JP2555131B2 - ワイヤーハーネスの止水部形成方法 - Google Patents

ワイヤーハーネスの止水部形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ワイヤーハーネスの止水部形成方法に関す
るものである。
〔従来技術とその課題〕 自動車内等の電気配線に使用するワイヤーハーネスは
多数の電線を束ねて構成される。このためワイヤーハー
ネスに水が浸入した場合、その水が電線間の隙間を通っ
て長手方向に伝わりやすく、電線間を伝わった水は電線
の端末に取り付けられたコネクタの端子間をショートさ
せる等の問題がある。
従来、ワイヤーハーネスの電線間を水が伝わらないよ
うにする手段としては、吸水膨潤材料を水溶性の包装材
で包み、これを電線間に介在させて、ワイヤーハーネス
の止水部とすることが知られている(実開昭62−81320
号公報)。
しかしこれは、吸水膨潤材料を包装材で包んで電線間
に介在させる構造であるため、電線間には依然として隙
間が残り、水溶性の包装材に触れることなく電線間を水
が伝わるおそれがあった。
そこで電線間に隙間ができないように電線間に直接防
水シール材を充填する構造が考えられた。従来、電線間
に直接防水シール材を充填するときは、第5図に示すよ
うにワイヤーハーネス1の外周に手動ガン3により防水
シール材2を塗布し、その後、防水シール材2を塗布し
た部分の外周に第6図に示すようにビニールテープ4を
巻き付け、そのビニールテープ4の上から手で押圧する
ことにより防水シール材2を電線間に充填するようにし
ている。
しかしこのような方法では、防水シール材をワイヤー
ハーネスの中心部まで充填することが難しく、このため
防水特性が不安定であるという問題がある。
〔課題の解決手段とその作用〕
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決した
ワイヤーハーネスの止水部形成方法を提供するもので、
その方法は、先端部周壁に複数の防水シール材押出孔を
有する防水シール材注入治具の上記先端部を、ワイヤー
ハーネスを構成する電線の間に挿入し、しかる後、上記
押出孔から防水シール材を押し出して電線間に充填する
ことを特徴とする。
このように先端部周壁に押出孔を設けた防水シール材
注入治具を使用すると、ワイヤーハーネスの中心部にま
で確実に防水シール材を充填することが可能となり、防
水性能を向上させることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図は本発明で使用する防水シール材注入治具の一
例を示すもので、この防水シール材注入治具5は先端部
6がワイヤーハーネスの電線間に容易に挿入できる程度
の太さとなっており、その周壁には複数の押出孔7が形
成されている。押出孔7の数や大きさはワイヤーハーネ
スの太さによって適宜選定される。
この防水シール材注入治具5は、第2図に示すように
先端部6をワイヤーハーネス1の電線間に挿入し、押出
孔7から防水シール材2を押し出して、電線間に防水シ
ール材2を充填するものである。なお注入治具5の中の
防水シール材を押し出す手段は第5図に示した手動式の
ものでもよいし、電動式のものであってもよい。
このようにワイヤーハーネス1内に位置する押出孔7
から防水シール材2を押し出せば、電線間に確実に防水
シール材を充填することができる。
第3図は本発明の他の実施例を示すもので、前記実施
例と異なる点は、防水シール材注入治具5の先端部6を
挿入した位置付近のワイヤーハーネス1の外周に防水シ
ール材2の漏れ防止具8を取り付けたことである。漏れ
防止具8は、治具挿入孔とワイヤーハーネス挿通孔10を
有する二つ割のゴムまたはプラスチックの成形品であ
り、ワイヤーハーネス1の外周に取り付けた状態で、注
入治具の先端部6が挿入できるようになっている。
このような漏れ防止具8を使用すると、注入した防水
シール材2がワイヤーハーネス1の外周に漏れ出さずに
長手方向に流れるようになるため、電線間に確実に防水
シール材を充填することができる。
第4図は本発明のさらに他の実施例を示すもので、第
3図の実施例と異なる点は、漏れ防止具8の両端部にチ
ェック孔11を設けたことである。このようなチェック孔
11を設けておくと、チェック孔11から防水シール材2が
漏れ出すまで充填を行えば、防水シール材の充填が十分
であることを検知できる利点がある。
なお漏れ防止具8は、ゴムまたはプラスチックの成形
品だけでなく、単なるテープ巻きによっても構成でき
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、防水シール材注
入治具の先端部をワイヤーハーネス内に挿入し、その周
壁に設けた押出孔より防水シール材を押し出して電線間
に充填するようにしたので、ワイヤーハーネスの中心部
にまで確実に防水シール材を充填することができる。ま
た作業性も従来の方法に比べて大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で使用する防水シール材注入治具の一例
を示す正面図、第2図は本発明に係る止水部形成方法の
一実施例を示す説明図、第3図および第4図はそれぞれ
本発明の他の実施例を示す説明図、第5図および第6図
は従来の方法を示す説明図である。 1:ワイヤーハーネス、2:防水シール材、5:防水シール材
注入治具、6:先端部、7:押出孔、8:漏れ防止具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田代 光吉 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−127520(JP,U) 実開 昭62−73426(JP,U) 実開 昭63−37027(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部周壁に複数の防水シール材押出孔を
    有する防水シール材注入治具の上記先端部を、ワイヤー
    ハーネスを構成する電線の間に挿入し、しかる後、上記
    押出孔から防水シール材を押し出して電線間に充填する
    ことを特徴とするワイヤーハーネスの止水部形成方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の方法であっ
    て、防水シール材注入治具の先端部を挿入した位置付近
    のワイヤーハーネスの外周に防水シール材の漏れ防止具
    を取り付けることを特徴とするもの。
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