JP2555517Y2 - 換気扇用フィルタ - Google Patents

換気扇用フィルタ

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JP2555517Y2
JP2555517Y2 JP1991070045U JP7004591U JP2555517Y2 JP 2555517 Y2 JP2555517 Y2 JP 2555517Y2 JP 1991070045 U JP1991070045 U JP 1991070045U JP 7004591 U JP7004591 U JP 7004591U JP 2555517 Y2 JP2555517 Y2 JP 2555517Y2
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Japan
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filter
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fibers
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孝次 今井
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Japan Vilene Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、換気扇用フィルタに関
する。詳細には、意匠性を高めたフィルタであって、圧
力損失が大きくなりにくく、使用寿命が長く、しかも容
易に交換時期を認識することができる換気扇用フィルタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、意匠性を高めた換気扇用フィルタ
としては、フィルタ全面に顔料を噴霧して着色し意匠性
を付与したものがあった。
【0003】しかしながら、このフィルタにあっては、
フィルタ全面が顔料で覆われていることから、フィルタ
表面に付着した油や塵などの汚れが目立ちにくく、交換
時期を容易に知ることができなかった。
【0004】一方、別の換気扇用フィルタとしては、フ
ィルタ表面に捺染機などにより模様を印捺したものが知
られている。このフィルタにあっては、フィルタの地部
分と模様部分とがはっきりと区別されていることから、
フィルタ表面の地部分に付着した汚れは目に止まり易
く、容易に交換時期を認識することができる。
【0005】しかしながら、このフィルタにあっては、
印捺するとき、ローラでフィルタを加圧することから厚
みがなくなり、フラットになるため、その分該フィルタ
の圧力損失は大きくなり、使用寿命も短くなっていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、このような
事情に鑑みなされたものであり、意匠性を高めたフィル
タであって、圧力損失が大きくなりにくく使用寿命が長
く、しかも容易に交換時期を認識することができる換気
扇用フィルタを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため、請求項1記載の考案は「白色繊維を主体とす
る繊維シート状のフィルタ重量に対して5〜15重量%
予め着色された着色繊維が混入されていることを特徴
とする換気扇用フィルタ」をその要旨とした。
【0008】又、請求項2記載の考案は「着色繊維の繊
度が15d以上であることを特徴とする換気扇用フィル
タ」をその要旨とした。
【0009】本考案の換気扇用フィルタを構成する白色
繊維としては、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、
ポリクラール等の樹脂を主体とする難燃性の繊維を主体
として使用するのが好ましく、その他の繊維としては、
ポリエチレン、ポリアミド、ポリクラール、ポリアクリ
ロニリル、ポリピロピレン、ポリビニルアルコール、ポ
リエステル、ポリウレタン等の合成繊維や、レーヨン、
ビスコース等の再生繊維、アセテートなどの半合成繊
維、炭素、金属、ガラス等の無機繊維等の繊維が好まし
い。これらの繊維の繊度としては3〜30dのものが使
用に適している。この白色繊維に着色繊維が混入されて
いる。
【0010】着色繊維は赤、青、黄色など所望の色を繊
に予め着色したものであり、その繊度は白色繊維2中
に混入しシート化したときに、フィルタ上に着色繊維が
模様として認識できる15d以上であるのが望ましく、
特に30〜50dの範囲とした場合、フィルタ上で明確
に着色繊維を模様として認識することができ好ましい。
また、着色繊維のフィルタ中への混入量としては、フィ
ルタの重量に対し、5〜15重量%である必要がある。
というのは着色繊維の混入量が5重量%を下回る場合、
シート化したとき着色繊維の量が少なすぎる為、模様と
しては認識することができず、一方、混入量が15重量
%を上回る場合、白色繊維により造られる汚れの付着状
況を認識するための白色部分が少なくなり、交換時期が
認識しにくくなるからである。尚、着色繊維の素材とし
ては難燃性の繊維が望ましく、前記白色繊維と同様に特
に限定されるものではない。
【0011】以上述べた白色繊維、着色繊維をシート化
することにより本考案の換気扇用フィルタを得ることが
できるが、そのシート化としては、白色繊維に着色繊維
を混入し、カード法により開繊し、繊維ウェブとした
後、これに絡合処理を施し繊維相互を絡み合わせる方
法、白色繊維、着色繊維に熱接着性繊維を加え、これを
無圧下で熱接着性繊維を溶かして白色繊維、着色繊維を
熱接着する方法、白色繊維、着色繊維をバインダーで接
着する方法など従来より知られた方法を用いることがで
きる。このように本考案の換気扇用フィルタは単に着色
繊維を混入しているのみであるため、フィルタ表面がフ
ラットになっておらず、印捺により模様をつけたフィル
タのような圧力損失が大きくなるなどの問題は生じな
い。
【0012】こうして製造される本考案の換気扇用フィ
ルタにあっては、予め着色された着色繊維が換気扇用フ
ィルタの重量に対して5〜15重量%の混入量で混入さ
れていることから、着色繊維がフィルタ中に所々散在す
る分散状態となっており、ここにフィルタを構成する白
色繊維と白色繊維間に散在する着色繊維とにより模様が
造り出されている。又、このフィルタにあっては、油や
塵等の汚れがフィルタ表面に付着するにつれてフィルタ
の白色繊維よりなる白色部分がその汚れの付着により変
色し、汚れの付着の度合がフィルタの白色繊維よりなる
白色部分の変色の度合として現れるようになっている。
【0013】又、着色繊維の繊度を15d以上とした場
合には、着色繊維の1本の重量が大きくフィルタ中の着
色繊維の繊維本数は繊維の繊度が大きくなるのに従い少
なくなり、フィルタ表面において着色繊維は、より疎ら
に散在するようになる。又、着色繊維は繊度が大きくな
ればなる程、それに従って繊維径も大きくなるため、目
立ち易くなり、白色繊維との間に造り出される模様はよ
く明確なものとなり、かつ白色繊維よりなる白色部分の
面積も広くなり、汚れの認識もより容易となる。
【0014】
【実施例】白色繊維として、繊度が20d、繊維長が7
6mmのポリエステル繊維45重量%、繊度が15d、
繊維長が76mmのポリクラール繊維35重量%、繊度
が7d、繊維長が102mmのポリクラール繊維15重
量%と、着色繊維として、青色に着色された繊度が30
d、繊維長が76mmのポリエステル繊維5重量%とを
混綿し、カード法により繊維ウェブを形成した後、これ
に塩化ビニル系バインダーを加えて繊維同志を結合し、
シート化することにより換気扇用フィルタを得た。得ら
れた換気扇用フィルタを図1に示す。得られた換気扇用
フィルタ1は白色繊維2よりなる白色部分に青色の着色
繊維3が散在した状態となって模様が造り出されてい
た。
【0015】
【考案の効果】上記構成を備えたことにより、請求項1
記載の換気扇用フィルタにあっては、白色繊維間に着色
繊維が散在した状態となって模様が造り出されており、
意匠性が高く、かつ白色繊維よりなる白色部分の変色度
合を換気扇用フィルタへの汚れの付着度合として明確に
認識でき、容易に換気扇用フィルタの交換時期を知るこ
とができる。又、この換気扇用フィルタにあっては、着
色繊維を単に混入し、フィルタ表面が平滑になっていな
いので、圧力損失が大きくなりにくく、使用寿命を長く
することができる。
【0016】又、請求項2記載の換気扇用フィルタにあ
っては、着色繊維の繊度が15d以上と太いため、1本
の繊維重量が大きく、換気扇用フィルタにおける着色繊
維の繊維本数が少なくなるため、均一分散することがで
きず疎らに分散した状態となる。このため、白色繊維部
分をより広くできることになり、汚れによる白色繊維の
変色度合、換言すれば汚れの付着状況をより正確に把握
することができ、交換時期を一目で認識することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の換気扇用フィルタを模式的に示した斜
視図である。
【符号の説明】
2・・・白色繊維 3・・・着色繊維

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白色繊維を主体とする繊維シート状のフ
    ィルタ重量に対して5〜15重量%の予め着色された
    色繊維が混入されていることを特徴とする換気扇用フィ
    ルタ。
  2. 【請求項2】 着色繊維の繊度が15d以上であること
    を特徴とする請求項1記載の換気扇用フィルタ。
JP1991070045U 1991-09-03 1991-09-03 換気扇用フィルタ Expired - Fee Related JP2555517Y2 (ja)

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JPH0522016U JPH0522016U (ja) 1993-03-23
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