JP2555269B2 - 貫入試験装置 - Google Patents

貫入試験装置

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JP2555269B2 JP6033737A JP3373794A JP2555269B2 JP 2555269 B2 JP2555269 B2 JP 2555269B2 JP 6033737 A JP6033737 A JP 6033737A JP 3373794 A JP3373794 A JP 3373794A JP 2555269 B2 JP2555269 B2 JP 2555269B2
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地盤の深度方向におけ
る硬さ(強さ)変化を調査するための動的貫入試験を行
う貫入試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】地盤の標準貫入試験方法
は、JIS規格により規定されている通り、コーンなど
の貫入先端を取付けたロッドを、重量63.5キログラ
ム、落下高75センチメートルのハンマー打撃により地
盤中に垂直に貫入させ、30センチメートルの貫入に要
する打撃回数(N値)を測定し、このN値から地盤の硬
さ(強さ)を推定する方法であるが、この貫入試験を地
盤の単位深さごとに行うために、ボーリングロッドを回
転圧入するボーリングマシンと、当該ボーリングロッド
を軸方向に打撃する貫入試験用打撃手段とを組み合わせ
た装置が知られている。
【0003】この種の貫入試験装置による貫入試験方法
では、先端にコアチューブなどを取付けたボーリングロ
ッドをボーリングマシンにより所定深度まで回転圧入し
た後、当該ボーリングロッドを一旦引き抜き、ボーリン
グロッド先端のコアチューブなどをレイモンドサンプラ
ーなどの貫入試験器に交換するとともに当該ボーリング
ロッドの上端に貫入試験用打撃手段のガイドロッドを接
続し、そして当該ボーリングロッドを再度掘削孔内に挿
入した後、ガイドロッドに遊嵌された打撃用重錘(モン
ケン)を当該ガイドロッドに設けられた打撃用ブロック
に一定高さから自由落下させ、先端の貫入試験器を掘削
孔底部に貫入させることになるが、N値を求めるために
は、ボーリングロッドに対する打撃回数と打撃によるボ
ーリングロッドの下降量とを検出する必要がある。
【0004】貫入試験専用機では、例えば特開平4−3
23536号公報に開示されるように、打撃回数を油圧
ハンマーに装着された振動センサーで自動的に計測し、
貫入量は、油圧ハンマーを昇降可能に支持するリーダー
に装着したスケール本体と昇降する油圧ハンマー側に装
着した検出器とから成る磁気的リニヤスケールなどによ
り自動的に計測するものが知られているが、前記のよう
にボーリングマシンと打撃手段とを組み合わせた構成の
貫入試験装置では、このような自動計測方法を採り入れ
ることができず、少なくともボーリングロッドの貫入量
はスケールを利用した目測での計測とならざるを得なか
った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を括弧付きで付して
示すと、ボーリングロッド(2) を軸方向に回転圧入する
ボーリングマシン(1) と、ボーリングロッド(2) を軸方
向に打撃する打撃手段(3) と、打撃手段(3) によるボー
リングロッド(2) の貫入量などを検出する検出手段(4)
とを備えた貫入試験装置であって、打撃手段(3) は、ボ
ーリングロッド(2) の上端に接続され且つ被打撃用ブロ
ック(11)を備えたガイドロッド(10)と、被打撃用ブロッ
ク(11)の上側でガイドロッド(10)に昇降可能に遊嵌する
打撃用重錘(12)とを有し、検出手段(4) は、ガイドロッ
ド(10)と一体に昇降するように当該ガイドロッド(10)に
軸方向と平行に内装されたセンサーロッド(23)と、磁石
(24)または検出器とを有し、磁石(24)または検出器は、
ボーリングマシン(1) の上端部にガイドロッド(10)に近
接するように支持され、センサーロッド(23)は、打撃手
段作動時において磁石(24)または検出器に対応する領域
を有し、磁石(24)または検出器とセンサーロッド(23)と
の軸方向相対移動量を検出する点に特徴を有する。
【0006】検出手段(4) としては、センサーロッド(2
3)と磁石(24)とから成る磁歪式変位センサーを使用する
ことができ、この場合、センサーロッド(23)は、打撃手
段(3) のガイドロッド(10)の上端に支持されたセンサー
本体(22)からガイドロッド(10)内に延出し、磁石(24)
は、ボーリングマシン(1) の上端部にガイドロッド(10)
に近接するように支持することができる。また、センサ
ーロッド(23)は、打撃手段(3) の被打撃用ブロック(11)
より下側でガイドロッド(10)に内装支持されたセンサー
本体(22)から下方に延出させることもできる。
【0007】打撃手段(3) のガイドロッド(10)は、打撃
手段作動時に検出手段(4) の磁石(24)または検出器に隣
接する下端領域部分のみが非磁性材製パイプ(14)から構
成することができる。さらに検出手段(4) には打撃回数
検出用センサーを有せしめることができるが、この打撃
回数検出用センサーは、打撃手段(3) の被打撃用ブロッ
ク(11)の側方に配設されて当該ブロック(11)に当接した
打撃用重錘(12)を検出する近接スイッチから構成するこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1および図2において、1はボー
リングマシン、2は円筒状のボーリングロッド、3は打
撃手段、4は検出手段である。ボーリングマシン1は、
例えば実開昭55−118095号公報などにより従来
周知のものであって、ボーリングロッド2が昇降および
回転可能に貫通する円筒状スピンドル5と、当該スピン
ドル5の上端に設けられたボーリングロッドクランプ用
チャック6と、スピンドル5を昇降駆動するシリンダユ
ニット7と、チャック6を開閉するシリンダユニット8
と、スピンドル5を回転駆動する回転駆動手段とを備え
たスイーベルヘッド9を有する。
【0009】打撃手段3は、ボーリングロッド2の上端
に接続され且つボーリングロッド2と同一外径の円筒状
ガイドロッド10と、このガイドロッド10に取付けら
れた被打撃用ブロック11と、この被打撃用ブロック1
1より上側でガイドロッド10に昇降可能に遊嵌された
打撃用重錘(モンケン)12とから構成されている。1
3は被打撃用ブロック11を取付けるためにガイドロッ
ド10の中間に介装されたコーン形カップリングであ
り、このコーン形カップリング13から下端までのガイ
ドロッド下端領域は、ステンレスなどの非磁性材から成
るパイプ14により構成されている。
【0010】打撃用重錘12は、当該重錘12の上端開
放の空洞部15に対し軸方向嵌脱自在の吊り上げ部材1
6を備え、この吊り上げ部材16には、自動係合爪17
が支軸18により軸支されている。この自動係合爪17
は、支軸18より上方側にガイドロッド10の周面に当
接する付勢用重錘部19を備え、この重錘部19の付勢
力により、重錘空洞部15に嵌入したときに当該空洞部
15内に形成されている被係合段部20に自動係合す
る。一方、ガイドロッド10には、打撃用重錘12の吊
り上げ部材16が所定高さまで吊り上げられたときに自
動係合爪17の重錘部19を外側に押し開く大径カム部
21が設けられている。
【0011】検出手段4は、センサー本体22と、この
センサー本体22から延出するセンサーロッド23と、
磁石24とから構成された磁歪式変位センサーと呼称さ
れるものであり、例えばサンテスト株式会社製の型番G
YRP−2500/GYTLC−05−Aの磁歪式変位
センサー本体(センサー本体22とセンサーロッド2
3)に磁石24を組み合わせて構成することができる。
センサー本体22( センサーロッド23の上端)は、打
撃手段3におけるガイドロッド10の上端にベアリング
25を介して当該ガイドロッドの軸心の周りに相対回転
のみ可能に連結された吊り上げ部材26に内装されてい
る。当該吊り上げ部材26は、ベース27aと円筒状カ
バー27bとから構成されている。センサーロッド23
は、ガイドロッド10より若干短い程度の長さを有する
もので、当該ガイドロッド10の内部に同心状に挿入さ
れている。磁石24はリング状の磁石保護部材28に同
心状に内装されたリング状のものである。磁石保護部材
28は、ボーリングマシン1におけるスイーベルヘッド
9の上端部材29に取付けられた磁石支持部30aと、
当該磁石支持部30aの上側に取付けられたカバー部3
0bとから成り、この磁石保護部材28の内側をガイド
ロッド10が回転及び昇降可能に貫通している。そして
リング状の磁石24は、当該ガイドロッド10の周面に
近接している。
【0012】以上のように構成された貫入試験装置の使
用方法を説明すると、下端にコアチューブなどの掘削用
先端部材を取付けたボーリングロッド2を従来周知の通
りボーリングマシン1のスイーベルヘッド9におけるス
ピンドル5に挿通し、チャック6の開閉動作、スピンド
ル5の昇降動作、及びスピンドル5の回転駆動とにより
ボーリングロッド2を地盤中に垂直に回転圧入させる。
この回転圧入されるボーリングロッド2により、貫入試
験を行う深さまで掘削孔が形成されたならば、ボーリン
グマシン1により一旦ボーリングロッド2を地上に引き
上げ、図1に示すように、当該ボーリングロッド2の先
端のコアチューブなどをレイモンドサンプラーなどの貫
入試験器31に交換するとともに、ボーリングロッド2
の上端に打撃手段3のガイドロッド10を接続し、当該
ボーリングロッド2を再び掘削孔32内に挿入する。
【0013】打撃手段3が接続されたボーリングロッド
2を掘削孔32内に挿入するときは、打撃手段3の上端
(ガイドロッド10の上端)にある吊り上げ部材26に
吊り索33が連結される。この吊り索33は、三叉など
の支持手段34によりボーリングロッド2の上方に支承
された滑車35を介して図外のウインチに接続されてお
り、当該ウインチによる吊り索33の繰り出しによりボ
ーリングロッド2が掘削孔32内に落とし込まれる。ボ
ーリングロッド2はボーリングマシン1のスピンドル5
内を挿通しているが、チャック6は開放されていて、ボ
ーリングロッド2は自由に昇降し得る状態にある。なお
従来周知のように、吊り索33は、ボーリングマシン1
による穿孔作業時におけるボーリングロッド2の継ぎ足
し作業や、ボーリングロッド2の地上への引き上げ作業
時にも使用されるものである。
【0014】貫入試験器31がセットされ且つ打撃手段
3が接続されたボーリングロッド2を掘削孔32内にセ
ットしたとき、ボーリングマシン1上の磁石24の横側
方位置にガイドロッド10内のセンサーロッド23の下
端領域が位置している。係る状態で吊り索33をガイド
ロッド10の上端から外し、図1に示すように打撃手段
3における打撃用重錘12の吊り上げ部材16に中継吊
り索36を介して(または直接に)接続し、ウインチに
よる当該吊り索33の巻き上げにより打撃用重錘12の
吊り上げ部材16を巻き上げて打撃用重錘12を吊り上
げる。
【0015】打撃用重錘12が規定量Lだけ上昇したと
き、吊り上げ部材16における自動係合爪17の重錘部
19がガイドロッド10の大径カム部21上に乗り上
げ、当該自動係合爪17が打撃用重錘12内の被係合段
部20から外れ、打撃用重錘12が重力で落下してガイ
ドロッド10上の被打撃用ブロック11を打撃する。こ
の打撃用重錘12の打撃力は、被打撃用ブロック11か
らガイドロッド10を経由してボーリングロッド2に伝
達され、当該ボーリングロッド2(先端の貫入試験器3
1)が掘削孔32の底部に垂直に貫入される。打撃用重
錘12が落下したならば、吊り索33を繰り出して吊り
上げ部材16を下降させ、被打撃用ブロック11上にあ
る打撃用重錘12の空洞部15内に貫入させて自動係合
爪17を被係合段部20に自動係合させる。これによ
り、次の打撃操作を行うことができる。
【0016】上記打撃操作を繰り返し行うことによりボ
ーリングロッド2の先端貫入試験器31を掘削孔32の
底部に打撃貫入させるのであるが、この打撃操作により
下降するボーリングロッド2の下降量、即ちガイドロッ
ド10の下降量は、ボーリングマシン1上の磁石24に
対するセンサーロッド23の移動量と等しく、当該移動
量がセンサーロッド23を介して磁気的に計測され、セ
ンサー本体22から信号線で接続された地上側の演算記
録装置に伝送される。また、打撃手段3によるボーリン
グロッド2の打撃回数は、例えば特開平4−32353
6号において開示されているように、被打撃用ブロック
11などに貼付した振動センサーにより検出することが
でき、このよにうして検出される打撃回数も地上側の演
算記録装置に伝送される。従って、演算記録装置では、
打撃開始からの積算移動量、即ちボーリングロッド2の
積算貫入量が規定値に達するまでの打撃回数(N値)を
自動的に演算させ、記録させることができる。この演算
記録装置における演算記録方法は、先に示した特開平4
−323536号において開示されている方法が利用で
きる。
【0017】貫入試験を複数の深度において行うとき
は、1つの深度における貫入試験の終了後にボーリング
ロッド2を地上に引き上げ、先端の貫入試験器31をコ
アチューブなどに交換するとともに打撃手段3をボーリ
ングロッド2から取り外し、当該ボーリングロッド2と
ボーリングマシン1により掘削孔32の底部を次の貫入
試験深度まで掘削する。そして先に説明した要領で、ボ
ーリングロッド2を一旦地上に引き上げて貫入試験用に
準備し、再度掘削孔32にセットして打撃手段3と検出
手段4とで貫入試験を行えば良い。
【0018】上記実施例では、ボーリングマシン1の上
端に支持された磁石24とガイドロッド10内のロッド
状検出器、即ちセンサーロッド23、とから成る検出手
段4を使用したが、例えば距離目盛りデータを磁気的に
記録したロッド状スケールをセンサーロッド23として
使用し、磁石24に代えてセンサーロッド23の距離目
盛りデータを磁気的に読み取る検出器を使用するタイプ
のリニヤスケールなどの検出手段を利用することもでき
る。また、上記実施例の磁歪式変位センサータイプの検
出手段4を使用する場合、図3に示すようにガイドロッ
ド10の被打撃用ブロック11の直下部分にセンサー本
体22を内装支持した筒状体37を介装し、この筒状体
37の下側に接続された非磁性材製パイプ14内にセン
サー本体22から垂下するセンサーロッド23を挿入す
るように構成することができる。
【0019】また、検出手段4に打撃回数検出用センサ
ーを組み込む場合、図3に示すように、打撃手段3の被
打撃用ブロック11の側方に配設されて、当該ブロック
11に当接した打撃用重錘12を検出する近接スイッチ
38から成る打撃回数検出用センサー39を使用するこ
とができる。40は近接スイッチ取付け用ブラケットで
あり、41はセンサー本体22から延出する信号線22
aや近接スイッチ38から延出する信号線38aを、地
上側の演算記録装置からの信号入力線22b,38bに
接続する接続具であって、筒状体37の側部に取付けら
れている。
【0020】
【発明の作用及び効果】以上のように本発明の貫入試験
装置によれば、ボーリングマシンとボーリングロッドと
で貫入試験を行う所定深度までの掘削孔を穿孔形成し、
この後、ボーリングロッドとその上端に連結された打撃
手段とによりボーリングロッドを軸方向に打撃して貫入
試験を行うことができるのであるが、この貫入試験時の
貫入量などの検出を、打撃手段における打撃用重錘の昇
降ガイドロッドに内装したセンサーロッドと、ボーリン
グマシンの上端に支持させた磁石または検出器とを有す
る検出手段により自動的に行わせることができる。しか
も、センサーロッドと磁石または検出器との水平方向の
相対位置関係は、打撃手段のガイドロッドが打撃操作時
に多少揺れ動いても変動することはなく、そしてセンサ
ーロッドがガイドロッドによって完全に保護されている
ので、貫入量などを精度良く検出させることができる。
勿論、打撃手段のガイドロッド脇にセンサーロッドを外
付け支持する支柱なども不要であり、安価に実施するこ
とができる。
【0021】特に実施例にも示したように、検出手段と
して、センサーロッドと磁石とから成る磁歪式変位セン
サーを使用するとき、当該センサーロッドを、打撃手段
のガイドロッド上端に支持されたセンサー本体からガイ
ドロッド内に延出させることにより、ガイドロッド内に
センサー本体を内装支持させる場合と比較して、ガイド
ロッドの構造が簡単になる。勿論、センサーロッドを、
打撃手段の被打撃用ブロックより下側でガイドロッドに
内装支持させたセンサー本体から下方に延出して、セン
サーロッドの必要長さを大幅に短くし、以てコストダウ
ンを図ることもできる。
【0022】さらに、打撃手段のガイドロッドが、打撃
手段作動時に検出手段の磁石または検出器に隣接する下
端領域部分のみが非磁性材製パイプから構成されたもの
であるときは、当該ガイドロッド内側のセンサーロッド
と外側の磁石または検出器とによる貫入量などの磁気的
計測を精度良く行え、しかもガイドロッド全体を非磁性
材製パイプから構成する場合と比較して経済的である。
【0023】また、検出手段に打撃回数検出用センサー
を組み込むこともできるが、この場合、打撃手段の被打
撃用ブロックの側方に配設されて、当該ブロックに当接
した打撃用重錘を検出する近接スイッチから成る打撃回
数検出用センサーを使用することにより、被打撃用ブロ
ックに貼付した振動センサーなどを利用する場合と比較
して、誤動作のない正確な打撃回数検出を行わせること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体の正面図である。
【図2】 要部の一部縦断正面図である。
【図3】 別の実施例を示す要部の一部縦断正面図であ
る。
【符号の説明】
1 ボーリングマシン 2 ボーリングロッド 3 打撃手段 4 検出手段 10 ガイドロッド 11 被打撃用ブロック 12 打撃用重錘 14 非磁性材製パイプ 16 打撃用重錘の吊り上げ部材 17 自動係合爪 19 重錘部 20 被係合段部 21 大径カム部 22 センサー本体 23 センサーロッド 24 磁石 25 ベアリング 26 ガイドロッドの吊り上げ部材 28 磁石保護部材 29 ボーリングマシンの上端部材(スイベルヘッド) 31 貫入試験器 32 掘削孔 33 吊り索 34 三叉などの支持手段 36 中継吊り索 37 センサー本体内装支持用筒状体 38 近接スイッチ 39 打撃回数検出用センサー

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボーリングロッド(2) を軸方向に回転圧入
    するボーリングマシン(1) と、ボーリングロッド(2) を
    軸方向に打撃する打撃手段(3) と、打撃手段(3) による
    ボーリングロッド(2) の貫入量などを検出する検出手段
    (4) とを備えた貫入試験装置であって、打撃手段(3)
    は、ボーリングロッド(2) の上端に接続され且つ被打撃
    用ブロック(11)を備えたガイドロッド(10)と、被打撃用
    ブロック(11)の上側でガイドロッド(10)に昇降可能に遊
    嵌する打撃用重錘(12)とを有し、 検出手段(4) は、ガイドロッド(10)と一体に昇降するよ
    うに当該ガイドロッド(10)に軸方向と平行に内装された
    センサーロッド(23)と、磁石(24)または検出器とを有
    し、磁石(24)または検出器は、ボーリングマシン(1) の
    上端部にガイドロッド(10)に近接するように支持され、
    センサーロッド(23)は、打撃手段作動時において磁石(2
    4)または検出器に対応する領域を有し、磁石(24)または
    検出器とセンサーロッド(23)との軸方向相対移動量を検
    出する貫入試験装置。
  2. 【請求項2】検出手段(4) は、センサーロッド(23)と磁
    石(24)とから成る磁歪式変位センサーを有し、センサー
    ロッド(23)は、打撃手段(3) のガイドロッド(10)の上端
    に支持されたセンサー本体(22)からガイドロッド(10)内
    に延出し、磁石(24)は、ボーリングマシン(1) の上端部
    にガイドロッド(10)に近接するように支持されている請
    求項1に記載の貫入試験装置。
  3. 【請求項3】検出手段(4) は、センサーロッド(23)と磁
    石(24)とから成る磁歪式変位センサーを有し、センサー
    ロッド(23)は、打撃手段(3) の被打撃用ブロック(11)よ
    り下側でガイドロッド(10)に内装支持されたセンサー本
    体(22)から下方に延出し、磁石(24)は、ボーリングマシ
    ン(1) の上端部にガイドロッド(10)に近接するように支
    持されている請求項1に記載の貫入試験装置。
  4. 【請求項4】打撃手段(3) のガイドロッド(10)は、打撃
    手段作動時に検出手段(4) の磁石(24)または検出器に隣
    接する下端領域部分のみが非磁性材製パイプ(14)から構
    成されている請求項1〜3の何れかに記載の貫入試験装
    置。
  5. 【請求項5】検出手段(4) は、打撃回数検出用センサー
    を有し、当該打撃回数検出用センサーは、打撃手段(3)
    の被打撃用ブロック(11)の側方に配設されて、当該ブロ
    ック(11)に当接した打撃用重錘(12)を検出する近接スイ
    ッチから成る請求項1〜4の何れかに記載の貫入試験装
    置。
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