第4図は本
発明に係るガス放電パネルの電極構成の一実施例を示す
平面図、第5図は第4図に示すIV−IV′切断線に沿った
断面図、第6図は本発明に係るガス放電パネルの電極構
成の他の実施例を示す平面図である。 図面において、41は下側ガラス基板、42,43は放電維持
電極、42a,43aは櫛歯突出部、44は誘電体層、45は書込
み電極、46は放電抑止用浮遊導体、47は表面層、48はカ
バー前面ガラス基板、49はガラス放電空間、Wc−s及び
Wc−nは書込み放電セル、Sc−sおよびSc−nは維持放
電セルを示す。
Claims (1)
- 【請求項1】ガス放電空間を規定する一対の基板の一方
の基板の内面に、それぞれ隣接して対となる複数の放電
維持電極と、その上に誘電体層を介して該放電維持電極
対と交差する方向に配列された複数の書込み電極とを有
し、各維持電極対の一方の維持電極と各書込み電極との
交差部に書込み放電セルを構成し、該書込み放電セルに
隣接して対となる放電維持電極間に放電維持セルを構成
したガス放電パネルの構成において、 上記各書込み電極は、各対の放電維持電極間で構成され
た前記複数の放電維持セルに対して、各放電セルの間を
蛇行するような屈曲した形に配設され一つの放電維持セ
ル毎に該放電維持セルの上部側と下部側に交互に書き込
み放電セルを構成してなることを特徴とするガス放電パ
ネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58246852A JP2555566B2 (ja) | 1983-12-27 | 1983-12-27 | ガス放電パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58246852A JP2555566B2 (ja) | 1983-12-27 | 1983-12-27 | ガス放電パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60140633A JPS60140633A (ja) | 1985-07-25 |
JP2555566B2 true JP2555566B2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=17154668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58246852A Expired - Lifetime JP2555566B2 (ja) | 1983-12-27 | 1983-12-27 | ガス放電パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2555566B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5778751A (en) * | 1980-10-31 | 1982-05-17 | Fujitsu Ltd | Gas discharge panel |
JPS5885249A (ja) * | 1981-11-16 | 1983-05-21 | Fujitsu Ltd | 面放電形ガス放電パネル |
-
1983
- 1983-12-27 JP JP58246852A patent/JP2555566B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60140633A (ja) | 1985-07-25 |
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