JP2554901Y2 - 赤外線バーナ - Google Patents

赤外線バーナ

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JP2554901Y2
JP2554901Y2 JP1992041845U JP4184592U JP2554901Y2 JP 2554901 Y2 JP2554901 Y2 JP 2554901Y2 JP 1992041845 U JP1992041845 U JP 1992041845U JP 4184592 U JP4184592 U JP 4184592U JP 2554901 Y2 JP2554901 Y2 JP 2554901Y2
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正雄 服部
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大同興業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、紙、布等の乾燥や加熱
に使用するに適した赤外線バーナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】多孔質材料で作られた燃焼プレートの表
面部で燃料ガスと空気の混合ガスを燃焼させ、該燃焼プ
レートの前方を通過する紙、布等のワークを乾燥または
加熱を行なうようにした赤外線バーナが使用されてい
る。この種の赤外線バーナは比較的長尺であるため、複
数の燃焼プレートを一方向につなぎ合わせたものが多い
が、従来のものは燃焼プレートがいずれも同一平面上に
配置されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このため、上記従来の
赤外線バーナは、一方向に直線上に搬送されているワー
クに対しては適しているが、ワークの搬送経路が屈曲し
ている場合や2つ以上のワークが互いに異なる方向に搬
送されている場合にそのコーナー部を加熱することはで
きなかった。勿論、赤外線バーナを複数個を組み合わせ
ることにより前記コーナー部の加熱に対応させられなく
もないが、その場合にも、互いに干渉しないように赤外
線バーナを配置するのが難しく、各赤外線バーナの放熱
量の調節が煩わしい等の多くの問題点があった。そこで
本考案は、例えば直角方向に移動するワークの加熱に適
した赤外線バーナを提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案は次のように構成した。すなわち、本考案に
かかる赤外線バーナは、燃料ガスと空気を混合した混合
ガスで充満した混合ガス室の前面部に多孔質材料で作ら
れた燃焼プレートを設け、該燃焼プレートの表面部で前
記混合ガスを燃焼させるように構成した赤外線バーナで
あって、複数の燃焼プレートを互いに交差する面上に配
し、各燃焼プレートにそれぞれ独立した混合ガス室を
設けることにより、互いに独立して燃焼量調節可能な複
数の加熱部が断面カギ型に形成されていることを特徴と
している。
【0005】
【作用】複数の燃焼プレートの相互角度を適当に設定し
ておくことにより、ワークの搬送経路が屈曲している場
合や2つ以上のワークが互いに異なる方向に搬送されて
いる場合に使用可能となる。また、断面カギ形に配置さ
れた燃焼プレートにそれぞれ独立に混合ガス室が設けら
れており、各燃焼プレートの燃焼量を互いに独立に調節
することができるので、各ワークの加熱温度を自在に調
節することができる。
【0006】
【実施例】図1乃至図3は本考案の1実施例の要部の外
観図、図4はその内部をあらわす断面図である。この赤
外線バーナ1は、第1混合ガス室2と第2混合ガス室3
からなる混合がス室の対が直角に配置されており、第1
混合ガス室2,2の前面部に多孔質セラミック材料で作
られた燃焼プレート5,5がそれぞれ設けられている。
なお、第1混合ガス室2と第2混合ガス室3は一定の間
隔を隔てて設けられている。燃料ガスと空気の混合ガス
が流入口6,…から第2混合ガス室3に供給され、さら
に第2混合ガス室3内の混合ガスがノズル7,…で第1
混合ガス室2内へ一定量づつ吐出される。そして、第1
混合ガス室2内の混合ガスが燃焼プレート5の細孔を通
って該プレートの表面部に達し、ここで燃焼するように
なっている。
【0007】前記ノズル7は、図5に示すように、第1
混合ガス室2および第2混合ガス室3の外殻に溶着され
ているねじ付きボス10に第2混合ガス室側から螺着さ
れており、第2混合ガス室側に開口する中空部11の開
口部付近にニードル弁12の先端部12aが嵌入してい
る。中空部11の奥部には、第1混合ガス室2に通ずる
複数個のオリフィス14,…が放射状に設けられてい
る。ニードル弁12は、第2混合ガス室3の外殻の背面
側に溶着したねじ付きボス15に取付ねじ16によって
外側から螺着されており、後端面に形成されている係合
溝17にドライバ等を係合させて回すことにより進退可
能となっている。これが前進するとノズル7の中空部1
1とニードル弁12の傾斜先端部12aとの隙間18が
狭くなり、混合ガスの吐出量が減少する。逆に、ニード
ル弁12を後退させると隙間18が拡がり、混合ガスの
吐出量が増加する。図中の19はニードル弁12の保護
とシールを兼ねる袋ナットである。
【0008】第1混合ガス室2は多孔プレート21で前
後2空間2a,2bに仕切られており、後空間2b内
に、ノズル7を包囲する円環状のバッフルプレート22
と該バッフルプレートの端部に取り付けた有孔のカバー
プレート23が設けられている。このように構成するこ
とにより、混合ガスが燃焼プレート5の背面全体に均等
に行きわたるようになり、効果的な燃焼を行わせること
ができるようになっている。
【0009】なお、ニードル弁12は必ずしも必要では
なく、混合ガスの供給量をニードル弁12で調節する代
わりに、外部に設けた調節装置で予め量を調節してから
混合ガスを第2混合ガス室3に送り込むように構成して
もよい。
【0010】以上のように、第1混合ガス室2と第2混
合ガス室3と燃焼プレート5で1組のユニットを構成す
るのであり、この赤外線バーナ1の場合は、図4におい
て燃焼プレート5の表面が下を向いているユニットA
と、同図において燃焼プレート5の表面が右を向いてい
るユニットBとを有する。すなわち、断面カギ型に互い
に交差(図示例の場合は直交)する面上に表面側が外向
きになるよう両ユニットA,Bの燃焼プレート5,5が
配置されているのである。この赤外線バーナ1は左右方
向に長い長尺な形状であるので、両ユニットA,Bはい
ずれも複数枚(図示例では12枚)の燃焼プレート5,
…が左右方向に直線状に並べられている。なお、両ユニ
ットA,Bのノズル取付位置は互いに干渉しないように
互い違いの位置に設けられている。
【0011】両ユニットA,Bの外側部および内側部に
は冷却用エア室30(A,B,C)が設けられている。
外側部のエア室30(A,B)は断面長方形であり、内
側部のエア室30(C)は図4に見られる如く複雑な断
面形状になっている。これら各エア室30(A,B,
C)は両端部において連通部31,31によって互いに
連通されており、エア室30(A,B)の中央部にエア
供給口32,32が形成されている。
【0012】各エア室30(A,B,C)は第1および
第2混合ガス室2,3と所定の間隔を設けた状態で取り
付けられている。また、第1混合ガス室2を構成する鋼
板の前部がエア室30の前方にフランジ状に張り出した
取付板34となっており、該取付板とエア室30とが所
定厚みのスペーサ35を挟んだ状態で固着されている。
さらに、取付板34の前面側に外側端部がエア室30の
コーナ部に沿って屈曲したプレート押え板36が取り付
けられており、該プレート押え板の内端部に燃焼プレー
ト5を定位置に係着しておくためのフック37,…が固
着されている。このように、エア室30と第1および第
2混合ガス室2,3の間およびエア室30と取付板34
の間に空間部が形成され、ここがエア通路39,40と
なっている。そして、これらエア通路39,40に面し
てエア室30の外殻にエア室とエア通路を結ぶ多数の通
孔41,…が穿設されている。
【0013】エア供給口32からエア室30に送り込ま
れた冷却用エアは各通孔41,…からエア通路39,4
0に吐出される。通孔41(1)から吐出されるエアは
第1混合ガス室2の側壁部に直接吹きつけられ、混合ガ
ス室2の外殻を効果的に冷却する。通孔41(2,3)
から吐出されるエアは取付板34に吹きつけられ、第1
混合ガス室2からの伝熱によって高温となっている取付
板34を冷却する。このため、取付板34が熱歪によっ
て変形することが防止されている。通孔41(1,2)
から吐出されるエアはエア通路39,40を通って開口
部39aから外部に流出するが、このときのエアの流れ
によって第2混合ガス室3の側壁部を冷却される。ま
た、両混合ガス室2,3の間隔部42にもエアが流れ込
み、第1混合ガス室2の背面部および第2混合ガス室3
の前面部も冷却される。第1および第2混合ガス室2,
3はボス15の部分を除いて隔てられているので、第1
混合ガス室2の熱が第2混合ガス室3に伝わりにくく、
しかも前述のように第2混合ガス室3が効果的に冷却さ
れるので、第2混合ガス室3内の混合ガスが異常高温と
なることが防止されている。
【0014】この赤外線バーナ1は、例えば図6に示す
ように、2枚の紙を接着剤で貼り合わせる工程で使用す
るのに好適である。図における50はプレスローラで、
それぞれ矢印方向に回転している。裏面側に接着剤が塗
布された2枚の紙51,52が互いに直角をなす方向か
らプレスローラ50,50の位置まで搬送され、該プレ
スローラで両者をプレスして貼り合わせるようになって
いる。塗布されている接着剤は一定温度以上で融解する
性質を有するものであり、プレスする直前でバーナによ
って加熱して融解させる。図示の如く、本考案の赤外線
バーナ1を両紙搬送方向の交差点Pに面して設置してお
けば、ユニットAの燃焼プレート5で図における上から
搬送されてくる紙51を、またユニットBの燃焼プレー
ト5で図における右から搬送されてくる紙52をそれぞ
れ同時に同程度加熱することができる。加熱位置がプレ
スローラ50,50の非常に近くであるので、貼り合わ
せが良好に行われる。また、両ワークに塗布されている
接着剤の融点が異なる場合でも、交差状態にある両燃焼
プレートの燃焼量をそれぞれの混合ガス室に付設されて
いるニードル弁で調節することにより、最適の加熱温度
で各ワークを加熱することができる。なお、従来の赤外
線バーナ55を用いる場合、図4において鎖線で示す如
く交差点Pから比較的離れた位置に設置しなければらな
ず、プレスローラ50,50を通過する際には接着剤の
固化が始まっているという不都合があった。
【0015】まあ、図7に示す赤外線バーナ1´の如
く、燃焼プレート5,5の表面が内向き対向するよう配
置してもよい。このように構成すると、ワークの搬送経
路が屈曲している場合に屈曲部の外側からワークを加熱
することができる。
【0016】
【考案の効果】以上に説明から明らかなように、本考案
にかかる赤外線バーナは、互いに交差する方向に搬送さ
れている複数のワークWをそれぞれに適した温度で同時
に加熱することができ、しかも各加熱部が搬送方向の交
差点から近い位置にあるので、コンパクトに構成できる
という利点を有するものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる赤外線バーナの1例の正面図で
ある。
【図2】図1に示す赤外線バーナの平面図である。
【図3】図1に示す赤外線バーナの底面図である。
【図4】図1に示す赤外線バーナの側部断面図である。
【図5】図1に示す赤外線バーナの要部の断面図であ
る。
【図6】図1に示す赤外線バーナの使用状態を示す図で
ある。
【図7】異なる赤外線バーナの構成をあらわす図であ
る。
【符号の説明】
1,1´ 赤外線バーナ 2 第1混合ガス室 3 第2混合ガス室 5 燃焼プレート 30 エア室

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ガスと空気を混合した混合ガスで充
    満した混合ガス室の前面部に多孔質材料で作られた燃焼
    プレートを設け、該燃焼プレートの表面部で前記混合ガ
    スを燃焼させるように構成した赤外線バーナであって、
    複数の燃焼プレートを互いに交差する面上に配置し、各
    燃焼プレートにそれぞれ独立した混合ガス室を設けるこ
    とにより、互いに独立して燃焼量調節可能な複数の加熱
    部が断面カギ型に形成されていることを特徴とする赤外
    線バーナ。
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