JP2554019B2 - 組合せ計量装置 - Google Patents

組合せ計量装置

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JP2554019B2
JP2554019B2 JP6093150A JP9315094A JP2554019B2 JP 2554019 B2 JP2554019 B2 JP 2554019B2 JP 6093150 A JP6093150 A JP 6093150A JP 9315094 A JP9315094 A JP 9315094A JP 2554019 B2 JP2554019 B2 JP 2554019B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は組合せ計量装置に係り、
特に一台の組合せ計量装置で多品目、多種目標値の被計
量物を処理する場合において、計量に必要な諸条件を予
め予約登録し、計量毎にこの予約値を呼び出して、その
都度の条件の設定を不要とした、組合せ計量装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】複数の計量機に投入された被計量物の重
量値をそれぞれ計量すると共に、その重量値を組合わせ
て目標値に等しいか又は設定許容範囲内でそれに最も近
い組合せ合計値を与える計量機の組合せを選択し、該選
択された計量機の被計量物のみを排出し、しかる後被計
量物が排出された計量機に新たに被計量物を投入して次
回の組合せにのぞみ、以後同様の動作を繰返して、高精
度の自動計量を継続する組合せ計量装置は既に知られて
いる。
【0003】図6はかかる組合せ計量装置の説明図であ
る。図において、該計量装置の動作を説明すれば、21
は被計量物を円周方向に分散させ、放射状に配置されて
いる複数の計量セクションに該被計量物を分散供給する
分散フィーダである。この分散フィーダ21は、振動移
送タイプの構成を有し、電磁石を含む加振部22にて螺
旋状旋回振動を行い被計量物を各計量セクションに分散
供給する。
【0004】計量セクションは放射フィーダ23、プー
ルホッパ25、計量ホッパ26、重量検出器27で構成
され、分散フィーダ21のまわりに放射状にn組配置さ
れる。尚、計量ホッパ26と重量検出器27とで計量機
が構成される。
【0005】放射フィーダ23は電磁石を含む加振部2
4にて加振され被計量物を直線送りして、プールホッパ
25に投入する。各プールホッパ25にはプールホッパ
ゲート28が設けられており、これを開いて収容した被
計量物を計量ホッパ26へ供給する。各計量ホッパ26
には重量検出器27がそれぞれ付帯されており、供給さ
れた被計量物の重量を測定し、組合せ演算制御部(図
1)に計量データを入力する。該組合せ演算制御部にて
最適組合せとして選択された計量機には同制御部からの
排出信号により各計量ホッパ26に設けられた計量ホッ
パゲート29を開き、中の被計量物を集合シュート30
へ排出し、同シュート中央下部に集め、包装機(図示せ
ず)へと排出する。31はリンク機構を介して、各ホッ
パのゲートを開閉する駆動部である。
【0006】さて、かかる組合せ計量装置を運転し自動
計量作業を行なわせるには、運転準備として各種計量諸
条件を定め、その数値を当該計量装置の制御部門にテン
キーやデジタルスイッチ、ダイヤルスイッチなどのデー
タ入力手段を介して、“設定値”として入力せねばなら
ない。
【0007】通常、計量諸条件即ち設定値としては最低
限、次のものが必要である。先ず計量仕様として組合せ
計量すべき計量目標重量値(以下目標値とする)及び、
実組合せ計量値の計量精度をチェックし、合否を判断す
るための許容範囲即ち目標値に対する上限値および下限
値(目標値自体を許容範囲の下限値とする時は上限値の
み)が必要で、次にこの計量仕様を実現させる、被計量
物の各計量機への供給量の調整値、即ち分散フィーダ2
1と各放射フィーダ23の振動条件である振動強度及び
振動時間(以下、単に、「強度」及び「時間」とす
る。)の数値記号化した値が必要である。
【0008】被計量物の供給量を制御するための分散フ
ィーダ21及び放射フィーダ23の強度の調整は各フィ
ーダ内に装着された電磁石への電流値の増減によって行
なわれ、また分散フィーダ21及び放射フィーダ23の
時間の調整はタイマーで行なわれる。
【0009】上記フィーダの強度及び時間を適正値に設
定するには、従来ではまず予めダイヤルスイッチ等によ
って上記フィーダの強度及び時間を仮決定値に設定して
実験的に被計量物を供給し組合せ計量を行なわせる。勿
論、この時目標値及び該目標値に対する許容範囲はデジ
タルスイッチで設定しておかねばならない。そして組合
せに選ばれた計量機のナンバーが表示部にランプ表示さ
れるので、その台数がn/2台に近づくようにダイヤル
スイッチを調整する。これは、n/2台の組合せが最も
度数が多く、従って目標値に近い、計量値を得る可能性
が高いためである。この様に調整した値が適正値となり
これで計量条件の設定が完了し、以後同装置の運転が開
始される。以上述べたようなトライアンドエラー方式に
よって実験的及び経験的に被計量物の計量諸条件を設定
し、被計量物や目標値が変わる毎にオペレータが上記デ
ジタルスイッチやダイヤルスイッチを操作してその都度
被計量物、目標値及び該目標値に対する許容範囲や、上
記フィーダ21,23の振動条件としての強度及び時間
等の計量諸条件の設定をやり直してから運転を行なわね
ばならなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする問題点】以上、その都度、計
量諸条件を再設定する従来の組合せ計量装置で、多種類
の被計量物や目標値の計量処理を行なわせたり、同一被
計量物であっても、季節や、ロット等によって計量条件
を変化させたい場合この計量諸条件の再設定という作業
は非常に面倒であり、熟練を要しまた計量諸条件の設定
項目が多くなると、誤設定の可能性も大きくなり、生産
性も低下する。
【0011】
【問題点を解決するための手段】本発明は、上記従来の
問題点に鑑み、これを解決したもので、いわゆる組合せ
計量装置において、計量作業に必要な計量諸条件とし
て、目標値、該目標値に対する許容範囲および供給装置
の駆動制御量を被計量物に対応させて複数組記憶する第
1の記憶手段と、1組の計量諸条件を記憶する第2の記
憶手段と、上記第1の記憶手段における計量諸条件の複
数の組から必要とする被計量物に対応する組を指定する
指定手段と、この指定手段による指定がなされた通常モ
ードにおいては、指定された計量諸条件を上記第1の記
憶手段から読み出し、一方、上記第2の記憶手段への設
定がなされた非通常モードにおいては、上記第2の記憶
手段の計量諸条件を読み出す読出手段と、各計量機の計
量値を組合わせて上記読出手段で読み出した許容範囲内
で目標値に等しいか又はそれに近い組合せを選択する演
算手段と、同じく読出手段で読み出した駆動制御量で上
記供給装置を駆動する駆動手段とを備えたことを特徴と
する。
【0012】
【作用】本発明は上記構成としたことによって、予め被
計量物に対応させて目標値及び該目標値に対する許容範
囲や供給装置の駆動制御量等の計量諸条件を複数組記憶
しておくことができ、従って、計量作業の開始時に、今
回必要とする被計量物に対応する組の計量諸条件を呼出
せばよいことになる。
【0013】ここで、設定した計量諸条件により計量を
行っている際に、被計量物のロットやフィーダへの供給
量が一時的に変化し、そのため、一時的に計量諸条件を
変更したい場合がある。このような場合に、予め記憶さ
せた標準的な計量諸条件を設定変更してしまうと、再
度、元の計量諸条件を入力して記憶させる必要が生じ
る。
【0014】これに対し、本発明は、複数組の計量諸条
件を定常的に記憶させておく第1の記憶手段の他に、1
組の計量諸条件を記憶する第2の記憶手段を設けるとと
もに、第2の記憶手段への設定がなされた非通常モード
において、第2の記憶手段の計量諸条件を読み出す読出
手段を設けているので、一時的に計量諸条件を新たに設
定する必要が生じた場合には、第1の記憶手段の内容を
変更することなく、一時的な計量諸条件を設定すること
ができる。
【0015】
【実施例】図1に於いて、1はかかる組合せ計量装置の
操作ボックス上に装設された下記諸キーを有するデータ
入力部(指定手段)、2は予約呼出しキー、3は数値を
設定するテンキー、4は設定キー、5は設定値キー(第
2の設定手段)、6は予約キー(第1の設定手段)、7
は複数個からなるフィーダ設定キー、8は上記諸キーの
うち入力されたキーを判別するキー判別制御部、9はi
+1個のメモリーM1 ,M2 …Mi ,Mi+1 からなる記
憶部、10は書込み制御部で、これは上記データ入力部
1の所定キーを用いて記憶部9内のi+1個のメモリー
1 ,M2 …Mi ,Mi+1 のうち所定のメモリーに、設
定された計量諸条件を記憶させるための制御部である。
11は読み出し制御部で、これは上記データ入力部1の
所定キーを用いて記憶部9内の各メモリーM1 ,M2
i ,Mi+1 から必要メモリーとして指定されたものを
呼び出す。12は表示部、13はカウント部、14はフ
ィーダ変更部、15は組合せ演算制御部、16は分散フ
ィーダ駆動部、17は放射フィーダ駆動部である。
【0016】上記構成によって被計量物の目標値、実計
量での許容し得る限界を示す上限値、下限値、被計量物
の供給量を制御するための各フィーダの強度及び時間等
の計量諸条件をデータ入力部1を介して予約値として記
憶部9内の第1メモリー(第1の記憶手段)M1 ,M2
…Mi に予め記憶させておき、通常モードでは、必要に
応じて各予約値を呼出し、その内容を設定値として組合
せ計量動作を行なう。例えば 200gの計量包装を行なう
のであれば、目標値を 200.0gとし、上限値を206g、
下限値を 200gとすると、 200.0〜 206.0gまでの許容
範囲として計量し、排出する。
【0017】また、分散フィーダ及び放射フィーダの強
度は10通りに分割されており、その各々をテンキー3
の0〜9までのキースイッチの数字に対応させておき、
0〜9までのキースイッチのうちいずれかのキースイッ
チを押して、上記強度を設定する。これは数字が大きい
ほど上記分散フィーダの振幅が大きくなるようにしてあ
る。分散フィーダ及び放射フィーダの振動時間も10通
りに分割されており、その各々をテンキー3の0〜9ま
でのキースイッチの数字に対応させておき、0〜9まで
のキースイッチのうちいずれかのキースイッチを押して
上記時間を設定する。これは数字が大きいほど振動時間
が長くなるようにしてある。ここで、被計量物の単重及
び形状等によって上記フィーダの強度及び時間が同一で
も、被計量物の供給量は異なるので、フィーダの強度及
び時間は最初は前記の実験的及び経験的方法で決定され
る。予約動作、呼出し動作、フィーダ変更動作の手順に
ついては次の通りである(ここでi=10とする)。
【0018】まず、予約動作では図1及び図2に示すよ
うに、操作ボックス上に装設されたデータ入力部1の予
約キー6を押すと、キー判別制御部8で判別されて予約
動作開始を指示し、且つ表示部12で表示される。次に
テンキー3を用いて1〜10のうち任意の数字を置数し
て設定キー4を押すと記憶部9内の第1メモリーM1
10に対応した予約ナンバーが入力され、以前にそのナ
ンバーで設定されていた旧目標値(たとえば 200gを前
回設定していた場合は 200.0) が読み出し制御部11を
介して表示部12に表示される。当該旧目標値を変更し
ない場合は設定キー4を再度押すとキー判別制御部8及
び書込み制御部10を介して記憶部9内の10個の第1
メモリーM1 ,M2 …M10のうち予約ナンバーに対応す
るメモリーに上記目標値が記憶される。また、上記旧目
標値を変更する場合は、テンキー3を用いて当該数字を
入力して設定キー4を押すとキー判別制御部8及び書込
み制御部10を介して記憶部9内の10個の第1メモリ
ーM1 ,M2 …M10のうち予約ナンバーに対応するメモ
リーに上記変更した目標値が記憶される。
【0019】つぎに表示部12には以前にこの予約ナン
バーで設定されていた旧上限値が表示される。当該旧上
限値を変更しない場合は設定キー4を押すとキー判別制
御部8及び書込み制御部10を介して記憶部9内の予約
ナンバーに対応したメモリーに上記上限値が記憶され
る。また、上記旧上限値を変更する場合には、テンキー
3を用いて当該数字を入力して設定キー4を押すと、キ
ー判別制御部8及び書込み制御部10を介して記憶部9
内の予約ナンバーに対応したメモリーに上記変更した上
限値が記憶される。
【0020】次いで、下限値を、上限値と同一手順で設
定するが、一般に目標値を下限値とすることが多い。こ
れは消費者の量目不足の苦情を避けるための商習慣で、
本実施例もこの様式をとっているので下限値設定の操作
はない。
【0021】次に表示部12には以前に設定されていた
各フィーダ強度及び時間(駆動制御量)の旧設定値が表
示される。当該フィーダ強度及び時間を変更しない場合
は設定キー4を押すとキー判別制御部8及び書込み制御
部10を介して記憶部9内の予約ナンバーに対応した第
1メモリーM1 〜M10に上記フィーダ強度及び時間が記
憶される。また、上記フィーダ強度及び時間を変更する
場合は、テンキー3を用いて分散フィーダ強度、放射フ
ィーダ強度、分散フィーダ時間、放射フィーダ時間の順
序で当該4桁の数字を入力して設定キー4を押すとキー
判別制御部8及び書込み制御部10を介して記憶部9内
の予約ナンバーに対応した第1メモリーに上記変更した
フィーダ強度及び時間が記憶されて予約動作が完了す
る。
【0022】以上の操作手順によって、1組の予約が完
了し、予約ナンバーを順次変更して上記同様の操作を行
なうことによって、当該予約ナンバーに対応した記憶部
9内の10個の第1メモリーM1 ,M2 …M10に夫々計
量諸条件を記憶させる10個の予約が行なわれる。尚、
上記予約動作を途中で中断する場合には、予約キー6を
再度押すと設定キー4が押された箇所までの予約内容が
更新される。例えば目標値のみを修正する場合には、前
記予約手順で当該目標値をテンキー3で入力して設定キ
ー4を押し、そして予約キー6を押せば予約動作が終了
して予約の中の当該目標値のみが更新される。
【0023】尚、予約動作が完了した後は、最後に予約
されたメモリーの記憶内容が呼び出されて、目標値及び
上限値は組合せ演算制御部15に出力され、分散フィー
ダの強度及び時間は分散フィーダ駆動部16に出力さ
れ、放射フィーダの強度及び時間は放射フィーダ駆動部
17に出力される。
【0024】ここで、記憶部9内のi個、この場合は1
0個の第1メモリーM1 ,M2 …M10は、被計量物の計
量諸条件を設定して予約動作によって予約するためのメ
モリーであるが、i+1番目即ち11番目の第2メモリ
ー(第2の記憶手段)M11は予め計量諸条件を予約して
おくためのメモリーではなく、上記第1メモリーM1
2 …M10に予約されている被計量物以外の被計量物に
ついて計量作業を行なう場合、あるいは、上記第1メモ
リーM1 ,M2 …M10のいずれかに記憶されている被計
量物と同一の被計量物であるが、目標値を変更して計量
作業を行なう場合等(非通常モード)に、その計量作業
を行なう間だけ、その作業に必要な目標値、上限値、分
散フィーダ及び放射フィーダの強度及び時間等の計量諸
条件を一時的に記憶するためのメモリーである。従って
当該第2メモリーM11への計量諸条件を設定する動作手
順は、図1及び図3に示す如く前記予約動作とほぼ同様
であるが、予約動作に於ける予約キー(第1の設定手
段)6を押すかわりに設定値キー(第2の設定手段)5
を押し、以下前記予約動作と同様の操作を行なうことに
より、第2メモリーM11に所定の計量諸条件が記憶され
る。この第2メモリー(第2の記憶手段)M 11 への設定
がなされた非通常モードにおいては、設定完了後、第2
メモリーM11の記憶内容が呼出されて、目標値及び上限
値は組合せ演算制御部15に出力され、分散フィーダの
強度及び時間は分散フィーダ駆動部16に出力され、放
射フィーダの強度及び時間は放射フィーダ駆動部17に
出力されており、運転キー(図示せず)を押して、組合
せ計量装置の動作を開始させる。
【0025】このように、本組合せ計量装置では、一時
的な計量諸条件を設定する必要が生じた場合に、第1メ
モリーM1 〜M10内の定常的な計量諸条件を変更するこ
とな、第2メモリーM11の記憶内容を変更することに
より、つまり、非通常モードとすることにより対処し得
る。したがって、一時的な計量諸条件から定常的な計量
諸条件に戻る際に、第1メモリーM1 〜M10に再度記憶
させる必要がないから、容易に対処し得るとともに、誤
設定の可能性も少なくなる。
【0026】また、第2メモリーM11内の時間および強
度を変更しながら、計量動作を行って、最適な計量諸条
件を見出し、最適値を見出した後に、上記第2メモリー
11内の記憶内容を読み出し制御部11で読み出し、キ
ー判別制御部8および書き込み制御部10を介して第1
メモリーM1 〜M10の所定のメモリーに書き込み設定す
れば、最適な計量諸条件を見出した場合にのみ、第1メ
モリーM1 〜M10内の計量諸条件を書き換えることもで
きる。
【0027】尚、第1メモリーM1 〜M10または第2メ
モリーM11に計量諸条件を記憶させる場合は、各々、予
約キー6及び設定値キー5を操作するので、つまり、設
定手段が異なっているので、誤って第1メモリーM1
10の記憶内容を消してしまうという操作ミスの生じる
おそれも少ない。
【0028】次に、呼出し動作(通常モード)では、図
1及び図4に示す如く操作ボックス上に装設されたデー
タ入力部1の予約呼出しキー2を押す毎に、カウント部
13によって、予約ナンバーが順次カウントアップされ
る。当該カウント部13では予約ナンバーが“10”に
なって更に上記呼出しキー2を押すと、予約ナンバー
“11”はその都度設定専用で予約ナンバーではないの
でこれをとばして最初の予約ナンバー“1”が呼び出さ
れる。この様に予約ナンバーは循環呼出しが行なわれ
る。予約ナンバーが呼出されると、つまり、予約呼出キ
ー(指定手段)2による指定がなされると通常モードと
なり、この通常モードでは当該予約ナンバーに対応する
記憶部9内の第1メモリーM1 〜M10に記憶された計量
諸条件、つまり、指定された計量諸条件が読み出し制御
部11で読み出され、表示部12で表示される。読み出
された計量諸条件のうち目標値及び上限値は組合せ演算
制御部15に出力され、分散フィーダの強度及び時間は
分散フィーダ駆動部16に出力され、放射フィーダの強
度及び時間は放射フィーダ駆動部17に出力される。
【0029】以上のように、計量諸条件を組にして予約
しておけば、以後は組合せ計量動作に際して該予約値を
呼び出す動作のみで、各条件の設定が行なわれる。実際
には上記呼出し動作は組合せ計量装置の停止中に行なわ
れる。そして、運転キー(図示せず)をONすることに
よって、組合せ計量装置の動作は開始される。
【0030】最後にフィーダ変更動作では、計量諸条件
のうち分散フィーダの強度及び時間並びに放射フィーダ
の強度及び時間についての4項目に関し変更を行なう。
例えば、図1及び図5に示す如く分散フィーダ強度を変
更する際に当該フィーダ強度を強める場合、フィーダ設
定キー7のうち分散フィーダ強度を強めるキーを押す
と、キー判別制御部8を介してフィーダ変更部14に指
令が送られ、且つ表示部12にはメモリーに記憶されて
いる強度が表示される。強度を強める上記キーを押し続
けるとタイマー動作により強度が1つカウントアップし
て、当該強度が表示部12に表示されて上記メモリーに
記憶更新され、且つ、当該更新強度が分散フィーダ駆動
部16に出力される。更に上記キーを押し続けると上記
動作が繰り返され、最高強度9まで変更可能となる。
【0031】また分散フィーダ強度を弱める場合、フィ
ーダ設定キー7のうち分散フィーダ強度を弱めるキーを
押すと、キー判別制御部8を介してフィーダ変更部14
に指令が送られ、且つ表示部12にはメモリーに記憶さ
れている強度が表示される。強度を弱める上記キーを押
し続けるとタイマー動作により強度が1つカウントダウ
ンして当該強度が表示部12に表示されて上記メモリー
に記憶更新され、且つ当該更新強度が分散フィーダ駆動
部16に出力される。更に上記キーを押し続けると上記
動作が繰り返され、最低強度0まで変更可能となる。以
下分散フィーダの時間、放射フィーダの強度及び時間に
ついても上記動作と同様である。
【0032】尚、このようなフィーダ変更動作は、予約
値で計量動作を実施中に被計量物のロット状況作業環境
の変動等により、過量又は軽量の計量不良が続出するこ
とがあり、供給量を微調整して正常計量へ戻す場合に行
う。
【0033】尚、本発明は上記実施例に限定さることな
く、操作ボックス上に予約ナンバーに対応するだけ専用
キーを装設し、当該キーを押して記憶部内の上記予約ナ
ンバーに対応するメモリーにより被計量物の計量諸条件
を読み出して設定するような呼出し動作を行なってもよ
い。また予約ナンバーをテンキーで置数して入力し、記
憶部内の上記予約ナンバーに対応するメモリーから当該
計量諸条件を読み出して設定してもよい。さらに、上記
実施例では、分散フィーダ21および振動フィーダ23
の両方の時間および強度を駆動制御量としたが、本発明
では、駆動制御量をこれに限定するものではない。たと
えば、振動フィーダ23の強度のみを駆動制御量として
もよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
計量物や目標値が変わる毎に新たに当該計量諸条件を設
定し直す必要が生じても、前記予約動作にて計量諸条件
を予約しておけば、単に呼出し動作によって設定変更が
容易にでき、設定時間も短縮される。このように一旦第
1の記憶手段に計量諸条件を記憶させておけば、必要な
計量諸条件を選定して呼出すことができるので熟練を要
せず、計量諸条件の設定項目が多くなっても、誤設定の
可能性が非常に小さく、多種目の被計量物、多種目標値
の計量動作でも操作性や作業性、生産性が飛躍的に向上
する。
【0035】一方、一時的に計量諸条件を設定する必要
が生じた場合には、第2の記憶手段に計量諸条件を設定
して非通常モードとすることにより、設定完了の動作に
伴って、上記計量諸条件が直ちに読み出されるので、迅
速に対応し得るとともに、第1の記憶手段に記憶された
定常的な計量諸条件が変更されないので、定常的な計量
諸条件の再設定を行う必要がない。したがって、ロット
やフィーダへの供給量が一時的に変化した場合に容易に
対処し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による組合せ計量装置の等価ブ
ロック回路図である。
【図2】予約動作の手順を示すフローチャートである。
【図3】設定値キーによる設定手順を示すフローチャー
トである。
【図4】呼出し動作の手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】フィーダ変更動作の手順のうち分散フィーダの
強度変更の手順を示すフローチャートである。
【図6】組合せ計量装置の説明図である。
【符号の説明】
1:指定手段(データ入力部) 11:読出手段(読み出し制御部) 15:演算手段(組合せ演算制御部) 16,17:駆動手段(分散フィーダ駆動部、放射フィ
ーダ駆動部) 21,23:供給装置(分散フィーダ、放射フィーダ) 26,27:計量機(計量ホッパ、重量検出器) M1 〜Mi :第1の記憶手段(第1メモリー) Mi+1 :第2の記憶手段(第2メモリー)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の計量機と、これらの計量機に被計
    量物を供給する振動式の供給装置とを設けると共に、各
    計量機の計量値を組合せて目標値に等しいか又はそれに
    近い組合せを求め、求めた組合せに係る計量機から被計
    量物を排出させるように構成された組合せ計量装置にお
    いて、 計量作業に必要な計量諸条件として、目標値、該目標値
    に対する許容範囲および上記供給装置の駆動制御量を被
    計量物に対応させて複数組記憶する第1の記憶手段と、
    1組の計量諸条件を記憶する第2の記憶手段と、上記第
    1の記憶手段における計量諸条件の複数の組から必要と
    する被計量物に対応する組を指定する指定手段と、この
    指定手段による指定がなされた通常モードにおいては、
    指定された計量諸条件を上記第1の記憶手段から読み出
    し、一方、上記第2の記憶手段への設定がなされた非通
    常モードにおいては、上記第2の記憶手段の計量諸条件
    を読み出す読出手段と、各計量機の計量値を組合わせて
    上記読出手段で読み出した許容範囲内で目標値に等しい
    か又はそれに近い組合せを選択する演算手段と、同じく
    読出手段で読み出した駆動制御量で上記供給装置を駆動
    する駆動手段とを備えたことを特徴とする組合せ計量装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記第1の記憶手段
    に計量諸条件を記憶させる第1の設定手段と、上記第2
    の記憶手段に計量諸条件を記憶させる第2の設定手段と
    を備えた組合せ計量装置。
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