JP2554405Y2 - 車両停止位置規制装置 - Google Patents

車両停止位置規制装置

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JP2554405Y2
JP2554405Y2 JP3304592U JP3304592U JP2554405Y2 JP 2554405 Y2 JP2554405 Y2 JP 2554405Y2 JP 3304592 U JP3304592 U JP 3304592U JP 3304592 U JP3304592 U JP 3304592U JP 2554405 Y2 JP2554405 Y2 JP 2554405Y2
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JP
Japan
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airbag
vehicle
air
stop position
wall surface
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JP3304592U
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JPH0584752U (ja
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孝雄 磯野
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Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
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  • Air Bags (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、乗用車等の車両を壁際
等に停止させるための車両停止位置規制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、特に都市部では乗用車等の車両の
ための駐車スペースの確保及びその有効活用が問題にな
ってきている。駐車スペースを有効利用する例として立
体空間利用と平面空間利用の形態があるが、ここでは特
に後者の場合において使用される駐車のための補助装置
を問題とする。従来、この種装置として例えば図10に
示したものが知られている。即ち、この装置は、壁際に
車両を駐車するに際してその壁面31に緩衝材32を配
置して成るもので、該緩衝材32を車両のバンパ33に
当接せしめて車両の停止位置を規制するようになってい
る。
【0003】また、他の装置の例として図11に示した
ように、壁面31の至近位置に輪止め石34等を配置し
て、この輪止め石34に車両の前輪もしくは後輪を当接
せしめて車両の停止位置を規制するようにしたものであ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の車両停止位置規制装置において、先ず緩衝材32
を用いる方法(図10に図示)では、運転者が車両自体
によって隠されてしまう緩衝材32を直接視認すること
ができないため、運転者は壁面の位置を目安にして運転
操作をせざるを得ない。このため車両のバンパ33を緩
衝材32に強く衝突させてしまったり、バンパ33を損
傷させる等の問題があった。さらに、停車後バンパ33
が緩衝材32に接触したままの状態で放置されるとバン
パ33の変形や変色が生じるなどの問題もあった。
【0005】一方、輪止め石34を配置する方法(図1
1に図示)では、駐車する車両の種類に応じて前輪もし
くは後輪からの車体のオーバハング量が異なるため、種
々の車両が駐車する場合にはオーバハング量が最大のも
のに合わせて輪止め石34の配置位置をセッティングし
ておかなければならない。従って特にオーバハング量が
小さい車両が駐車した場合実質的にデッドスペースが生
じることになり、駐車スペースの有効利用を図ることが
できないので問題であった。因みに、国内外車両におい
てオーバハング量の大小範囲はフロント側につき439
mm(細小)〜1044mm(最大)、また、リア側に
つき455mm(細小)〜1259mm(最大)程度で
ある。
【0006】本考案は上記の実情に鑑み、乗用車等の車
両を壁際等に極めて接近した位置で安全且つ確実に停止
させることができる車両停止位置規制装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案による車両停止位
置規制装置は、壁面至近位置に設置された第1エアバッ
グと、エアホースを介して上記第1エアバッグと連通し
ほぼ車両バンパの高さ位置で上記壁面に架設された伸縮
自在な第2エアバッグと、上記第2エアバッグを収縮さ
せるリターンスプリングと、上記第2エアバッグの伸縮
作動に連動して該第2エアバッグを大気と連通させるエ
アバルブと、上記第2エアバッグ内に導入された空気圧
によって作動するポジションポールとを備えている。
【0008】
【作用】本考案によれば、壁面に接近してくる車両のタ
イヤに踏まれて圧迫された第1エアバッグからエアホー
スを介して第2エアバッグ内に空気が導入される。これ
により第2エアバッグが膨張して上記車両バンパと弾接
すると共に、かかる接触状態はポジションポールを介し
て運転者に明示される。この後車両バンパが第2エアバ
ッグを一定量だけ押し縮めることによりエアバルブを介
して第2エアバッグ内の空気が排気させられ、また同時
に運転者は車両の停止位置を確認し、これにより、車両
を壁面至近位置で正確に停止させることができる。
【0009】
【実施例】以下、図1乃至図9に基づき本考案による車
両停止位置規制装置の一実施例を説明する。図1は本案
車両停止位置規制装置の全体構成を示している。図にお
いて、1は壁面至近位置に設置された第1エアバッグ
で、基板2と、ヒンジ3を介して該基板2とヒンジ結合
した踏み板4と、この踏み板4のためのリタンーンスプ
リング5とを有している。6は第1エアバッグ1に接続
されたエアホース、7は車両バンパの高さ位置で上記壁
面に架設された伸縮自在な第2エアバッグで、壁面に固
設された固定板8と、ジャバラ部9と、エンドプレート
10とを有している。そしてこの第2エアバッグ7は上
記エアホース6を介して第1エアバッグ1と連通してい
る。なお、エアホース6の途中にエアフィルタ11を付
設してもよい。
【0010】さらに、12は上記第2エアバッグ7を収
縮させるリターンスプリングで、その一端12aが固定
板8に、又他端12bがエンドプレート10にそれぞれ
結合して常態では図1に示されるように第2エアバッグ
7を収縮せしめている。13は嵌合式のエアバルブで、
固定板8に固定されたインナシリンダ14とエンドプレ
ート10に固定されたアウタシリンダ15とを有してい
て、後述するように第2エアバッグ7の伸縮作動に連動
して該第2エアバッグ7を大気と連通させるようになっ
ている。
【0011】ここで、図2はエアバルブ13の開弁状態
を示しており、この状態ではインナシリンダ14の弁孔
14aとアウタシリンダ15の弁孔15aとが整合し、
これにより第2エアバッグ7は排気通路16を介して大
気と連通する。また、エアバルブ13の閉弁状態を示し
ている図3において、上記インナシリンダ14の弁孔1
4aはアウタシリンダ15によって閉鎖され、これによ
り第2エアバッグ7は大気から遮断される。
【0012】そして、17は第2エアバッグ7内に導入
された空気圧によって作動するポジションポールで、開
口18aを介して第2エアバッグ7と連通するようにし
たこの例では、エンドプレート10内に形成されたガイ
ド孔18と、このガイド孔18内を摺動するピストン1
9と、このピストン19に連結するロッド20と、この
ロッド20の先端に固設された指標体21とを有してい
る。ポジションポール17はエンドプレート10により
昇降自在に支持されており、図4及び図5はこのポジシ
ョンポール17の収納時及び突出時のそれぞれの状態を
示している。
【0013】上記排気通路16の先端にはエア噴出用の
サイレンサ22と警笛23が連設されている。
【0014】本考案による車両停止位置規制装置は上記
のように構成されており、次にその作用を説明する。図
6に示した車両駐車前のときには、第1エアバッグ1の
踏み板4はリターンスプリング5の弾力により基板2と
一定角度傾斜するように持ち上げられていると共に、第
2エアバッグ7はリターンスプリング12の弾力により
収縮せしめられている。
【0015】次に、図7に示したように駐車すべき車両
が壁面に接近してくると、先ず第1エアバッグ1の踏み
板4に車両のタイヤ24(後輪の場合を図示したが、前
輪の場合も同様である)が乗り上げ、第1エアバッグ1
が収縮する。これによりエアホース6を介して第1エア
バッグ1内の空気が第2エアバッグ7へ急激に導入され
(図1において、実線矢印参照)、瞬時に該第2エアバ
ッグ7内に充満する結果、エンドプレート10がリター
ンスプリング12の弾力に抗して車両のバンパ25側に
押し出される。このとき同時にポジションポール17が
エンドプレート10から突出し(図5参照)、上昇した
指標体21は運転者に対してエンドプレート10の接触
位置を明示する。
【0016】図8に示したように車両が更に壁面に接近
すると、バンパ25はエンドプレート10と弾接しつつ
第2エアバッグ7を壁面側に押し込んで収縮させる。な
お、この場合、第2エアバッグ7は緩衝機能を発揮する
と共に、エンドプレート10が軟質材で構成されている
から、バンパ25に対する損傷等の危険はない。そして
バンパ25がエンドプレート10を介して第2エアバッ
グ7を壁面側に一定量だけ押し込んだ時点で、インナシ
リンダ14の弁孔14aとアウタシリンダ15の弁孔1
5aとが整合し、これにより図2に示したようにエアバ
ルブ13が開弁する。この結果、第2エアバッグ7内の
空気が排気通路16を介して大気側へ排出される(図1
において、点線矢印参照)。このとき同時に、排気通路
16から排出される空気によって警笛23が鳴り、この
警笛23の合図により運転者は車両を停止させる。
【0017】車両の停止後、エアバルブ13が開弁状態
になっているため第2エアバッグ7はリターンスプリン
グ12の弾力により更に収縮する。これにより該第2エ
アバッグ7は、図9に示したようにバンパ25から離脱
して壁面側に収納され、かくして駐車完了後バンパ25
はエンドプレート10と接触することはない。このよう
に車両を壁面至近位置で正確に停止させることができ
る。
【0018】なお、駐車していた車両が再び発進するこ
とにより、該車両のタイヤ24に踏まれていた第1エア
バッグ1の踏み板4はリターンスプリング5の弾力によ
り持ち上げられ、この結果第2エアバッグ7内が負圧に
なる。これによりエアフィルタ22からエアバルブ13
を介して該第2エアバッグ7内に大気が吸引され、装置
は図6に示される初期状態に復帰する。
【0019】上記のように、本考案による車両停止位置
規制装置にあっては、駐車に際して先ずポジションポー
ル17により車両停止位置を予め知ることができ、その
後第2エアバッグ7の緩衝作用を受けながら車両を壁面
等に最も接近した位置まで安全に移動させることがで
き、そして警笛23の合図によって車両を確実に停止さ
せることができる。これにより駐車スペースの有効活用
を図ることができるが、上述のように本案車両停止位置
規制装置はすべて所謂、メカ機構により構成されてい
て、電源,制御回路等の電気系統による構成を一切採用
しないで済む。しかも空気圧作動式の第1エアバッグ1
及び第2エアバッグ7等は、駐車する車両のタイヤから
受ける圧力を有効に利用して言わば自力式に作動するよ
うに構成されているため、特別な動力源が全く必要な
い。従って装置を比較的簡便に構成することができ、し
かもこの種装置としての所期の目的を達成することがで
きる。
【0020】
【考案の効果】上述したように本考案によれば、乗用車
等の車両を壁面等の至近位置で正確にしかも安全に駐車
させることができ、駐車スペースの有効活用を図ること
ができる。その上、装置を簡易に構成することができる
ためランニングコストが安価に済む等の実用上の利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車両停止位置規制装置の一実施例によ
る装置全体構成を示す縦断面図である。
【図2】本考案に係るエアバルブの開弁状態を示す断面
図である。
【図3】本考案に係る上記エアバルブの閉弁状態を示す
断面図である。
【図4】本考案に係るポジションポールの収納時の状態
を示す縦断面図である。
【図5】本考案に係る上記ポジションポールの突出時の
状態を示す縦断面図である。
【図6】本考案の車両停止位置規制装置の定常状態を示
す部分側断面図である。
【図7】本考案の車両停止位置規制装置の作動初期状態
を示す部分側断面図である。
【図8】本考案の車両停止位置規制装置の作動中期状態
を示す部分側断面図である。
【図9】本考案の車両停止位置規制装置の作動終期状態
を示す部分側断面図である。
【図10】従来の緩衝材を用いて成るこの種停止装置の
側面図である。
【図11】従来の輪止め石を用いて成る他の停止装置の
側面図である。
【符号の説明】
1 第1エアバッグ 2 基板 4 踏み板 5 リタンーンスプリング 6 エアホース 7 第2エアバッグ 8 固定板 9 ジャバラ部 10 エンドプレート 12 リターンスプリング 13 エアバルブ 14 インナシリンダ 15 アウタシリンダ 16 排気通路 17 ポジションポール 21 指標体 22 サイレンサ 23 警笛

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面至近位置に設置された第1エアバッ
    グと、エアホースを介して上記第1エアバッグと連通し
    ほぼ車両バンパの高さ位置で上記壁面に架設された伸縮
    自在な第2エアバッグと、上記第2エアバッグを収縮さ
    せるリターンスプリングと、上記第2エアバッグの伸縮
    作動に連動して該第2エアバッグを大気と連通させるエ
    アバルブと、上記第2エアバッグ内に導入された空気圧
    によって作動するポジションポールとを備え、車両タイ
    ヤによって圧迫された上記第1エアバッグから上記第2
    エアバッグ内に空気が導入されることにより、該第2エ
    アバッグが車両と弾接して該車両を上記壁面至近位置で
    停止させるようにした車両停止位置規制装置。
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