JP2554480Y2 - マグネット装置 - Google Patents

マグネット装置

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JP2554480Y2
JP2554480Y2 JP1311892U JP1311892U JP2554480Y2 JP 2554480 Y2 JP2554480 Y2 JP 2554480Y2 JP 1311892 U JP1311892 U JP 1311892U JP 1311892 U JP1311892 U JP 1311892U JP 2554480 Y2 JP2554480 Y2 JP 2554480Y2
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JP
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flange
sleeve
magnet device
adhesive
fitting portion
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雅治 岩井
泰 掛橋
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Kaneka Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は普通紙用複写機、プリン
ター、ファクシミリ等、静電現像装置に用いるマグネッ
ト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やファクシミリ等の電子写真方式
の現像装置やクリーニング装置には、マグネット装置が
用いられている。このマグネット装置は図2(イ),
(ロ)の断面説明図に示す如く、円筒状の磁石体1にシ
ャフト2を貫設して構成したマグネットロールMを、両
端を金属製のフランジ3a,3bで閉止した円筒状のス
リーブSに内装した構成である。そして、シャフト2の
一端側軸部2bはフランジ3b内に組み込まれた軸受4
bによって軸支されながらフランジ3bを貫通してフラ
ンジ3b外部へ導出され、他方、シャフト2の他端側軸
部2aはフランジ3aを貫通させることなくフランジ3
a内に組み込まれた軸受4aによって軸支された構成で
あり、フランジ3bの外面に突設した軸部5を前記シャ
フト2の一端側軸部2bに対して相対的に回転させるこ
とにより、マグネットロールMとスリーブSを互いに回
転できるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
マグネット装置においては、フランジ3a,3bはスリ
ーブSに強固に固定することが必要であり、特に軸部5
を突設したフランジ3bは図3に示す如く、軸部5にギ
ヤGを取り付けたうえ、当該ギヤGを介して駆動源から
回転駆動力の伝達を受け、この回転駆動力をスリーブS
に伝達する機能を有することから、スリーブSへの固着
は一層強固にする必要がある。フランジのスリーブSへ
の固定は、フランジの嵌合部6の表面に接着剤を塗布し
たうえ、これをスリーブ端部に緊密な状態で内嵌するこ
とによって行われている。しかしながら、この方法では
スリーブ及びフランジの加工精度の限界からフランジの
嵌合部表面全体をスリーブ端部内面に接触させることは
難しく、しかも接着剤の流下を阻止する手段がないこと
から嵌合部表面に接着剤が定着しない問題もあり、接着
強度が不十分な問題もあった。
【0004】このような問題を解決すべく、最近では図
4に示す如く、フランジ嵌合部6の表面に周方向に沿っ
て単数又は複数の溝7を設けることにより、嵌合強度を
高めるとともに、当該溝7を接着剤の溜まり溝としても
利用することにより接着強度を高めることが行われてい
る。しかしながら、フランジ嵌合部に溝を設けることは
加工が難しくコストアップにつながり好ましくないうえ
に、この構造でもその嵌合強度は必ずしも充分とはいえ
ない。本考案はかかる現況に鑑みてなされたものであ
り、コストアップをもたらすことなくスリーブに強固に
固定できるフランジの構造を提案せんとするものであ
り、ひいてはマグネット装置の低コスト化に貢献せんと
するものである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】かかる課題を解決した本考
案は、スリーブに内嵌されるフランジの嵌合部表面にブ
ラスト処理を施したことを特徴としている。
【0006】
【作用】このような構成のマグネット装置は、フランジ
の嵌合部表面にブラスト処理を施し、フランジ嵌合部表
面に微小な凹凸部を形成しているので、フランジ嵌合部
表面とスリーブ端部内面との接触面積が事実上増えたの
と同じこととなり、フランジとスリーブ間の摩擦力が高
まる結果、嵌合力が高まる。またブラスト処理を施した
表面は粗面であることから接着剤が流れることもなく、
接着剤塗布も容易であり、且つ接着強度にも優れてい
る。
【0007】
【実施例】次に本考案の詳細を図示した実施例に基づき
説明する。図1は本考案のマグネット装置に用いるフラ
ンジの1実施例である。フランジの素材としては金属が
使用できる他、合成樹脂を使用することも可能である。
本考案は、このフランジ3bの嵌合部6にブラスト処理
を施して嵌合部表面に微小な凹凸を形成することが要旨
である。ブラスト処理は嵌合部6の全体に施すことも一
部に施すことも可能である。また、ブラスト処理に用い
る砥粒の材質及び粒径はフランジ材質に応じて適宜選択
される。本考案者は、嵌合部の表面粗さ(Rz)は1μm
〜200μmの範囲にすることが好ましいことを実験に
より知見した。これは1μm以下ではブラスト処理によ
る摩擦力向上の効果がほとんど現れず、他方、200μ
m以上では、嵌合部の寸法が大きく変わってしまい、嵌
合が不均一になるので組み立て精度が悪くなるためであ
る。しかしながら、この値はスリーブ素材やフランジ素
材によっても左右され、また嵌合部の外径によっても左
右されるのでブラスト処理を行う際にはこれらを考慮す
る必要がある。
【0008】このように嵌合部表面にブラスト処理を行
ったフランジ6のスリーブへの組み付けは、従来と同
様、嵌合部表面に接着剤を塗布したうえ、当該嵌合部6
をスリーブ端部に内嵌して行う。嵌合部表面には微小な
凹凸が形成され、フランジ嵌合部表面とスリーブ端部内
面との接触面積が増やしたのと同じであるから、フラン
ジとスリーブ間の摩擦力が高まり、嵌合力が高まる。ま
たブラスト処理を施した表面は粗面であることから接着
剤が流れることもなく、接着剤塗布も容易であり、フラ
ンジとスリーブの接着強度も高まる。しかもブラスト処
理は簡単で加工費用も低コストであり、マグネット装置
の低コスト化に貢献できる。
【0009】
【考案の効果】本考案のマグネット装置は、フランジの
嵌合部表面にブラスト処理を施し、フランジ嵌合部表面
に微小な凹凸を形成したので、フランジ嵌合部表面とス
リーブ端部内面との接触面積が事実上増えてフランジと
スリーブ間の摩擦力が高まるとともに、ブラスト処理を
施した表面は粗面であることから接着剤の定着も容易で
あり、摩擦力の増大と接着剤の定着の両作用により、フ
ランジのスリーブに対する固着力を格段に高めることが
できる。したがって、フランジとスリーブが固着力不足
に起因して相互に空回りするようなことはなく、回転駆
動力をフランジを介してスリーブに確実に伝達すること
ができる。また、ブラスト処理面とスリーブ端部内面と
の摩擦係止力は極めて強いものであるので、接着剤を不
要にすることも考慮される。そしてこのようなフランジ
は嵌合部にブラスト処理を行うだけであるから、加工が
容易で低コストでもあり、マグネット装置全体の低コス
ト化にも貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のマグネット装置に用いる合成樹脂製フ
ランジの1実施例を示す正面図
【図2】従来のマグネット装置を示し、(イ)は軸方向
断面図、(ロ)は径方向断面図
【図3】従来のマグネット装置に用いるフランジにギヤ
を取付ける様子を示す説明図
【図4】従来の用いられているフランジの1例を示す正
面図
【符号の説明】
S スリーブ M マグネットロール 1 磁石体 2 シャフト 2a 一端側軸部 2b 他端側軸部 3a,3b フランジ 4a,4b 軸受 5 軸部 6 嵌合部 7 溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端がフランジで閉止された円筒状スリ
    ーブ内に、マグネットロールを回転可能に内装してなる
    マグネット装置において、 スリーブに内嵌されるフランジの嵌合部表面にブラスト
    処理を施したことを特徴とするマグネット装置。
JP1311892U 1992-02-07 1992-02-07 マグネット装置 Expired - Fee Related JP2554480Y2 (ja)

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JPH0566908U JPH0566908U (ja) 1993-09-03
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