JP2555116Y2 - ホットビンのゲート装置 - Google Patents

ホットビンのゲート装置

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JP2555116Y2
JP2555116Y2 JP7042993U JP7042993U JP2555116Y2 JP 2555116 Y2 JP2555116 Y2 JP 2555116Y2 JP 7042993 U JP7042993 U JP 7042993U JP 7042993 U JP7042993 U JP 7042993U JP 2555116 Y2 JP2555116 Y2 JP 2555116Y2
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gate
rod
hot bin
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aggregate
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孝 根岸
治行 平野
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株式会社新潟鉄工所
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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • Road Paving Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、アスファルトプラント
等において用いられるホットビンのゲート装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3及び図4はアスファルトプラント等
に設置されているホットビン1を示している。複数に区
分されたホットビン1の上には篩分け装置2が設けられ
ている。ドライヤで乾燥加熱された骨材は、この篩分け
装置2の図示しない振動スクリーンによって篩分けさ
れ、4〜5種の粒度別に複数に区分されたホットビン1
に貯蔵される。
【0003】各ホットビン1の下端には骨材を排出する
排出口3が設けられている。各排出口3にはそれぞれゲ
ート4が揺動自在に設けられている。各ゲート4は駆動
手段によって揺動され、排出口3を開閉する。各ホット
ビン1の下方には計量装置5が設けられている。駆動手
段によって排出口3を開口すると、排出口3から落下し
た骨材は前記計量装置5に収納されて計量される。
【0004】図5に示すように、従来のホットビン1の
ゲート4の駆動手段は、同軸に連結されたストロークの
長い第1のエアシリンダ6及びストロークの短い第2の
エアシリンダ7を備え、第1のエアシリンダ6のロッド
の先端が前記ゲート4に連結され、第2のエアシリンダ
7のロッドの先端が固定部側に連結されていた。
【0005】図5(a)に示すように、第1のエアシリ
ンダ6のロッドと、第2のエアシリンダ7のロッドが共
に伸びた状態にあるとき、ゲート4はホットビン1の排
出口3を全閉とする。図5(b)に示すように、第1の
エアシリンダ6のロッドと、第2のエアシリンダ7のロ
ッドが共に縮んだ状態にあるとき、ゲート4はホットビ
ン1の排出口3を全開とする。図5(c)に示すよう
に、第1のエアシリンダ6のロッドが伸びた状態にあ
り、第2のエアシリンダ7のロッドが縮んだ状態にある
とき、ゲート4はホットビン1の排出口3の一部のみを
開放した少開とする。
【0006】前記のように従来のホットビン1のゲート
装置は、ホットビン1の排出口3を全閉・全開・少開の
3種類の状態に設定することができた。そして、ゲート
4を図5(b)に示した全開の状態にして計量すべき骨
材の重量の大部分を計量装置5に落下させ、続けてゲー
ト4を図5(c)に示した少開の状態にして残量を落下
させて所定重量の骨材を精密に計量していた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】アスファルトプラント
のホットビンによる骨材の配合割合は生産すべき製品の
種類に応じて様々である。しかしながらゲートの開度
は、最も生産量の多い密粒アスコンを生産する際に、計
量時間が少なく且つ精密に計量できるように定めてあっ
た。近年生産量が増加している排水性アスコンの骨材計
量においては、密粒アスコンでは配合割合の多い骨材が
少ない配合割合になっている。このような場合には、ゲ
ートの開閉を瞬間的に行い、その間に必要分量を落下さ
せなければならないが、ゲートを閉めるタイミングの速
さにエアシリンダが追従できず、計量の精度が低下して
しまう。また、図5(c)に示した少開の状態では、全
量を落下させて計量するのに長い時間がかかってしま
う。
【0008】係る従来の不具合を数値を例示してより具
体的に説明する。次の表1は密粒アスコンと排水性アス
コンにおける骨材の各配合割合をホットビンの番号毎に
百分率で示したものである。
【0009】
【表1】
【0010】ここで1番のビンの骨材を例にとり、骨材
の合計計量値を3000kgとすると、密粒アスコンの
37%は1110kg、排水性アスコンの10.5%は
315kgに相当する。
【0011】ホットビン1から計量装置5に骨材を落下
させて計量する場合、図6に示すように、ホットビン1
の排出口3と計量装置5の骨材との間の空中にある骨材
8は未計量である。この未計量の骨材8の重量Wを計算
すると、W=0.0993(m2)×1.2(m)×15
00(kg/m3 )≒179kgとなり、所定計量値3
15kgの約56.7%にもなる。
【0012】従って、前述したようなゲート装置による
計量を行うためには、この未計量の骨材8の重量を考慮
しなければならない。即ち、ゲート4を全開状態にし、
所定計量値の約40%程度を計量した時点でエアシリン
ダに閉信号を出してゲート4を少開にすることになる。
しかしながら、ゲート全開時の落下量は約150kg/
sであるから、所定計量値の約40%が落下するのに要
する時間はわずか0.84秒にすぎず、実際にはエアシ
リンダでは追従できない。
【0013】では、最初から少開状態で計量すればよい
かというと、その場合の落下量は約19kg/sである
から、所定計量値の全量が落下するのに要する時間は、
315(kg)÷19(kg/s)≒16.5(s)と
なって時間がかかりすぎる。
【0014】本考案は、骨材の配合割合が異なる場合に
も、所定時間内で精密に骨材の計量が行えるように排出
口の開度が調整できるホットビンのゲート装置を提供す
ることを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載されたホ
ットビンのゲート装置は、骨材を貯蔵するホットビンの
排出口に揺動自在に設けられて該排出口を開閉するゲー
トと、同軸に連結されたストロークの長い第1の駆動シ
リンダ及びストロークの短い第2の駆動シリンダを備
え、一方の駆動シリンダのロッドの先端が前記ゲートに
連結され、他方の駆動シリンダのロッドの先端が固定部
側に連結されたゲートの駆動手段とを有するホットビン
のゲート装置において、前記固定部に揺動自在にレバー
を設け、前記他方の駆動シリンダのロッドの先端を前記
レバーに取り付け、前記レバーを揺動させる第3の駆動
シリンダを設けたことを特徴とする。
【0016】
【作用】第1の駆動シリンダのロッドと、第2の駆動シ
リンダのロッドが共に伸びた状態にあり、第3の駆動シ
リンダのロッドが縮んだ状態にある時、ゲートはホット
ビンの排出口を全閉とする。第1の駆動シリンダのロッ
ドと、第2の駆動シリンダのロッドが共に縮んだ状態に
あり、第3の駆動シリンダのロッドも縮んだ状態にある
時、ゲートはホットビンの排出口を全開とする。第1の
駆動シリンダのロッドと、第2の駆動シリンダのロッド
が共に縮んだ状態にあり、第3の駆動シリンダのロッド
が伸びた状態にある時、ゲートはホットビンの排出口を
半開とする。第1の駆動シリンダのロッドが伸び、第2
の駆動シリンダのロッドが縮んだ状態にあり、第3の駆
動シリンダのロッドが縮んだ状態にある時、ゲートはホ
ットビンの排出口を少開とする。
【0017】
【実施例】図1及び図2を参照して第1実施例に係るホ
ットビン1のゲート装置10を説明する。本実施例はア
スファルトプラントのホットビン1に関する。図1に示
すように、ホットビン1の下端に開口して設けられた骨
材の排出口11は、ゲート装置10によって4段階で開
閉自在とされている。このゲート装置10は、ホットビ
ン1の排出口11近傍に揺動自在に軸支されて排出口1
1を開閉するゲート12と、該ゲート12を揺動させて
所定位置に設定する駆動手段13を有している。
【0018】前記駆動手段13は、駆動シリンダとして
エアシリンダを3基有している。第1のエアシリンダ1
4はストロークが長く、第2のエアシリンダ15はスト
ロークが短く、両シリンダは互いに反対方向にロッドを
伸縮できるように同軸で反対向きに結合されている。
【0019】前記第1のエアシリンダ14のロッドの先
端は、前記ゲート12の一端に回動自在に連結されてい
る。前記ホットビン1の側面には取り付け板17が固設
され、該取り付け板17には中間操作部材としてレバー
18が揺動自在に取り付けられている。レバー18は所
定の角度で交わる2つの片部を有し、その一方の端部が
前記取り付け板17に軸19をもって揺動自在に連結さ
れている。そしてレバー18の他端部には、前記第2の
エアシリンダ15のロッドの先端が回動自在に連結され
ている。
【0020】前記ホットビン1の近傍にある固定部材2
0には、第3のエアシリンダ16のバレルの後端部が回
動自在に連結されている。第3のエアシリンダ16のロ
ッドの先端は、前記レバー18の他端部に回動自在に連
結されている。第3のエアシリンダ16を駆動してロッ
ドを伸縮すれば前記レバー18が揺動し、第2のエアシ
リンダ15のロッドの先端の位置を変えることができ
る。
【0021】図1(c)に示すように、第1及び第2の
エアシリンダ14,15の各ロッドが縮み、第3のエア
シリンダ16のロッドが伸びた状態において、前記3基
の各エアシリンダ14,15,16の軸方向が互いに平
行になる。
【0022】係るゲート装置10を備えたホットビン1
は複数設けられ、各ホットビン1の上方には骨材の篩分
け装置2がある。各ホットビン1の下方には、骨材の計
量装置5が設けられている。
【0023】以上の構成における作用を説明する。図1
(a)に示すように、第1のエアシリンダ14のロッド
と、第2のエアシリンダ15のロッドを共に伸ばした状
態とし、第3のエアシリンダ16のロッドを縮んだ状態
にした時、ゲート12はホットビン1の排出口11を全
閉とする。
【0024】前記密粒アスコンの計量におけるNo. 1 の
ホットビン1の骨材のように、比較的大量の骨材を計量
するような場合には、ゲート12を全開にする。即ち、
図1(b)に示すように、第1のエアシリンダ14のロ
ッドと、第2のエアシリンダ15のロッドを共に縮んだ
状態にし、第3のエアシリンダ16のロッドも縮んだ状
態にして、ゲート12を揺動範囲の端まで引いてホット
ビン1の排出口11を全開とする。
【0025】前記排水性アスコンの計量におけるNo. 1
のホットビン1の骨材のように、比較的少量の骨材を計
量するような場合には、ゲート12を半開にする。即
ち、図1(c)に示すように、第1のエアシリンダ14
及び第2のエアシリンダ15の各ロッドを共に縮んだ状
態にし、第3のエアシリンダ16のロッドは伸びた状態
にして、ゲート12を各揺動範囲の略半分だけ引いてホ
ットビン1の排出口11を半分開く。
【0026】図1(b)又は(c)の状態において所定
計量値の大部分を落下計量した後、続けてゲート12を
図1(d)に示した少開の状態にして残量を落下させ、
所定重量の骨材を計量する。この時、第1のエアシリン
ダ14のロッドが伸び、第2のエアシリンダ15のロッ
ドが縮んだ状態にあり、第3のエアシリンダ16のロッ
ドが縮んだ状態にある。
【0027】図6で説明した従来の構成に本実施例のよ
うな機構を適用して排出口11を図1(c)に示した半
開の状態にすれば、落下途中にある未計量の骨材の重量
Wは約79kgとなる。即ち図6に示すように、未計量
の骨材21の重量Wを計算すると、W=0.044(m
2)×1.2(m)×1500(kg/m3 )≒79kg
となり、所定計量値315kgの約25%になる。
【0028】そして、所定計量値の65%(205k
g)を計量したところで、エアシリンダに閉信号を与え
て図1(c)に示した少開の精密計量状態に移行する。
ゲート12が半開の時の骨材の落下量は、66.5kg
/sであるから、半開の計量時間は、205(kg)÷
66.5(kg/s)≒3.1(s)である。ゲート1
2が少開の時の骨材の落下量は、19kg/sであるか
ら、少開の計量時間は、〔315−(205+79)〕
(kg)÷19(kg/s)≒1.63(s)である。
従って、全計量時間は、3.1(s)+1.63(s)
=4.74(s)となる。この計量時間は、エアシリン
ダで追従できる範囲内にある。
【0029】なお、排水性アスコンの配合において、前
記表1に示したビンNo. 4等の骨材のような量の少ない
ものは、最初からゲート12を図1(d)に示したよう
な少開状態にして全量を精密計量で計るようにする。
【0030】以上説明した実施例では、レバー18をホ
ットビン1の側面に設けたが、ゲート12の揺動に対し
て不動である他の固定的な構成部分に設けることもでき
る。また、第3のエアシリンダ16のバレルは、ホット
ビン1の一部に連結してもよい。
【0031】
【考案の効果】本考案によれば、連結したストロークの
異なる2基の駆動シリンダでゲートを全開・全閉・少開
の3段階に開閉できる従来のホットビンのゲート装置に
おいて、ゲートに連結した前記両駆動シリンダと固定部
との間に、さらに第3の駆動シリンダを介装した。従っ
て、全開・全閉・少開の他、排出口を半開にすることも
できるようになり、計量すべき骨材の量に応じて排出口
の開度を選択することにより、所定時間内に精密な計量
を行うことができる。例えば、密粒性アスコンについて
も、排水性アスコンについても、共に所定時間内(一般
に骨材計量では30秒前後)で精密な計量(±0.1%
以内)を行うことができる。また、本考案の装置は従来
のゲート装置に第3の駆動シリンダとレバーを追加する
だけで得られ、低コストである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構成とその動作を示す側面図であ
る。
【図2】第1実施例におけるゲートの半開状態での作用
を示す側面図である。
【図3】従来のホットビンの正面図である。
【図4】従来のホットビンの側面図である。
【図5】従来のホットビンのゲート装置の構成とその作
用を示す側面図である。
【図6】従来のホットビンのゲート装置におけるゲート
の全開状態での作用を示す側面図である。
【符号の説明】
10 ゲート装置 11 排出口 12 ゲート 14 駆動シリンダとしての第1のエアシリンダ 15 駆動シリンダとしての第2のエアシリンダ 16 駆動シリンダとしての第3のエアシリンダ 18 レバー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨材を貯蔵するホットビンの排出口に揺
    動自在に設けられて該排出口を開閉するゲートと、同軸
    に連結されたストロークの長い第1の駆動シリンダ及び
    ストロークの短い第2の駆動シリンダを備え、一方の駆
    動シリンダのロッドの先端が前記ゲートに連結され、他
    方の駆動シリンダのロッドの先端が固定部側に連結され
    たゲートの駆動手段とを有するホットビンのゲート装置
    において、 前記固定部に揺動自在にレバーを設け、前記他方の駆動
    シリンダのロッドの先端を前記レバーに取り付け、前記
    レバーを揺動させる第3の駆動シリンダを設けたことを
    特徴とするホットビンのゲート装置。
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CN115027826B (zh) * 2022-07-11 2024-03-22 江苏联储能源科技有限公司 一种方便卸料的渣斗及其工作方法

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